バーンパレスの飛行日誌(記述:はんぶらび)

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12018/12/14アニメ・漫画関係..バキの最凶死刑囚
22018/12/12ガンダム関係..『閃光のハサウェイ』が三部作で映画化..
32018/12/10ジャンプ感想..ジャンプに連載中の『呪術廻戦』が、面白くなってきた..
42018/12/07銃の知識ドイツの老舗メーカー、モーゼル社~その3~..
52018/12/03銃の知識ドイツの老舗メーカー、モーゼル社~その2~..
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2018/12/14 「バキの最凶死刑囚」 分類: アニメ・漫画関係
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アニメのバキをリアルタイムで見ている人は、そろそろ絶望を通り越して呆れている頃でしょうか?あるいは見続けるのを断念した頃でしょうか?私はまとめて観る派なので、完結したらレンタルするかAmazonビデオで観る予定ですが。
バキの出だしは、漫画の歴史に残る最高傑作です。勇次郎レベルの敵が一気に五人も登場したと、読んだ時は最高に興奮しました。五人の死刑囚の登場のさせ方も、最高にハッタリが利いていて、レベル・マックスで面白かった。
その後も、傑作バトルが続いた。前半のみですが…。

バキは、ドリアンと独歩の戦いが始まるまでは、最高に面白かった。ドリアンの正体が明かされ、烈海王が一礼する場面こそが、この漫画の際好調だった。
そしてドリアンと独歩の戦いが始まってからは、最低につまらなくなった。まるで原作者が他にいて、入れ替わったかのようです。
才能は使えば摩耗するものだから、段々とつまらなくなっていくのなら分かります。でもバキは、あの戦いを境に、一気につまらなくなった。本当に不思議です。

おそらく作者は『死刑囚編』を書くことが、単に飽きたんだと思う。続きを考えるのが、嫌になったんだと思う。
それが証拠に五人の死刑囚の扱いは、決着が付くたびに雑になって行く。スペックは、戦いも結末も最高だった。ドリアンとドイルは、戦いはダメだったが結末は良かった。シコルスキーと柳は、戦いも結末もダメだった。
特に柳の扱いなんて、酷いものです。原稿料をもらっておきながら、よくあんな酷い話を描いたと、読んだ時に呆れました。

後、最凶死刑囚と言いながら、悪人なのがスペックしかいなかったのは、コンビニ・コミックスで読み返してみると物足りなかった。柳は、もっと悪人として描いた方が良かったのでは?強さを求めるためなら何でもする、求道的な悪として。
ドイルとドリアンは、あれはあれで、あのキャラで完成されています。アウトローではあるけど悪人ではないキャラとして、完成された魅力をもっていました。
ドイルは、戦いの土俵に上がっている人間だけを、あらゆる手段を使って全力で倒す。ただし土俵に上がっていない人間には、一切手出ししない。という明確な哲学をもっていました。ドリアンも、作中の描写を見る限りでは、似たような考えの持ち主のようです。
だから、この二人はこれで完成されているから良いのだけど、柳はもっと悪党でも良かったのでは?

以下、最凶死刑囚たちを考察してみたいと思います。
ただし戦闘力の考察はしません。作者の都合でキャラの強さがコロコロ変わる漫画なので、考察は無理です。

スペック

作品貢献度:五点。花山薫と、死刑囚編最高の名勝負を繰り広げた。この戦いは、刃牙シリーズ通しても、最高の名勝負の一つ。
戦い方は二人とも猪突猛進型の戦い方をするくせに、性格は正反対なスペックと花山の戦いは、爽快で気持ちの良い名勝負。結末も、意外性がある癖に納得出来る綺麗な終わり方。

悪人度:五点。最凶死刑囚の中で唯一、悪人と言える存在。それも凶暴凶悪な極悪人。
息をするように人を殺す異常性格者で、老若男女、善人悪人、強者と弱者、一切差別することなく見境なく殺戮し災いをまき散らす快楽殺人鬼。悪人というよりは、『知性をもった怪物』。

ドリアン

作品貢献度:三点。死刑囚編序盤では強敵ぶりを発揮し、大いにストーリーを盛り上げた。独歩の片腕を切り落とし、克巳を数段格下の相手として弄び、加藤と末堂と名勝負を繰り広げた。
しかし独歩との再戦では歯が立たず、呆気なく倒されガッカリした。その後に雪辱を晴らすけど、正々堂々と独歩を倒す展開の方が良かったと思う。なぜ、あのような盛り上がりに欠ける展開にしたのだろうか?読んだ時、理解に苦しみました。

悪人度:二点。戦い方はとことん卑劣で汚いが、一般人には手を出さない。ドイルと同じような倫理観の持ち主で、善人に属するタイプだと思う。ただドイルほど明確に自分の考えを内省していないだけで。
独歩の家を壊したのを考慮して、プラス一点。ただし、その際にも独歩の奥さんには危害を加えていない。

ドイル

作品貢献度:三点。人間離れした身体能力を持ち、二階までジャンプでき窓をぶち破って教室に乱入し、走ってる電車に張り付いて移動するという、作中屈指の超人的技量の持ち主。おまけに全身に武器を内蔵している。
しかし烈に倒されて以降は、少なくとも戦闘面では見せ場が全くなかった。

悪人度:一点。彼の戦闘哲学は、ストライダムとの会話で語られている。戦いの土俵に上がった相手の身を、あらゆる手段を使って、使えるなら核兵器を使ってでも倒す。ただし一般人や戦えない相手には、一切手を出さない。
一見するとノールールの思考が強いように見えるけど、ドイルは自分の哲学に対してはとことん忠実。そしてフェア。
虚無的で子供っぽい性格だけど、理性的な性格なので幼稚なガキという悪印象も受けない。一般人に手出しをしない分別を、最も強くもっているキャラ。

シコルスキー

作品貢献度:一点。五人の中で最も惨めなキャラで、ほとんど見せ場がなく延々と悲惨な目にあい続け、ひたすら雑な扱いを受け続けた。まるで転げ落ちるように、醜態を晒し続けた。

悪人度:三点。いくつかのシーンから推測するに、流され易く調子に乗り易い性格なんだと思う。でも描写が少なく、それ以上のことは分からない。
ただ一般人に危害を加えないという信念は、おそらくもっていないと思う。そこがドリアンやドイルとは違う。
しかしスペックのような快楽殺人鬼でもない。おそらく善悪に関しては、普通の人。つまり凡人。

柳龍光

作品貢献度:二点。異様に設定が豪華なキャラ。かつては渋川剛気に勝利し、風神鎌と鞭打を繰り出し、空掌という特殊な技まで習得している。さらにストーリー後半では、毒手まで会得し、設定だけなら五人の中では最強。
実際に序盤は強敵として描かれ、話を大いに盛り上げた。しかし後半に入ると、最強設定は作中ではほとんど活かされず、見せ場らしい見せ場もなく悲惨な末路を遂げた。性格も、最初の頃は大物感があったのに、後半は小物に改悪された。
五人の中で、一番可哀そうなキャラ。序盤に大物感があっただけに、強さも性格も改悪された零落ぶりが、気の毒に思えます。
『このキャラを描くのが嫌になった』という作者の都合ばかり感じられるキャラ。これしか感じ取れないキャラ。

