[海外映画]ターミネーター


The Terminator
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注意: これは海外映画版。その他メディアのページ: 文学:ターミネーター
海外映画総合点=平均点x評価数8位5,237作品中総合点117 / 偏差値141.98
海外映画平均点94位620作品中平均点1.67=とても良い/70評価
1985年海外映画総合点2位46作品中
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キャラ・設定1.64(とても良い)11
音楽1.55(とても良い)11
ストーリー1.55(とても良い)11
声優・俳優1.36(良い)11
映像1.27(良い)11
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監督:ジェームズ・キャメロン 製作:ゲイル・アン・ハード 脚本:ジェームズ・キャメロン ゲイル・アン・ハード 音楽:ブラッド・フィーデル

ターミネーター(T800):アーノルド・シュワルツェネッガー 大友龍三郎 玄田哲章 VHS旧版 & 1987年テレビ朝日 「 日曜洋画劇場 」 & DVD ( VHS新版 ) / 2003年テレビ東京 「 木曜洋画劇場 」
カイル・リース:マイケル・ビーン 池田秀一 田中秀幸 宮本充 小山力也 V/朝/D/東
日本 公開開始日:1985/05/04(土)
海外 (アメリカ):公開開始日:1984/10/26
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最終変更日:2010/11/21 / 最終変更者:カトル / その他更新者: 管理人さん / TCC / myu / 提案者:宝家義頼 (更新履歴)
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2019/01/12 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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シュワちゃんの出世作
【良い点】
1・悪のアンドロイド・ターミネーター対未来戦士の対決
2・アーノルド・シュワルツネッガー氏演じるターミネーターの不気味さと圧倒的な強さ
3・そんなターミネーターの意外な最期
4・未来戦士とヒロイン・サラとの間に生まれる子供が未来の指導者になるタイムパラドックス
【驚いた点】
・当時低予算で作られ、創意工夫でリカバリーした
【悪い点】
・その後のシリーズ乱作
【総合評価】
シュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガー氏の出世作で、当時低予算で創意工夫を凝らし、名作となりました。
それだけにその後の乱作が減点材料と言え、評価は【とても良い】にします。

2017/10/28 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:468(64%) 普通:108(15%) 悪い:157(21%)] / プロバイダ: 44756 ホスト:44739 ブラウザ: 5213
【良い点】
・マイケル・ビーン演じるカイル・リース。
ハリウッド映画のヒーロー役にしては珍しく、線の細い二枚目で
影を感じさせるところが良い。ちょっと頼りないのが
母性本能をくすぐるのか?

・シュワちゃん演じるターミネーター。
悪役だけどカッコいいし、恐さもある。

・伏線が巧みでちょっと切ないストーリー。
未来でターミネーターと人間の戦争が起きていて、
人間側の指導者であるジョンを消す為に
過去にターミネーターを送り込み、ジョンの母親サラを
殺すという発想は無茶でツッコミどころ満載です。
しかし、サラを守るべく未来からやってきたカイルが
サラと恋に落ち、ジョンが生まれるのを知ってしまうと
細かいことなんてどうでも良くなります。
父親であるカイルを過去に送り込む未来のジョンの
心情を思うと凄く切ないし、
ラストでサラが子供から受け取る写真がカイルの
持っていた写真だったというのも泣ける。

【悪い点】
・濃厚なベッドシーン。
ストーリー上必要ではあるけど、見ていられない。

【総合評価】
名SFシリーズの第一作目。後の作品にはあまり無い、ホラー色と
恋愛要素があります。
最初、シュワちゃんはカイル役でオーディションを受けており、
ターミネーターは刑事役のランス・ヘンリクセンが
やる予定だったらしいですが、カイルがマイケル・ビーンで
シュワちゃんがターミネーターで正解だったと思います。
シュワちゃんがカイルだったらホラー色が薄まってサラとのやり取りも
コマンドーみたいなコメディになりそうだし、シュワちゃんの
濃厚なベッドシーンなんて見たくない(笑)
シュワちゃんがターミネーターだったからこそ人気が出て
シリーズ化されたんだろうなあ。

2016/12/20 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:17(81%) 普通:3(14%) 悪い:1(5%)] / プロバイダ: 3863 ホスト:3576 ブラウザ: 5179
【良い点】
ターミネーターの恐ろしさ、しつこさはいかにもサイボーグという感じがいいです。

