bitの日記/書き物

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12019/04/18コラム的な..「時代の人」
22019/04/17軽くレビュー..「キャロル&チュースデイ」第1話感想。..
32019/04/13コラム的な..昭和の頃の思い出。..
42019/04/04コラム的な..もうひとつニワカ追加。..
52019/04/02コラム的な..実はニワカという話。..
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12019/04/19十傑集>追悼の意を示すならカリ城で語るのは控えたほうがいい ..
22019/04/17アマンドの木つっかえつっかえのフレーズが、だんだんと曲になっていくとこ、..
32019/04/17OYJAR40おはようございます。神谷浩史さんの件、私も同様な印象を持って..
42019/04/14十傑集>「…あ!あの時父はアダルティーなビデオを御所望してい..
52019/03/28OYJAR40度々失礼します。「こんな感じのブログ」のファンだったりします..
その他最近のコメント
1.
2019/04/18 「「時代の人」」 分類: コラム的な
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僕も結構なオッサンなので身内の不幸を幾度も経験している。
奇しくも大晦日や年度末が没日となる事が多い。
新しい時代を目の前にして亡くなる事に一層のやるせなさを感じてしまう。

世間のニュースでも年末になると大御所の著名人の訃報が相次ぐ事が多いように感じ、元号が変わるこの時期も誰かの訃報があるのではと不安を感じていた。最近も昭和から平成になって間もなく手塚治虫の訃報に驚いた事を思い出していたところだった。
平成の終わりである現在も何か訃報があるのではと思っていたが、
よもやモンキーパンチの訃報とは…。
驚くと共に「この時代の人だったんだな」とも思った。時代と共に記憶される人というか、その為に次世代を見ずに姿を消す人というか…うまく言い表せないのですが、身をもって時代の象徴となってしまう人というか。

---

モンキーパンチと言えば「ルパン3世」が代表作だが、アニメオタク的にはNHKアニメなのに大ヒットし女性ファンも多かった「アニメ三銃士」や、単発ながら人気のあった「緊急発進セイバーキッズ」などが思い返される。衛星放送で短編もアニメ化され、深夜アニメでも「シンデレラボーイ」が作られ、きちんと作られれば名作になったであろう「MUSASHI-GUN道」も話題になった。うぉっまぶしっ。

監督作「ルパン3世DEAD OR ALIVE」では原作者なのに「ルパンはこんな事しない」と言われ自由に作れなかった逸話が有名だが、モンキーパンチ自身が自由に作れた冒頭と終盤はアニメ版ルパン全作でも最高の出来栄えに仕上がっている。1stの緑ジャケルパンとも小池健監督版ルパンともちょっと違う。
特に冒頭の脱獄幇助のアクションシーンが秀逸で、原作を思わせる退廃的で陰鬱な地下牢から逃げるアクションはスリルとムチャクチャのバランスが絶妙な痛快アクションになっている。ラストのアクションシーンの問答無用な感じも実に原作ルパンっぽい。

一方でモンキーパンチは長く宮崎ルパンに嫌悪感を顕わにしていたと記憶している。「ルパンは100円ライターなんか使わない」と宮崎ルパンのキャラ改変には御立腹だったと思う。ベンツやフォーミュラカーに乗っていたルパンを小型車チンクチェット(FIAT500)に乗せたのも宮崎駿で、モンキーパンチ版ルパンの愛車ではない…んだけどFIATの公式ツイッターが追悼の意をツイートしているので、うん、まぁ、こうやって偽史が強固なものになっていくのかーとw。

もちろんモンキーパンチは後に宮崎ルパンもアリと認め高く評価しているので別に問題は無いんですけど、ファンとして追悼の意を示すならカリ城で語るのは控えたほうがいいのではと。カリ城はガンダムで言えばGガンみたいなものなので。

---

昭和が終わってすぐに手塚治虫が亡くなり、平成の終わりにモンキーパンチが亡くなったという事には失望と感慨の混ざったような奇妙な気分になる。もう新作は見れないし、何か語られても本人不在だ。だが少なくとも「その時代を代表する人」として名を残す事は確かだ。

