[特撮]コンドールマン (正義のシンボル コンドールマン)


Condorman
  • 考えさせられた
  • 悲しい
  • 道徳心&モラル
  • 怖い
  • 面白い
  • 熱血
  • 勇気貰った
  • 友情
  • びっくり
RSS
注意: これは特撮/人形劇版。その他メディアのページ: 漫画:正義のシンボル コンドールマン(ひおあきら版)
特撮/人形劇総合点=平均点x評価数127位728作品中総合点20 / 偏差値51.81
特撮/人形劇平均点32位237作品中平均点1.82=とても良い/11評価
1975年特撮/人形劇総合点3位7作品中
評価統計
評価分布
自分も評価投稿する
属性投票
キャラ・設定1.80(とても良い)5
声優・俳優1.40(良い)5
ストーリー1.40(良い)5
音楽0.80(良い)5
映像0.00(普通)5
考えさせられた80%4人/5人中
悲しい60%3人/5人中
道徳心&モラル60%3人/5人中
怖い60%3人/5人中
面白い60%3人/5人中
もっと見る
属性投票する
作品紹介(あらすじ)

自分達の利益しか考えない人間の醜い欲望から生まれたモンスター一族が人類を征服するべく動き出した。
平和団体「世界の旗」のメンバーである日本人青年・三矢一心は、ネバダの死の谷でモンスター一族の攻撃に遭い命を落とした。

しかし一心が犠牲となって守り抜いた、ムー大陸に棲んでいたといわれる伝説の怪鳥ドラゴンコンドルの卵からゴールデンコンドルが誕生。
全24話 放送:NET(現:テレビ朝日)系列 制作:NET 東映
企画:愛企画センター 原作:川内康範
プロデューサー:片岡政義 平山亨 井上雅央
脚本:伊東恒久 山崎晴哉 監督:松島稔 伊賀山正光 奥中惇夫

※ この説明部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
日本 開始日:1975/03/31(月) 19:30-20:00 NET 朝日放送 / 終了日:1975/09/22
[開始日詳細]
ネット改正直後の作品。全24話
※ この日付情報部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
オープニング動画 (1個)
コンドールマン
歌:ヤング・フレッシュ 詞:川内康範 作曲:鈴木邦彦 [ファン登録]
[もっと見る]
23,6951311
最近の閲覧数
1721100038
この作品を特撮/人形劇として最高の中の最高と投票した方はまだいません。
(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2013/11/08 / 最終変更者:永田 / その他更新者: ジャンボーグQ / 管理人さん / 曲がり角のアイツ / TCC / 提案者:貞吉7 (更新履歴)
  投稿の系統で絞込
この評価板内限定
[推薦数:1] 2017/03/08 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2038(50%) 普通:793(19%) 悪い:1257(31%)] / プロバイダ: 10841 ホスト:11091 ブラウザ: 7876
川内康範作品は(当時の)東映特撮路線に合わすのは難しい・・・・・・。

本作はそんな感じの作品だったと思えます。

【良い点】

一心の真っ直ぐな姿と、正義を信じ、悪を憎む心は、仮面ライダーシリーズの主人公よりもストレートに出されていましたが、一方で子供達や人々を思う気持ちと、ドラゴンコンドルとの触れ合いと絆という面や、息子が単身悪のモンスター軍団相手に戦いを挑むのを、見守って祈るしか無い母の姿は、戦時中の子供を見送る母親の姿とオーバーラップしていましたが、それはお国の為というものではなく、この世界全体の為・・・・・・という信条で、確たる信念が滲み出ているものがありました。

敵モンスター軍団の設定と、コミカルな中にある邪悪さは、ショッカータイプの悪の組織とは一線を画するものがあり、人々が苦しんでいる事に無関心で、ただただ自分達だけのエゴに浸っている政治家や、経済屋などに重なるものがあり、最後のキングモンスターの「人の心から邪悪がある限り、我らは消えない」という言葉に対し、何度来ても挑む!というコンドールマンの姿と信念は、仏教観が入っているところもあるかもしれませんが、光と闇、善と悪の戦いは永遠に続く・・・というのを暗喩していました。

