デキる上司とは?

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2016/01/02 ガンダム > デキる上司とは?」
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皆様、新年明けましておめでとうございます。

それとは全く関係なく今回は「ガンダム」におけるMS隊長番付をやってみました。
選考基準は「自分でMSを操縦しながら部下機に指示を出しているキャラ」。
階級が高くても一人で戦っていたノリスやガトー、僚機の随伴はあっても指示を出している場面はなかったレコアなどは除外。
もっとも私が見落としていたりする可能性もあるし、そもそも「Ⅴ」のキャラ等は殆ど忘れているし(汗。評価項目は
①パイロット技能:最強である必要はありませんが戦場で口だけの上官では部下もついてこないし信頼を得るための一要素。
②マネジメント能力:部下に対する統率力だけではなく艦長クラス等の上官に対する接し方も含まれる。
③戦術眼:作戦の全容を理解しつつも刻々と変化する眼前の戦況に柔軟に対処する判断力。

ランクA
1位:ヤザン・ゲーブル
戦闘力に関しては言うに及ばず。ラムサス&ダンケルといった直属の部下以外にもアドル曹長の股間を掴んで「縮んどるぞ!」と一喝。
バスクのように殴って相手を委縮させるのではなく畏怖を抱かせる訳です。またガディ艦長には礼を尽くしたがジャマイカンは容赦なく寝首をかく。
部下としてついていく分には凄まじく頼もしい(笑。
百式を重力圏に叩き落とした時には「シロッコに言われた役割は果たした。焼け死ぬ事は無い!」と部下の深追いを制止するなど戦術眼も折り紙付き。
2位:ランバ・ラル
MS黎明期において自機のグフと部下機のザクでコンビネーションを発揮、様々な作戦を展開してガンダムを苦しめました。
上官であるドズルとキシリアの対立も見抜いており自身を戦争屋と定義しながら、それに留まらぬ慧眼の持ち主でもあった。
マ・クベの嫌がらせにも黙々と戦い続けたのはヤザンと正反対の美学というべきか?

3位:シャア・アズナブル
(あくまでMS隊長という事で評価外だが)艦長やそれ以上の立場から作戦立案も行う等、今回のAランクの中でも戦術眼はずば抜けている。
「人間みたいな小さな目標にそうそう当たるもんじゃない」等、具体的理由を付け加えてくれるので指示には安心感がある。もっとも
「当たらなければ、どうという事は無い」等の無茶な発言やアムロに煮え湯を飲まされ続けたという事もあってか一部の部下には舐められたりもしているが。
4位:ラカン・ダラカン
ドライセンの一パイロットであったはずの男が富野監督の肝いりで隊長に昇進(笑。一見、目立たないが彼も優れた戦術眼を示している。
マシュマーのザクⅢ改には部下を伴い波状攻撃、キャラのゲーマルクにはドーベン・ウルフの多彩な兵装を生かして一対一、
そしてジュドーのZZにはブルツーのクィン・マンサとの挟撃を目論むなど敵機の性質を即座に見抜いて攻撃パターンを変えている。
プルの横槍が無ければジュドーは負けていたのかもしれない。

ランクB
5位:シーマ・ガラハウ
正に姉さんタイプ。一年戦争後も共に修羅場をくぐってきた部下とは阿吽の呼吸である一方、裏切りは許さない辺り統率力は問題なし。
ただ一年戦争のノウハウが蓄積し戦術マニュアルが確立されてくる時期に我流で戦っていた所に限界もあっただろうか。
最後は「お前は誰の味方なんだい!」と叫びながらウラキに敗れた。
6位:ジェリド・メサ
ちょっと意外というべきか(笑。ただティターンズ入隊時点で実戦経験は無くとも戦術の基本はできていたはずで丁度、シーマと逆。
その後も一テストパイロットに過ぎなかった男が様々な同僚や部下、上司に揉まれてジャミトフ総帥の片腕にまでなったのだから凄い出世。
特にガディ艦長指揮下において部下であるサラに責任を持ち、ヤザンと張り合った経験は大きかっただろう。
最終的にはバーザム部隊を率いてハマーンにプレッシャーをかけるほどであり、モチベーションである「カミーユ打倒」を制御できれば、もっと上も狙えた。