著名人に限らず人の余命など誰にもわからないものだが、新年を迎えられなかったり新時代を見れなかったりというタイミングで亡くなる人は結構多い気がする。僕自身そろそろ寿命を意識しているお年頃でもあるが、令和という新時代を迎えるまで著名人の訃報が無い事を願っておりますです。

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bit さんのコメント (2019/04/19) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
>十傑集さん
コメントありがとうございますです~。

カリ城はカリ城で後のアニメ版ルパンに様々な派生作品を生む事となった始祖としての功績があると思うのですが、「ゲストヒロインを助ける脇役ルパン」という多くの微妙なテレビスペシャルを生んだ原因でもあるので、やっぱGガンダム的な作品だよなぁと。

「VS複製人間」はルパン映画の金字塔と言える作品で、まぁテレビ版でカットされるシーンはどれも当時のモンキーパンチ作品テイストある場面なので残念ですが作品の面白さが損なわれるほど酷いカットでも無いかなぁ?と思います。やっぱノーカットで見たい作品ですけれど。

「DEAD OR ALIVE」は昨晩レンタルしてきました!(笑)
冒頭のアクションは思い出補正が強かったのか「もっとたっぷり見たいのに!」と思っちゃいましたが、終盤は「ケレン味」のあるアクションが凄く格好良くて。「痛快」というよりも「ケレン味」ですね。オーバーテクノロジーさえ欺くルパンの凄さったら! あとこの作品って物凄く動画枚数多いですねーもっと作画オタが騒いでもいいくらいに。
但しこの作品、やはりカリ城の悪影響で中盤の多くは「ヒロイン助ける脇役ルパン」展開でさほど盛り上がらない感もあるので、追悼で「VS複製人間」というのは悪くないチョイスかもと思います。
(推察ですがDVDを見たところ制作会社がちょっと違っている(キョクイチ東京ムービー)ので、権利関係の都合で即座にテレビで放送出来ない事情があるのかもと思ったり)

他は小池健監督の「次元大介の墓標」「血煙の石川五ェ門」が原作テイストで超格好良いのですがテレビ放送は難しいかなぁ?とも。
また1月に放送されたテレビスペシャル「グッバイパートナー」も非常に完成度の高い作品で、テレビアニメ版ルパンの総決算とも言える意欲作でした。話題に上る事の少ないPart3は実は面白さの打率の高いシリーズで、Part2より原作っぽさが濃く、再評価が待たれる作品です。
ビデオでは「シークレットファイル」として発売されたパイロットフィルム版も一度はテレビで放送して欲しいですね。野沢那智や広川太一郎が演じるルパンも非常にカッコイイのです。

…とコメントに便乗してアレコレ書き連ねてみましたが(笑)、これほど多様にわたり活躍し世界的に人気のあるルパン3世というキャラクターを生み出したモンキーパンチ氏の御冥福をお祈りしますです。
またこれを機会に様々なルパン作品を楽しむ人が増えて欲しいですね~。
十傑集 さんのコメント (2019/04/19) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
>追悼の意を示すならカリ城で語るのは控えたほうがいい
まあ、本日の金曜ロードショーは「VSクローン」ですが、これもちょくちょくやっているしカット版になるので
本当の追悼番組なら「DEAD or ALIVE」にすべきかもしれませんね。

2.
2019/04/17 「「キャロル&チュースデイ」第1話感想。」 分類: 軽くレビュー
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「キャロル&チュースデイ」第1話視聴。
先に結論を書けば、非常に丁寧に作られていて、第1話の時点では文句のつけようが無い高い完成度だった。

総監督が渡辺信一郎という事で期待と不安の入り混じるところがあったが現時点では杞憂のようだ。
「カウボーイビバップ」「マクロスプラス」「サムライチャンプルー」「スペース☆ダンディ」「坂道のアポロン」「残響のテロル」…と作品を並べれば打率の高さが際立つが、演出家時代を含め渡辺信一郎監督の参加作品では女性キャラの描かれ方がヒネクレている事が多々あったのでヒヤヒヤするが、女性キャラ2人が主人公の「キャロル&チュースデイ」は第1話の時点では非常に良い感じの描かれ方だった。