EDの狂ったような歌(最近だと、「死ね死ね団の歌」と並ぶキチガイソングでネタにされることが多いが・・・)とモンスター軍団の行動は、ゼニゲバや金狂いの強欲金権欲に振り回されている経済と反映に酔う当時(現在もかもしれんが)の日本と日本人を揶揄していたものもありました。そして公害によって国土や人々を汚すやり方は、当時世情を強烈に描いていました。

【悪い点】

しかし、最初に述べた様に、確かに東宝ならまだしも、仮面ライダーシリーズのヒットの東映で、本作の様なヒーローは水が合わなかった面もあったようで、2クール程度で終わったし、ライダーやゴレンジャーといった石ノ森ヒーローに力を注ぎ込んでいた事もあってか、東映では川内作品はこれ一本で終わってしまいました。

コンドルjrも、ジュニアライダー隊の派生であることが否めないし、作者思想より、東映作風での色づけが色濃く出ていたような気もして、そこに終始していたように思えます。東宝に対する東映の当てつけだったのかどうかは知りませんが。

キングモンスターを倒さないで終わる・・・というのは打ち切りで仕方が無いのもあるとはいえ、そこもまた賛否が分かれるのも止む無しでしょう。もっとも特撮バブルといいますか、そういうものがこの時代には弾けていた様で、本作もそのリストに挙げられてしまったような気がします(同年はゴレンジャーやロボコンの方に実際力が注がれていたし)。

同時期作品の『スーパーロボットマッハバロン』にもですが、決着がつかないのは歯がゆい思いとはいえ、これはある意味、巨悪を追い詰めながら、途中で捜査が打ち切られる・・・・・・といった現実にリンクしているような気も一方ではします。そういう部分もシビアと云えばシビアかも?

【総合評価】

そうした意味で、川内作品が当時の東映に入り込む隙が無かったような感じもするし、同年のゴレンジャーやロボコン、ストロンガーのヒットに推されて、本作が東映作品ではややマイナーな地位に甘んじた事が残念と云えば残念です。しかし、一方では後の東映作品に影響を与える面も散見されます。

東映作品ではよくシンボルで鳥が出てきますが、ショッカーのような悪の組織のエンブレムや、イーグルのような正義のチームの意味合いで名付けられ、そんな鳥を象徴するヒーローとなり、更に時代を下って宇宙刑事路線では鳥が正義の象徴という形の星にされたし、単身鳥の姿を憑依させて戦うコンドールマンが与えた影響は、宇宙刑事路線に出ているように思えます。

シャイダーのラストでは、クビライは倒したものの、他のフーマの一同は始末出来ないで終わり、フーマの地球侵略は終わったものの、フーマが滅びていないのは・・・・・・というのも、本作と共通性があると思えます。そういう意味で目立たないとはいえ、東映作品に重要な意味合いを与えた作品に間違いは無いと思えます。

2017/03/08 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:760(51%) 普通:417(28%) 悪い:314(21%)] / プロバイダ: 3540 ホスト:3720 ブラウザ: 5171
石ノ森章太郎原作作品が幅を利かせていた70年代の東映特撮に於いて、唯一の川内康範原作という事で強烈な特異性を示した上に、『愛の戦士レインボーマン』『ダイヤモンド・アイ』から連なる「世相を反映した社会派ヒーロー」というコンセプトをも継承して、エンタメ性に比重を置いた同時期の東映作品とは一線を画す濃密なドラマ作りに拘り続けた異色作。
その反面、制作会社が東宝から東映へと移行した事で怪人の着ぐるみ造形が格段にレベルアップしたり、アクション担当がJACへと変更され殺陣に迫力やスピード感が増したりと幾つかの改善策が施されている為、ヒット作にも関らず「貧乏臭」が拭い切れなかった『レインボーマン』や『ダイヤモンド・アイ』に比べると取っ付き易い内容に成っているとは思います。

