[漫画]大甲子園


だいこうしえん / Great Koshien
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著者:水島新司
掲載誌:週刊少年チャンピオン1983年3月11日号から1987年8月7日号まで連載。
出版社:秋田書店

コミックス:全26巻、文庫版:全17巻
日本 開始日:1983/03/11(金) / 終了日:1987/08/07
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最終変更日:2014/01/12 / 最終変更者:永田 / その他更新者: 暁に吠え猛る獅子 / 孔明 / 羽幌炭鉱 / 提案者:もろっち (更新履歴)
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2020/03/18 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 6884 ホスト:6930 ブラウザ: 7964
【総合評価】

学生時代にさらっと読んだ程度でしたが、数十年振りにこの作品を読みたくなり文庫版全17巻を一気読みしました。評価は最高です。

野球漫画としては最高峰の作品ではないでしょうか。水島先生ならではの現実世界の野球を意識した世界観となっており(漫画なので非現実的な描写も多々ありますが)、野球ルールに対しての奥深さ・緻密さには驚かされます。水島作品の夢の対決が実現している部分も面白いですし、なにより一試合ごと試合内容に野球の面白さが凝縮されているように感じます。
個人的には千葉予選決勝の「青田高校」VS「クリーンハイスクール」のような「明訓」以外の試合をもっと読みたかったです。明訓には次々と難敵が現れますが中西球道率いる青田高校は初戦の「南波高校」(藤村甲子園の弟が所属)以外には余裕で勝利を収め準決まで勝ち上がります(笑)。

すべての高校球児が打倒を目指す常勝明訓と言う割に選手層が薄く、指導者である大平監督はほぼ素人という設定が不思議ではあります。得点力は山田と岩城2人の長打頼みですし、体力面に不安のある里中を異常に酷使して登板させます(おそらく2020年時点ではかなりの問題になるレベルです(笑))。
ただ作品の中で「明訓は大人数を嫌い、あえて少数精鋭にしている」というセリフが出てきたり、内外野を含め驚くほど守備が鍛えられており、野球規則を熟知している知性の高い選手が脇役に多く配置されています。けっして個の突出した数人の才能だけに頼っているだけのチームではないという合理的な強さの理由に気付かされます(大熱戦となった準決勝青田高校戦での蛸田選手のトリックプレーには味方の明訓ナインですら驚愕していました)。リアリティを含む水島作品には優れたプロットが内包されていると感じます。

決勝の相手である紫義塾には、読者それぞれ意見があるかと思いますが、非常に面白い(興味深い)斬新な設定のチームであり、個人的にかなり気に入っています。これでもかというくらい引っ張ってやっと物語終盤に登場する紫義塾の狂四郎という謎めいた投手(時速160キロの剛球を投げます)は、命を賭けて山奥から下山し、満を持してドカベン山田との対決となりますが、「一体この選手は何をし来たんだろうか?」と言うほどあっさりした結末を迎えます(笑)。

とにかくいろいろな要素がありますが一夏の甲子園大会を描いており、全体を通して内容が盛りだくさんで読み応えは最高です。この作品は続けて2回、3回と読み直したいと思うほどの良作です。
(三郎丸監督率いる「光高校」の東京都予選快進撃を描いた「ダントツ」全7巻を含めるとさらに読み応えがアップします)

[推薦数:1] 2016/03/06 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:89(59%) 普通:29(19%) 悪い:32(21%)] / プロバイダ: 24906 ホスト:25049 ブラウザ: 5710
水島野球漫画のうち、アマチュアを描いたものの集大成となる作品。

それまで描いた高校野球漫画をすべて3年春の大会で連載終了させたのは、3年夏の大会でこのオールスターを描きたかったからだとされるが、それに相応しい内容になっている。

