[特撮]超力戦隊オーレンジャー


ちょうりきせんたいおーれんじゃー / Chouriki Sentai Ohranger
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1995年特撮/人形劇総合点4位19作品中
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作品紹介(あらすじ)

6西暦1999年ー地球支配を企むマシン帝国バラノイアが、人類に高らかに宣戦布告した。これに対抗するため、U・A(国際空軍)の三浦尚之参謀長は超力戦隊オーレンジャーを組織する。

星野吾郎、四日市昌平、三田裕司、二条樹里、丸尾桃の5人は“超力"増幅装置から放射されるTHエネルギーを浴びて、強化スーツを着用可能な肉体を手に入れた。

5人はオーレンジャーに“超力変身"して、バラノイアのマシン獣軍団に戦いを挑む!
全48話
放映局:テレビ朝日
制作: テレビ朝日東映東映エージエンシー
原作: 八手三郎 (連載:テレビマガジンてれびくんテレビランド
日本 開始日:1995/03/03(金) 17:30-17:55 テレビ朝日 / 終了日:1996/02/23
公式サイト
1. 〜19バン!〜 超力戦隊オーレンジャー!<br>セッちゃんの今
2. 超力戦隊オーレンジャー 特集 | 東映ビデオオフィシャルサイト
オープニング動画 (1個)
オーレ!オーレンジャー
歌:速水けんたろう 詞:八手三郎 作曲:小杉保夫 編曲:米元亮 [ファン登録]
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最終変更日:2024/09/18 / 最終変更者:オルタフォース / その他更新者: アセチルサリチル酸 / 憂色 / S・N / 634 / 曲がり角のアイツ / TCC / ジュピターちゃん / Z-遁 / 提案者:宇宙刑事ジャンギャバン (更新履歴)
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2005/05/21 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:9(90%) 普通:0(0%) 悪い:1(10%)] / プロバイダ: 27095 ホスト:27006 ブラウザ: 4184
前半のシリアスな雰囲気が好きだったのに、中盤になって中途半端にコミカルになってしまったのが残念。ただ、「虹色クリスタルスカイ」は名曲だと思う。

2007/07/16 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:42(88%) 普通:2(4%) 悪い:4(8%)] / プロバイダ: 18003 ホスト:17885 ブラウザ: 4720(携帯)
すいませんこの戦隊だけは僕は好きになれません。理由は、おかしいと思われる方もいらっしゃると思いますが、内容が真面目すぎるからです。オーレンジャーは、他の戦隊に比べて娯楽が薄いというか…戦闘ばかりだった気がします。もっと5人の人間ドラマを増やして欲しかったです。よかった点は、OPの主題歌、変身の仕方がカッコいい、オーレッドとブルドントのキャラがよかったことです。

2007/11/01 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 8072 ホスト:8157 ブラウザ: 11867
素面の悪役がいなくて全然敵に魅力がなかったな。
ロボもマシンタイプからピラミッドタイプなど統一感がなく合体した姿がダサすぎ。
序盤シリアス風はどこかにいってしまい中盤の迷走ぶりについていけなくなった。

2008/02/07 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:39(48%) 普通:6(7%) 悪い:36(44%)] / プロバイダ: 1002 ホスト:1008 ブラウザ: 3875
新旧スネ夫共演作なので「ドラえもん」ファン必見………なのかな?

本編は可もなく不可もなくという感じですが、
劇場版は最悪。
新旧スネ夫達が映画撮影のエキストラとして人を殺傷しまくる。
グロンギ族のゲゲルが和やかに見える殺傷場面の嵐。
更に巻き込まれた子供達は、(ラストを見る限り)苦難を乗り越えた後も何も成長してない。

2008/04/10 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2(50%) 普通:0(0%) 悪い:2(50%)] / プロバイダ: 29382 ホスト:29389 ブラウザ: 7779(携帯)
ほとんどのロボが過去の戦隊の統計に頼りすぎてオリジナル感がいまひとつな上にスーツデザインもなんか斬新さにかけて、メットの形状も最悪だから見た目も悪い。顔出しの敵がいないのもつまらない。正直オーレンジャーロボのメット替えはキングピラミッターのせいでほぼ無意味だった。オーブロッカーも、見た目がいまひとつ、ガンマジンに関しては、前年のニンジャマンの売れ行きに上じただけの完全駄作。タックルボーイに関しては言語道断。オーレンジャーはつまらない
ただ、三浦参謀帳だけは良かった