悪人度:三点。一般人に危害は加えないけど、戦いに巻き込まれても構わないという考えの持ち主。つまり善悪に無関心なタイプで、ひたすら自分の道を生きる求道的な価値観の持ち主。ただし後半で見せた見苦しい面を考慮に入れると、求道的な大物感はタダのポーズの可能性も高い。
死刑囚となった理由は、おそらく空掌の実験のために囚人を使ったから。つまり快楽殺人鬼のスペックと並んで、死刑を宣告された理由が推測できるキャラ。
ただし実験に囚人(=悪人)しか使わなかったところからみても、悪人とは言えない。しかし刃牙に負けた腹いせにドイルを襲うなど、姑息で見苦しい面も目立つ。
余裕がある時は大物ぶるけど、精神的に追い詰められると地が出る性格なんだろうか?まぁ作者の都合で改悪されたキャラの性格を真面目に検証するのは、バカげているかもしれないけど。

シコルスキーと柳は、どちらも戦い方に知性が感じられないのが、読んでいてつまらなかった。どちらもつまらない戦い方しかできないので、キャラとしても魅力を感じなかった。
シコルスキーはひたすら素手で戦っていたけど、武器を使いこなす器用さもないといった感じだった。作中を通して、知性を感じさせるシーンがなかった。
柳は、ひたすら自己の鍛え抜いた技術のみに頼った戦い方をするので、咄嗟の判断力が劣っていた。そこか『技を極め技に溺れる』といった感じで、カッコ悪かった。

ドリアンとドイルは、隠し持った武器の使い方が絶妙で、そこも魅力的だった。スペックは、一見すると何も考えていないようだけど相手の虚を突くのが上手く、そこがクレバーな感じがして魅力的だった。

死刑囚編を通して最も株を上げたキャラは、断然に花山だと思う。スペックを真っ向勝負で堂々と倒す姿は、最高にカッコ良かった。
逆に株を下げたキャラは、独歩だと思う。作者補正が酷過ぎて、読んでいて萎えた。独歩は天内と戦っていた時が、一番輝いていた。

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はんぶらび さんのコメント (2018/12/16) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
ジョニーナンマイダーさん、コメントありがとうございます。

>中でも「スペックvs花山」は、個人的には「刃牙」全編でも最高の名勝負であないかと。

あの試合を描き終えて、板垣先生は力尽きたんです。後は、読者を楽しませるよりも、読者をおちょくる方が楽しくなったんですよ。きっと。
キャラクター描写を見ても、飽きっぽい人なんだと思います。贔屓のキャラはとことん優遇するけど、その贔屓のキャラが割とコロコロ変わりますから。それに合わせて、性格も強さも変わりますし。

花山薫の人気がずば抜けて高いのは、義俠心の強いキャラとして、最初から一貫しているのもあると思います。

勇次郎は作者の過剰な愛情によって、むしろ逆にカッコ悪くなったように思えます。かつてのような威厳が無くなった。
強さのアピールは、昔の方が数段にスマートだった。性格も、昔は魅力的な戦闘狂だったのに、今は息子のストーキングが趣味の変態オヤジです。
ジョニーナンマイダー さんのコメント (2018/12/15) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)]
突然ですが、こんばんみ。「刃牙」は総合、リアルファイトが舞台ですが、ファンタジックなキャラ設定、ファイトは「プロレス」だと思います。

…あっし、プロレスファン(最近は女子プロしか見ませんが)。

中でも「スペックvs花山」は、個人的には「刃牙」全編でも最高の名勝負であないかと。

決まった! と思ったのに更なるスペックの追撃。そして、これ以上ない、必殺技「握撃」の出し方。
プロレスの最高の名勝負に近いです。

2.
2018/12/12 「『閃光のハサウェイ』が三部作で映画化」 分類: ガンダム関係
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https://natalie.mu/eiga/news/308927

無限堂さんのブログでも取り上げられていましたが、『閃光のハサウェイ』が三部作として映画化です。

なんとなくだけど、劇場版Zガンダム位の売上は出るんじゃないだろうか?当たり前ですが全て新規作画で、ツギハギ映画になることもないので、第二部、第三部と続くたびに売り上げが落ちるということもないと思う。
個人的には、凄く楽しみです。原作小説は評価が物凄く高いですが、私は未読なので。それに私は一生、読むこともないと思っているので。

冨野監督の小説はいくつか手にしたけど、読み通せたのはZガンダムだけでした。後は全て、途中で訳が分からなくなって投げ出しました。
別にこの小説だけデキが良かった訳じゃない。話の展開がアニメとほぼ同じ、むしろ大幅に簡略化されているから、読んでいて途中で訳が分からなくなっても、「そういえばアニメでは、こんな展開だったな」と思いだして、小説のストーリーを理解することができました。
本来アニメの小説化というものは、映像では伝わり切らなかったことを補完するためにあるはずです。なのにアニメ本編が小説の補完を果しているという、全く逆で、小説版としての存在価値を欠片も果していません。

こんなことを書くとバカだって思われるかもしれないけど、冨野監督の小説は、読んでいて訳が分からなくなる。投げ出す理由はそれで、登山に例えれば遭難事故みたいなものです。
行間を読むことを絶対的な前提にしている文章で、描写が断片的過ぎて異様に分かり辛い。だから事前にストーリーの大まかな流れを知っていないと、読んでいて分からなくなる。
だから名作と名高い、おそらく文章はメチャクチャ読み辛いけど内容自体は面白いと思える『閃光のハサウェイ』を映像で楽しめるのは、今から楽しみです。おそらくガンダムAで、ベルトーチカ・チルドレンと同じ作者によるコミカライズも始まると思いますし。

Zガンダムの映画だけど、小説版レベルで話を簡略化して映画の尺に相応しい内容に変え、ツギハギを止めて全て新規作画にすれば、売り上げが落ちることもなかったと思う。第一作目の売上を維持できたと思います。スポンサーも冨野監督も、どちらも思いっ切りが悪すぎた。
でも一作目は大ヒットしただけあってデキが良く、アッシマーのカッコ良さには、劇場で見て夢中になりました。二作目と三作目は尺の都合で作るのが困難だろうなと思っていたら、その通りの内容でしたが。

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3.
2018/12/10 「ジャンプに連載中の『呪術廻戦』が、面白くなってきた」 分類: ジャンプ感想
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京都校との対戦に入ってから、急に面白くなったと思う。京都校のメンバーの方が呪霊キャラよりもキャラが立っているし、バトルも理詰めの面白さが出てきた。
特に今回のパンダ対ロボ丸戦は、「一体いつから、鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?」というブリーチのセリフが脳内再生される展開の連続で、今までの『呪術廻戦』のバトルの中では、一番面白かったです。