7位:ギュネイ・ガス
「逆シャア」版ジェリド。ルナ・ツーでは初陣となるクェスに気を配りながら多大な戦果を上げ、
νガンダムにはギラ・ドーガ部隊を率い地形等も利用して包囲作戦を展開。この辺り、ナナイ・ミゲルの薫陶の深さが見て取れる。
ただ指揮下にあったギラ・ドーガへのオウンゴールがあったのでジェリドより下の7位。
(ジェリドもサイコ・ガンダムへオウンゴールがあったが、自分の指揮下にもないフォウがカミーユを庇ったため)
8位:レズン・シュナイダー
シーマの兼価版といったところか。シャアの立てた陽動作戦に不満を漏らしていたが逆を言えば大局を理解しているという事。
「戦場に行けば好きやってる癖に」と同僚が指摘していたように細かい采配を振るうタイプでは無かったが
一斉攻撃のタイミングを自機の動きで指示したり撤退のタイミングをわきまえている等、戦術のイロハはできている。
ただ自分と同格かそれ以上の強敵と凌ぎを削った経験等はなかったようで、「アタシが直撃を受けている!?」と叫びながらチェーンに撃墜された。

ランクC
9位:シロー・アマダ
ジェリドを主人公として描けば、こんな感じ?
グフカスタム戦では自身のパイロット技能は無論、エレドアに指揮権を委ねサンダースを戒める等、隊長としての成長を見せていた。
しかし敵の女とねんごろになって部隊内に不協和音を招き最終的には部下よりも女を選んだ。
アニメの主人公としては良くても隊長としてはマイナスポイントも目立った。
10位:ケーラ・スゥ
リ・ガズィを駆りジェガン部隊を率いた。部隊長として失点はさして無かったが評価できるポイントも無い。
最初からリ・ガズィをアムロではなく彼女が受領してジェガンと連携した組織戦を訓練するような期間が与えられなかった事が大きい。
創設、間もないロンド・ベルはブライトやアムロといった個人の力量に依存する部分が大きく、その煽りを受けてしまった。
パイロットしても指揮官としてもライバル的存在となるレズンには及ばずといったところ。

11位:パプテマス・シロッコ
せっかくコンセプトの違う機体を開発していながら「ハマーンを取り囲め!」等、芸の無い発言をしていた男。
評価項目全て高次元で併せ持っていそうなのに、このランクなのは結局、彼の気質が陰謀家であり権謀術においてこそ真価が発揮されるからでしょう。
これはドゴス・ギアを預かりアポロ作戦を指揮した際には敵味方双方を出し抜き神懸かり的な手腕を発揮していた時との落差において示されている。
12位:ハマーン・カーン
孤高の女王様もこの順位。そもそもグリプス戦役終盤でガザC部隊を率いて出陣する時には「狙いはジュピトリス(=シロッコ)のみ!」と
部下に指示していたのに、途中から、そのシロッコと一緒になって部下を一掃したシャアを追いかけまわしているのは一体、どういう事か?
作劇的には二人がかりでシャアを追い詰めているように見せていますが、その実、コロニーレーザー発射の時間を稼ぎたい赤い彗星のペースにはめられている。

ランクD
13位:ジュドー・アーシタ
隊長というには些か語弊もあるが一応、ガンダムチームのリーダーだったという事で。
もっとも戦術の基本を勉強していないので実戦経験を積んでもガキ大将の延長以上にはならない。
14位:アムロ・レイ
ジュドーと対極的な存在。一年戦争時から歴戦の雄であり戦術に関しては知識&経験ともトップレベルで最強のパイロットであるのだが
マネジメント能力が全く駄目で個人の戦闘能力と周囲のそれとの整合性をその軍歴の中で殆ど取ることができなった。
ギュネイがギラ・ドーガ部隊を率いて戦闘を仕掛けてきた際にジェガン部隊の戦列から離れ自らのνガンダムだけで対処していく所にこれは顕著に表れている。
彼が隊長などをやっていられたのはブライトやハヤトといった旧友で理解のある(現実としてはありすぎる)上司がいたからだろう。