2009/03/28 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:442(63%) 普通:152(22%) 悪い:103(15%)] / プロバイダ: 24193 ホスト:24029 ブラウザ: 10307
レッドの顔の星型がすごくいやでした。

当時はそれだけの理由で嫌いになりました。

そのイメージがずっと自分の中にあります。

[推薦数:1] 2009/11/04 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:31(37%) 普通:6(7%) 悪い:47(56%)] / プロバイダ: 28566 ホスト:28442 ブラウザ: 3875
冒頭のパラノイアの侵略行為がハリウッド映画「インディペンデンスデイ」を思わせるような、大々的で世界規模な攻撃という描かれ方をしていましたが、それがあまりにも戦隊ものになじまなかったと思います。
そんな全人類皆殺し的な総攻撃をしたあとに、ひとりづつマシン獣を派遣してちまちました作戦を実行、というのは大きな違和感がありましたし、また、UAOHのパラノイア対策部隊がオーレンジャーの5人とは、あまりにも無理がある。
公的機関が母体の戦隊は他にジェットマンがあげられますが、バイラムの地球侵略は大仰なものではなく、戦隊ヒーローが立ち向かう相手として違和感はありませんでしたが、パラノイアの描かれ方は戦隊ヒーローになじまなすぎました。
しかも作中で地球は占領されてしまう。それでいて、カイザーブルドント自らがオーレンジャーと戦うのも不思議に感じられました。
無秩序にたくさん登場するロボや、クライマックスにキングピラミッダーで超力のふるさとにいってどんな意味があったのかわからなかったり、また、プレスが狂わされて変身できなくなったはずなのに「超力が奪われた」ような描き方をしたり、マシン獣に子を思う気持ちがあるかのようなシーンがあったり。全体的に支離滅裂で、作り手が暴走したとしか思えない作品でした。
力が入っていたのが、上記のようなパラノイアの侵略行為の描き方だけだったように思います。あと、女性メンバーの制服ですか。

[推薦数:2] 2012/05/01 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 1603 ホスト:1593 ブラウザ: 10962
【総合評価】
きっちり再批評。このオーレンジャーは企画時の名称が 『古代戦隊ナゾレンジャー』だったそうで、企画当初から古代文明の力を引き継いだオカルト戦士という設定だったらしい。で、国際空軍で戦う戦士や強大な敵組織バラノイアを相手にする軍人戦隊という点では『電撃戦隊チェンジマン』のそれを引き継いだと言える。ただ、この作品メインライターである杉村氏の悪い癖である「その場を盛り上げるために新設定や要らない遠まわりをして話を有耶無耶にする」というのが完全に裏目に出てしまった作品であり商業面はともかく番組自体は最後の最後まで迷走し続けたものだった。その要因を端的に述べると以下の通りだ。

1、敵組織のバラノイアがあまりにも意味不明な組織である

2、何の伏線もなく次から次へと新兵器が登場する

3、超力の定義そのものが終盤で変わってしまった

まあ大体はこんなところだろう。ではこれら3つを軸に一つ一つ丁寧に論じていこう。まず1の「敵組織のバラノイアがあまりにも意味不明な組織である」だが、これは年間通して本当に最後まで全く分からなかった。このオーレンジャーという作品のメインテーマは「心のない機械軍団と熱い心を持った人間の戦い」という、「バイオマン」が描こうとして失敗したものだったと思われる。つまり、本当に描こうとしていたのは、OPの歌詞「熱い血流れぬ鋼のマシン」にあるように、冷徹な機械と温かさをもった生物との戦いであったはずだ。ところがこのバラノイアという組織、年間通してみていけばいくほどわけのわからない組織になってしまった。