敵であるモンスター一族の出自を金銭欲や利潤追求の為の環境破壊といった人間の「欲望」を具象化したものとして捉え、その上で食糧危機や石油燃料の枯渇といった市井の家庭事情をダイレクトに脅かす作戦を展開する事で、輸入品目に頼らざるを得ない日本の脆弱さを浮き彫りにするアイロニカルな展開には、観ていて幾度と無く慄然とさせられましたね。それに付随する形で、関連企業の倒産や失業者続出といったシビアな問題にもさり気なく言及している辺り、制作サイドとしては初っ端から高年齢層をターゲットに据えていたような節も見受けられて、中々に興味深かったです。
食欲・金銭欲・名声欲と様々な「欲望」のカタチを具現化した個性豊かなモンスター(総じてコミカルなキャラ付けを施されている辺りが、却ってタチの悪さを感じさせてくれます)や、「人間の心にエゴ有る限り、それを糧とするモンスターも不滅」という無限ループの如き悪循環振りも含めて、「敵組織」としての強大さに関しては「死ね死ね団」や「前世魔人」をも上回っていたと言えるでしょう。

一方で、エゴの具象化たるモンスターとは真逆に「清廉潔白」を象徴するヒーローとして位置付けられたコンドールマンに関しては、些か「聖人君子」に描かれ過ぎている事も有ってキャラクター的には割を喰っている感が否めないものの、「精霊」に近い存在という誕生の経緯を鑑みれば超然とした振舞いの数々も或る程度は納得出来ますね。そんな彼が三矢家の人々と交流を重ねていく内に少しずつ人間臭く成っていったり、ゴールデンコンドル化身への修行が上手くいかずタバ老人相手に不貞腐れたり、ベタな変装術で敵地に潜入したりする様を見ていると、妙に微笑ましく思えちゃいますわw
それ故、一応モンスター一族とのケリをつけたコンドールマンが仲間達との別れの余韻も無く、割とアッサリ太陽へ帰還するラストに不満も感じる訳で…。

個人的には説明不足感の有る演出や、編集の粗さが妙に気に成りましたね。対ゴキブラー戦やスモッグトンとの決着なんかは勝因が判然としないまま気が付いたらコンドールマンが勝ってたという処理の仕方だし、本筋では描かれなかったコンドールバッジ譲渡の経緯が「前回のあらすじ」扱いで唐突に挿し込まれる始末。地下道に拘束されていたコンドールマンがカットが切り替わった途端ドラゴンコンドル化して空中戦を始めたり、キングモンスターへ攻撃するゴールデンコンドルが次のカットではコンドールマンとして地上に存在し、また次のカットではGCとして空中に居る…てな具合に、首を傾げたくなる箇所が多数見受けられました。
最終回Aパートの大半が、過去エピソードのアクションシーンや特撮場面から流用したもので構成されているのも「手抜き感」が感じられて些か興醒めでしたね。前述の編集の粗さなども含め、打ち切りが決まった事でスタッフのモチベが一気にダダ下がりしちゃったのかしら ?

風刺性の強い各話の切り口や、アクの強いキャストで固めたモンスター人間態の個性のぶつけ合い、ゲストキャラが思わぬ最期を遂げる後半のハードな展開などが楽しかった分、短命に終わってしまった事や所々で散発されるアバウトさが返す返すも口惜しいですが、『川内ヒーロー3部作』のラストを飾るに相応しい充実した内容の作品である事に相違無いので、評価的には「とても良い」寄りの「良い」と相成りました。
本作ほど濃密では無いにせよ、「社会を斬るヒーロー」という要素が『宇宙刑事』や『レスキューポリス』にも継承されていく辺り、妙な嬉しさを感じますね。

