[アニメ]ひきこまり吸血姫の悶々


ひきこまりきゅうけつきのもんもん / Hikikomari the Vampire Countess no Monmon
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注意: これはアニメ版。その他メディアのページ: 漫画:ひきこまり吸血姫の悶々 / 文学:ひきこまり吸血姫の悶々
アニメ総合点=平均点x評価数1,998位8,839作品中総合点11 / 偏差値49.83
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作品紹介(あらすじ)

ムルナイト帝国の名門貴族ガンデスブラッド家の令嬢、テラコマリ・ガンデスブラッド。
吸血鬼なのに血が飲めないコマリは、魔法が使えない、運動ができない、
背が伸びないという三重苦に悩まされ、3年間の引きこもり生活を送っていた。
しかし、ある日親バカの父がとんでもない就職先を見つけてくる。
監督:南川達馬
原作:小林湖底(GA文庫/SBクリエイティブ刊)
キャラクター原案:りいちゅ
シリーズ構成:大知慶一郎
日本 開始日:2023/10/07(土) 22:30- TOKYO MX TV
日本 開始日:2023/10/07(土) 23:00- BS日テレ TV
公式サイト
1. TVアニメ『ひきこまり吸血姫の悶々』公式サイト
Twitter公式
1. https://twitter.com/komarin_PR

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Red Liberation
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最終変更日:2023/08/19 / 最終変更者:小島かじり虫 / 提案者:小島かじり虫 (更新履歴)
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2024/01/17 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:740(72%) 普通:154(15%) 悪い:134(13%)] / プロバイダ: 11820 ホスト:11856 ブラウザ: 8880
まず本作の設定で印象的なのは魔核の影響により人が死なない戦争が行われてる所だけど、
ちなみに人が死なないエンタメ戦争といえば『DOG DAYS』を思い出すというか
本作は明らかに『DOG DAYS』の影響を受けてますが、
個人的には『DOG DAYS』は結構好きな作品でしたので
そういう意味で言えば本作もどうなるか楽しみにしてましたが、
改めて全12話を視聴した感想は非常に面白かったですね。

まず最初に本作の面白かった所を言えば主人公であるコマリのキャラですが、
ちなみにコマリに付いて言うと吸血鬼なんだけど栄養源となる血の飲むのが苦手で
血を飲めない影響で魔法が使えない上に成長が止まって身体能力に乏しく、
またコマリ自身が引き篭もりな上に性格も小心者なので
はっきり言えばコマリはダメな所しか無いのですが、
そんなコマリがある日いきなり皇帝陛下から七紅天に任命されてしまうけど、
ただ七紅天が弱いと部下に知られると下剋上される恐れが有り、
コマリとしては自分が弱いのを部下に知られない為に必死になって虚勢を張りますが
そんな虚勢を張るコマリの必死な姿が観ていて非常に面白かったですし、
そしてコマリに付いて更に言うと普段は本当にヘタレなんだけど、
でも血を飲んで烈核解放の能力が発動すると普段とは一変して圧倒的な能力を見せて
コマリが覚醒するシーンは実にカタルシスが有るかなと。

他のキャラに付いて言うとコマリを溺愛してる変態メイドのヴィルですが、
まあ性格的に少し難は有るけどコマリに仕えるメイドとしては非常に優秀で頼りになるし、
それにヴィルのエピソードを見るとコマリに忠義を尽くす所も納得が行くかなと。

またヴィル以外のサブキャラに付いても言うとサクナに関しては
如何にも石見舞菜香さんの演技にピッタリな薄幸キャラなのと、
それと終盤においてはネリアやカルラといったヒロイン達も出て来ますが
それにしてもコマリに付いてはヒロイン達から本当に好かれてる感じだけど、
コマリが周囲のヒロイン達から好かれてるのを見てヤキモキするヴィルの姿が面白かったりしますね。

後は最初に方に申した通りに本作の世界観は魔核の影響により人が死なない戦争と書きましたが、
ただ神具による攻撃を受けると生き返れず普通に死んでしまうので
そういう意味では神具で攻撃されると最悪死ぬ可能性が有る設定が存在する点において
シリアス展開に入っても適度な緊張感を生む雰囲気を作ってますね。