カイルは最後までかっこいい

この時のサラはかわいらしい女性でしたので、2での女性戦士となった成長がよくわかります。

低予算だったとは思えない完成度

【悪い点】
濡れ場があるので、ご家族の方とは一緒に見ないことを勧めます。

【総合評価】
最初見たときは、シュワちゃんが演じるターミネーターは味方だと思ってたので、敵役だったのに驚きました。
それでも味方だけでなく、敵でのT-800もいいですね。
低予算とは思えない出来でした。

2015/11/24 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:223(61%) 普通:61(17%) 悪い:84(23%)] / プロバイダ: 45568 ホスト:45609 ブラウザ: 10196
今更ながらもレンタルで鑑賞いたしました。『2』の後に見ました。

後の「コマンドー」以降、誰かを護るヒーロー路線を歩む手話ちゃんですが、この頃はまだ無名であったと同時に、全く正反対の悪の主役であることが返って強烈で新鮮でした。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」よりも先に、現代と未来の狭間の人像劇。

人類の存亡と未来をかけて、未来から送られた機械と人間が一人の女性(未来の息子が人類側の指導者)を巡って繰り広げられる、壮大な“ 隠れんぼと鬼ゴッコ "。

指定したターゲットを完全に消すまで動くのを止めない、
(↑後のMX-A1=ジャンパーソンの本来の姿)にも言えることですが)
目の前の障害は心無く排除、例え皮膚が焼けて機械の骨になってでも追い続けるターミネーターは、追われること・追い続けることの恐怖と不安と緊張感を見事に煽っていました。
ブラッド・フィーデルのチープな音楽が、逆にそれを際立たせていました。

警察に補導されて経緯を語り警告を促すカイルに素晴らしいネタだのと嘲笑するの警部の部下や心理学者の態度には、少し腹が立ちましたけど、まだ起きていないことを語られても‥‥‥‥という心情にさせられたのだろうと、見ていて複雑な気分でした。
(「嘲笑する気持ちも分からなくもない」と言った方が解りやすいんでしょうか)

未来世界の描写も見事でした。 地べたに散らばっている無数の骸が語る抗争の跡・常に機械で管理されている日常で人類に自由や平和など無く、それ以上に貧困に苦しんでいた。

‥‥‥‥見ているうちにスタローンは、後の「コブラ」を作った際に本作をパクったんじゃないのかという疑問が浮かび上がってきました。

貧相で不穏な夜の街・狂っている殺人鬼・ヒロインを巡っての攻防戦といったコンセプトから、本作で味わった既視感が滲み出てくるんですわ。

‥‥‥‥なぜパクったのかと思えば、脚本の作り込みの差から。やはりと言うべきか、キャメロンとスタローンの差が明確に表れていたからです。

皮膚の中には機械の骨が、目ん玉を引ん剥いて機械の目が露になって修繕する場面を通して、ロボットである事の分かりやすさとグロを交えた演出が秀逸。

後の「2」が壮大過ぎたか、まだまだチープな演出が見られます。
赤外線の描写・寄せ集めで造ったダイナマイトで吹き飛ばそうとしたり、最後は工場のベンチプレスで圧し潰したりするところが。
(それでも良い映画を撮ろうとしたキャメロンには賞賛に値しますが)

目立つ欠点は、お子さんには見せられない場面があるところです。
ベッ●シーン(二度もある)・カイルの無惨な最期・上述のターミネーター修繕のシーン、すなわちエログロ。
(エロシーンを取り入れる所はキャメロンらしくないなと思いました)

B級・佳作の金字塔。

最後に余談の一言。
手話ちゃんによって荒らされ火事になった警察署を見ていたときに「バイオ2」を思い出しました。

2015/09/21 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 19178 ホスト:19261 ブラウザ: 9155
【良い点】ストーリー・キャラクター・メインテーマ曲

【悪い点】このシリーズは2が圧倒的すぎるので、どうしても本作がかすんでしまう・・・

【総合評価】なかなかの傑作

2015/03/08 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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これは面白かったですね。結構夢中になって見ました
ホラーって程でもないけど、じわりじわりと追い詰められていくのはハラハラ感がありますし
皮膚などが剥がれて骨組みだけになるのは不気味さが半端なかったです!

