[特撮]仮面ライダージオウ: 2019/11/07 mosukuwa


かめんらいだーじおう / Kamen rider Zi-o
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平成ライダーシリーズのラストを飾る仮面ライダーシリーズの総決算として開始した本作は、相変わらずメタ視点を取り込んだシナリオや、『ディケイド』時とは違い客演キャラクターを本人に設定したイベントなど、「お祭り」をコンセプトに。
しかし、結果的に「『ディケイド』や『ゴーカイジャー』と差別化するために結局複雑な設定にして差別化」「メイン出演者に大物俳優が多すぎたせいで登場させることができなかった」「序盤に客演したキャラクターが割を食う形になりがち」などなど、問題を補修しながら動かしつつ自転車操業で一年を持ちこたえたような内容に。
これなら、いっそのこと客演要素なんてほぼナシにして、序盤から仮面ライダーをモチーフ的に登場させながら「ジオウ」の物語だけを見せてくれよ……ってな想いに駆られてしまいましたが、タイミング的に難しかったのでしょうね。

まあ、『仮面ライダージオウ』としての物語、常盤ソウゴと仲間たちの関係が「敵」から「友達」に変わっていくドラマとしては見所が多く、これは楽しめました。
ソウゴとゲイツの関係性が変わっていき、単なる変人・つかみどころがなくて感情移入不能な主人公が徐々に役者の演技込みで「純粋な心を持つ少年」に見えていく過程は面白かったですし、どんな時でも日常描写を多く取り入れて彼らの歩むお話を楽しく魅せ続けたのは非常に好感の持てるスタンスです。
しかし、それが「歴代レジェンドライダーの力を借りる」というストーリーと絶望的にかみ合っていない。彼らの物語と歴代ライダーの物語が基本的に平行線で、ウォッチを受け継ぐ作業の過程で歴代ライダーと交流を深めるので、ほとんどの場合においてクロスオーバーしきれてないんですよね。
もっとも、客演パターンはかなり多様で、「普通にクロスオーバー回として原点の要素を取り入れていたアギトやゴースト」、「過去の主人公が一般人として扱われ平成二期ライダーのゲスト的な立ち位置に収まって進行する龍騎(フィーチャーされがちなバトロワ要素ではなく戦いに巻き込まれた一般人としての真司が見られるのは面白かったです)」、「世界設定に溶け込んで準レギュラーとして登場するディケイド、ディエンド、アクア」など、良かったと思っている一部作品・ライダーに関しては新奇的に感じます。

うーん、個人的には変則客演回だった「未来ライダー」編が面白くて、「架空の仮面ライダー作品と共演する」という物語構造に前例のない面白さを感じたのですけど、これが本当に一瞬で「なんだったの?」ってな感想を受ける形に終わったのは残念。
結局のところ、ウォズの力の源として利用される能力というポジションも微妙ですし、普通に各未来ライダーが世界忍者的に仲間になるというのも見たかったし、あるいはアビスのように「過去ライダーの設定で戦う新ライダー」といった変則型の客演が本作ではもっと挑戦してみるべき課題だったように思います。
今作の場合、もう少し掘り下げればかなり良くなるはずの「ソウゴとそれを取り巻く仲間たちのドラマ」にもっと上手く過去の仮面ライダーを絡めることもできていないし、世界観や本作における過去作の扱いを視聴者・スタッフの間だけでなく、同じ作品内でも共有できてないのが目立っています。
下山脚本では結構雑に「気にしないでね」なところが、毛利脚本では無駄に掘り下げてわけわかんなくなったり……(オーズ回でのアンクの件やら、鎧武回での始まりの男やら、単純に歴史改変の犠牲の部分をさらっと触れるのが後味悪すぎる)。

最終回の展開も、「これはうーん……」と頭をひねるもの。
お祭り作品であるものの、ジオウ単品で面白くできる要素とお祭り要素がまったく溶け合っておらず、結果的に邪魔し合って双方薄い感覚があり、今やクウガ以外の全平成ライダーから一応客演があったとは思えないほど空気なモノ。
せめてVシネマは例年の法則を打ち破って変化球を見せて欲しかったんですが、これも「最終回をぶっちぎってサブライダーVシネマ」みたいでどうも……。
評価は「普通」です。



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