まず第一話、第二話でのっけから東京をはじめいきなり世界中を相手に降服勧告したのである。今のところこれだけ冒頭でド派手な総攻撃を仕掛けた敵組織は「サンバルカン」のブラックマグマと「ゴーカイジャー」のザンギャックくらいのものだ。で、冒頭の二話でこれほど大規模な攻勢を掛けておきながら、その後のバラノイアの侵略作戦は実にちまちまとしていて小市民的だ。その背景には予想外の敵ことオーレンジャーの出現で出鼻をくじかれたからだが、それならそれでオーレンジャー用の作戦だけを遂行すればいいし或いは物量戦と同時展開というのもありだ。「ゴーカイジャー」にも言えることだが、「物量で圧倒的優位に立っていながら実行作戦が妙に小市民・小規模な作戦ばかり」というのは首を傾げるばかりだ。これらは最初に大風呂敷を広げすぎたことによってその後のコミカルな作戦とのバランスが取れなくなった弊害だ。

まあ、最初の描写に力を入れすぎてその後番組の継続が辛くなるというのはオーレンジャーに限らず多くの特撮作品に見られる現象ではある。いわゆる特撮作品最大の敵である「ヨサンノツゴー」というやつだ。「仮面ライダークウガ」なんかその最たるもので、二話で教会のセットを作って丸ごと燃やすなんて無茶をやってしまったがためにその後の予算配分に大きく支障が出て「アギト」にまでその影響がもろに出てしまったという例がある。だからあんまりこの手の小市民化を論うのも酷というものだが、オーレンジャーの場合予算の都合だけがバラノイアという敵組織の立ち位置や存在意義を狂わせたわけじゃない。

「命と心を持たないマシン帝国」であるはずのバラノイアにはどうもそれと矛盾する描写が至る所で散見される。それは井上敏樹氏が担当した回に多くみられるが、その回だけではない。番組後半でオーブロッカーに倒されたバッカスフンドはなんと頭部だけになって何かしらの培養液のようなものにコポコポ浸かっているがちょっと待て。機械を徒にそのような培養液につけても何の意味もないしかえって錆びてしまう。しかも培養液に頭を浸ける描写は普通生物にやるべき描写であって非生物のマシン帝国バラノイアでそれは生物的な描写として矛盾するので明らかに不味い。 なのに「限りある命の人間と違い、部品さえ取り替えれば機械は永遠だ」と言っていたはずのバッカスフンドはブルドントをカイザーブルドントに強化再生した後その機能を停止して死んだことになっているがこれも変だ。バッカスフンドのメモリーはちゃんと残っているわけでそんなもの新しいバッカスフンドのボディを新造して調整すれば復活可能なはずである。

同じことはヒステリアやマルチーワにも言えることだ。マルチーワに全エネルギーを与えたヒステリアはその影響で銀褐色に変色している(人間で言う老化のつもりだろう)が「メカは永遠」なのだから、それこそエネルギーユニットの交換なり充電なりして元の色に戻せるはずだ。マルチーワに至っては終盤でカイザーブルドントと「結婚して子供を産んでいる」のである。「作った」のではなくて「産んだ」のだ・・・生殖器もないのにどうやって?しかも最後の最後には「この赤ちゃんだけは殺さないで」と命乞いをしているのだからこれではバラノイアの組織の根底そのものが覆ってしまったことになる。第一これは途中の設定変更(?)だがバラノイア自体パンゲア大陸の産みだした副産物であり、対するオーレンジャーもパンゲア大陸の産物で戦っているわけだから、最初から敵も味方も壮大な同士討ちをやっている、すなわち「ジュウレンジャー」や「カクレンジャー」と同様に「だれかの不注意で起こしてしまったミスがとんでもない大惨事に繋がりその尻拭いをさせられている」という話になりこんなの有り難くも何ともない。

次の「何の伏線もなく次から次へと新兵器が登場する」だが、オーレンジャーではオーレンジャーロボ、レッドパンチャー、キングピラミッダー、オーブロッカー、ガンマジン、タックルボーイと実に6回にわたって新ロボが登場しているのだ。しかもロボだけならまだしも武器や必殺技までもがそうなのだ。標準装備を合わせた「キングスマッシャー」と各々の武器を組み合わせた「ビッグバンバスター」までは良いとして、その後の「ジャイアントローラー」や「オーレバズーカ」、そして「超力ダイナマイトタックル」とまでいくともはや何が何だかわけがわからない。まあこれだけ出しまくったせいかロボは当然ながらバカスカ売れて全体的に150億ほどを記録したそうな。まあ商業面的に成功しなかったらさすがに不味いだろうからね。