またロボ丸の、志々雄さんのソックリぶりには、大笑いしました。外見だけでなく仕草や表情も似ていて、ここまで似せているとむしろ清々しくて、パクリと批判する気になれない。
それに、志々雄真実が自らの欲望に忠実な男なら、ロボ丸は自らの願望に忠実な男なので、上手く対になっていると思います。どちらも肉体的な縛りが強力な力を生み出している点では、同じですし。作者にそこまでの考えがあったかどうかは分かりませんが、そこまで考えてのことなら上手いオマージュだと思います。

この漫画に出てくる呪力とは、『北斗の拳』に出てきた闘気と同じようなもののようです。攻撃に使えるだけではなく、防御と肉体の強化にも使える。呪力をバリアーのように使っていると考えないと、作中キャラの異様な頑丈さが説明つかない。
また攻撃に使用する際も、拳に込めて接近戦に使うことも、ビームのように遠距離戦に使うことも、どちらも可能。この点も、闘気と同じです。
だから呪力の質と量、そして使い方が、勝敗を決する。原則として呪力が強ければ強いほど強くなる。

ただ『北斗の拳』と違う点は、呪力に頼りすぎると、攻撃を敵に読まれ易くなるという欠点も生じることです。ケンシロウ対シュウ戦で、シュウが闘気ではなくカマイタチ現象を応用した伝衝裂波に手も足も出なかったのと同じような理屈です。
『北斗の拳』では闘気の強さが戦闘での強さとなっていましたが、『呪術廻戦』では必ずしもイコールとはなっていない訳です。そこが、この漫画の面白い所です。
バトル漫画の面白さとは理屈の応酬なので、こういう描写が増えると面白味が増します。実際、バトル漫画を描く人は理屈っぽい性格の人が多いと思う。

トップクラスに面白いとは思わない。でも京都校戦に入ってからの『呪術廻戦』には、中堅上位ぐらいの面白さがあります。呪力の特性を生かしたバトルが増えてきましたので。
京都校戦終了後も、この面白さを維持し続けて欲しい。巻末コメントを読むと、面白いことを考え出そうとして、引き出しを豊かにしようとしているのが伺えます。

個人的には、両面宿儺の設定は失敗だったと思う。あの設定のため、そういう話はこんがらかったと思うので。
作者自身が両面宿儺を扱い切れていないという印象を、読んでいて受けます。いずれは再登場させないといけないキャラなので、どういう風に扱うかは心配だけど、上手く処理して欲しい。

『面白くなってきた』というより、『面白くなった』と言った方が正しい。それぐらい急激な変化を感じます。
今までは、なぜこんなに人気なのか、さっぱり分からなかった。でも京都校との対戦に入ってから、別な漫画のように質が向上しました。この質を維持し続けて欲しいです。

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4.
2018/12/07 「ドイツの老舗メーカー、モーゼル社~その3~」 分類: 銃の知識
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モーゼル社が設立され発展した時代は、ビスマルクの統治による安定した平和な時代でした。しかしビスマルクの退陣後、状況は一変します。二つの世界大戦が続いて発生する、戦争の時代へと移行しました。
技術者としてだけではなく、経営者としても優れていたパウル・モーゼルが退いた後のモーゼル社は、この時代の急激な変化に適応しきれず、徐々に衰えていきます。

また1933年に成立したナチス政権は、様々な銃火器の開発を銃火器メーカーに命じました。モーゼル社も、いくつかの軍用銃の開発に参加しました。
第二次世界大戦初期に完成させたのがMG34機関銃で、これはラインメタル社が設計したMG29を、モーゼル社が改良して完成させたものです。また終戦間際、モーゼル社はアサルトライフルの研究を行ないStG45を開発しましたが、これは量産には間に合いませんでした。

今回は、最盛期を過ぎたモーゼル社が開発した三つの銃火器、モーゼルHSc、MG34、StG45を、年代順に紹介します。
まず最初は、MG34です。

MG34機関銃


MG34機関銃は、極めて複雑な過程を経て完成された機関銃です。開発が始まったのは1920年代で、この時点ではモーゼル社は関わり合っていませんでした。
この時点では、ラインメタル社がスイスのゾロータン社と協力して、開発を行なっていました。そして完成したのが、MG29です。

作動は反動方式で、閉鎖機構はロータリーボルト式ショートリコイルです。閉鎖と解放をボルトの回転によって行い、ボルトの作動をガス圧ではなく反動で行ないます。つまり一般的なライフルで採用されている閉鎖機構と、一般的なハンドガンで採用されている作動方式を組み合わせたもので、対物ライフルのバレットM82と同じ作動方式です。
またデュアル・トリガーという、非常に珍しいトリガー・メカニズムを採用しています。これはセレクターではなく、トリガーを引く場所でセミとフルを切り替えるメカニズムです。トリガーには上下二つの窪みが付けられていて、上半分の窪みを引くとセミオートで、下半分の窪みを引くとフルオートで撃てます。

MG29はドイツ軍部に高い評価を得ましたが、試作品ゆえの未完成な部分も多くありました。そのためドイツ軍部は、モーゼル社に改良を依頼しました。
そしてMG29はハインリッヒ・フォルマーを中心とするスタッフによって、いくつかの改良点が施されました。
モーゼル社が加えた改良点は、以下の四つです。作動方式とトリガー・メカニズムを含むほとんどの要素は、MG29から受け継ぎました。

・使用するマガジンを、ボックスマガジンからベルト式とドラム式マガジンへ変更
・銃口にマズルブースターを取り付け、毎分800-900発の発射速度を実現
・クローズドボルトからオープンボルトへと変更し、冷却効果を高めた
・バレルの取り付けを簡略化し、バレル交換をやりやすくした

こうして1934年に完成したのがMG34で、軽機関銃としても銃機関銃としても運用が可能でした。そのためドイツ陸軍の汎用機関銃として、威力を発揮しました。
しかしMG34は精密な削り出し加工で作られているため、非常に高価な兵器でした。そのため主力機関銃の座は、やがてグロスフス社が開発したMG42へと移行していきます。

↓は、MG34のCG動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=giNaKn6Bdcg

1分14秒からのシーンを見ると、給弾方法が分かります。給弾はマガジンに組み込まれているスプリングの圧力ではなく、ボルトと連動するパーツによって、機械的に行われます。
左右に首を振っているパーツが、ドラム式マガジンからの給弾を行なっています。ボルトに連動して左右に動くことによって、装填を行ないます。