2013/12/27 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1205(76%) 普通:263(17%) 悪い:113(7%)] / プロバイダ: 583 ホスト:512 ブラウザ: 10827
75年に放映された特撮ヒーロードラマ。国際平和運動グループ「世界の旗」のメンバー“三矢一心"は、国連事務局次長キムトン氏を招いたが、現場をテロ組織に襲撃され、キムトン氏は一心をかばって狙撃されてしまう。犯人を追ってアメリカ・ネバダ州まで渡った一心だったが、テロ団を背後で操っていた`モンスター一族'に攻撃され、同行した`タバ老人'と一緒に逃走する。そこで彼らが発見したのが、古代ムー帝国の守り神`ドラゴンコンドル'の傷ついた姿だった。ドラゴンコンドルのタマゴに危険が迫り、それを守ろうとした一心は敵の銃撃を受けて絶命する。やがてタマゴは孵り、ゴールデンコンドルが無事に誕生すると、ドラゴンコンドルはタバ老人に言う。「わたしは彼の心に報いるためにも、彼の母なる国、日本と日本人の力になりたい。正義を守るコンドールマンを誕生させるのだ」それを聞いたタバは、一心の遺骨の一部を祭壇に投じる。一心とコンドル親子がひとつに融合し、ここに合成鳥人“コンドールマン"が誕生した。その頃日本ではモンスター軍団による買占め作戦が行われようとしていた。この巨大な悪にコンドールマンは1人立ち向かっていくのだった。

「レインボーマン」「ダイヤモンド・アイ」に続いて川内先生が新たなヒーロー作品として登場させたのが本作品で、レインボーマン同様の苦悩から発進する川内イズムの秀でた勧善懲悪の作品として仕上がってます。コンドールマンのスタイルは白マスクにマントの姿で川内作品によくあるスタイルで、まさしく純真な正義の使徒というイメージが伝わってきます。

主人公の“三矢一心"は正義感の塊の熱血漢でかつ冷静沈着な気丈に持ち主で、ヤマトタケシと比べると苦悩の精神に乏しかった感がありますので、苦悩するヒーローには程遠かった感じですね。`三矢堅介'`岩田石松'`三矢まこと'`三矢源太郎'`寺田さゆり'等のキャラたちもよかったです。
敵首領“キングモンスター"は三つの顔を持ち、角を囃してモンスター一族の首領として圧巻のスタイルでしたね。`マッドサイエンダー'は頭をネジで巻くシーンが印象的でした。`ゼニクレージー'はコイン顔に胸の\マークが印象的でしたね。大幹部と思いきや、ただの金にがめついだけの男でした。`サタンガメツク'`サラマンダー'`オイルスネーク'`レッドバットン'`ゲムスラー'このあたりはよくある怪人で`スモッグドン'`ゴミゴン'`ヘドロンガー'このあたりは当時問題だった公害を主張しているように思われますね。他にも`サドラー'`バーベQ'`ダンガンマー'`ゴキブラー'`コインマー'`ギラーメン'等さまざまな個性ある怪人が登場しましたっけ。

初回の`ハンガー作戦'は日本を食料不足にしてしまおうという作戦で、日本の食糧事情を踏まえているところがポイントでしたね。買占めを先導した大商事会社だけでなく、政治の中枢にも一族を忍ばせてやるところは完膚なまでのものがありましたね。`日本オイル作戦'は日本の石油不足をテーマにした作戦で最後の`日本全滅作戦'は当時問題だった公害をテーマにしたのが印象的でした。ここには「人間誰しも欲望や悪の心を秘めていて、それに打ち勝つ強い正義の心を養わねばならない」という川内先生からのメッセージが込められています。

本作品はコンドールマンとモンスター一族との激闘という展開も然る事ながら歪んだ人間社会の実態や人の心姿を描いているし、ドラマとしてのストーリーもよくできていると思うので私は非常に気に入っていますから、評価は【最高!】です。この中には社会悪・人間悪を糾弾する川内先生のビジョンが光ってます。その証拠にOPの歌詞に《どこのどこのどこの誰から頼まれた!命を賭ける価値もない。それ程汚れた日本の》と謳われており、(因みに二番は《人の人の人の幸せ祈るより!我が身を守る欲の皮。それ程歪んだ日本の》です)、またモンスター一族も人間欲をストレートに表現させたものばかりが登場しており、それだけに人間社会のビジョンをものにした作品だといえるでしょう。

2013/08/10 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3416(33%) 普通:3576(35%) 悪い:3332(32%)] / プロバイダ: 15046 ホスト:15286 ブラウザ: 5682
【良い点】