だがこれらを続々出したことは商業面としての成功はあっても作劇としては当然失敗である。こういう際限のないインフレはパワーバランスを著しく狂わせることにもなり作品としての収拾がつかなくなるし、変化を付けるために付加したであろう各ロボの設定が話の都合上などでねじ曲げられあまり生かされなくなるからだ。第一キングピラミッダーのような見た目も中身も圧倒的なチート兵器を出した後にオーブロッカーやタックルボーイ、ガンマジンを出されても全然強そうに見えないしかっこよくもない。おまけにキングレンジャーの存在自体がチートなのも相俟ってか出番はさほどなかったがこれは正解だったと言える。毎回毎回出ていてはオーレンジャー5人とも食われるからね。

そして3つめの「超力の定義そのものが終盤で変わってしまった」だが、終盤の45話『壊滅!! 超力基地』、46話『地球最期の日!!』、47話『立て輝け甦れ!!』、最終話『愛の勇者たち』の4部作はファンの間で非常に評価が高く2chの特撮板でもやたら評価が高い。ここでのあらすじを一言で言うと「敗北からの大逆転」というものである。もう少し具体的に言うと「暗黒素粒子の影響で変身不能になった6人が遂にバラノイアに在処がばれて総攻撃を受けて変身不能になり半年地球を支配されるが、苦労の末に変身能力を取り戻してカイザーブルドントたちを倒す」という流れであり、一話一話を見ている限りでは確かに燃える展開だ。しかしこれもまた冷静に紐解いていくと矛盾だらけである。

まず、変身不能になった原因が暗黒素粒子の影響で、その暗黒素粒子とはあらゆるメカの機能を狂わせる極微粒子だと説明されている。つまりUAOHの基地そのもののメカの変調・故障が問題だった筈だ。しかし超力の故郷で6人はドリンから「心の力で超力は甦る」と言われて地球に帰され、愛の力によって再び変身能力を取り戻す。だがちょっと待て。オーレンジャー6人が変身不能になったのは単にメカが狂ったからであって、超力の有無や愛の力云々は関係ない。本来ならばドリンの力でバラミクロンが消滅し、暗黒素粒子が消えた時点で変身機能は回復しているはずだ。

しかもここであろうことか超力そのものの概念まで変わってしまった。オーレンジャーがずっと作品として掲げてきた超力はジェットマンで言う「バードニックウェーブ」のように機械から浴びた特殊な力であったし、第二話ではそういう設定と描写がなされていた。ところが超力の故郷で何と超力の定義が「ドリンのお陰で保たれているエネルギー」に変更されてまっている。そこまでの話でのドリンの存在は妖精のような存在と説明されていたが、「超力の発信源」という説明まではされていない。というか前半はドリンが居なくても変身して戦えた。それが「ドリンは“超力の故郷"にいる」「ドリンがいなくなると地球の自然が滅ぶ」と説明されたのだから、たった1人のドリンが地球の命運を握っていることになり何ともセカイ系というかエヴァンゲリオン並みに無理のある展開だ。あまつさえドリンは地球だけでなく各星にその担当がいるという量産型の存在になってしまっている。

で、遠路遥々地球を離れてまでわざわざ「超力の故郷」に行ったにも関わらず、そこでオーレンジャー6人が直接アドバンテージとなるようなものは何も得ていない。要するにオーレンジャー6人は地球を離れずとも変身能力を回復して戦い地球を征服されずに済んだはずなのに、話の都合で設定そのものを捻じ曲げられた結果要らない遠まわりをして半年もバラノイアに地球を明け渡したことになるわけだ。つまりが只のお間抜け集団ということになるわけで、別にバラノイアそのものが強かったわけでもなんでもないのだ。特撮板の敵組織強さ議論をするスレッドではランクSのバラノイアだってこうやって蓋を開けて具に見ていけば別に大した組織じゃないわけだ。こんなやつらがランクSというのはあまりにも理不尽というか納得がいかない。折角スーパー戦隊ではじめて地球を征服した組織が唯一出たのに、その理由が「単にヒーロー側がする必要のない遠回りをしたおバカ集団だったから」では情けなさすぎる。これまでミスターご都合主義といっても良い杉村氏の無茶もここまでやられるととても感動できない。