最後に本作を纏めると基本的にはコメディの内容が非常に楽しい作品で
特に主人公であるコマリを初めに面白く且つ可愛いヒロイン達が揃ってる所が魅力的ですが、
ただコメディだけに留まらず適度にシリアスを挟む事によってメリハリが付けられた流れとなり
こういったメリハリが付いた構成が内容的に飽きさせない感じとなってますが、
ちなみに当初においてはそこまで期待してた作品じゃなかったけど
終わってみれば2023秋アニメの中ではかなり楽しめて私的ダークホース作品となりました。

評価は「とても良い〜最高」で

2024/01/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:329(73%) 普通:68(15%) 悪い:51(11%)] / プロバイダ: 11241 ホスト:11388 ブラウザ: 5639
何だかんだこの期の中では一番楽しみだった気がします。
【良い点】
・ヴィルをはじめとする濃ゆいキャラたち、やはりこれでしょう。
白井黒子じゃないですけど、あそこまでガッツリ百合と言うか女子キャラが女子キャラに求愛してしばかれるというのは新鮮ではないですが見ていて面白かったです。
特にヴィルに関してはコマリと親しくなる女子に散々脳破壊されるのも含めて見ていて飽きないキャラでした、マジの顔して怖いことを呟くシーンは鈴代紗弓さんの中では珍しかった気がしますね。
サクナも純真そうに見えて、最終回ではヤバい表情でヤバいことを言い出して凄かったですね。
個人的にサクナは一番好きなキャラだったので、嫉妬するシーンも含めてもっと出番が欲しかったです。
・作画に関しても若干怪しい時もありましたが、概ね良かったと思います。
お約束ではあるものの、4話での主題歌が流れてコマリが無双するシーンは見事でした。
主題歌で言うとOPも疾走感があり、途中でライブ映像になったりと映像も面白かったですね。
ただタイトルが出た後の微妙な間の長さが少し気になりましたが。
【悪い点】
・悪いとまではいきませんが、基本的に女子キャラがコマリと仲良くなる、そのキャラには何かトラブルがある、それをコマリが血を飲んで無双して助ける、助けられた子がコマリ大好きになる、というパターンがお決まりだったかなと感じました。
【総合評価】
滅茶苦茶面白いとまではいきませんが、キャラの個性や魅力の引き出したツボを抑えた楽しい作品だったので、ちょっと甘めにとても良いです。
石見舞菜香さんは今注目されている方だと思いますが、ちょっと病んだ人もやってもらえたら面白そうな気がします。

[推薦数:1] 2023/12/30 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:520(60%) 普通:152(18%) 悪い:193(22%)] / プロバイダ: 22679 ホスト:22597 ブラウザ: 8880
原作未読。まだ最終回を残しているのですが、自分の中では概ね評価が決まっているので少し尚早ながら投稿します。

原作はGA文庫のライトノベルであり、アニメは3巻までの内容となってるそうです。

2話まではコメディ重視の作風で、ひきこもりの令嬢であるテラコマリが父親と皇帝に「七紅天大将軍」の座につかされ、
血の気の多い部下達を騙しながら他国に戦争を仕掛けなければならないという役職に四苦八苦するというものでしたが、
3話からコマリが3年間引きこもっていた理由や、メイドのヴィルヘイズがコマリに心酔する理由、虐殺事件の真相が明かされるなど
中々シリアス性の強い内容になってきました。

本作は例え死亡しても魔核で生き返るというドッグデイズに似た世界観でしたが、神具という武器でなら本当に殺されるのと、
魔核の存在を否定するテロリスト「逆さ月」の登場、烈核開放という強大な特殊能力が現れたりなどストーリーに緊迫感が生まれましたし、
本格的なバトル要素も出てきました。

本作は一応戦争をテーマとしている為か非常に多くの登場人物と組織が登場します。
コマリやカレンのムルナイト帝国、ネリアのゲラ=アルカ共和国、カルラの天照楽土、あまり大きく登場はしなかったものの白極連邦、
夭仙郷、ラペリコ王国といった六ヶ国に加え、テロ組織である逆さ月も加わるものだから1クールのアニメとしてはかなり多い方でしょう。
さらに各国ごとに種族や将軍クラス(七紅天、八英将など)の呼び方も異なるものだからちょとややこしいと感じましたね。