①「悪の心VS正義の心」という図式自体はシンプルでしたが、悪役の幹部一行の
バックホーンには、公害等当時の経済至上主義の弊害等に対する鋭い警鐘も
込められていました。

②コンドールマンのスーツデザイン。月光仮面にも通ずるものがある、純白で
シンプルなデザインでしたが、一心青年の、名前通りでもあった純粋な「正義の
心」を分かり易く表していました。

③その一心青年も、主役の佐藤仁哉氏は同時代の特撮ヒーロー同様、精悍味
ある好演が光りました。

④悪役の幹部達の造形も、いかにも不気味な怪物達そのものでもう飯塚昭三氏
演ずるキングモンスターは言うまでもなかったでしょうが、キャラ立ってました。

⑤音楽面では、ヤングフレッシュ熱唱のOP曲と、ザ・モンスターズら熱唱のED曲
は本編同様明確なコントラストをなしていて、特に後者の選曲が的確でした。

⑥羽佐間道夫氏のナレーションもシリアスでキレがありました。

【悪い点】

特にはないですね。

【総合評価】

数年前にはDVDも登場して、佐藤氏は本作が初主演だったらしいけど、晩年は某歌手との
騒動でも話題になった故・川内康範氏の作品、通ぶるつもりはないですが、子供向け
ながらも未来への警鐘も強く込めたテーマ性を説教臭く感じさせる事なく、自然に
盛り込んだ事等が特徴的だったと思います。このコンドールマンも然りでした。

21世紀の今は社会状況とか大きく異なりますが、川内氏のようなクリエイターが
必要とされるのは変わりないとも思えます。もし当時の氏がタイムマシンで21世紀の
日本にタイムスリップしていたとすれば、どのような作品を描いていたのかなあ
でしたが、評価は「とても良い」で。

[推薦数:1] 2012/02/09 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2206(58%) 普通:772(20%) 悪い:858(22%)] / プロバイダ: 20089 ホスト:20180 ブラウザ: 7541
ストーリーが一話完結形式でなく、なかなか楽しいドラマが描けていたと思います。
敵の作品もこの長い話数ながら大きく分けて三つ。
主人公と、彼を引き取る家族との愛も素晴らしかったし、歌もかなり良かったですね。
敵の個性が強かったのもかなり印象的。
人間の醜さが単に描かれるのでなく、人間の素晴らしさも描かれていたのが視聴者に爽快感を与えました。

主人公の三矢一心というキャラクターは、「ウルトラセブン」のモロボシ・ダンとおなじく、人間を見つめていく非人間です。
他人の姿を借りているだけの、人外の存在であり、自分を救ってくれた人間がいたからこそ、醜さを知っても人間を信じ続けるなかなか好感の持てる人物でした。
彼を迎えた家族との交流、子供たちとのふれあいもしっかり描かれている。
毎回繋がったドラマであるぶん、ある意味でダンよりも人間との交流が描かれているかもしれません。
そのうえ、彼は「自分で修業・精進してパワーアップする」という主人公。ヒーローものの主人公の王道的な要素を組み込んだような感じでよかったです。

敵も歌のおかげで名前と顔が覚えやすい。
ゼニクレージーやスモッグドンのインパクトは非常に大きいです。
鼻で煙草吸ってるのが笑えます。

[推薦数:1] 2011/11/13 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2894(60%) 普通:820(17%) 悪い:1141(24%)] / プロバイダ: 11785 ホスト:11552 ブラウザ: 9928
モンスター軍団の作戦を粉砕するまでに何話も割く子供の食いつきが悪いストーリー構成。
主役を聖人君子にした事が原因で薄まってしまったドラマ性。
この作品の欠点と言えるのは、この2つです。

話は、次のような流れで始まります。
モンスター軍団の刺客が、三矢一心の所属する平和団体の会議を襲撃し、会議に招かれた国連の要人キムトン氏が一心を庇って凶弾に倒れてしまう。
刺客を追っていた一心が、ネバダの砂漠でゴールデンコンドルの卵を守って命を落とし、コンドールマンに生まれ変わる。