また渡辺信一郎と言えば、湯浅政明監督の「マインドゲーム」で音楽面をサポートしたほど音楽にコダワリのある人物で、菅野よう子をアニメサントラの世界に引き入れたのも渡辺監督だ。良く言えば音楽通だが、「サムライチャンプルー」でのヒップホップは万人向けとは言いがたく、サントラには結構ダサイ曲さえ収録されている。
「キャロル&チュースデイ」は音楽アニメの展開になるようで、いまのところは非常に上質な音楽で一安心したが、以降2クール?に亘って様々なミュージシャンが参加するらしいので、最終回まで気が抜けない気もする。

さて細部を見ると、舞台は未来の火星なのだそうだ。音楽アニメでわざわざSFにした理由は後々のストーリー展開に関わるのだろうが、ただ単に「カウボーイビバップ」「スペース☆ダンディ」の世界観と繋げようとしただけかもしれず、このあたりは第1話だけではなんとも語れない。

ボンズ制作のアニメだがアクションシーンやフルアニメなどは無く、地味な日常芝居を丁寧に描いているので作画の凄さはわかりにくい。わかりにくいけど凄く手間がかかっていそうな作画だろうなぁと。
一方で演出面はなんとも久しぶりに「きちんと演出されているアニメ」を観た気分だ。過不足無く手際良い見せ方で、重要なところをじっくり描いていて、退屈せずドラマに集中できる演出だ。最近は特に演出がガタガタのアニメが当たり前のように増えているので非常にありがたい気分だ。
脚本も第1話でしっかり以降の展開の布石をきちんと折り混ぜていて方向性が定まっている。とはいえ2クール分の筋道が見えるわけではなくせいぜい1クール分の方向性なので、どのような舵取りをするのか期待と不安が入り混じる。変な方向を目指さず王道とか定番の普通の方向で進んで欲しいがどうなるやら…。

興味深いのがキャロルとチュースデイが一緒に歌うシーンで、馴染みのインディーズバンドの人がこのアニメのような感じで曲作りをしているという事を伝え聞いていたので、凄くリアル感があるな~と思った。旧来の音楽アニメではこういった地味な曲作りの様子を描いたものはなかったように思うし、その繊細なデュエットが第1話のクライマックスというのがジワジワと刺激的だった。
まぁ渡辺総監督がインディーズに詳しいとは思えず、まぁフライングドッグのCDが売れまくる未来が見えますけれど、良い音楽に恵まれたアニメになるなら文句は無いのです。

さて「キャロル&チュースデイ」でもうひとつ興味深いのが海外クリエイターの起用の多さだ。SF世界設定などデザイン面と、本作の中核とも言える音楽の大半は海外クリエイターの手によるものだ。
日本人のクリエイターもディズニーでデザインをやったりハリウッドでVFXを手がけたりしているが、海外展開に力を入れているらしい「キャロル&チュースデイ」でこのような座組になった事は色々と象徴的な事かもしれないなぁと思ったり。

…あ、ひとつだけ残念だったところは声優の神谷浩史。この人って演技パターンが1.5種類ほどしかない気がするのですが。時々キャラにピッタリの演技をしているのですが、その他ほとんどの演技が「神谷浩史が滑舌よく淡々と喋るだけ」なので、僕はこの人の声で急にアニメの世界に入り込めなくなる事が結構多いです。リヴァイとチョロ末と糸色望とアララギ君は良いと思うのですが、斉木楠雄あたりから入り込めなくなります。僕だけかなぁ僕だけだろうなぁ。

---

さて全くどうでもいい閑話だが、僕の環境ではテレビ録画に非常に苦労している。

普段はテレビを観ないのでHDDレコーダー的なものを持っておらず、ふと急に録画しようと思った時には「GV-USB2」というキャプチャ機器でコンポジット接続でPC録画する事になる。
…しかし壊れているのか何なのか、10回に9回は音声がノイズのみになる。完全にダメなら捨てて別の機器を買うのだが、時々きちんと動くので始末が悪い。