3分からのシーンは、バレルの交換方法です。このように回転することによって、簡単にバレルを引き抜くことができます。

4分10秒からの射撃のシーンをよく見ると、オープンボルトなのが分かります。バレルがチェンバーを閉鎖している時間よりもホールド・オープン状態の時間の方が長く、また回転して閉鎖が完了すると同時に撃発しています。
モーゼル社のスタッフは、命中率よりも冷却効率の方を重視して、オープンボルト式に変更しました。オープンボルトはチェンバーが解放されている時間の方が長いので、空冷効果がクローズドボルトよりも高めです。

4分16秒からは、チェンバー部分のアップです。ショートリコイルの様子が、よく分かります。
ボルトとチェンバーが一体化して後退し、ボルトが回転するとロックが解除されます。

5分3秒からのシーンを見ると、反動方式なのが分かります。反動方式なので、バレルにガス・チューブが取り付けられていません。

モーゼル社が勢いを失っていく一方で、時代の流れに上手く乗り、急成長を遂げたのがワルサー社です。特に1930年から販売を開始したワルサーPPは、モーゼルM1914から少しずつシェアを奪っていきました。
危機感を感じたモーゼル社は、1937年にM1914の後継を開発しました。それが、モーゼルHScです。モーゼルHScはダブルアクション式の小型オートであり、ワルサーPPを強く意識して設計された銃です。

モーゼルHSc


モーゼルHScは、ワルサーPPに奪われたシェアを取り戻すために開発された、小型オートです。
ワルサーPPとそのバリエーションほどの人気は得られませんでしたが、高い評価を得ることに成功し、スマッシュヒットしました。そのため戦後も生産が再開され、1977年まで生産が続けられました。

モーゼルM1914と同様のオートのスライド・リリース機能を持ち、迅速な初弾の装填が可能です。一方でトリガー・メカニズムはモーゼルM1914と異なり、ダブルアクションに変更されました。そして非常に凝った安全装置が、組み込まれています。
セイフティを下げてオンにすると、シアがブロックされ、トリガーが引ききれなくなります。さらにファイアリング・ピンの位置をずらし、物理的に撃発が不可能となります。
この二重の仕掛けにより、理論上は暴発が絶対に起こり得なくなります。極めて安全性の高い、凝ったメカニズムです。

↓は精密に作られたモーゼルHScのモデルガンの作動を説明した動画です。実銃動画よりも、モーゼルHScの仕掛けが分かります。

https://www.youtube.com/watch?v=h6aCQSez_Oc

↓は、グリップを外した状態で、トリガーメカニズムを解説している動画です。こちらは実銃です。訳は、超訳です。また赤文字は私が書いた補足で、動画にはない部分です。

https://www.youtube.com/watch?v=T20tGyMGy9Q

スライドを引いて、残弾がないことを確認します。手動ではスライドを戻せないので、マガジンを抜いて、再び差し込んでスライドを戻します。そしてマガジンを抜き取ります。
モーゼルHScは、一見するとワルサーPPKとPPに似ています。しかし分解方法は、大きく異なっています。ワルサーはトリガー・ガードを下げて、スライドを外します。
一方モーゼルHScは、トリガーガードの内側にある小さなボタンを親指の爪で押しながらスライドを押せば、外せます。この時は、セイフティは下げてオンにしておきます。

1分17秒:フレームの溝には、前後に一対づつ、合計四つのロッキングラグがあります。ロッキングラグは、スライドが前後には動くけど上下には動かないようにし、スライドが外れないようにする役割を果します。
スライドを前にずらすと、このロッキングラグからスライドが外れ、スライドを取り外せるようになります。しかしバレルとフレームが結合しているため、スライドを前にずらすことができません。
トリガーガード内の小さなボタンを押すと、トリガー前方のレバーが下がり、バレルとフレームとの結合が解除されます。結合が解除されると、スライドをバレルごと前にずらすことが可能となります。そしてスライドがロッキングラグから外れた段階で、スライドを上に持ち上げると、スライドが外れます。

当たり前ですが、銃はスライドが外れないようにできています。しかしスライドが外れないと、分解ができません。そのため特定の手順を経た場合にのみ、スライドが外れるようになっています。
この手順は多種多様で、様々なやり方があります。モーゼルHScのやり方は、スライドはバレルよりも前に動かせない仕組みを利用したものです。
スライドはバレルのチェンバー部分を閉鎖する役割を担っているため、スライドはバレルのチェンバー部分に引っかかり、それよりも前に動きません。そのためバレルとフレームの固定を解除すれば、スライドはバレルごと前に動かせるようになります。


1分48秒:バレルには、リコイルスプリングが一つ取り付けられています。バレルは前方に少し押せば、上方に引き出せます。
セイフティメカニズムは、ファイアリング・ピンを押し上げて、ハンマーが当たらないようにする仕掛けです。
セイフティがオフだと、このようにファイアリングピンを押すことができます。しかしオンにすると、押せなくなります。

2分23秒:トリガーメカニズムを分かり易く説明するため、グリップを外した状態にして、スライドを取り付けます。
スライドを取り付けるには、分解とは逆のやり方をします。スライドのセイフティを下げた状態にしてスライドを押し込めば、完了です。

2分56秒;トリガーは、このトリガーバー(細長い板状のパーツ)によって、シアを動かします。シアとは、ハンマーをコッキングポジションで固定するためのパーツです。
ハンマーがコッキングポジションにある時にトリガーを引くと、トリガーバーがシアを動かし、シアとハンマーの連結が解除されます。そしてハンマーは落ち、ファイアリングピンと叩いて激発します。
今はマガジンが入っていないので、マガジン・セイフティが働き、トリガーが動かせません。

3分37秒;マガジンを入れると、マガジン・セイフティが解除され、トリガーを動かせるようになります。
ハンマーがレストポジションにある時にトリガーを引くと、トリガーバーがハンマーを引っ掛けて持ち上げ、コッキングポジションまで持っていきます。これが、ダブル・アクションの動きです。

3分49秒:セイフティを下げてオンにすると、シアがブロックされ、トリガーもハンマーも途中までしか動きません。そのためハンマーをコッキング状態にすることができません。

シアを完全にロックするのではなく、シアの上昇を押えるやり方です。このためトリガーも、ある程度は動きます。
完全にロックするやり方と比べると一見危なっかそうですが、安全上の問題はありません。また完全ロックでないので、デコッキング(ハンマーをレストポジションに戻すこと)がセイフティをオンにしたまま出来るという利点があります。


3分58秒:ハンマーをコッキングポジションにしてから、セイフティを下げてオンにします。この状態でトリガーを引けば、ハンマーをレストポジションに戻せます。
そしてレストポジションに戻すと、シアがブロックされているので、先ほどと同じようにトリガーとハンマーが途中までしか動かせなくなります。