食料自給率が低く、石油資源に恵まれない日本の急所を突くモンスター軍団の兵糧攻め。
古びた金庫、スモッグ、ヘドロ、ゴミ等、人間の欲望や公害から生まれたモンスター達。
先ず目を引くのは、これらを通して浮かび上がる原作者の慧眼ぶり。

ニューヨークを拠点にして金満商事の社長(サタンガメツク)、食糧大臣(ゼニクレージー)等の姿で日本社会に溶け込むモンスター軍団、
長期化する兵糧攻めと人間に成り済ましたモンスター達の煽動によって暴徒化した民衆に黙って殴られ続ける一心、
石油コンビナートを標的にしたモンスター軍団の作戦を阻止して命を落とした次郎青年、スモッグトンの毒煙の犠牲になった女の子等、
これ等の光景は、「こんな大人になってはいけない」「こんな大人になってほしい」と言う原作者の声そのものでした。

何よりも、倒しても何度も蘇るゴミゴン、スモッグトン、ヘドロンガーやキングモンスターとの終わりのない戦いに身を投じる
コンドールマンの姿は、子供達の最高のお手本でした。

長所の採点が満点を超えてしまった為、評価は「最高」です。

おまけ、エンディングの歌詞です。
うっひっひ うっひっひ うっひっひのひー おいらの名前はゼニクレージー
うっひっひ うっひっひ うっひっひのひー そんなに嫌うな俺様は銭に狂った人間様の心が生んだ欲の虫
うっひっひ うっひっひ うっひっひのひー おいらは化け物ゼニクレージー

2009/10/05 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:50(68%) 普通:11(15%) 悪い:12(16%)] / プロバイダ: 17508 ホスト:17646 ブラウザ: 3419
【良い点】
着実に日本征服を目論み、計画を実行させるモンスター

【悪い点】
打ち切りのため後半がかなりかけ足になってしまったこと
ストイックすぎて面白みに欠ける主人公

【総合評価】
他の川内作品同様、容赦なく着実に日本征服を目論む敵、モンスター。
いくらモンスターが倒されようとも食料品の買い占め、輸入阻止などといった
恐ろしく現実的なハンガー作戦本体は着々と司令塔を変えながらも進むところが怖い。

後半打ち切りのために3大幹部の活躍が掛け足になってしまったのが残念。
ハンガー作戦はじっくりと進めていたのに何故??と感じてしまう。

そして主人公三矢一心がひたすら悪を憎み、修行に励む姿はストイックで
素晴らしい・・のだが、それ以外のことに興味なし、な構図がなんとなく冷たい
印象を与えてしまう。もうちょっと人間くさい感じを出しても良かったんじゃ・・。

後半がしっかり描けていれば(とは言っても打ち切りの割にはよくまとまったけど)
【とても良い】だと思うのですが、やはりそこまでは・・ということで【良い】です。

[推薦数:1] 2009/01/29 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:361(59%) 普通:100(16%) 悪い:148(24%)] / プロバイダ: 40763 ホスト:40597 ブラウザ: 4549
川内三部作のうち唯一東映製作の第3作。

設定としては前2作に劣らず独創性に溢れており、人間の欲望とその結果を暗示させる醜悪なモンスターのデザイン、主題歌などに反映されている
「悪は人間の心から生まれるものであり、その悪と戦えるのも人間の正義しかない」という前2作よりも明確な(印象としてはむしろ月光仮面などに近い)テーマを打ち出し、
そのテーマを東映テイストの中で上手く調理出来ていた作品だと思います。

途中から登場するコンドールJr.も内容を幼稚にすることなく、作品の性質上ストーリーにもよく馴染んでいました。
少年ラ○ダー隊などのように足手まといになる事も少なかったですし。

最終回は修行の末に最強形態ドラゴンコンドルへの化身を果たしたものの、キングモンスターには手も足も出ず…というやるせない終わり方でしたが、
人類の正義がある限り地球はモンスターに征服される事はないという希望を与える終わり方になっていたのも良かったです。(悲しい哉世情を見る限り、現在の世界はモンスターの思う壺と言えますが…)