そんなわけで「キャロル&チュースデイ」は録画したけど映像のみになってしまい、音だけ誰かくれないかな~と無茶な事を思っているところです(笑)。

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bit さんのコメント (2019/04/18) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
>アマンドの木さん
コメントありがとうございますです~。

ほんとあの「ちゃんと曲になるの?」ってほど静かに探り探り演奏しているのが、2人がハモってみたあたりからパズルのピースがはまるように音楽に仕上がっていくのは良かったなぁ…。
スゲー!とか神曲!とかという露骨な凄い曲ではなく、静かに綺麗な曲が出来上がっていくのが凄くライヴ感あって。
キャロルとチュースデイはハイタッチの後の屋上で拳を突き合せる時にはチュースデイが先に拳を近づけるんですよ。この繊細な演出も2人の内面を描いている感じでイイなぁと。まだちょっとぎこちない感じが実在感あるなぁと。

2クールアニメなので先は長いですが、このまま良い作品に仕上がったらいいなぁと期待していますです。
bit さんのコメント (2019/04/18) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
>OYJAR40さん
コメントありがとうございます~。

なるほど確かに神谷浩史さんは「何をやってもキム○ク」タイプの人ですねwww(笑)。
「チョロ松(←ギャグ)阿良々木くん(シリアス→)リヴァイ」の範囲に演じる全キャラが収まっちゃうという。

最近の声優業界って「アイドル活動がメインだから演技しなくてもいい」という事務所方針?の人とか、人気声優として活躍する為に新人声優のギャラのままにしているとか、作品よりも売名に頑張っている人が少なからずいるのだそうで…。
一方で凄く上手い声優さんなのでググってみたら新人さんだったという事もしばしばあり、そういった声優さんに画良い仕事が増えて欲しいな~と。

声優のギャラは、その安さから平成の最初の頃にストライキやデモ行進などがあって、新人・中堅・ベテランとギャラが上がっていくシステムになったのですが、これによって1990年代から新人声優が増えたり、1990年代末頃からアイドル声優としての売り出し方が増えたり、そういった声優のファンが増えたりと、平成という時代に声優本来のあり方とは大きく変わったと言えると思います。

ただアニメに限らず映像作品全般に言える事として、映像作品にとって音響は非常に大きなウェイトを占める部分で、どれほど映像を頑張っても音がダメだと作品自体がダメになってしまうほど重要な部分ですから、好き嫌いとは別にして下手な声優に対しては下手とはっきり言う事も必要ではないかと僕は思っています。
アマンドの木 さんのコメント (2019/04/17) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
つっかえつっかえのフレーズが、だんだんと曲になっていくとこ、いいですよね。
綺麗にはまったあとのイエーイも、クールで無邪気で素敵。
OYJAR40 さんのコメント (2019/04/17) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
おはようございます。
神谷浩史さんの件、私も同様な印象を持っていますよ。
まあ、そこまでは気になりませんが(笑)。

それはさておき、演技者には「何をやっても○○」と言われるような演技者と「役の振り幅の広い」演技者。大まかにこの二系統の人がいて、神谷さんは間違いなく前者なのでしょう。すみません、○○にはキムタクをどうしても入れがちです(苦笑)。話を声優に戻して、前者には他に小山力也さんなんかも入るかな。声が独特な大塚明夫さんも前者に入るでしょうが、この人は割と振り幅もありますよね。
最近の女性声優なんかは圧倒的に後者の方が多く、これは声優専門学校世代ということかな?と思います。平均レベルは高いけれど、「あ、この声、誰々さんかな?」と思ってキャストを見ると違っていたり、ということが多々あります。透明感があって独特、と思っていた花澤香菜さんの声も最近似た声を度々聞きます。私の個人的に好きな声優さんでも、こちらに位置する人の方が多いかも知れません。

まあ、神谷さんは振り幅もそれほど広いわけでは無いと思いますが、人気まで意識してしまうと女性声優に比べて男性声優は起用する駒が限られてしまう、ということで余計に目立ってしまうのかも知れませんね。特に阿良々木君は良くも悪くも演技の固定化を招いてしまったのかも?