↓は、操作方法と分解方法を簡潔に説明した動画です。マガジンの取りだし方とマガジン・セイフティ、ダブル・アクションの動き、スライドリリース機能、セイフティの働き、分解と組み立て、最後に作動のチェックの順番で、説明してあります。

https://www.youtube.com/watch?v=_ATuKG9u0GY

上記の動画を見れば分かる通り、凝りすぎたメカニズムです。複雑すぎるため、使い勝手の悪い面もあります。
直感的に分かり易い操作方法ではないので、操作に慣れが必要です。しかし安全性は、現代のハンドガンと比べても引けを取りません。
現代の目から見ると、無駄の多いメカニズムです。しかし、そこにはハンドガンがシングル・アクションからダブル・アクションに移行しつつある時代の、試行錯誤が反映されています。

第二次世界大戦末期、ドイツ軍部はモーゼル社に、アサルトラフルの試作を命じます。それがStG45で、残念ながら本格的な生産が始まる前に終戦を迎えましたが、ドイツ軍の要求を満たしていたため、正式採用には至りました。
このStG45を開発した技術者が戦後にスペインに渡り、その地でセトメ・ライフルを開発、やがて、このセトメ・ライフルを元にH&K社がG3を開発します。つまりStG45は、G3の遠い先祖です。

StG45


世界初のアサルトライフルであるStG44を開発したナチス・ドイツですが、より生産性とコストに優れた小銃の開発をモーゼル社に要求しました。モーゼル社の技術陣は、ガス圧作動方式ではなく反動方式を選択することによって、その要求を実現しようとしました。
反動方式にすることによってガスチューブとガスピストンを省くことができ、その分だけ生産性の向上が見込めると判断した訳です。また作動を、シンプルな反動方式にすれば、故障も減ると思われました。

威力の強いライフル用カートリッジを反動方式で発射するために、モーゼルの技術陣は従来とは異なる新たな作動方式を考え出しました。それがローラー・ロッキング式ディレード・ブローバックです。
ボルトを機械的にロックするのではなく、ボルトにブレーキを取り付け、ブレーキの摩擦抵抗によってボルトの後退を遅らせるやり方です。バレルとボルトは完全に閉鎖されていないので、ボルトの早期解放の危険性がありますが、ブレーキの利き具合を調整することによって様々な種類のカートリッジに対応が可能です。

ローラー・ロッキング式ディレード・ブローバックを思い付いたのは、ふとした偶然からです。前述のMG34を開発中に、ボルトのロックが思ったよりも早く解除されるケースが発生しました。
これをヒントに、機械的な仕掛けによる強制的な閉鎖ではなく、摩擦抵抗によってボルトの後退を遅らせて閉鎖状態を保つやり方を思い付きました。そして社内で独自に研究を初め、試作ライフルの開発要望を契機として実用化に挑みました。

現在では、ローラー・ロッキング式ディレード・ブローバックは機械的な閉鎖ではなく摩擦抵抗でボルトの後退を遅らせるため、威力の強いライフル用カートリッジには向かないことが分かっています。しかも非常に高度な工作技術を要求されるため、コストダウンとはなりません。
また様々な種類のカートリッジに対応可能という点も、理論上の話でしかありません。実際は、ハンドガン用カートリッジよりもはるかに高威力で高速なライフル用カートリッジには、対応が難しいことも分かっています。
しかし、当たり前ですが、開発する前から結果は分かりません。モーゼルの技術陣はローラー・ロッキング式ディレード・ブローバックこそが最も優れた作動方式だと信じ、開発を続けました。

全く新しい独自の作動方式を完成させるため、開発は難航しました。そして終戦間近、ようやく試作品の完成に漕ぎ付けました。開発の中心となったのは、ルートヴィヒ・フォルグリムラー博士だと言われています。
しかし本格的な生産に移る前に、ドイツは降伏しました。そのため性能は、全くの未知数です。

終戦と同時に、ドイツは連合軍によって占領されました。ドイツを憎むフランス軍による略奪と暴行が始まり、モーゼル社の施設も破壊し尽くされました。
またドイツでは一切の武器の製造が禁止され、モーゼル社をはじめ全ての銃火器メーカーは解体に追いやられました。

しかし1956年に占領政策が緩められ、モーゼル社をはじめいくつかの銃火器メーカーが再建されました。しかしスタッフのほとんどは、すでにH&K社で働いていたため、モーゼル社には戻りませんでした。
そのため再建後のモーゼル社に開発力はなく、以後は過去の商品を再生産して、細々と経営を続けていきます。人材を失ったモーゼル社に残されたのは、ブランド名という過去の遺産だけでした。

そして20世紀末に、兵器部門はラインメタル武器弾薬社に、民間部門はシグ・ザウエル社に、それぞれ買収され、モーゼル社は消滅しました。現在では、シグ・ザウエル社の一部門として、名称のみが残されています。
買収は段階を経て行われ、1995年にはラインメタル社への買収が、1999年にはシグ・ザウエル社への買収が完了しました。こうして企業としてのモーゼル社は消滅し、ブランド名だけが、今に残されています。



モーゼルという呼称ですが、書籍によってはマウザーとも書かれています。どちらが正しいかというと、ドイツ語式の発音ではマウザーの方が正確です。ドイツでモーゼルと言っても、通じません。
モーゼルという呼称は、日本特有のものです。しかし一般的にはモーゼルの方が広く普及しているので、モーゼルを使用しました。

また外国でも、他国の固有名詞の発音は、非常にいい加減です。アメリカでは、モーザーと発音します。
モーゼル社のライバルのワルサー社も、ドイツ語式の発音ではヴァルターで、英語式の発音ではウォルサーです。ワルサーは、ドイツ語式と英語式を組み合わせたものです。ワルサーは、ドイツでもアメリカでも通じない、日本独自の呼称です。



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2018/12/03 (2018/12/05更新) 「ドイツの老舗メーカー、モーゼル社~その2~」 分類: 銃の知識
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モーゼル社を世界的に有名にしたのが、1896年から製造が始まったモーゼルC96です。前方にマガジンがある独特の形状は、映画等で目にして記憶に残っている方も多いと思います。
C96とは『Construction in 1896』の略で、1896年創出という意味です。つまり英語の名称で、モーゼル社内ではM1896と呼ばれていました。

このC96ですが、設計したのはパウル・モーゼルではありません。モーゼル社の技術者である、フィデル・フェーデルレです。
パウル・モーゼルは、これからは小型拳銃の時代だと予測していたので、大型拳銃の開発を禁止していました。そのためフィデル・フェーデルレは秘密裏に開発を進め、試作品を完成させました。
そのデキの良さでパウル・モーゼルを納得させ、1896年にモーゼルC96は世に出ることとなりました。