しかし色彩のバリエーションが豊富な事や、エキセントリックなキャラ付けがされている為か印象に残るキャラクターが多かったです。
普段はグータラながら他人の前では見栄を張ったり、個性的な部下達に振り回されたり、ここぞという時には正義感を見せる主人公のコマリは
喜怒哀楽の感情表現豊かで見ていて楽しかったですし、コマリに対して変態的な忠誠心を見せるメイドのヴェルヘイス、
普段は気弱でおとなしい性格ながらその実コマリのストーカーだったサクナ、コマリが引きこもりになった元凶にして
突き抜けた異常性と悪女っぷりを発揮したミリセントなど、声優さんの好演もあってか登場人物は全体的に魅力的だったと思います。

登場人物がかなり多く、掘り下げ不足なキャラも少なからず居るのですが、見せ場や扱いに差があると言いますか、
スポットを当てるべきキャラを絞っている為か、特にストーリーを見ていて疑問が生じることはありませんでした。

前述したようにキャラクターが良い為、コメディシーンの掛け合いなどはテンポよく見られて、
シリアスシーンとのメリハリや落差もバランスが良いと感じましたね。
血を吸って覚醒&逆転勝利という展開もベタですが王道を押さえている感じです。

主題歌や作中のBGMも良かった。OPは疾走感溢れる如何にもラノベらしい曲ですし、
楠木さんが歌うEDは逆に静かで落ち着いた曲調でした。

12/31追記・・最終回まで視聴しましたが、期待外れな結果にならず、最終決戦らしい盛り上がりだったかなと。
七紅天の最後の一人とか、コマリの姉妹とか、カルラとカクメイの関係性とか気になるので是非2期もやって欲しいですね。

因みに私的好きなキャラベスト5↓

1位、ミリセント・ブルーナイト
2位、サクナ・メモワール
3位、テラコマリ・ガンデスブラッド
4位、アマツ・カルラ
5位、カレン・エルヴェシアス

笑いあり、サービスあり、百合あり、バトルあり、良い意味でラノベらしい勢いのある作風でした。
評価は少し甘いかもしれませんが「最高」とします。

2023/12/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1318(83%) 普通:0(0%) 悪い:264(17%)] / プロバイダ: 2894 ホスト:2948 ブラウザ: 8880
原作小説は読んでいない立場からの評価になります。
本作の主人公である、ぐうたらで能力の低いコマリが、ひょんなことから要職に無理やり就かされ、様々な個性的なキャラクターたちと関わりながら奮闘していく、というのが基本線の流れの作品でした。
世界観は少し独自性が強い独特のもので、結構専門用語なども頻出していた印象でしたが、国や組織といった大枠でストーリーを追っていくのではなく、基本的には個々のキャラクター単位でストーリーが展開されていった印象なので、素直にキャラクターの動きを追っていけば、大まかなストーリーの流れの把握はさほど難解ではなかったと思いました。

基本的には主人公であるコマリを中心に描写され、彼女がストーリー全体を牽引していっていた印象でした。
そのコマリの描写のされ方が良く、表情豊かでリアクションも多彩で、個性豊かな周りのキャラクターに振り回されたりしながらキレのある鋭いツッコミを入れていたのが印象的でした。
そのようなシーンが本作の軸・見どころとなっていた印象なので、全体的な作風・雰囲気の面で勢いや活力、元気さが感じられました。
そのせいか、ストーリー展開に少々強引さやハイテンションな勢いまかせで押し切る傾向が感じられた面はありましたが、そのような面を含めて観ていて面白かったので、それほど気にはなりませんでした。

楠木ともりさんも違和感無くそんなコマリを好演していたと思いました。
コマリは見た目や性格、表情の変化、話し方などがどことなく『ハヤテのごとく!』の三千院ナギを彷彿とさせました(特に虚勢を張って強がっている時や、周囲にツッコミを入れている時など)。
そんな楠木さんの演技は、ナギを演じた釘宮理恵さんと比較しても遜色が無いほどに声質が似通っていたので、楠木さんの声の引き出しの多さが感じられました。