掲載誌と出版社の壁を乗り越え、甲子園に結集した各作品の主人公だが、中心になるのは「ドカベン」であり、この明訓高の前に立ちはだかるライバルたちが描かれる。その中でも、準決勝の青田戦は、延長18回引き分け再試合、そして主人公山田の珍しい悪送球による1点献上、豪快なホームラン、中西球道の160キロ超えの剛速球、など、リアリティと夢を巧く合わせた試合展開を描き、本作のハイライトと言えるだろう。

現実世界で160キロを叩き出す高校生が現れ、150キロなどは珍しくなくなった中で、中西球道がストレート一本槍で連続奪三振記録を打ち立てる、というのは今から見ると大げさだが、高校生が150キロをだすようになってきたのは90年代の終わりになってからだから、本作の連載時からすると、これでも相当夢をこめた描写だったのだろう。

ライバル土佐丸との決着をつけなかったのは残念で、徳川監督との決着をつけるために室戸学習塾に押し出された形だが、2回戦のりんご園農業戦をうまく改変できなかったのかなと思う。また、決勝戦、つまり高校野球漫画を描く最後の相手が紫義塾というのは変化球が過ぎると思う。準決勝がハイライトになったが、ここは正統派として「ドカベン」ではさらりとしか描かなかった花巻高にすればよりよかった。新撰組かぶれの高校球児、というのはブルートレイン学園並みに「トンデモ」であり、何故これを最後に持ってきたのだろう?

と細かいところはあるが、全体としては、トーナメント方式の野球大会の魅力に溢れた作品であることは間違いないし、各作品を読んできた読者にはきれいに終わらせたと感じるだろう。それだけに、プロ野球編を描いてしまったのはやりすぎだった。

2014/03/30 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:45(76%) 普通:11(19%) 悪い:3(5%)] / プロバイダ: 14096 ホスト:14228 ブラウザ: 5171
【良い点】
・青田高校との死闘。

【悪い点】
・東郷学園小林の扱い。

【総合評価】
・各作品のキャラが登場してきて単純に楽しめる。

2013/11/05 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:55(61%) 普通:9(10%) 悪い:26(29%)] / プロバイダ: 22865 ホスト:23049 ブラウザ: 5386
【良い点】
水島漫画の集大成 作者が自ら筆をとった同人誌みたいなもんです
野球好きなら読んで損無し 各キャラが出る作品を読んで無くてもそれなりに楽しめます

【悪い点】
連載時に年齢・地区などに若干の矛盾があり各所で「アレ?」とはなるが勢いで許そう
主要キャラとどーでもいいモブキャラの力の入りようの違いったらもう酷い
主役が「山田太郎」から「岩鬼」に移る漫画でこの流れが「〜プロ野球編」にそのまんま行きます
徳川監督の良さが最後で失われましたね
最後のネタ切れを露呈した「紫義塾」は酷かった

【総合評価】
野球が好きなら読んでおけ
水島野球が好きなら読んでおけ
まじめに読むな
途中で読むのをやめるな
次が気になってしかたないが結局明訓が勝ち続けることに変わりはないぞ
そういう漫画なのだ

2013/07/07 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:92(63%) 普通:26(18%) 悪い:27(19%)] / プロバイダ: 3098 ホスト:2746 ブラウザ: 4679
【○】
大甲子園

【×】
中甲子園

【総合評価】
この作品、タイトルに偽りあり。「大」甲子園とゆうより「中」甲子園ぐらいかな?むしろ「ドカベン-FINAL」と付けるべきでしょう。

「中」と感じる原因に、過去の作品のキャラの扱いや試合運びにムラがあるからと考えられます。そりゃ作者が中西球道を気に入っているのは、作品見りゃ分かりますけど…

本作品は「作者の高校野球漫画の集大成を出したい」とゆう、いわば「作者の悲願」。多分「一球さん」打ち切りぐらいからコラボ考えていたんでしょうか?ですから当然作者が好き勝手にキャラやストーリー作っていいわけですが、「読者あっての作品」であることも重要です。