15位:エマ・シーン
彼女は中尉の階級に値する人物なのだろうか…。ジャブロー侵攻作戦の先鋒という重大任務を任されながら勝手に持ち場を離れて機体を中破させ
反省の態度も見せない。自分に替わって地球で活躍してきたカミーユにやっかみの態度を表し、彼が経験に基づき注意を促したのに耳を貸さず
ジェリドのガブスレイに撃破される。初陣のファアを叱責してビンタかますのは良いけど、カツには甘く、
それがため戦死(無論、一番の責任はカツ自身にあるが)させたなど統率力に問題あり過ぎ。
16位:ガイア
彼も大尉の階級に値するかは凄まじく疑問。とにかく目先の事ばかりに固執する人物であった。
ホワイトベースを叩いて足止めをするべきなのにガンダムに固執。ガンダムとの戦闘ではジェット・ストリーム・アタックという得意な戦法に固執。
マッシュ&オルデガという身内的な部下との関係にばかり固執して大局をみている上官マ・クベのいう事も聞かない。

思いつく限りのキャラをピックアップしてみました。「0083」のモンシアとか新兵のウラキ&キースを率いて戦っていたけど、もういいや(笑。
意外…という程の結果ではないと思う。元々、「ガンダム」というのは大局的な指導者とエースパイロットばかりが注視されがちで
隊長や艦長といった(ありていに言えば中間管理職)立場は地味で、それこそヤザン級でもなければ中々、注目されない。
そもそも部下が不特定多数となり個々人との距離ができればカリスマといったものが機能しやすいが10人未満程度なら直接に接してきた経験がモノをいう。
例えばシャアはカミーユやギュネイに尊敬されていたかといえば微妙ですが(笑、彼の方でも
命令されるだけではなく自分の考えを持った戦士であれとカミーユに諭し、ギュネイの野心を見抜きながら特に嫌悪はしていなかった。
逆にシロッコはサラやレコアに自分の思い通りに動く事しか望まず、それ故に「女性による世界支配」を口にしながらハマーンとは相容れない。
そのシロッコはヤザンと組むわけですが、これは一年戦争時代のブライトとリュウの関係を敵側サイドで描いたようなもの。
立場や階級はブライトが上でも、人としての度量でいえばリュウの方が上。だからこそ戦友の死後、ブライトは倒れてしまいミライの献身を有り難く思った。
ブライトがエマにカミーユのケアを頼んだのは何もカミーユ一個人を心配したからでは無く、
一年戦争時代の経験からカミーユだけでなくファアやカツといった若者達を束ねる役割を担える人物に彼女に成長して欲しかったのだと思われます。
(ジャブロー攻略戦でのエマの勝手な行動には相当、腹を立てていたようですし)
しかしエマ中尉は「私はあの子の母親ではありません」とやんわりお断り。結局、カミーユに敵対し続けたジェリドは
幾度も煮え湯を飲みながら軍人として成長したのに対してカミーユの味方になったエマは一パイロットで終わってしまいました。

ランキング選外

表面的にはマシュマーが隊長ですが、陰で操っているのは副官のイリア。
もっともマシュマーが戦死したらイリアもフェードアウトしてしまった訳で…。
そもそも軍人には見えんよアンタら。

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十傑集 さんのコメント (2016/01/04) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
コメント有難うございます。