ちょっと気になったのは、最後らへんの骨組みだけでヨタヨタ歩く姿が安っぽく感じられたくらい

しつこさは恐怖になると思い知らされました

2015/02/03 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:917(59%) 普通:345(22%) 悪い:288(19%)] / プロバイダ: 8426 ホスト:8327 ブラウザ: 12723
とても有名な作品ですが今回初めて視聴しましたっ!

未来の世界で邪魔になる伝説の人を消しにきたターミネーターと、それを阻止しにやってきた未来人。
最初は全く信じなかったサラだけど、一途にずっと想ってくれたカイルを愛するようになる・・・話。

映画をあまり見ない自分にとっては映像の迫力は十分に感じられたし、どきどきする怖さもありでよかったと思います。
特に最後のほうの骨組だけになっても追ってくる所が怖かったです。

けどなんか見終わった後もやもやしてたのは

敵に・・・それもかなり高性能なターミネーターに追いかけられてるというのに
恋愛してる場合かなー?と思うとなんだか冷めてしまった。
最後のオチがだいぶ読みやすかったのは別に構わないのだけど、なんか違う形で現せなかったかなーと・・・
そう、せめてキスしてた部屋にいる時はターミネーターに襲われないなら、このせいでやられたと思わずに続きを視聴できたかなー?って

評価は良いに近い「普通」でっ。
2は面白いと聞いたのでそっちを楽しみにしときますっ。
あっ!見たことない人へっ! 目くりぬくシーンみたいに目反らしたくなるシーンもあるから
僕みたいにそゆの苦手な人はきをつけてねっ?

2013/08/01 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:485(66%) 普通:101(14%) 悪い:152(21%)] / プロバイダ: 24691 ホスト:24773 ブラウザ: 6948
元祖ターミネーターですね。
2の方が知名度が高いし、あちらと同じ派手なアクションが続くのかといえばそうではないんですよね。
何よりこっちはシュワちゃんが悪役です。

一応派手な演出やらあったりしますが、どちらかと言えばサスペンスホラー的な空気をまとった作品でした。シュワちゃん演じる殺人マシンが、主人公サラをじわりじわりと追い込んでいきます。

2よりも、明らかに低予算に見える今作品ですが、中々面白かったです。

[推薦数:1] 2012/12/05 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 30641 ホスト:30626 ブラウザ: 7848
演出に関しては良い指摘や評価が色々とあるので、データベースとしての観点から今回はやや数が少ない脚本に関しての評価文を書こうとかと。

ジェームス・キャメロンを一躍有名にした作品ですね。低予算でこんなにハラハラドキドキの映画が作れるなんて、すごい!とあまたのアマチュア映画製作者の純真なハートを揺らし、後に失笑物の数多くのB〜Z級パロディ作を生み出す元となった罪作りな(笑)映画です。

【古典的物語とは】
キャメロン監督ですが、この人は、いわゆる映画用語で「古典的」と言われる物語作成が上手い人です。いわゆるベタで定型的な物語(ストーリー)を、斬新なプロットを交えた脚本で面白く見せ、それにリアリスティックな演出を様々に工夫して施し、映画を作るタイプですね。

若干細かい話をしますと、物語(ストーリー)とはここでは、原型的(archetype)なお話しの意味で使っており、例えばこの作品では

“異世界からやってきた英雄がこの世界に住む女性と婚姻し、子を生し、その子がこの世界の未来の救世主となる"

という神話や昔話によく見られるような類型的な構造が基本にあり、これに“救世主到来の予言に怯えたヘロデ王による幼児虐殺伝説"というキリスト教的な寓話に似たお話しも混入しています。
こうした部分を研究する「物語学」という分野が1980年代以降、文化人類学者、精神分析学者らによって映画においても研究されるようになりました。この分野の批評に限定して専門とする人も海外を中心に今では多くなっています。

そして映画では、こうした時系列順で語られる基本の物語(ストーリー)を、時系列をシャッフルしたり、サブストーリーを交えたり、敵対者を設定したりして「語り口」を決めるのがプロットの役割でもあり、同時に世界観やキャラクターデザインもここで手掛けます。そしてこのプロットを使って、伏線や小道具、考え抜かれたセリフなどを使い、観客の感情を高めたり、興奮させたりして誘導し、盛り上げるのが脚本家の腕の見せどころとなります。ちなみにハリウッド映画の大半はストーリー重視の古典的映画なので、脚本家の役割は必然的に大事になりますし、多くの映画ファンが「ストーリー(一般的な意味の)重視」を第一項目に上げるのもこうした現状に則したものと言えます。



