『ミスミソウ』最終話感想・拍手御礼

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2019/01/05 (2019/01/06更新) 「『ミスミソウ』最終話感想・拍手御礼」
[この書込みのみ表示(記事URL紹介用) / 編集 / 削除 / トラバ送信 / 共有分類に追加(タグ付け)]拍手:3個

今日、1月5日の誕生花はミスミソウです。漫画『ミスミソウ』の完結から、今年で10年になります。
私が4年前に執筆した『ミスミソウ』最終話の感想が、おめでたい事に27個を記録したのを
本日に合わせて記念して、拍手をくれた皆様へのお礼も兼ねて、この漫画の感想全体を振り返ります。

感想を執筆したのは、この名作を少しでも世に広めたいとの考えての事でしたが、
ここまで大きな反響を頂けるとは思いも寄りませんでした。話も絵柄も非常に人を選ぶ
作風ですので。「荒々しいタッチでの残酷な物語と暴力的な描写に抵抗を覚える人も、
文章だけなら抵抗も幾分か減少させられるかもしれない」と可能性に賭けての行動ではありましたが。

ネットや多様な漫画を紹介する類の雑誌では「非常に凄惨で鬱になる漫画」として、
よく取り上げられているので、前々から気になっていた人は多いと思われます。
「有名なので気にはなるけど、長編の暗い漫画だからスマホの配信で読むのもキツイ」と
手が出せずにいた人も、また多かったのではないでしょうか。

経済的だったり時間的だったり、様々な事情で本家『ミスミソウ』読めずにいた方達が、
この私の感想を通じて作品に目を通してくれただけでも、非常に有り難い事なのです。
それが最終話への総拍手数という目に見える形で、こうして何時までも残って行くのも感謝してもしきれません。

この作品の真のメッセージは現在は絶版となっている、ぶんか社の単行本での原作者
『押切蓮介先生のあとがき』を読まないと、読み解くのは難しいですが・・・。
『最終話・感想』の最後に書きましたが、ここに『あとがき』を再掲載します。
少々、難解な言い回しもあるので、後には私自身による解説も控えています。
願わくば、この漫画を通じて押切先生が伝えたいテーマを知る人が1人でも増えます様に。

『あとがき』

ミスミソウは1つ1つが小さく、目立つ花ではありません。そのどれもが
様々な個性を持ち、必死になって小さな花を咲かせます。「それらを慈しむ気持ち、
人間に向ける事を忘れないで欲しい」と思い、この作品を描きました。

普段、自分が描いているテイストを崩しての話作りは困難を極め、
「普通」の人間を描く難しさを難しさを改めて痛感しました。描き終えた今、
ようやく長い長い冬を越して、春を迎えられた気がしております。

様々な人達がサポートしてくれたおかげで、こうして1つの作品が生まれたと
思っております。自分1人の力では到底、無理でした。担当編集者の高野様の力も
絶大でございました。関わってくれた全ての人達に頭が上がりません。

そして、この作品を最後まで見届けてくれた読者の方々にも、
感謝の意をここに表します。本当に有り難うございました。

2009年5月26日・押切蓮介


『解説』『押切先生のあとがき』は絶版となった、ぶんか社の最終巻3巻でしか読めません。
古本屋に行けば高確率で読めたりもしますが。現在も発売中の『ミスミソウ完全版』を
刊行しているのは双葉社です。ご覧の通り『あとがき』は出版社の移籍、ぶんか社の担当だった
高野さんへの言及があるのを理由に、完全カットの憂き目を見ています。折角、先生が漫画に込めた
テーマの説明が削除されて、読者に解り辛くなってしまったのは、何とも歯がゆい事だと感じます。
「単に滅茶苦茶、残酷な話を描きたかった」と誤解している人も多そうですしね・・・。

押切先生のメッセージは要約すると「人は皆、冬(=辛い時)を耐え抜いて、春(=幸せの時)を
迎えようとするミスミソウなのだから、1人1人への思いやりを忘れないで欲しい」との事です。
作中でも「他人も自分と同じ、苦しみを乗り越えて幸せを目指す人間」なのを忘れ去った、
冷酷非情な極悪人達(主にイジメグループと保護者達)が、大惨劇を引き起こしましたからね・・・。

押切先生の言う「普通の人間」とは「現実世界にもいるタイプの人間」という意味を持ちます。
よく「作者は悪人連中の事も、普通の人間扱いするのか」と誤解されていますが。
普段の押切作品は、漫画にしか登場しない強烈な個性を持ったキャラが多くを占めています。
善人にしろ、悪人にしろ、普通の人にしろ、実在するタイプのキャラを描くに当たって、
押切先生は随分と苦心されたのでしょう。その甲斐あって、キャラの人間味は傑出しています。

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KAMIKAZE さんのコメント (2019/01/09) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
まいさん、コメントではお久しぶりです。
「ミスミソウ」は以前、まいさんが感想を最終回まで手掛けていた作品でしたね。
かなり凄惨な復讐劇でしたが・・・
この作品を描き切ってまとめた作者・押切氏にも、この作品の感想を最後まで書き切り、完走したまいさんにも、
あらためて「お疲れ様です」と労いの言葉をかけてあげたいです。

そういえば、この作品・・・、同じ作者の作品のキャラもプラスして「仮面ライダー」と掛け合わせたネタを過去に私が使わせて頂いた事を
思い出しました。
※その時の記事はこちらです。

https://sakuhindb.com/pj/KAMIKAZE/201512231.html
(同じ特撮なら他に「ライフ」も戦隊ヒーローのネタにしましたが)

https://sakuhindb.com/pj/KAMIKAZE/20150220.html
あと、前回紹介した作品の他に、押切氏が原作者として手掛けた作品として「妖怪マッサージ」があります。
この作品も良かったので、機会があればまた読んでみてください。
私的に、押切氏の作品は絵からしてギャグの方が合っている、というか、楽なギャグ系の作品の方が好きだったりします。

※押切氏が原作を手掛けている「妖怪マッサージ」の評価はこちらです。

https://sakuhindb.com/anime/comment.asp?file=Youkai%20massaji%60manga&user_name=KAMIKAZE


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