Ⅴやアナザーは一回通りぐらいしか目を通しておらず細部は忘れているので参考になります。

ただ人格者である必要は(無論、部下の信頼を得られるならそれに越した事は無いですが)私はあまり感じないです。
私が列挙した中でもランクAで人格者といえるのはランバ・ラルぐらいで
逆にエマや「逆シャア」のアムロは「優秀なパイロットで落ち着きのある大人」を思わせながら組織人としての評価は低い。
下田の里さんに挙げていただいたオリファーも「恋人に気を遣う」というのは隊長というより一個人の資質で
これが「恋人よりも部下を選ぶ」だったら凄いのですが。でもネタとして楽しめそうな所もありそうですね(笑。
下田の里 さんのコメント (2016/01/04) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
こんばんは、私も挙げたいと思います。

・オリファー・イノエ(機動戦士Vガンダム)
部下を導き、要所要所では部下を窘める、恋人にも気を遣い、同僚(女性)にも気を使う好人物。
加えて指揮能力も高くMS技術もある人格者で、ウッソが失態を犯した時は鉄拳制裁を辞さないプロでもあり、中々上位に食い込むでしょう。
但し…『女性関係では誤解を受けるタイプ』で、『大物俳優が若手美人女優と都内ホテルで不倫密会?』って記事にされて、実は新作映画のプロモーションで一緒に仕事していたのを論われる感じがします。

アナザーガンダムではジャミル・ニートを挙げたいです。
過去のトラウマに正面から向かい合い、艦長としての名声が高く、各バルチャーとも信頼関係を築き、ガロードを導き、元MS乗りで、最終的にはトラウマを克服して最後までMSを操縦して、ガロードの師と言えるキャラクターです。
十傑集 さんのコメント (2016/01/02) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
コメント有難うございます。

>0080のガルシアや、83のバニング
ガルシアは今回の項目にある「自分でMSを操縦しながら」に
該当しないので除外いたしました。
バニングは完全に忘れていました。
ただ少なくともランクB以上の安定感はありますね。

「ボトムズ」は「ガンダム」に比べれば隊長の重要性は
描かれ易い訳ですがキリコも協調性ある方じゃないですからねー。
イプシロンに部下なんて与えちゃだめっすね。
634 さんのコメント (2016/01/02) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
あけましておめでとうございます。

0080のガルシアや、83のバニングはインパクトに欠けますか・・・。

彼等はこういったアクの強い面々に比べれば、常識人っぽいのですが、
一般社会ではこういう人達の方が多いと思うのだけど、宇宙世紀では
ニュータイプじゃなくても、変に個性的なのが増えてるという指標
かもしれませぬ。

最低野郎でランク付けしたら、

1グレゴルー・ガロッシュ

厳密には隊長と言い難いとはいえ、一癖も二癖もある仲間達を
まとめ上げて戦うのは良し。

2リーマン

レッドショルダーナンバー2である事からも、総合力ではグレゴルー
よりも上ですが、ペールゼンのロボットから脱却できなかったのが×。

3シュエップス

キークの言葉通りなのかどうかは不明ですが、玉砕必至だったとは
いえ、きちんとAT無しで戦った部隊指揮官というトコは認められます。

4クダル・コニン

素体奪取を疑問視してしつこく聞いてくるキリコを上手くスルー
させたり、バトリング選手の人望がかなり厚いようなので、4位。

5チェルク・オリヤ

コニンより階級は上ですが、最後の情けないヘタレ振りで減点とは
いえ、ちゃんと作戦立案能力が高いところが出ています。

6ノル・バーコフ

部隊全員の意見を聞いて作戦を立てる辺りは良いけれど、やや自己中
なのがネック。

7カン・ユー

もはや云うまでも無いですが、でも、指揮官能力ではキリコどころか、
イプシロンよりも上だったと思えます。

8キリコ・キュービィ

部下を率いたのはクエントのみですが、恨み辛みが重なる相手とは
いえ、秘密結社を全て自分の盾にするのはカン・ユーよかヒドイ。

9テイタニア・ダ・モンテウェルズ

キリコに執着していて、あまりAT指揮官には向いていない(ネクスタント
だということを置いても)感じ。

10イプシロン

PSはあんまし指揮官には向いて無さそうで、キリコ打倒で後はどうでも
よく、部下殺しまでするトコはしょーもない。

かしらん?


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