【ターミネイターの脚本構成】
この作品では、多くのこうした古典的映画によく見られるように脚本の語りのラインが「2重構成」になっています。ヒッチコックも使った手です。1つは追うものと追われるもの、敵対者との戦いのお話しです。もう1つは守護する英雄と守られる女性の恋愛物語です。

敵対者を最初に設定し、主人公との戦いを描くのは少年漫画でも良く見られるパターンですね。次々と危機がやってきて、その都度、敵対者もインフレーション現象を起こして(笑)ますます強大になっていき、主人公の試練も同時にインフレーション的に増大します。
この作品も
アクションシーン1→アクションシーン2→アクションシーン3→アクションシーン4→

といったように立て続けに主人公達の危機が繋がり、ヒーローとヒロインが2人で力を合わせて度重なる苦難を何とか乗り越えて行きます。この次々と危機がやってくる演出で見ている観客のテンションは次第に上がっていき、ラスト近くにはMAXになっています。いわゆるハラハラドキドキというパターンです。そしてラストで勝利と悲劇が訪れ、観客には緊張からの開放がもたらされます。同時にサラの妊娠により、「希望」が残され、伝説が証明されたことも観客に明かされます。原型の物語をラストで丁寧になぞっていますね。

この作品の上手いところは、アクションの連続で観客のテンションを高めるのと、その危機を共に乗り越えることで、主人公達2人の恋愛感情がますます高まる様子を同時に描いている点です。有名な「つり橋による恋愛効果」にも似た状況で、危機を乗り越え緊張感を共有し、恋愛感情が高まり、堅くなっていく2人の結びつきが、「伝説の救世主誕生」の発端となるという甘いロマンスに結びついています。

この映画の脚本は「2重構成」が上手く結びつき、相乗効果を上げている点が優れています。実はこの「2重構成」の脚本は、ハリウッド流一般的娯楽映画にかかせないアイテムなのですが、そもそも2つの物語を最後に関連付けてうまく纏めるのが難しく、これに失敗している作品は実はかなりあります。キャメロン監督はこうした構成の脚本を作るテクニックが優れた監督と言えます。



【総評】
低予算ながらも脚本を練り、小さな演出の工夫も重ねる。こうした部分では非凡な才能があるキャメロン監督を有名にした出色の出来のB級映画です。良くも悪くも“分かり易さ"が命の監督ですが、ベタなお話しと演出の裏に工夫が重ねられている脚本の出来、男女のセリフ、低予算を感じさせない演出を観察しながら見ると楽しいと思います。しかし、間違っても「オレにも作れるじゃん」とうっかり思ってドロ沼にハマらないように…(笑)



【余談】:
やや難しい話をするとここでの「古典的」の意味は何かというと、一般的な映画教本ではアリストテレス「詩学」以降の演劇で上演されてきたような物語の「型」に沿ったもので、古くはギリシアの野外劇場で演じられ、市井に生きる人々に「生や死」、「男女」、「権力と服従」、「老い」、「喜びと憎しみ」、「罪と罰」といった人生で突き当たる難問と葛藤に示唆を与え、導く役割を担ってきたものを差すようです。人間の成長や人格形成にこうした「物語」が重要な役割を果たすのは、近年の研究で明らかにされてきたことですが、ギリシア時代から19世紀までは、こうした役割は演劇が担ってきました。

20世紀になって、映画の誕生に伴い、資本の増大と消費主体の「大衆」の誕生によって映画は演劇よりこうした側面の役目を引き継ぎました。物語重視の1つの流派としてハリウッドで最も多く作られているのがこうした映画です。一方にはソビエトプロパガンダ思想教育の影響を受け映像理論を発達させた流派に沿った映像重視の映画もあり、さらにここ近年CM、MTV作成経験者が作品を多く作るようになっているので、タイプ別に分類して見たりすると映画に対する許容範囲も広がり、楽しいと思います。

まぁ、人生とは何か、自分はどう生きるべきか、社会はどうあるべきかという問いかけを自問自答し、自己を練り上げようする人にはこうした伝統的な物語重視の映画は欠かせないでしょうね。