どうしてこんなことになってしまったのか?一つにはスポンサーであるバンダイ(財団Bとも言う)からの圧力もあっただろう。でもそれだけがオーレンジャーの話や設定を狂わせたわけではないだろう。メインライターである杉村氏の作風それ自体も問題だし、他のライターとの作風の違いや設定伝達の不徹底といったミスコンセンサスも大きく絡んでいる。「ジュウレンジャー」〜「カクレンジャー」ですでに杉村氏の作風の問題点は見えていた。それは私が書いたオーレンジャー以前の三作の批評を読んで頂ければお分かりだと思う。だが、なぜこれらの作品であまり悪く言われなかったのかというとジュウレン〜カクレンの三作はシナリオの整合性よりもルックと勢い重視の作風であって、そのルックの華やかさ故にそういう部分に目が眩んで表面化しにくかっただけだ。それがオーレンジャーのようなきっちりした真面目な作風となると当然ながら筋の通った展開や整合性が求められるからそういう部分が目につくわけだ。まあ要は「ただの迷走と逃げ」でしかなかったことがここで露呈してしまった。

で、よくこの作品の路線変更の言い訳に「地下鉄サリン事件(オウム真理教の事件)及び阪神・淡路大震災の影響で自粛せざるを得ず路線変更したのだ」とよく言われるのだが、私としてはどうもその説は信じられない。というのもこの発言の出典がさとう珠緒のインタビューから来ているそうなのだが、インタビューなんてよほどの権力者でもない限り悪いことは言えないのだから本人の言いたかったことが捻じ曲げられて伝わるなんてのはよくあることだ。恐らく東映側からそういう方便をするよう圧力がかかっていたのだろう。にしても苦しい言い訳だ。もっと上手にそこを回避すれば良かったものを当時の有名な事件のせいにするとはまったくもってけしからん。この作品が迷走・路線変更したのは杉村氏の作風それ自体の問題にあるということは上で散々述べてきた。何よりその影響があったとしてそれで作品の評価が変わるわけじゃないし、仮にその影響が事実だとしたら最初から世間の風に引っかかるような企画をやらなければよかっただけのことであるからいずれにしろそれは言い訳にならない。

話をまとめると、このオーレンジャー、宮内洋と主題歌、ロボ以外は特に見所がない。製作者側が自分で作った作品の設定や定義を打ち崩した結果もはや理解不能なものが出来上がってしまったという見事な大コケをした作品だったように思う。こんなにハマれない戦隊は90年代ではこれくらいだろう。評価は「最悪」だ。

[推薦数:2] 2012/10/18 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3(38%) 普通:3(38%) 悪い:2(25%)] / プロバイダ: 44475 ホスト:44433 ブラウザ: 11282
【良い点】
無し

【悪い点】
全て特にストーリー
宮内洋さんは尊敬できるが、正直本作品から確実に落ちぶれた。何でこんな駄作に出たのよ…平成ライダーまで馬鹿にしてるし…宮内さんこのまま行けばあんたは確実に老害街道まっしぐらだよ?
【総合評価】
戦隊シリーズ史上最悪の作品のゴセイジャーよりひどい。いや、ゴセイはそこそこ良かった。評価は論外
[共感]
2016/05/17 主演であった「V3」や「ズバット」、レスキューポリスシリーズの正木ならまだしも、五郎たち5人を喰ってしまうほどの出しゃばり感には確かに同感です。 また、良い点が全く無いわけではないけれど、(挿入歌である「虹色クリスタルスカイ」は名曲だと思います)それらを帳消しにしてしまうほどのメンバーの堅すぎさ・バラノイアの幼稚さ・そして宮内の悪い意味での存在感が際立っていたと思われます。 by 塩キャラメル