ではでは。長文失礼しました。

3.
2019/04/13 「昭和の頃の思い出。」 分類: コラム的な
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僕がビデオデッキを手に入れたのは高校生の頃だった。
オタクの友人から情報を仕入れ中古のデッキやジャンク品を漁って修理したりでベータ規格のビデオデッキを手に入れた。

折りしも世間でレンタルビデオ屋がブームだった頃で、アニメブームは下火になりつつあったが中古ビデオデッキを手に入れた事は大きかった。これでオンエア時にテレビに張り付いていなくても良くなったのだ。

実際にはベータのビデオデッキはあまり使わなかった。
基本的に市販のビデオデッキでは「ベータ1」という高画質モードで録画する事が出来ず、VHSで言う3倍録画に近い「ベータ3」で録画すると音声の劣化が酷かった。ビデオテープもVHSに比べて高価で、録画ヘッドの故障率が異様に高かった。古参オタクは口を揃えて「ビデオはベータ録画が一番」などと言うが、僕はベータデッキはろくに録画も出来ない機械という印象しかない。社会人になってVHSを3台買った。シャープのビデオデッキはコマ送りが優秀で、アニメの作画を1コマずつチェックして楽しんだ。

---

僕の父は既に故人だが、生前は物凄く怖い人だった。
父の怒鳴り声に抗える人など誰もいないし、言い訳など頑として通用しない。なので僕は幼少の頃から父の前で無邪気に調子に乗るような事もできず、恥ずかしながら30代の後半あたりまで父に怯えていた。正直ヤクザより怖い存在だった(笑)。

そんな父が休日のある日、高校生だった僕がビデオデッキを入手した事に興味を持ったらしく、普段は来ない僕の部屋に来た。
そして父は「小遣いやるからビデオ借りて来い」と言った。
「どんな映画を借りてくればいいの?」
「…わかるだろ?」
(ぜ…全然わからない…(汗))

僕は恐怖の存在である父の意図する事が皆目わからないままレンタルビデオ店に赴き、悩みに悩んで「僕がオススメできる、父も楽しめそうな映画」を何本か借りた。アクション映画を軸に、たしか川尻善昭のOVAアニメ「魔界都市『新宿』」などもチョイスした筈だ。

「とりあえず適当に見繕ってきたよ」と父にビデオを見せたがリアクションが薄かった。
まずはマッドハウスの超絶アクション作画の「魔界都市『新宿』」を見せてみた。なにしろ恩田尚之が作画監督で川尻善昭のスタイリッシュアクションが描かれているOVAだ。作画のゆがみなど一切無い。原作は菊池秀行で、舞台は現実の東京がモチーフだ。テレビアニメより格段に対象年齢高めのダークでクールなアニメだ。普段アニメを見ない人なら「こんなに凄いアニメがあったのか!」と驚く筈だ。

しかし父は冒頭の戦闘シーンからリラックスモード、中盤に差し掛かる前に居眠りを始めてしまった。
高校生だった僕は困惑した。恐ろしい父ではあるが折角の機会なので僕のオススメ作品を楽しんで欲しかった。しかし父の関心を引く事も無く、結果は寝落ちなのだ。

僕が「…あ!あの時父はアダルティーなビデオを御所望していたのか!!」と気付いたのは数年後の事である(笑)。

---

父とは後々映画などの話題で会話する事があったし、僕がアニメ好きである事も理解していたと思う。
しかし高校生の頃の僕はOVA「魔界都市『新宿』」の凄さがアニメを見ない大人に伝わらなかった意味が理解できなかった。いまならその理由を色々な角度から語る事が出来るが、要するに僕と相手のアニメの価値観が違ったのだ。

アダルティーな動画に限らず、猫動画ならいつでも繰り返し何度でも観ていられるという人もいるし、騒々しいアクション映画が苦手だが環境ビデオは好きという人もいる。不朽の名作が万人向けとは限らないし、凡作が大ヒットする事も多々ある。同じアニメファンでも趣味性や価値観が一致する人は案外少ないものであろう。高校生の頃の僕はそれに気付けなかった。