他のハンドガンの二倍近い価格の高価な銃のため軍の採用は逃しましたが、民間では大ヒットし、1896年から1937年までの間に、100万丁以上製造されました。また将校の私物として、戦場でも活躍しました。
モーゼルC96の大まかな概要は、↓の記事で述べてあります。今回は、より詳細な説明を行ないます。

https://sakuhindb.com/pj/6_A4CFA4F3A4D6A4E9A4D3/20180418.html

モーゼルC96は、40年以上に渡って製造が続けられました。その間に、様々な改良が加えられていきました。時代別に大別すると、Early Production、Prewar Commercial、Wartime Commercial、M-30に分けられます。
モーゼルC96で最も大きく改良が加えられ続けたのは、安全装置です。そして安全装置の仕組みが変えられる度に、ハンマーの外見も変えられました。
そのためハンマーの形状が、時代ごとのバリエーションを、外見から見分ける最大の特徴となります。セイフティの形状にも若干の違いがありますが、目に付く分かり易い違いは、ハンマーです。


赤い丸で囲った部分がハンマーで、水色の丸がセイフティです。この二カ所の違いで、生産モデルの見分けがつきます。

また特殊なモデルとして、軍向けに9㎜パラべラム使用のPrussian Contract、ロシア向けの輸出モデルであるボロ・モーゼル、フルオート機能がついたM712があります。

Early Production

初期生産モデルで、1896年から1905年に渡って製造されました。外見上の特徴としては、ハンマーの指をかける部分が、後のモデルよりも大きい点です。ハンマーは、『コーンハンマー』か『ラージリングハンマー』のどちらかが取り付けられています。
またセイフティの形状もやや短めで、若干、後のモデルと異なります。しかし他のモデルと見分ける上では、セイフティよりもハンマーの形状に目を向けた方が分かり易いです。

後のモデルとの操作性の違いは、安全装置です。安全装置は下げるとオンになり、上に押し上げるとオフとなって発射可能となります。
また安全装置の動きの距離は、後のモデルよりも短めです。そしてセイフティの形自体が短いため、安全装置がかかっているかどうかが、パッと見から判断し辛いという欠点がありました。


左がコーンハンマーで、右がラージリングハンマー。下がアップ。
ハンマーの中央に穴が開いているかどうかの違いはありますが、どちらのハンマーも指をかける部分が大きめです。またセイフティも、フレームから少ししか、はみ出していません。

Prewar Commercial

安全装置を改良した戦前モデルで、1905年から1912年に渡って製造されました。多くのモデルがあるC96の中で、最も多く生産されたモデルで、生産数は24万丁に達しました。
安全装置はEarly Productionとは逆に、上に押し上げるとオンとなり、下に下げるとオフとなって発射可能となります。またセイフティの動きの距離も、Early Productionよりも大きくなりました。

外見上のEarly Productionとの違いは、ハンマーの指をかける部分が小さくなった点です。またセイフティの形状も、Early Productionよりも長めになっています。
セイフティが長く突き出していて、さらに移動距離も大きいので、安全装置がかかっているかどうかが、見た目で分かり易くなっています。


左がPrewar Commercialの全体で、右がアップ。このようにハンマーの指をかける部分が、Early Productionと比べると小さくなっています。

↓がPrewar Commercialの射撃シーンです。このようにセイフティが、上まで上がります。

https://www.youtube.com/watch?v=tEYM3AmL9Xc

Wartime Commercial

戦中モデルで、1912年から1914年にかけて製造されました。このモデルで、一時的にC96の製造は終了となります。
外見も操作方法も、Prewar Commercialと、ほとんど同じです。しかしトリガー・メカニズムは大幅に改良され、安全装置の確実さが向上しました。
モーゼル社はWartime Commercialに組み込んだメカニズムを、『Neue Sicherung(英語だとNew Safety)』と称しました。

外見上の唯一の特徴は、セイフティの形状です。Wartime Commercialのみ、セイフティに穴が空けられていません。
この穴の開いていないセイフティはWartime Commercialのみの特徴で、戦中の製造ゆえの、製造過程の簡略化です。


左がWartime Commercialで、右がPrewar Commercialのセイフティです。
このようにWartime Commercialには、セイフティの穴が空けられていません。生後に製造が再開されたC96には、再び穴が空けられるようになったので、この穴の開いたセイフティは、戦中モデルのみの特徴です。

C96は、大戦の悪化による物資の窮乏により、1914年に市販モデルの製造が中止となります。戦後も、ベルサイユ条約の規制による銃火器の製造の制限により、長らく製造が中断されます。

M30

M1930とも呼ばれる、C96の最終モデルです。1930年から1937年に渡って製造されました。このモデルからは、『Universal Safety』と呼ばれる安全装置が取り付けられました。
この安全装置は、一番下がオフで発射可能なのは同じですが、セイフティを上げてオンにすると、安全装置がかかった状態でハンマーの操作が可能となります。そのため手動デコッキングが可能で、ハンマーを戻すとハーフ・コックの位置で止まり、ハンマーがファイアリング・ピンに当たるのを防ぎます。
つまりシグ・ザウエルから自動デコッキングを省いた操作方法です。コック&ロックは出来ません。

外見上の違いは、ハンマーから同心円状の装飾が無くなった点です。また戦後モデルなので、セイフティの形状は穴の空いたタイプに戻りました。
Prewar Commercialとの外見上の違いは、ハンマーです。


左がM30の全体で、右がアップ。このように従来と比べると、シンプルな外見のハンマーです。

↓は、M30の操作方法を紹介した動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=fzXnRr2JARM

3分40秒から、操作方法の説明が始まります。
セイフティがオフでハンマーがダウンしている状態で、セイフティをオンにすると、ハンマーは自動的にハーフコックの位置になります。非常に凝ったメカニズムですが、あまり実用性はありません。
またセイフティがオンの状態でも、ハンマーのコッキングは可能です。

4分13秒からのシーンを見れば分かりますが、ハンマーがハーフコックの状態でセイフティをオフにすると、ハンマーがダウンします。これは全く実用性のない機能です。
コストダウンのためコック&ロックの機能を省いたため、このような意味のない機能が発生しました。設計時に意図した機能ではありません。
ボルトとファイアリング・ピンの長さが同じで慣性で撃発される仕掛けなので、ハンマーがファイアリング・ピンに接していても暴発の心配はありません。しかし精神的に不安になる操作方法です。

上記の中で最も人気のあるモデルが、Prewar Commercialです。コック&ロックが出来る扱い易い安全装置と、物資の豊かな時代に作られた高品質な仕上がりが理由です。
次からは、様々な特別なモデルを紹介します。

Prussian Contract

戦中に軍用として製造されたモデルで、1916年から1918年にかけて製造されました。製造期間が2年にもかかわらず、15万近く製造されました。軍用ですが軍専用に製造されたモデルではなく、フルオート機能がないので民間の所持は可能です。
軍用のため口径は9㎜パラべラムに改められ、7.63x25mmマウザー弾を使用する他のモデルと見分けるため、グリップに赤い文字で『9』と書かれています。そのためレッド9とも呼ばれます。一般的には、レッド9の呼称の方が有名です。
また戦中モデルなので、Wartime Commercialと同様に、セイフティに穴は空けられていません。