「明訓高校が山田太郎のホームランで優勝」は当然の「お約束」なのだから、そこに至るまでのストーリーやキャラをもっとリサーチすべきでしたね。読者アンケートなんてあるわけですから、作品書きだす1年ぐらい前ぐらいから人気投票すれば、伏線なんかで10年ぐらい連載できたかもしれません。

明訓高校と青田高校との対戦が準決勝ですごく盛り上げたのは、妥当だと思います。「締めは山田太郎のホームラン」なわけですから、「その当て馬に中西球道」とゆうことはできません。アニメだって「最終回の一つ前が一番盛り上がる」ってゆうじゃないですか。

この作品の一番の収穫は、なんといっても「犬飼知三郎」ですね。キャラが立っています。まあバックに「徳川監督」がいたからワンツーで光ったのでしょうけど。それにしても徳川監督、「打倒明訓高校」なんて言いながら、結局は選手に頼りっぱなし。監督っぽいことやったのは信濃川高校ぐらいかしら?

結論は、なんだかんだ言っても高校野球漫画としては「最高!」でしょ。水島キャラのオールスターですから。んでこれを「チャンピオン」で連載したからこうゆうストーリーになったわけだし。でも小学館でサンデーじゃなく、スピリッツ版「大甲子園」ってゆうのも読んでみたい気はします。多分「サンデー」の読者はこうゆう作品より「タッチ」の方が好きでしょうから。

2013/05/07 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2654(52%) 普通:1287(25%) 悪い:1175(23%)] / プロバイダ: 40364 ホスト:40387 ブラウザ: 6173
これほど集大成!といえる作品はなかなかありません!

これまで水島さんが書いてきた高校球児が甲子園に集って対戦するとか、ファンにとっては盛り上がること必死!
…なのでしょうが、自分の場合は知らない高校やキャラばかりでしたのでドカベンの続編として読ませてもらいました

そのせいもあって他の高校のサイドストーリーはさっぱり意味がわからなくて、巨人、ヒカリ、青田など他の漫画では
主人公だった高校との対戦はいまいち盛り上がれませんでした。好きな試合は白新、りんご園で、個人的ベストバウトは
室戸学習塾戦です

犬飼兄弟の末っ子の知三郎と恩師である徳川監督など、キャラの濃さだけでなく、圧倒的弱者が絶対王者に食い下がり
追い詰める展開が熱くて、このときばかりは明訓ではなく知三郎を応援しながら読んでいた節がありました。ちなみに
知三郎は水島作品でもっとも好きなキャラクターの一人です

2012/03/06 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2(67%) 普通:0(0%) 悪い:1(33%)] / プロバイダ: 5506 ホスト:5389 ブラウザ: 5345
【良い点】
球道くん、一球さん、ダントツなど他の漫画の主人公チームが1つの漫画の中で明訓と試合するという出版社の垣根すら超えた夢の対決
知三郎や星王などオリジナルの高校との試合も面白かった

【悪い点】
肝心の決勝戦が微妙

【総合評価】
観客席に野球狂の詩のキャラがいたり男どアホウ甲子園の主人公も少しだけだが出てきたりなど、
水島野球漫画のオールスターが勢ぞろいした名作。

2010/09/14 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2206(68%) 普通:803(25%) 悪い:244(8%)] / プロバイダ: 5121 ホスト:5218 ブラウザ: 12025
83〜87年に週刊少年チャンピオンで連載された水島新司先生の野球漫画。“山田"たち率いる`明訓高校'最後の夏。里中が抜けた明訓は、神奈川予選準決勝で苦戦を強いられるが何とか勝利を収め、決勝に進出する。その日`里中'が明訓に復帰。不知火率いる白新に死闘の末、勝利して甲子園出場を決める。この年、東京では“真田一球"率いる`巨人学園'・“三郎丸三郎"監督の`光高校'・大阪では“藤村兄弟"率いる`南波高校'・千葉の“中西球道"率いる`青田高校'等、(水島漫画の)名プレーヤーたち率いるチームが甲子園出場を決め、かつてない大対決が繰り広げられようとしている。