この経験は僕がレビューする時にしばしば思い出す事で、趣味や価値観が同じ相手なら「とりあえず観とけ!」の一言で済む作品でも、そうではない相手がいる事をできるだけ意識して語るようにしている。(実際に出来ているかどうかは別ですけどw)

または僕がレビューという「自分が作品を見て感じた事を人に伝える事」を意識した最初だったとも言える。
何故自分はその作品を面白いと思ったりつまらないと思ったりしたのか?という事を自分自身が理解出来ていないと誰かに説明も出来ない。そして案外と自分の事を一番理解出来ていないのは自分自身だったりするのだ。自分の事を知っているつもり・知ったかぶりをして考える事を怠ると、好きな作品の説明も伝わらないものになってしまうかもしれない。

父とのエピソードは僕の失敗談でもあるのですが、その失敗を糧にできたらいいなぁという思いは常に心の片隅にあります。

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bit さんのコメント (2019/04/14) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
>十傑集さん
コメントどうもです~。

当時のレンタル店ってチェーン店ではなく個人経営が多かったので、まぁ度胸があれば(笑)借りる事は出来たかもしれません。またそういった意図とわかっていればせめて美人女優の活躍する映画をチョイス出来たので、やはり僕が相手の求めるものを理解できなかった事が失敗だったと考えています。

レンタル店やDVD機器を使いたがらない御年配の方はかなり多いと思います。多分ですが「映画を観たいのであって、機械を操作したいわけじゃない」という根本的な理由だと思います。僕の母もテレビや携帯などは使いこなしているのですが、他の家電は全く使い方を覚えようとしません…。
逆に最近はPCやネットを使いこなすご老人も増えているようで、ネット対戦で囲碁を楽しんだり、ネット通販を活用して最新デジタルガジェット買ったり、ネットニュースをプリントアウトしてネットやっていない仲間にコピーして配っているご老人も見かけます。逆に「電子レンジは栄養が壊れるから使わない」というご年配も多いようですから、世代に関わらず人それぞれなのでしょうねぇ。
十傑集 さんのコメント (2019/04/14) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
>「…あ!あの時父はアダルティーなビデオを御所望していたのか!!」
そういうのを高校生に借りてこさせようとするのは、どうなんでしょうね。…という理屈も多分、通じませんか。
ちなみに私の父は映画館世代なので私が小学生の頃にビデオデッキを購入するも使い方を覚えるのは息子ばかり。
レンタルや録画で観る習慣はついぞ身につかず衛星チューナーを設置こそすれ
DVDプレーヤーやHDDは全く購入しない生活を送っています。

4.
2019/04/04 「もうひとつニワカ追加。」 分類: コラム的な
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前回書こうとして書き忘れていたニワカな事をひとつ思い出しました。

「ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q」に出てくる反ネルフ組織ヴィレの巨大戦艦「ブンダー」。
艦首がエヴァの顔になっている事から新型エヴァンゲリオンをベースにしている事がわかり、その外観から未完成もしくは完成させるだけの予算とかが無かったことが察する事が出来るSFメカとしてなかなか魅力的な戦艦なのですが…。

…なぜか「ブンダーがダサい」という一刀両断の感想を言う人が多くて、物凄く不思議に思っています。
「ブンダーが格好悪い」とか「期待したのと違った」とかといった批判ではなく、口を揃えて「ダサい」という言葉が使われていて。

Googleの予測検索でも「ダサい」と出るほどなので、一人の人間が粘着して批判し続けているというわけではなさそうです。
ではなぜ多くの人の声が「ダサい」で統一されているのかと。
全然知らない人だけどライムスター宇多丸とかが広めたんでしょうかね? なんだかこの人がアレコレ言うと広まるみたいですしw。違うか。ともあれ何か何処かに「ブンダー=ダサい」と言語イメージを固定したものがあるのかなぁと。