[推薦数:1] 2012/11/26 悪いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 44111 ホスト:44022 ブラウザ: 11262
【良い点】
オーレンジャーロボ
三浦参謀役の宮内洋さんがカッコいい!
【悪い点】
それすらも台無しにした程全てがダメ
特に宮内洋さんがネタキャラ化した(最終回直前でドロップアウトしろよ…)
設定破綻が尋常じゃない。

【総合評価】
つけたくない

[推薦数:2] 2014/02/01 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:191(60%) 普通:21(7%) 悪い:105(33%)] / プロバイダ: 1174 ホスト:1137 ブラウザ: 11630
【良い点】
・第1話 結果的にはこれがいけなかったと思う。

【悪い点】
・第9話、第23話、第43話、第47話

【総合評価】
伝説的とも言われる第1話で無駄にハードルが上がりすぎたと思います。久々に絶対的なレッドの誕生を期待しましたが、悪い点にあげた4つのストーリーでそれはぶち壊しにされてしまった。完全に第1話がピークなんですよね。
以前、ウキペディアでオーレッドについて、『その真面目さゆえに堅物すぎるところがあり、何度も敵の罠にかかってしまった』と記載されてやうました。第9話は敵のセコい罠にあっさり引っ掛かってしまいました。そして、第23話はヒロイン目線で言えば、評価が高いのかもしれませんが、オーイエローひとり相手に四人でというのが気に入らない。何か、隊長としての威厳を感じない。例えば、外道シンケンレッドのように圧倒的強さを見せる洗脳のされ方ならいいと思いますが。宮内洋氏がオーレッドなら脚本を読んだ時点で『こんな情けないエピソード引き受けられるか!』と脚本を破り捨てたと思いますよ。
第43話はマルチーワの催眠術に二度も引っ掛かった『ヒーローが簡単に同じ技に屈するなんて情けねえ、本当にいざというときに頑張っているのはオーイエローじゃねえか』と思いましたね。さらに付け加えるなら、オーレンジャーの野郎3人が簡単に引っ掛かった催眠術をあっさり破った三浦参謀長。いわば、宮内氏の江田島平八化です。『結局、あんたが最強なんかい!あんたが変身していれば、オーレンジャーの完全勝利だったのに』という勝手な妄想をしてしまいます(苦笑)。おそらく、バラノイアも、『三浦が三人いたら、第47話のようなことにはならなかっただろう』と言っているでしょう。
第47話。タイムボカンシリーズの逆転イッパツマンで『シリーズ初めて、悪が勝つ』というエピソードがありますが、はっきり言ってこっちは笑えない。
結局、オーレッドって強いけど、脆い!そういうイメージしか残りませんでした。『オーレッドを見習うべき』という意見は一理あるのかもしれませんが、結局、『真面目過ぎるとバカを見る。堅物すぎると大事なところで失敗する』という裏メッセージがあったように思えます。そういう意味で自分にとってオーレッドは反面教師です。自分の中で理想のレッドである弾北斗、郷史朗の足元にも及ばない。もしも、オーレッドにメガレンジャーの早川さんのような柔軟なところがあれば…。
オーレッドのダメだしになってしまいましたが、それだけレッドにウエイトのかかった作品だったと思います。でも、自分は全くハマれなかった。見るたびに腹立しくなってきた。さらにサザンの曲を汚した第23話の罪は大きすぎる。評価はいうまでもなく、最悪!スーパー戦隊ゴールデンラズベリー賞です。
[共感]
2016/07/06 キングレンジャーがオーレンジャーの先輩格で気さくな性格のUA隊員だったらまだ広がりがあったかも知れないけど、なぜ6億年も眠りについてた中学生くらいの子供にしちゃったのか理解に苦しむ。 by そのさんま東
2014/12/01 「ジェットマン」が良い意味で戦隊のリズムをぶち壊してくれたというのに、「原点回帰」と言ってまた元に戻してしまった。宮内洋の独り善がり・完全なるキャラクターやストーリーの破綻が本作を象徴しています。 by 塩キャラメル

2014/02/14 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:25(68%) 普通:6(16%) 悪い:6(16%)] / プロバイダ: 13292 ホスト:13320 ブラウザ: 5386
【良い点】
オーレッド/星野吾郎
三浦参謀長
レッドパンチャー
さとう珠緒
ファイブマン以来の敵戦闘機の復活

【悪い点】
それ以外全て。特に初期はシリアスな雰囲気だったのにオウム事件のせいで
明るい世界観に路線変更してしまったのが本当に残念だ。ロボは多すぎるし追加戦士は子役だし
ガンマジンはゴーカイジャーにも呼ばれないほどなんでいるのか分からないくらい微妙な存在。
なのに玩具は151億という戦隊史上最高に売れた作品。1話の時点でオーレッドの異常な特別扱い。もう彼一人でマシン帝国バラノイア滅ぼせるんじゃないか?他の4人って本当に必要あったの?