また、コマリの周囲の関連キャラクターが次々と矢継ぎ早に登場し、ストーリーに関わってくるキャラクターの数はかなり多めだと感じましたが、どのキャラクターもインパクトのある強烈な尖った個性を持っていて、かつストーリー内での役割分担や立ち位置が明確だったので、ストーリーの流れの中で自然と覚えていくことができました。
もちろん、コマリ以外の個性豊かなキャラクターたちを演じた声優さんも、好演を披露していたと思いました。

全体的にはコメディー調の作品であると感じましたが、設定の都合上、鬼気迫るシリアスなシーンもあり、ストーリーにしっかりとしたメリハリが設けられていて、その温度差も大きな魅力となっていたと感じました。
特に雨宮天さん演じるミリセントがストーリーに絡むと、普段の快活な雰囲気から一転して、鋭く殺気立った怖さを感じるような普段とは対極的な雰囲気となり、コマリとの確執も大きな見どころとなっていたと思いました。
ミリセントは性格面がかなり高飛車で狂っていて、行動面もサディスティックで残虐非道な印象を受けたので、それに伴った残虐描写やイジメの描写もあり、その点は視聴していてかなりの抵抗感を感じました。
ミリセントの境遇面の不遇さを考慮に入れても、視聴していてしてあまり気分が良い描写ではなく、性格面・行動面があまり好きになれなかったキャラクターであったので、覚醒したコマリに完膚なきまでに叩きのめされて敗北して、早めに最前線から退場してくれて本当に良かったと思いました。
前述した通り、ミリセントはあまり好ましいキャラクターでは無かったとは思いましたが、そんなミリセントを演じられた雨宮さんの演技力の高さも感じられました。
「雨宮さんはこんな演技もできるんだ」と素直に驚嘆し、雨宮さんも演技の引き出しが多彩だと改めて感じました。

ミリセントの敗北以降は、雰囲気・作風の面で、大きな変化が感じられ、コメディー描写とシリアス描写が明瞭に混在するようになり、少しシリアス寄りの描写・展開が多くを占めるようになっていった印象を受けました。
また、一旦は表舞台から姿を消したはずのミリセントの水面下での暗躍もあり、視聴していて戦々恐々としましたが、コマリと直接対峙していた時ほどの高圧的な印象は感じられなかったので、その点は良かったと思いました。
また、ミリセントの一件が落着したと同時に、サクナというキャラクターが新たに登場してきましたが、話し方や性格面は好感が持てましたが、過去の凄惨な背景描写は結構ハードでえげつなかったと思いました。
そして、サクナとコマリの確執が解消し、友人関係となるまでの過程が丁寧に描写されていて、その点に好印象を抱きました。
コマリとサクナが仲睦まじくしていると、その際のヴィルヘイズの嫉妬的なリアクションや表情の変化、発言が面白く、そのようなシーンもアクセント的に効果的に機能していた好要素であったと思いました。
その後のストーリーでも、コマリが他の女性キャラクターと仲良くしていると、それに対するヴィルヘイズの面白いリアクションを見ることができたので、視聴していて面白さを感じたシーンの1つでした。
同時に、色々なキャラクターに好かれる(その好かれ具合が少し一方的かつ偏愛的であったとは感じましたが・・・)コマリのキャラクター性の魅力を改めて感じさせられたシーンでもありました。

作画も安定していて良かったと思いました。
OP曲・ED曲も良く、特にfripSideの方々が担当したOP曲が勇ましくて活力にあふれていて、非常にアツくてカッコ良かったと思いました。
しばしばコマリと周囲のキャラクターを巡って百合的なサービスシーンがチラホラと散見されましたが、そのようなシーンも見どころとしてはあまり強調されておらず、しつこさが感じられなかったので、サラリと流せる程度であまり気になりませんでした。
そのようなシーンでもコマリやヴィルヘイズの言動や行動が面白く、ギャグシーンの一つの見せ場として効果的に機能していたと思いました。

また、シーンに合わせた雰囲気作りが上手くできており、普段の平和的なハイテンションでにぎやかな雰囲気から、前述のミリセント絡み等のピリついた怜悧な怖さを感じる雰囲気まで、雰囲気面を自在にコントロールして巧みに操ることができていたと思いました。
そのため、普段のコメディー調の雰囲気と、鬼気迫る張り詰めた雰囲気が高いレベルで両立できていて、シーンごとにしっかりとしたメリハリ・温度差が感じられました。