『ドカベン』『球道くん』を初め、それまで数多くの主役を基に多くの野球作品を送り出してきた水島先生がすべての主役を総結集して描いたのが本作品で、水島高校野球漫画の集大成ともいうべき作品となっています。本作品は正確には『ドカベン』の続編でありますが、その『ドカベン』に『球道くん』『一球さん』『ダントツ』の主役たちの各高校を加え、更に『男どアホウ甲子園』や『野球狂の詩』を加えた、水島作品のあらゆる要素を取り纏めたものとして仕上がってます。

【良い点】
何といってもそれまでの水島キャラたちが甲子園に集って、夢の対決を実現させたのがよかったです。山田・岩鬼・殿馬・里中たちの`明訓高校'に中西球道や真田一球等の野球に対する熱い生き様を見せながら、対決していくシーンは本当に見応えありましたね。予選決勝の不知火との対決から見所満載でしたが、やっぱり最高なのは「明訓vs青田」の対決につきますね。山田・岩鬼たちと中西球道の激闘は、水島作品に限らず野球漫画史上でも最高峰ともいうべきものだったと感じます。残念なのはこれが準決勝だったという事です。「明訓vs巨人学園」の試合も掴みどころのない展開が面白かったですが、「明訓vs光」はブルートレイン学園高(「ドカベン」2年夏)との試合みたいに妙ちくりんな感じでしたね。里中・荒木兄弟疑惑に惑わされましたよ。

【悪い点】
明訓の甲子園一回戦の`室戸学塾'犬飼末っ子の奇抜な展開の試合は決して悪くはありませんが、それまでの犬飼兄たちの`土佐丸'と比べるとパワフルさがなかった分トークダウンしましたね。また球道の恋人宣言、山田のロッテ逆指名、里中・荒木の兄弟疑惑等、いろんな騒動や話題が出てきましたが、結局これらは有耶無耶になってしまって、一体全体何がしたかったんでしょうかね。しかし何といってもこれら名スターが揃った本大会の決勝戦が`紫高校'という本作品のオリジナルだった事です。しかも準決勝の「明訓vs青田」戦があれだけの死闘だったから、それ以上にすごいキャラが登場させるのかと思いきや、あまりに個性のない拍子抜けのメンバーキャラばかりで、あの新撰組を名乗る程の技量はありませんでしたし、しかも試合も全然面白くなかった。本作品の締め括るには相応しくなかったですね。

【総合評価】
本作品はそれまでの水島ワールドのスターたちの夢の対決が実現した事もあり、高校野球漫画としては頂点を極めたともいえなくもありません。出だしと終盤直前までは最高の盛り上がりをみせましたが、最後で躓いてしまった感がしますので、評価は【とても良い】です。決勝を「明訓vs青田」戦で締め括っていれば文句なく`最高!'をつけたんですが、だからと言って本作品の質が落ちたわけではありませんが。彼らは大半はプロに行き、プロ野球編でも対決が実現していますが、本作ほどの燃え上がるシーンはそれほど見当たりません。