9㎜パラべラムという最も普及しているカートリッジを使用し、安全装置はコック&ロックが可能な『Neue Sicherung』が取り付けられています。そのためコレクターだけでなくシューターにも人気のあるモデルです。


このようにグリップ部分に描かれた文字を除けば、後はWartime Commercialとほとんど同じです。

ボロ・モーゼル

ロシア向けに製造された輸出モデルで、『ボロ』とは『ボリシェヴィキ』の略です。1930年まで製造が続けられました。製造開始年は不明ですが、1922年頃ではないかと推測されています。
他のC96と一目で違いが分かる、個性的な見た目をしています。バレルは4インチに短縮され、グリップは独特の角ばった形をしています。


バレルが短くグリップが角ばっているため、寸詰まりな印象を与えます。一般的なC96と比べると、カッコ良くありません。

M712

M30にフルオート機能を取り付けた軍用モデルで、M1932、あるいはSchnellfeuerとも呼ばれます。軍専用に製造されたので、総生産数と製造期間は分っていません。フルオート機能があるため、民間の所持は禁止されています。
日中戦争で、主に中国軍が使用しました。またドイツ軍では、空軍と武装親衛隊が、部分的に使用しました。

外見もメカニズムもM30と同じですが、二つ大きな違いがあります。一つ目は、フレームに取り付けられたセレクター・レバーです。これでセミとフルの切り替えを行ないます。
二つ目は、着脱式マガジンを採用した点です。これによって軍用銃としての実用性は、大きく向上しました。


このようにセレクターがついている点以外は、M30と全く同じです。またマガジンの底部も、よく見ると別パーツになっているのが分かります。

様々なC96を、特徴ごとに分類すると、以下のようになります。

モデル名製造期間用途ハンマーの形状セイフティの形状安全装置
Early Production1896~1905民間コーンハンマーorラージリングハンマー短め1stタイプ
Prewar Commercial1905~1912民間スモールハンマー穴の空いたタイプ2ndタイプ
Wartime Commercial1912~1914民間スモールハンマー穴の無いタイプNeue Sicherung
M301930~1937民間同心円状の装飾がないスモールハンマー穴の空いたタイプUniversal Safety

ただしC96は中古市場にしか存在しないので、前所有者が個人的にカスタムした場合もあります。また極少数だけ製造されたモデルもあり、市場にあるモデルを完全に見分けることは不可能です。
そして以下は、特別なモデルの分類です。

モデル名製造期間用途ハンマー、セイフティ、安全装置その他
Prussian Contract1916~1918軍用Wartime Commercialと同じ9㎜パラべラムを使用
ボロ・モーゼル1922(?)~1930ロシア向け輸出モデルWartime Commercialと同じ短めのバレルと角ばったグリップ
M712不明軍用M30と同じ着脱式マガジンとフルオート機能

1898年にモーゼル社は、ドイツ小銃試験委員会から、すでに旧式となったGew88に代わる新たな小銃の開発を要求されます。この要求を受けてパウル・モーゼルが開発したボルト・アクション式のライフルが、Gew98です。
Gew98の一番の大きな特徴は、ロッキングラグが三つある点です。三つの内の二つが主要のラグで、二つの爪でがっしりとチェンバーを閉鎖します。
残りの一つは予備のラグで、主要ラグが壊れても閉鎖を維持します。このように強い圧力のかかる部分が破損しても、射手に危険が及ばない仕組みになっています。
この仕組みにより、黒色火薬の安全な仕様が可能となりました。驚くべきことですが、100年以上たった今日でも、ボルトアクション式ライフルはこの構造を採用し続けています。


赤丸で囲った部分が、主要のラグです。水色の丸で囲った部分が、予備のラグです。
一番下のラグに覆いかぶさっている細長い板が、エキストラクターです。

もう一つの特徴は、エキストラクターが回転式の軸によってボルトに取り付けられている点です。エキストラクターが回転するので、ボルトの前後運動には連動しますが、回転運動には連動しません。
そのためボルトを閉鎖させるための操作によってエキストラクターが回転することがなく、カートリッジの装填から発射、排莢に至るまで、エキストラクターの詰めがカートリッジを掴んだままとなります。カートリッジを完全に保持するので、確実な排莢が行われます。
この仕組みを、コントロールド・フィード(controlled-feed)と言います。

↓は、コントロールド・フィードの仕組みがよく分かる動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=v1zRYq3ML6s

このようにボルトを回転させても、エキストラクターは回転しません。しかしボルトの前後運動の際は、エキストラクターも同時に動きます。

↓は、分解の仕方を説明する動画です。1分30秒以降のシーンを見ると、エキストラクターが取り付けられる土台が回転する仕掛けになっているのが、よく分かります。。

https://www.youtube.com/watch?v=pw21OWzeomE

このGew98を全長を短縮して扱い易くしたのが、有名なKar98Kです。Kar98Kはドイツ国防軍に正式採用され、以後のボルトアクション式ライフルのスタンダードとなりました。
現在のボルトアクション式ライフルは全て、Kar98Kの影響を受けています。

↓は、Kar98Kを紹介した以前の記事です。

https://sakuhindb.com/pj/6_A4CFA4F3A4D6A4E9A4D3/20180616.html

正式採用となったKar98Kは、モーゼル社と子会社のFN社だけでは、製造が間に合いませんでした。そのためモーゼル社は、チェコにも子会社を設立しました。その子会社こそがチェスカー・ズブロヨフカ社で、一般にはCZ社の通称で広く知られています。
つまり多くの名銃を生み出したFN社とCZ社は、モーゼル社の協力によって設立された会社だったのです。モーゼル社を通して技術が伝わり、ベルギーとチェコの銃火器技術は大きく躍進しました。

モーゼル社の技術提供を得てKar98Kの製造を始めたFN社とCZ社ですが、それぞれ独自の改良を施しました。
CZ製Kar98Kは『Gewehr 33/40』と呼ばれ、全長は911㎜の短縮モデルです。オリジナルよりも全長が200mmほど短く、扱い易さを生かして、主に山岳部隊で使用されました。
FN製Kar98Kは『FN モーゼル M1924』と呼ばれ、オリジナルとはボルト・ハンドルの形状が異なっています。ボルト・ハンドルは真っ直ぐな形状をしていて、生産性が高められています。
どちらも兵器としての利便性を考えると、正しい改良です。しかしオリジナルのKar98Kがもつ優美さは、かなり損なわれました。


上がGewehr 33/40の全体像。このように、寸詰まりな体形をしています。
下がFN モーゼル M1924のボルト・ハンドル部分のアップ。優美さに欠ける形状をしたボルト・ハンドルです。

モーゼルC96とKar98Kの成功により、モーゼル社はヨーロッパ有数の銃火器メーカーとなりました。パウル・モーゼルは一線を退き、1912年にこれまでの功績により貴族に列せられました。
一方モーゼル社は、パウル・モーゼルの長年の夢だった小型拳銃の開発に成功しました。それがモーゼルM1910で、口径は.25ACP弾です。後に口径を.32ACP弾としたM1914も登場しました。