個人的にはキャメロン監督の子供でも分かる、分かり易過ぎ、ベタすぎる恋愛描写が苦手です。恋愛描写はサラリと余韻のあるほうが好きなもので…。R30の自分にはカズオ・イシグロの「日の名残り」ような"強固な意思と習慣の持ち主"が恋愛によってふと崩れた瞬間を描いたラブ・ストーリーのほうが好みです。そういうものに"風情"を感じるお年頃!なんです(笑)

2012/12/03 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 1876 ホスト:1971 ブラウザ: 4895
低予算による弊害は勿論のこと、さすがに今観るにはやや映像的に物足りないと感じる部分は確かに存在します。それは例えば、物語冒頭の未来の世界。地面に転がっている骸骨なんて一目見て作り物と分かるチャチなもので、シュワルツネッガー扮するターミネーターが自分の顔面を修理する場面や終盤の骨格だけで歩行してサラを追い詰めるシーンにしても、どうしても迫力に欠けてしまうことでしょう。

しかしそれでも、やはり面白いものは面白い。そう思わせてくれる作品です。物語は終始追う者と追われる者の構図だけで、ストーリー的な面白さはそれほど感じられませんが、ターミネーターの存在感と、彼に迫られる恐怖は見事に表現できていると思います。なんといってもここは、音楽の功績が大きいでしょうね。初登場時のインパクトある演出ももちろん評価していますが。

ストーリー的な面白さは薄く、SF的な面白さは低予算ゆえにいまいち発揮されずじまいの中、何が一番良かったかというと、主人公のクリス(名前うろ覚え)とヒロインたるサラのドラマでしょう。
秀逸なのが、クリスとサラが愛し合うシーンへの流れです。自身のことをずっと兵士として生きてきたと語るクリスに対し、想いがこみあげてきたとばかりに情熱的なキスを送るサラ。唇を離し、再度激しく求め合う二人。この一度目のキスの意味が非常に大きい。この最初のキスは、クリスのもつ人間味というものを呼び起こす為のものだったのです。そうして間を置いて、今度はクリスの方からキスを迫る。短時間のやり取りの中で、二人の間に生まれた感情の機微を言葉でなく映像の中でしっかり表現していたと思います。

そして余談というか、これは2を観たあとだからこそ生まれた考えが一つ。
このキスのあと、ターミネーターとの戦いでクリスは死亡し、サラがターミネーターを破壊します。ですが、この活躍、これまでのサラからは想像もつかないんですよ。確かにクリスのいた未来では、サラは勇敢で立派な女性と言われていますが、この時点でのサラは到底、そのような女性とは言えず、この作中でもそこまでの女性になるだけのキッカケはなかったように思えます。
じゃあ、どうしてなのか?

思うにその答えは、クリスと結ばれたから、ではないでしょうか。クリスと結ばれた時点で、彼女はジョンを身ごもったことがのちの2で判明します。つまり1の終盤で、サラはジョンの母です。ということは、クリスと結ばれたその時をもって、歴史上の【ジョンの息子で、機械側と勇敢に戦ったサラ・コナー】に変化したということなのかなぁと、そう考えたら、この終盤の活躍にも納得がいきます。長編シリーズならではの楽しみ方として、そんな風に考えてみるのも、面白いかもしれません。

2012/10/19 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:882(66%) 普通:353(27%) 悪い:93(7%)] / プロバイダ: 31188 ホスト:30920 ブラウザ: 7307
「また来る(I'll be back.)」
「なんですって?―嵐が来るってー分ってるわ」
監督は『タイタニック』のジェームズ・キャメロン。

アクションSF映画の金字塔的作品。
シュワルツネッガーを一躍スターダムにのしあげた作品でもあります。

もうだいぶ前の作品ですがアクションシーンは迫力があり
むき出しになったターミネーターをストップモーションを使って動かして見せるラストシーンも
VFX全盛の今では多少古さを感じさせますが、それもまた不気味な感じを演出する一助になっているようにも思います。