2010/05/22 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:25(83%) 普通:3(10%) 悪い:2(7%)] / プロバイダ: 15333 ホスト:15373 ブラウザ: 4539
自分にとってちばあきおさんのキャプテンを読むまでは一番の野球漫画だったので、みなさんのコメントに感化され書き込みます。
大甲子園はほんと水島野球漫画の集大成ですよね。岩鬼率いる明訓とそのライバル(他の水島野球漫画の主人公達)の試合は本当に興奮しました。
後にプロ野球編へと続くドカベンシリーズですが、やはり高校時代の方が作品としての完成度は高いと思います。(そういう意味では『ドカベン』の方が本作より良い気もしますが)
野球技術もさることながら、バットやボールに至るまで丁寧に書き込まれていて、水島さんの情熱が伝わってきます。(しかし、球道君が160の球を投げたり、金属バットをへし折るのはやややりすぎな嫌いもありますが 笑)
また、他の方も仰られているように、球道君の彼女の件、里中と荒木の関係、山田の逆指名、決勝における里中とお母さんのいかにもな演出等々蛇足感が否めない箇所も多々ありますが、そのへんも含めて水島野球漫画なのではないでしょうか 笑
個人的には甲子園に行ってからの試合よりも浜スタでの不知火との神奈川県大会決勝の方が好きだったりします 笑
本当に何度も何度も繰り返し読んだ本作ですが、最後に恐縮ながら私の一番のお気に入りのシーンをあげると、山田の逆指名の件でじっちゃんに事の真相を聞かされた後、芦屋旅館のロビーで待つ岩鬼に山田が『おまえにはほんとのことを知っておいてもらおう』みたいな事を言いながら相談するシーンです。
間違いなく野球漫画の最高峰なので興味ある方はぜひ一読してみて下さい。

2010/05/12 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:12(92%) 普通:0(0%) 悪い:1(8%)] / プロバイダ: 5015 ホスト:5009 ブラウザ: 7770
弁慶高校に負けて以降、低空飛行の感がぬぐえなかったドカベンですが
今作では熱が戻ってきました。
特に白新戦は「ドカベン」の集大成と言える内容で白熱しました。
不知火は幾度に及ぶ明訓との対決を経て最強のライバルへと成長しましたね。

主題の甲子園編ですが、やはり構成に「?」と思える部分が多かった。
・まったく無名のりんご農園戦は必要だったか?
同じく無名校でも、犬飼兄弟の三男と徳川監督を擁する室戸とは違います。
水島漫画のオールスター戦をウリとする本作では必要ではなかった気がします。

・あっさり決着した巨人学園戦
りんごよりこちらに力を入れて欲しかったです。一球さんは非常に魅力的
なキャラですし。必死に三球士をかき集めたのにすごい決着が早かった・・・

・里中と荒木の兄弟疑惑に終始した光戦
しかも結論はうやむや・・・なんだこりゃ

・青田との再試合
とにかく「凄い試合を作ろう」というコンセプトでこうなった気がします。
でも再試合では岩鬼が投手をやり、早々に試合を壊して緊張感を殺いでしまいますし
里中は里中で、危篤状態のお母さんに励まされたりと、場つなぎ感か強い試合でした。
バテるどころかどんどん球速が上がっていく球道もリアリティに欠けました。

好きなぶん文句も多くなってしまう、という感じでしょうか。
一人一人のキャラクターが魅力的で、
野球というゲームの面白さを伝えてくれるということでドカベンと同じく名作ですね。

[推薦数:1] 2009/11/11 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:365(55%) 普通:0(0%) 悪い:295(45%)] / プロバイダ: 53383 ホスト:53360 ブラウザ: 6287
【良い点】
明訓ナインと中西球道の試合(準決勝)は熱かったですね。あの試合が一番好きだったかも。

【悪い点】
準決勝が良かった分決勝戦が見劣りしてしまったかな、と。

【総合評価】

この作品の中で、一番良かった試合は、準決勝の明訓と青田の試合でしたね。
追いつき追い越されで延長の再試合にまでもつれこんだあの試合。
里中と球道の投げ合いは本当に見応えがありました。
再試合で明訓が勝ちを治めましたが、ある意味事実上の決勝戦だったかも。
決勝戦は、初出場の紫義塾との試合でしたが、このチームのメンバーが皆新撰組の名前を元にして作られていたのには密かに面白くて笑いましたが、あの後だとちょっと見劣りして感じてしまったのが難点と言えば難点かな、と・・・・
全体的には良かった作品ですが。

2008/03/15 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:430(56%) 普通:224(29%) 悪い:111(15%)] / プロバイダ: 19676 ホスト:19692 ブラウザ: 8090
【良い点】