モーゼルM1914


モーゼルM1914は、モーゼルM1910の.32ACP口径バージョンです。.25ACP口径のモーゼルM1910では対人には威力不足なので、護身用向けに開発されました。設計を多投したのはパウル・モーゼルではなく、ジョセフ・ニックルです。
同時期に出たブローニングM1910と比べると、洗練さに欠けたデザインです。そのため売上はブローニングM1910には敵いませんでしたが、ドイツとアメリカ両国で大ヒットと呼べる売上を達成できました。

モーゼルM1914の最大の特徴は、前方部分が大きくカットされた、独特の形状のスライドです。一見するとベレッタM1934に似ていますが、ベレッタM1934と異なり、エジェクションポートではありません。
用途は不明ですが、このカット部分のため、非常に個性的な造形美を生み出しています。好き嫌いは分かれますが、スチーム・パンク的なデザインです。


このように、前方上部が大きくカットされています。そしてエジェクション・ポートは別にあります。
なんのためのカットしたのか見当がつかない、謎めいた形状をしたスライドです。

もう一つの不思議なメカニズムとして、独特のセイフティがあります。セイフティが二つ付けられていて、レバー式のセイフティを下げると安全装置がオンになり撃てなくなります。
しかし解除するにはレバーを上げるのではなく、レバーの下に取り付けられているボタンを押します。ボタンを押すと、安全装置がオフとなり、激発可能となります。
つまり安全装置を入れるためのセイフティと解除するためのセイフティ、二つのセイフティが取り付けられています。他に例を見ない、極め付けにユニークな仕掛けです。


左がモーゼルM1914の全体で、右がセイフティ部分のアップ。デコッキング・レバーのようなものが安全装置をオンにするレバーで、マガジン・キャッチのようなボタンが安全装置をオフにするボタン。

↓は、モーゼルM1914の作動を解説したCG動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=YLG_DzSdq-8

作動自体は、ストライカー方式のシンプルブローバックで、極めてスタンダードなやり方です。ブローニングM1910と同じです。

↓は、モーゼルM1914の射撃と分解を撮影した動画です。超訳と私の説明を組み合わせたもので、正確な訳ではありません。また赤文字は私が書いた補足で、動画にはない部分です。

https://www.youtube.com/watch?v=atC0fw067L8

モーゼルM1910とモーゼルM1914は、モーゼルHScほど有名ではありません。しかし1913年から1941年にかけて、全てのバリエーションを含めると50万丁近くも生産された、素晴らしい成功を収めたハンドガンです。
今日のグロックのように、様々な口径のバリエーションを出す予定でした。しかし9㎜パラべラムと45ACP弾の製造は上手くいかず、プロトタイプのみに終わりました。そのため市場に出たのは、.25ACP口径と.32ACP口径のみです。

1分32秒(安全装置の説明):セイフティは非常に奇妙で、このようにレバーとボタンを組み合わせたものです。
このようにレバーを下げると、安全装置がかかります。ボタンを押すと、解除されます。

1分14秒(モーゼルM1910とモーゼルM1914特有の、初弾の送り方の説明):ホールドオープンにしてから新しいマガジンを叩きこむと、自動的にスライドが閉じます。これによって、操作をしなくても初弾がチェンバーに送り込まれ、素早く撃てます。

1分32秒(銃を後ろから映しながら):スライド後端の穴からは、ファイアリング・ピンがコッキング状態にあると、ファイアリング・ピンが突き出します。
これによって、コッキング状態にあるかどうかが、確認できます。これはブローニングM1910よりも優れた点です。
1分43秒のシーンを見れば分かるように、このようにファイアリング・ピンがコッキング状態にあると、後端から飛び出します。トリガーを引けば、ファイアリング・っピンが前進して引っ込みます。

1分50秒からは、射撃のシーンです。このようにマガジンを叩きこむと、自動的にスライドが前進し、初弾をチェンバーに放り込みます。
そして全弾撃ち尽くすと、ホールド・オープン状態となります。


2分20秒;この銃を操作すると、多くの人は風変わりな安全装置の操作方法に戸惑うと思います。しかし、それはほとんどの人がレバーが一つのセイフティに慣れているからで、このやり方も慣れれば戸惑いません。

2分54秒(分解のシーン):バレルの先端のボタンを押して、先端部分の別パーツをを回転させると、リコイル・スプリング・ガイドが抜き取れます。
リコイル・スプリング・ガイドを抜き取ると、バレルとフレームの結合が取れて、分解可能となります。珍しい分解方法ですが、考え抜かれたやり方です。

3分12秒(銃を手に取りながら);スライドを引いてホールドオープン状態にすると、簡単にバレルが取り出せます。
スライドを前方に戻すためには、マガジンを出して再び入れる必要があります。スライドを再挿入してスライドを前方に戻し、トリガーを引いてファイアリング・ピンのコッキング状態を解除します。
そしてスライドを少し前方にずらした後、マガジンを取り出します。そして、そのままスライドを前方にずらし続ければ、スライドが取り外せます。

動画ではマガジンを中途半端に抜いた後にスライドを取り外し、その後でマガジンを取り去っています。しかしマガジンを先に取り去った後にスライドを取り外すやり方も、可能なはずです。
スライドのリリースにマガジンを使うやり方のため、一々マガジンを使ってスライドをリリースさせる必要があります。スライドを自動的にリリースする機能は、射撃時のマガジン交換には便利ですが、分解には非常に不便な機能です。


3分41秒(分解した銃を並べながら):ストライカー機構を取り外します。ファイアリングピンを取り出す際は、リコイル・スプリング・ガイドを使うと便利です。

3分56秒(完全にフィールド・ストリップされたパーツを並べながら);モーゼルM1914は、非常に信頼性の高い銃です。そして値段は安く、中古市場では400から500ドル以内で購入できます。
.32ACPはセルフ・ディフェンスに使うには威力不足ですが、射撃を楽しむには威力は必要ありません。値段以上の価値がある、良い買い物です。



大ヒットしたモーゼルM1914ですが、1929年にワルサー社がワルサーPPを発売すると、売上は徐々に落ち込み始めます。そのため1941年に、生産が中止となります。
モーゼルM1914に代わる新たな小型ハンドガンとしてモーゼル社が開発したのが、モーゼルHScです。これはモーゼル製ハンドガンの最高傑作と言われています。そしてモーゼル社の、事実上最後のハンドガンです。

次回は、このモーゼルHScと、戦中戦後のモーゼル社の歴史を紹介します。モーゼルHScは、ワルサーPPを強く意識して造られたハンドガンです。
実はワルサー社の設立も1886年と、モーゼル社とほぼ同じ頃でした。この二社は、オートマチック・ハンドガンの技術が完成しつつあった20世紀前半において、ハンドガンの市場を争うライバル関係にありました。



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