ストップモーションを使ってロボットの動きを演出した作品に『ロボコップ』がありますね。
気になった方は見てみてください。

2012/08/28 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:46(52%) 普通:23(26%) 悪い:19(22%)] / プロバイダ: 45936 ホスト:45977 ブラウザ: 4781
誰もがその名を知る低予算SF映画の金字塔。
まず、低予算でも傑作を作り上げる事を可能にした設定と、練りこまれた演出が素晴らしい。
近未来から殺人マシーンが送りこまれ、未来の命運をかけて戦う。しかしその舞台は現代のロサンゼルス。
戦いの舞台を現代にし、そして未来をかけて戦うという部分に徹底的に焦点を当てることにより、
タイムスリップや、そう多くは無い未来戦争のシーンをスパイスとして、見事に違和感無くこの作品をSF映画として成立させることに成功しています。

また、その設定に説得力を持たせている、ターミネーターというキャラクターの見事な設定と、それを演じるシュワルツェネッガーを、徹底的に『無機質』『無感情』そして現実の範囲内で『非人間的』に見せている演出も秀逸。
目的の障害になるものを次々となぎ倒す装甲車のような鉄の塊の恐ろしさと、プログラムされたことを淡々と遂行するコンピューターの冷淡な恐ろしさの両面を、見事に演出し、そしてシュワルツェネッガーが演じきっています。

そして、その1体のターミネーターに対して、圧倒的に不利な状況の中、人類の未来をかけて戦う2人の男女という構図。
人類の存亡を賭けるという壮大なスケールの戦いであるのにも関わらず、味方がいない非常に小さなコミュニティの中で、激闘が繰り広げられるというシナリオも、映画全体に孤独感と緊張感、そして終末感を演出することに成功しています。
そのような中でも、サラとカイルの時空を超えたラブロマンスを終盤しっかりと描き、続編に続くヒューマンドラマの要素もしっかりと表現できています。

このように、今作はジェームズ・キャメロン監督をはじめとしたスタッフの創意工夫によって、スター・ウォーズのような派手なSF要素がなくても、低予算でありながら、SF映画の傑作に名を連ねることとなりました。
当時、予算も無く限られた条件の中で、観客に満足してもらえるレベルのSF映画を作る難しさは、並大抵のものではなかったはず。
まして、ジェームズ・キャメロン監督にとって、前作監督した殺人魚フライングキラーが、周囲の不理解と実力不足もあり酷評の嵐。
そのような背景の中でジェームズ・キャメロン監督は、今作に背水の陣で臨んだことでしょう。
その結果、彼の創意工夫によって低予算でありながらSF映画の傑作、そして世界的超大作になる続編の礎となる映画を作り出すことに成功しました。
評価は、そんな監督への敬意も含め、「最高」とさせてもらいます。

2012/07/13 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:6822(87%) 普通:575(7%) 悪い:420(5%)] / プロバイダ: 21970 ホスト:22081 ブラウザ: 2413(携帯)
言いたいことのほとんどを先のカトルさんが書かれておりますので私はそれ以外のことを述べようと思います。

この映画ですが当初はターミネーターは体格が華奢な人間にして見た目とのギャップによる恐怖を演出するつもりだったようです。

しかし、このときにシュワちゃんがターミネーターをやりたいと熱心な希望があったようで最終的に見た目が屈強なターミネーターになったのです。後半のターミネーターの全身が焼けたあとのロボットの姿が妙にひょろひょろに見えたのもおそらくはその名残でしょう。