【総合評価】
これと言って何が良かったか述べるのが難しい本作。95年はエヴァも放送していたからな〜
色んな意味で歴代スーパー戦隊の焼き直しだった。許せるのは珠緒のプルプルな巨乳くらいです笑
何気にバラノイアは半年だけでしたがシリーズで唯一地球侵略に成功した悪の組織でした。

[推薦数:1] 2015/09/24 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 6036 ホスト:6027 ブラウザ: 3983
全話視聴完了したので、最終評価をします。

【良い点】
主題歌
癖になっちゃいます。
仮面ライダーV3の宮内洋さんの演技。

【悪い点】
6人目の戦士に魅力がない。
子供っぽい。
途中の路線変更
終盤のグダグダ

【総合評価】
特に気になった点は路線変更です。
1995年は、事件や災害などありましのが、当時の視聴者が納得行かなかったと思います。

6人目の戦士に魅力が0!
これはねぇ。史上最悪の追加戦士ですね。オーレンジャーの助けしないし。

評価は悪い。

2015/11/21 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:40(82%) 普通:0(0%) 悪い:9(18%)] / プロバイダ: 113 ホスト:170 ブラウザ: 11029
【良い点】
序盤はハラハラする展開だった
王道的な作り
さとう珠緒
ロボットの豊富さ
キングレンジャーのデザイン

【悪い点】
↑以外の全てと言って良い....

【総合評価】
もう20年も前の作品になるのはビックリですが此れは微妙な作品でしたね。

先ずストーリーのグダグダさ、はっきり言って支離滅裂の一言です、観ててイライラしました。観ててフラストレーションが溜まった戦隊は此れとゴセイ位ですね(苦笑)

キングレンジャーはカッコ良かったですが変身するのがガキと言うのもちょっと...但しブルーユウジ役の合田さんは歴代ブルーでも屈指の良いブルーだと思いますが。

一度バラノイアに地球を滅ぼされると言うのもちょっとどうかと思いました、其れまで圧倒的な強さを見せていたのが台無しです。

評価は当然最悪で。
[共感]
2015/11/21 メンバーの堅すぎさ・バーロ兵を初めとする相手側のしつこさ・過剰に無秩序に存在する武器とマシンが、グダグダ・イライラ感を際立たせていたのでは‥‥‥‥‥ by 塩キャラメル

2015/11/25 悪いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:191(60%) 普通:21(7%) 悪い:105(33%)] / プロバイダ: 103 ホスト:167 ブラウザ: 11783
【良い点】
良い点はない!
ただ、敵の戦術に引っ掛かりすぎのオーレンジャー野郎三人を尻目に獅子奮闘の活躍をしたオーイエローには拍手を送りたい!
真面目すぎるとバカを見るという反面教師的バイブルの役割。
【悪い点】
第1話がピーク。
オーレンジャー野郎三人が敵の戦術に引っ掛かりすぎで情けない。
結局、最強は宮内洋。オーレンジャーに出したのは間違いなく失敗だった。
一番大事な『結果』を出せなかったこと!
【総合評価】
第1話のオーレッドを返してくれ!と言いたいくらいぶち壊しにされました。

話は少しズレるが、存在感が今一つだったオーブルー役の合田さんだが、役者としては水戸黄門の格さんに抜擢された。実はここでも洗脳されている。格さんは真面目の堅物、オーレッドと通じるものがある。こういうタイプは敵に背中を見せやすい。やはり、真面目すぎるとバカを見る。

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「既に世界の大都市がいくつか陥落しているなど初期の展開は凄くハードで、2話ラストのバラノイアとの戦いを...」 by Makabe


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