[推薦数:1] 2008/11/19 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:430(56%) 普通:224(29%) 悪い:111(15%)] / プロバイダ: 25881 ホスト:26185 ブラウザ: 8090
昨日「チャンネルNECO」でやっと最終回でしたね。キリが良いので評させて頂きます。しかし、昔の作品を週一で放送されると本当に録画に苦労します。今年お亡くなりになった、原作者の川内先生の追悼を込めて評させて頂きます。

【良い点】
今回から東宝から東映に製作が代わった本作ですが、独特の川内イズム(勝手に私がそう呼んでます)は失っておらず、同時期放送(S50年、春)「ゴレンジャー」「ストロンガー」と違う世界感が打ち出され良かったと思います(あくまで川内氏の作品としてですが....)。
前作以前の「レインボーマン」「ダイヤモンドアイ」よりは世界感も解り易く洗練されていたと思いますし、公害問題をメインとした怪人達も魅力的でした。
これまでと違い東宝系の役者でなく東映系の役者を使っている(当たり前だが)のも新鮮に感じました(興味のある方はウィキペディア等の「五社協定(ごしゃきょうてい)」で参照くださいませ)。
唯一両作(東宝と東映)のこの系列に出たのは『大月ウルフ』氏(スーパー1:ヘンリー博士)だけだったと思います。「レインボーマン」の『エレバンダ』と本作の『サラマンダー』(人間態)を好演されております。
あとは「01」の池田氏や「地獄大使」の潮氏など東映系の役者が多かったですね。

アクションもJAC(現JAE)に代わり洗練されてました(好みによると思いますが私は両作とも好きです)。因みに「コンドールマン」のスーツアクターの益田氏ですが「ハカイダー」を好演され、本作直後に「アクマイザー3」の「イビル」で身軽でアクロバティックに魅せるアクション披露してくれてます。

全体的に「コンドルJr.」等の子供たちも参加させ前作以前より作風が明るくなっております。
しかし、悪い点の原因にも成りますので後述で.....

【悪い点】
全体的に普通の変身ものに戻し、シンプルで解り易く(コンドールマン=三矢一心ではないのは捻っているが)整理され、上記の様に子供たちも積極的にストーリーに参加させたのですが、前々作の「レイボーマン」の主役の苦悩や前作「ダイヤモンドアイ」のようなハードな展開も陰りがみえてドラマ性が薄っぺらく成ってると個人的には思います。

主人公(三矢の姿をした別生命体=コンドールマン)が苦悩してたのは精々、化身段階を踏む為に修行してた時だけだったと思います。

まあ、敵首領にも逃げられて打ち切りは想像出来る作品でした。

【総合評価】

どうでしょう、「東映+川内氏」と言うのは「アラーの使者」や「七色仮面」に戻されて原点回帰と見るべきでしょうが、東宝製作の「レインボーマン」や「ダイヤモンドアイ」よりは個人的に魅力減ですね.....

でも作品としては駄作ではないと思います。コンドールマンの格好良さもあるので「良い」で!

2004/11/21 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:328(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 11969 ホスト:11926 ブラウザ: 7576
まだ本編を見たことが無いのでコメントのみですが、絶対に見たい作品です。
EDテーマ『ザ・モンスター』が傑作だと思います。1〜3番それぞれにモンスターの特徴を盛り込んだ歌詞が風刺を込められているので、サウンド・歌唱共に忘れられないものとなっています。
東映特撮の主題歌集DVDで、ゼニクレージーやその他のモンスターたちが曲に合わせて踊るところが面白かったです。
敵モンスターの造形も凝っていて、面白い出来と思います。
『アジト3』というバンプレストのシミュレーションゲームにコンドールマンが登場したときは、レベル90になるとドラゴンコンドルになり、それがゲーム内に登場する全キャラ中最強という設定なのは感激ものでした。

2004/06/13 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:543(70%) 普通:182(23%) 悪い:52(7%)] / プロバイダ: 20495 ホスト:20311 ブラウザ: 3846
比較的マイナー作品だとは思いますが
バーべQやゼニクレージーなど妙に敵に印象的な
のが多い作品でしたね。