しかし、コメディーパートはテンポが非常に良く、視聴していてかなりの充実感・満足感を感じましたが、シリアスパートの描き方や面白さが、コメディーパートと比較してかなり充実度が落ちていたような印象を抱き、その点が少し気になりました。
コメディーとシリアスのバランス配分は適度であったと思い、少し視聴していて気になる点がいくつか散見されたシリアスパートも、ストーリーの雰囲気に明確なメリハリを生み出していたと同時に、キャラクター同士が激しく感情をぶつけ合う様なアツい展開のドラマ性を生み出すことができていたという意味では、効果的に機能していたと思いましたが、全般的に少し表現や演出、見せ方が過激であった傾向が色濃く感じられました。

その一方で、コメディーパートが非常に充実していたので、ストーリー内に視聴していてあまり充実性が感じられなかったシリアスパートを入れるくらいなら、終始コメディーパートで作風を統一してほしかったと思いました(本作には原作があるので、仕方の無いことだとは思いましたが・・・)。
また、少しコミカルなシーンとシリアスなシーンの切り替わりが唐突かつ頻繁に行われていた印象を受けたので、作風がいま一つ安定せず、視聴していて少し忙しなさを感じ、その点は気になったところでした。
そのため、面白い話と、そうでない話の二極化傾向が顕著に出てしまっていて、話の面白さの充実性が安定せず、面白さにムラやバラツキが発生してしまっていたと感じられた点が残念に思いました。

また、結構過激な形で人が死んだり傷ついたりといった描写も多く、そのような描写のインパクトが強く悪目立ちしてしまっていて、それが残像として目に焼き付いて残ってしまい、後々の展開まで尾を引いてしまっていた印象を受けました。
そのような容赦が無く、えげつない殺傷描写は視聴していてどうしても抵抗感を感じ、ストーリーの流れの中の面白さを削いでしまっていたと感じたので、その点もまた気になった要素だと思いました。

声優陣の好演を含めた個々のキャラクターの魅力や、勢いとテンポの良さが抜群のギャグ描写など、作品全体を構成するベースとなっていた各要素はいずれもハイレベルな仕上がりであり、世界観やストーリー展開、各種設定面なども本作固有のオリジナリティーが感じられたので、本作が魅力的な作品となる素地はしっかりと備わっていたと思いました。
しかし、素材としては様々な面で魅力的であったと思いましたが、過激な暴力・殺傷描写などが比較的多く目に付いてしまっていた印象なので、ストーリー上で要所となっていたシーンの見せ方で大きな損をしていた作品だと思いました。

本作の全体的な傾向として、作品としての土台の部分はしっかりとしていて、他の充実した作品が有している好ましい要素も本作もしっかりと有していて、面白い作品となりうる素質・ポテンシャルは高いレベルを誇っていたと思いましたが、それらの好要素のストーリー上での見せ方がバイオレンスかつ攻撃的であったりしてイマイチであると感じました。
そのため、素材としては十分に一級品レベルであると思いましたが、その扱い方・見せ方がかなり乱雑な印象を受けたので、その点で大きな損をしていて、ある種の勿体無さを感じた惜しい作品であったと思いました。

序盤はギャグ描写が主体で、視聴していて純粋に楽しめていたのですが、ストーリーが進むごとに展開が明らかにシリアス性を帯びるようになっていき、雰囲気も全体的に少しづつピリついてきて、それに伴って暴力描写も増えていった傾向を色濃く感じたので、その点は残念に思いました。
魅力的なキャラクターの描き方や、勢いとテンポの良さが抜群であったギャグ描写など、作品全体を通して良いと思った好要素も多かったのですが、前述したようにストーリーが進むにしたがって、シリアスな描写が多くなり、その充実性がイマイチだと思ったことと、視聴していて抵抗感を強く感じるような過激な暴力描写も悪目立ちするようになっていき、面白さ・魅力が少しづつ低化していった傾向にあったと感じたため、その点をマイナス点として、評価は「とても良い」にします。

2023/12/21 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:50(48%) 普通:22(21%) 悪い:32(31%)] / プロバイダ: 15749 ホスト:15741 ブラウザ: 8374
コメディ回は面白いが、シリアス回は雑でつまらない。
1-2話で「面白そう」と思わせてからの、雑なシリアス回が3-4話と続いて「思ってたのと違う…」と評価を落としてしまうかもしれない。
最初の波をみてそういう作品だと割り切って観ることができるなら、そこそこ楽しめるはず。