そうそうロボットといえば、この時代はCGの技術が当然ありませんからロボットの動きがどうしてもなめらかにならず、ギクシャクしてしまうという問題がありました。

このままやってしまうとシュワちゃんがやっていたときの様子と比べても動きが明らかにおかしいと矛盾に気付かれてしまいます。

そこでこの問題を解決するために直前でターミネーターが車にひかれて道路を引きずられるというシーンを挿入しました。

これにより上記のような矛盾を観客に気付かれにくくなり、良い意味でだますことに成功し、後半でのターミネーターの恐怖を演出することができたのです。

それにしても、サラとカイル、そして二人の間に生まれるコナーの関係は考えてみただけで頭がこんがらがってしまいます。

同時期にやっていた「バックトゥザフューチャー」のマーティの言葉を借りたら「ヘヴィーだ!」て言いたくなりますね。

ターミネーターがシリーズとして続き、映画史に残る傑作になれたのはシュワちゃんの功績もさることながら随所に見られた制作者の工夫と奇抜なアイディアが大きいですね。

2012/03/16 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2188(58%) 普通:758(20%) 悪い:849(22%)] / プロバイダ: 15458 ホスト:15408 ブラウザ: 7541
最初の方は結構面白いと思ってたんですが、途中で会話ばっかりになると退屈になります。
カーチェイスしてるところまでは凄くハラハラしましたが、設定についての話も長く、逮捕されてからも微妙。
ターミネーターの恐怖感は凄いし、シュワちゃんの体格を見てるとマジで銃なんか効かないんじゃ……とさえ思えてしまいます(笑)
しかし、サラたちの個性は薄かった。本当にただの人間で、何の特技も背景も見出せないし、人間側にもっとエピソードがあればもっと良い作品になったと思います。
設定は面白いんですが、壮大すぎて、あまり後半から触れてない感じもします。
まあ、後半で骨組みをむき出しにしたターミネーターとの戦いは本当に恐かったですね。
普通で。

2011/05/03 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2747(60%) 普通:772(17%) 悪い:1075(23%)] / プロバイダ: 14863 ホスト:14685 ブラウザ: 9932
恐怖の質が既存のホラー作品とは全く違う。
これが、この作品を視聴して最も心に引っ掛かった事です。

人間と機械が戦争をしている未来の世界で人間の指導者ジョンを歴史から消滅させる為に機械陣営は、ジョンの母親サラを殺害する目的で
ターミネーターを1984年のロサンゼルスに送り込む。
サラをターミネーターから護る為にジョンに送り込まれたカイルが、サラの前に現れる。
これが、作品の背景です。

先ず目を引くのは、サラを追うターミネーターに撒き込まれる様に殺される人間達、人間を草を薙ぎ払うかの様に次々と殺すターミネーター、
人間の皮が剝がれて剝き出しになった機械の体、最期までサラの命を狙い続けたターミネーターの執念深さ等、
幽霊やゾンビ等をモチーフにした既存のホラー作品とは一線を画する恐怖の演出。

未来から来たカイルとサラのラブロマンス、ターミネーターに戦いを挑むカイルとサラ、最後に明らかになるジョンの謎等、
作中には、娯楽のエキスがタップリ詰まっていました。

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「【良い点】低予算と思えない面白さターミネーターがしつこい展開的には面白いタイムパラドックス【悪い点】...」 by 名もなき詩人


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2019/02/11 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 7404 ホスト:7689 ブラウザ: 11281 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事格好良い/怖い/びっくり/考えさせられた/勇気貰った 
ストーリー最高(+3 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)
映像とても良い(+2 pnt)
声優・俳優良い(+1 pnt)
音楽とても良い(+2 pnt)

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1. ゴールデンカムイ 感想#14 by エスパー
... 寄せられるからなあ。 しかし今週の白石さん、どちかというとヒロインポジじゃねえか? だが流石に杉元さんも力尽き果ててしまう…かと思わせて牛山さん登場でなにもかもぶっ壊れたよ! あの塞ぐ壁も、冗談抜きで死にそうなシリアスムードも、悉くここで破壊してきたのちょうずるい。 以前白石さんを追ってきたのもだけど、牛山さんやっぱターミネーターみたいだよ ...
記事日時:2018/10/17 [表示省略記事有(読む)]
2. チート天才、ジョン・ブローニング〜その1〜 by はんぶらび
... どちらもウィンチェスター社で製造と販売が行われ、大ヒット商品となりました。 ウィンチェスターM1886は、従来のレバーアクション式ライフルの内部構造を見直し、耐久度を大きく上げたものです。その結果、フルサイズのライフル弾の発射に初めて成功しました。 ウィンチェスターM1887は、レバーアクション式のショットガンという、非常に珍しい銃種です。最初に成功した連発式ショットガンで、ターミネーター2でも有名 ...
記事日時:2018/08/26
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3. AIの未来 by OYJAR40
... 版を読んでいて、スカイプの共同創業者で現在は投資家となっているタリン氏が発起人になっている、AIの野放図な開発への警鐘を鳴らしている団体についての記事を目にしました。 AIの発達によって敵対的AIが生まれてくる危険性、というのは実際に起こりうるようで、まさに「ターミネーター」の世界、ほかにも数々のディストピア映画などでも取り上げられてき ...
記事日時:2018/01/10
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