うまい具合に全作品「高校3年時」は書いてないので実現しましたね。

「山田VS球道」は是非見たかったので実現して良かったです。

【悪い点】

相変わらず「明訓」の層の薄さが目立ちますね.....毎回「よく優勝出来るな?」と思います。(結局今回も優勝ですね)

「一球さん」の岩風(マメタン)監督が出なかったのは残念です。 個人的に好きなので登場だけでもして欲しかった。

三太郎が「室戸戦」以外、全然活躍しないのですが、よくプロに成れましたね?(三太郎も好きなので、もっと活躍して欲しかった)

決勝の「紫義塾」はチョット役不足ですね......


【総合評価】


各々を完結させるには良かったと思います...「とても良い」で
[共感]
2009/11/11 「男どアホウ甲子園」のキャラは甲子園、じっちゃん、弟二人、左門字、東海の竜とかなり出てきただけにマメタンこと岩風が出てこないのはちょっと寂しいですね(「甲子園」ないし「一球さん」を読んでない人には、あまり関係ないですが)。 by 十傑集

2007/09/24 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:503(56%) 普通:109(12%) 悪い:293(32%)] / プロバイダ: 13534 ホスト:13663 ブラウザ: 8090
【良い点】
水島球児総登場のバトルロイヤルは、最終的に明訓が優勝すると分かっていても面白く読めました
明訓戦だけでなく青田VSクリーンなどの試合もあって退屈しませんでした
顔の描き分けが出来ていないのを逆手に取って里中と荒木の兄弟疑惑という展開も笑いました

【悪い点】
何の意味もないエピソード(山田のロッテ逆指名など)は蛇足でしょう
「一球さん」の三球士など、弱体化した選手が多かったのも不満です
紫義塾が最終戦なのは盛り上がりに欠けたと思います
第一、この作品を100%楽しむには、幾つシリーズを読破しなければならないか…

【総合評価】
とても良い

2007/09/21 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:52(62%) 普通:16(19%) 悪い:16(19%)] / プロバイダ: 18244 ホスト:18291 ブラウザ: 3876
【良い点】青田の2戦、室戸、りんご農園、白新の試合はとてもよかった
巨人もなかなかです

【悪い点】
光高、紫義塾の試合はいらないと思う、光高、紫義塾なら
赤城山、甲府、弁慶との再戦、球道君のどんたくとやらしてほしかった
中をもう少し活躍、難波高も結構活躍してほしかった
赤城山、甲府、弁慶はまた出てきてほしかった
(赤城山ベスト4くらいで青田との試合が見たい気も・・・)
球道の彼女は消化不良で決勝青田が1番良かったと思う
【総合評価】
球道の彼女は消化不良
紫義塾が何故決勝?
この2つは絶対おかしい

2006/12/30 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:357(54%) 普通:105(16%) 悪い:196(30%)] / プロバイダ: 28948 ホスト:29066 ブラウザ: 7786
野球の描写は非常に面白かったです。だから「非常によい」。
特に準決勝の青田戦はまず里中の延長18回の力投に手に汗握り、再試合ではなんと岩鬼に投げさせるというストーリー(試合運びの描写)の巧みさに感嘆しました。1回戦の室戸学習塾との対戦も面白かったですね。あそこで完全に本作の魅力に引き込まれました。

けど、野球以外のストーリーがどれもこれも消化されじまい。
里中の双子疑惑も、球道の彼女も、山田のロッテ逆指名も、結局どうなったんだよ。
もう一つ、決勝戦は紫義塾のようなトリッキーなチームよりも、花巻のような地味なチームと対戦させた方が青田戦と好対照になって面白かったんじゃないかと思います。

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「良い感じだったが終わり方がちょっと・・・それにしても岩鬼は関西弁が似合う。かっこつけるのがまた、岩鬼...」 by tfc


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