【良い点】
・OP/ED。特にEDは、本編のおバカなノリとは対照的にしっとりしていて良い
・コメディに全振りしている回は面白い。てらこまりTシャツはアニメ側の良改変

【悪い点】
・中途半端で雑なシリアス要素。あの手の話が嫌いな人は4話あたりでこのアニメを切るかもしれない
・どうでもいい場面に力を入れ過ぎた影響か、作画が非常に酷い回がある
・構成が急ぎ過ぎてて雑。1クールのアニメとして仕上げるなら、サクナまでのエピソードを丁寧に描いて終わらせるべきだった
・後半から登場するネリアやアマツの蛇足感が酷い。構成の悪さが原因としてあると思う


【総合評価】
戦争も死もエンタメとなっている世界なので、終始その設定を活かしてギャグに突き抜けていればもっと面白くなっていたはず。
原作ありきのアニメだし、話を構築する上でシリアス要素が必要だったのは分かる。
しかし力の入れ所はコメディ>シリアスであってほしかった。

具体例を挙げる。4話の戦闘描写はこのアニメで最も作画の良いシーンである。
しかし、低予算アニメが戦闘描写に力を入れたところで昨今の話題作のクオリティに比べると遠く及ばない。
そして4話に注力しすぎた反動なのか、5話の作画は無視できないレベルで酷かった。
5話は過去一で面白い回だったのに作画の酷さが陰を落とす形となってしまっている。
原作勢も含め、この作品の戦闘シーンに期待している視聴者が一体どれほどいたのか。力の入れ所はそこじゃないだろう。

主人公と面白メイドのヴィル、曲者揃いの部下達。序盤から良いキャラが揃っているのに、構成が悪くて活かされなかったのが残念。
したがって前半(サクナのエピソードが終わるまで)は「良い」が、後半はシリアス中心なのに話が飛び飛びで退屈になるので「悪い」。
間をとって「普通」という評価の作品。

2023/12/17 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:57(32%) 普通:24(14%) 悪い:95(54%)] / プロバイダ: 30094 ホスト:30276 ブラウザ: 5637
【良い点】
ドッグデイズのように戦争しても人がしなないお気楽感と、死ぬときは死ぬ緊張感が同居する設定が目新しい
女性主人公がかわいい女の子をはべらすハーレム構造、メイドもサクナメモワールもかわいい、石見さん伸びてきてるなあ

【悪い点】
制作会社的にいつ作画崩壊はじめないかひやひやする
ああああもっといい作画でサクナメモワールが見たかった!!!

【総合評価】
意外性と王道、おバカとシリアスの塩梅がよく先が気になり楽しみに視聴
終わってみれば平和主義を標榜するヒロインが最後は圧倒的武力で解決する流ればかりだったがそれで楽しければよいのだという作品であった
豹変したあとでもまず最初に言うことが謝れなのがこの作品らしい、テラコマリらしいところですね

2023/10/03 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1318(83%) 普通:0(0%) 悪い:264(17%)] / プロバイダ: 2894 ホスト:2948 ブラウザ: 9106
原作小説は未読なので、現時点では本当に基本的な事柄しか把握できていませんが、本作も作風に勢いが感じられます。
楠木ともりさん演じる主人公がリアクションがオーバーかつ表情のバリエーションが豊かで、それが明るい作風の形成に直接的につながっていて、作品全体をグイグイと引っ張っていってくれていると思います。
比較的キャラクターが多く登場しますが、今は何とかそれぞれの人となりや関係性の把握に努めているところです。
主人公は魅力的なので、あとは周りのキャラクターの描き方やストーリー展開次第といったところでしょうか。
主人公と世界観・雰囲気が魅力的なので、よっぽどのことが無い限り、好評価が期待できそうです。

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2023/12/30 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 22679 ホスト:22597 ブラウザ: 8880 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事熱血/友情/可笑しく笑える/楽しい/面白い/格好良い/可愛い/セクシー/怖い/びっくり 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定最高(+3 pnt)
映像とても良い(+2 pnt)
声優・俳優最高(+3 pnt)
音楽とても良い(+2 pnt)

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