2004/06/13 普通の立場コメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:493(71%) 普通:140(20%) 悪い:60(9%)] / プロバイダ: 4969 ホスト:4689 ブラウザ: 3646
初期の3話を見る限り、レインボーマンとか以上に庶民的な感じですが。
近年見る機会に恵まれないんで評価は控えます。

2004/06/11 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:343(88%) 普通:33(8%) 悪い:13(3%)] / プロバイダ: 6658 ホスト:6732 ブラウザ: 4127
この作品も、かの、レインボーマンと同じ原作者:川内康範の作品です。
いや、本当に、川内康範でなければ書けないと言ってもよいでしょう。
当時の日本の世相を反映した怪人が、沢山出てきます。
コンドールマンの方は、3段階に変身して戦うのですが、ここが最高です。
コンドールマン→ゴールデンコンドル→ドラゴンコンドルとなる訳ですが、
コンドールマン以外、人間の形じゃない!ゴールデン〜は金色の鳥、ドラゴン〜は
竜(?)といった具合です(笑)
も〜、ストーリーそっちのけで楽しめます。題材は、レインボーマンと似ていますが
こちらの作品は、レインボーマンより明るい感じでしたね。

この評価板に投稿する



2019/04/25 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 10414 ホスト:10558 ブラウザ: 8288 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事熱血/友情/悲しい/怖い/びっくり/考えさせられた/勉強になった/勇気貰った/道徳心&モラル 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)
映像普通(+0 pnt)
声優・俳優良い(+1 pnt)
音楽良い(+1 pnt)

もっと見る
1. それは苦々しいだけだ by クラシ
... …キングモンスター死なず! やはり一心はコンドールマンとして戦い続けるしかないのか。なんと救いのない終り方でしょう。19話(だったかな?)では子供が毒ガスで殺されるのをただ見守るしかなかった一心。かろうじて最終回は主な登場人物総動員で(タバ老人だけは一個前に出てたが)それなりに盛大ではあった。コンドールマンに「おやじさん」と読んでもらえ ...
記事日時:2008/11/22 [表示省略記事有(読む)]
2. 30,000HIT達成!〜吹き溜まりの大地にて〜 by オルタフォース
... 、ヤマメ、空、燐、ナズーリン、玄爺、大ガマ)、 >ミ魔神英雄伝ワタル、獣神ライガー、ワタル2、ONE PIECE(グループ2)、 >ミ装甲巨神Zナイト、獣戦士ガルキーバ、超者ライディーン、超ワタル、 >ミダイノゾーン、もののけ姫、おとぎストーリー 天使のしっぽシリーズ、 >ミジャングルの王者ターちゃん、正義のシンボル コンドールマン、十二戦支 ...
記事日時:2008/06/20
3. お気に入りのサントラがありますか?国内実写編 by スペ9
... 。特に「ゴジラとジャガーでパンチ パンチパンチ」「ゴジラマーチ」なんざ他じゃ聞けないぜ。 懐かしのテレビまんが主題歌全集特撮ヒーロー編(CD) これも上に同じ。 レインボーマン(4曲)/流星人間ゾーン(2曲)/ダイヤモンドアイ(2曲)/行け!グリーンマン(3曲)/ ザボーガー(2曲)/行け!牛若小太郎(2曲)/コンドールマン(2曲) ...
記事日時:2007/11/24
[もっと見る]

作品の評価またはコメントの投稿欄

注意: これは特撮/人形劇版。その他メディアのページ: 漫画:正義のシンボル コンドールマン(ひおあきら版)
お名前 <=サイト内では一つのHNで。複数のHN使用は投稿全削除&アク禁対象です。実名ではないHNをお勧めしてます
この作品に対する評価文またはコメント文(丁寧な文面を心掛けて下さい)
※↑のボタンは評価のテンプレート[=形式例]を消すのに使って下さい
[コメント(?)]
良いと思う 普通と思う 悪いと思う
ルール違反の書き込みでなければ=>
↑上へ