ダサいって言うなら「破」の冒頭に出ていた局地仕様仮設5号機(多脚エヴァ)のほうがダサくね?と思うのですが、ダサいかダサくないかは個々人の趣味ですから、その個人的な感想が「ダサい」で固定された原因って何なのかなぁと。
ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてくださいませませ。

…もしかしてパチンコ版のCRエバンゲリオンとかにブンダーが出てきて、出ると大当たりにならないとかといった事でもあるのでしょうか?(笑) それなら「ダサい」とでもクサして当然と思いますけどwww。

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5.
2019/04/02 「実はニワカという話。」 分類: コラム的な
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新しい元号が決まりましたね。
平成という時代は何一つ良い事が無かった衰退しっぱなしの30年だったので、次の「令和」は何事も栄える時代になって欲しいと切に願っています。

まぁ実質的には新年度の始まりの日でして、僕は神社に月詣でに行きつつ、夕食は新年度なので景気付けに!とブロック肉買ってきてジュージュー焼いて食べてました(笑)。とか書き終わる前に翌日になってしまいますたが(笑)。

---

さてそろそろオッサンアピールもウザく思われていそうな気がする僕ですが、自己評価として全然オタクの域に達していないニワカだよな~と常々反省している次第でありますです。

今回はそんな僕のニワカっぷりを露呈してみようかなぁとw。

1)
未だ人気の「機動戦士ガンダム」ですが、その劇場版って新規録音・改悪されて音響がヘッポコになったバージョン「特別編」しか出回ってない気がするのですが、劇場公開時の音が収録されているDVDってないでしょうか?
結構調べたりググッたりしたのですが、ハッキリした情報が得られなくって。
みんなどうやってオリジナル版の劇場版ガンダム観ているのだろう?と。

2)
テレビで機動戦士ガンダムが再放送されていた時代にセットで繰り返し放送されていたのが「トムとジェリー」。
DVDも色々と出ていますが…マストバイのDVDってどれでしょうかね?
実はレンタル版などワーナーブラザーズ公式のものでもポリティカルコレクトによって人種差別的ギャグは全てカットされていて、地上波放送版のほうがノーカットだったという逆転現象が生じています。著作権切れによって画質の悪い海賊版的なものも幾つもセット販売されているようで、DVDで揃えたいけどニワカには手が出しにくいアニメになっています。声優が違うものもあるようで…。
理想としてはテレビ放送版そのままなら高くても買いたいのですが、どうやらそれは売っていないようなので、せめてノーカット版のものはどれなのだろうかと…。
…あ、チャック・ジョーンズによる「新トムとジェリー」とか最近のとかはあまり好みでないのでどうでもいいです。
「こんちトムさん」のナレーションで始まるDVDが買いたいんだけどなー。

3)
最近もっとも自分ニワカすぎ!と猛省したのが「僕のヒーローアカデミア」を第1期以降スルーしていた事。
なにげに結構な人気で海外でも評判が高いようなのですが、第1期の出来は僕の肌に合わなかったので全くチェックしていませんでした。
どうしてヒロアカの人気が高いのか結構本気で理解できなかったのですが、ヒロアカって…僕が常々絶賛している「ガンダムビルドファイターズ」の長崎健司監督の作品なんですよね(汗)。しかもシリーズ構成は黒田洋介とこれもGBFと同じ。ぜんぜん気付かなかった…orz。すっごくヘコみつつ、いつかレンタルで全話ヒロアカ観ようと思ってます。爆豪くんの声が怖くってちょっと苦手だけど。

でもこういった事って世間的にはどういった頻度で発生する事なんでしょうね?
「この声優のファンだけどこの作品のキャラは好きじゃない」とか「このスタッフのファンだけどこの作品は評価していない」とか「出来の良い作品だけど好みじゃない」とか、作品の出来とは別の自分の趣味性でチェックを怠るような事って。

---

と、他にもまだまだニワカな事があった気がするのですが、書こうと思うとド忘れしてしまい、軽い文章なのに時間がかかってしまいました。
有名作品・人気作品の事さえよくわかっていないというのは相当恥ずかしいのですが、今回はあえて恥を曝してみましたです。

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