[海外映画]ブラジルから来た少年


ぶらじるからきたしょうねん / THE BOYS FROM BRAZIL
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海外映画総合点=平均点x評価数4,406位5,261作品中総合点-1 / 偏差値46.64
1978年海外映画総合点39位41作品中
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作品紹介(あらすじ)

第三帝国の復興をもくろむ元ナチ「死の天使」、メンゲレは、2年半のうちに65歳の公務員を94人殺すという奇妙な計画を立てていた。ナチ残党狩りで知られたユダヤ人老人リーベルマンはメンゲレの陰謀を知り、それを阻止しようとするが、やがてメンゲレの本当の恐るべき意図が明らかにされていく……。
1978年英制作
監督:フランクリン・J・シャフナー
製作:マーティン・リチャーズ スタンリー・オトゥール
製作総指揮:ロバート・フライアー
海外 (アメリカ):公開開始日:1978/10/05
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最終変更日:2018/08/21 / 最終変更者:634 / その他更新者: アセチルサリチル酸 / 提案者:herba (更新履歴)
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2018/09/16 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:119(40%) 普通:42(14%) 悪い:134(45%)] / プロバイダ: 259 ホスト:18 ブラウザ: 9177
アドルフ・ヒトラー復活を企てるナチスの残党と彼らを追うナチ・ハンターとの闘争を描いたサスペンス映画。主演はグレゴリー・ペックとローレンス・オリヴィエという豪華なものでしたが、肝心の出来栄えはけして誉められたものではありません。

何といっても物語の中核であるナチスのヒトラー復活計画があまりにも粗雑なものであり、まるでリアリティがありません。ヒトラーのクローンを作り、かつ、オリジナルと同じ家庭環境にするために彼らの養父を一定期日に殺害して回るというものなのですが、すごいことにこれだけで全部です。はたしてこの計画で独裁者を現代(80年代)によみがえらせることができるでしょうか?

クローンとはいわば「人工的に作られた年の離れた一卵性双生児」にすぎず、遺伝子が同じだけで別人格であり、その人がどう育つかは彼らを取り巻く環境に多く依存しています。ヒトラーだって彼が育った時代の社会状況や人間関係の積み重ねの果てに独裁者になったわけであり(無論、彼の罪過が免責されるわけではない)、同じ遺伝子の人間でも違う時代、違う社会、異なる人間関係では全く違う人間に成長することになります(ものすごく善良な人間になることもありうる)。ところが、この映画のナチスの計画では、クローンを一定の日に父なし子にすれば(クローンの周囲の環境への介入はこれだけ)、ヒトラーが復活すると考えているようにしか見えません。これはあまりにも無理があります。

そうなると、この映画は極端な遺伝子決定論に立たない限り物語が成り立たないということになりますが、ストーリーを追うとそのようにしか解釈できません。実際、本作品に登場するヒトラーのクローンたちは、全員がどことなく不気味で人間味に欠けるような描かれ方をされており、子どもによって性格に相違を設けていません。特に最後に登場するボビー少年が映画のラストに死体の写真を現像して「すげえな」と言うシーンを観れば、多くの観客が「ヒトラーは生まれつきの悪党で独裁者以外にはなりえない」と受け取ってしまうでしょう。遺伝子決定論が極めて危険な結果を招きかねない考え方であることを思えば(例えば、断種や予防拘禁を正当化してしまうおそれがある。そうなればまさにナチ的発想である)、本作品の描写に厳しい批判が浴びせられているのも当然です。

また、仮に計画通りにクローンたちがヒトラーと同じ思想を有するようになったとしても、現代の政治社会状況で簡単に権力の座に就けるのか(ナチスが引き起こした悪行を多くの人が知っている現代では昔のようにはいかない)。特にナチスの思想から言えば「アーリア人の帝国」を築かなければならないのですから、どこの地域でもよいというわけではありません。このような成功の可能性の薄い計画に全力を挙げるナチスの残党たちは、あまりにも愚かに見えます(途中で計画は中止されるが、それは発覚を恐れたためである)。

なお、悪の主人公であったヨーゼフ・メンゲレ(実在の人物であり、石井四郎と並ぶ大戦中のマッド・ドクターの代表。驚くべきことに映画公開時点ではまだ存命だった)を演じたのは名優グレゴリー・ペックでしたが、どうもこの方は悪役が似合わない。善玉の主人公サイドのキャラにした方が輝いたと思います。

本作品の見るべき点としては主人公のエズラ・リーベルマンの設定になるでしょう。彼は本作品の内容から言えば完全なヒーローとして描かれても良かったはずです。しかし、彼は後援者から見放され、組織からも離れ、経済的に困窮し、今や味方してくれるのは妹だけと言う有様です(宿敵メンゲレも終盤は自分一人で行動せざるをえなくなっていたことを考えると、この作品は「孤立した者同士の闘いの物語」であったともいえるだろう)。彼はクローンたちのリストを手に入れますが、それをクローン抹殺を狙うナチ・ハンターの集団に渡すことなく燃やしてしまいます(罪なき子ども達を殺すことを認めればナチスと同じになってしまうので)。リーベルマンがあくまで自分自身の良心と判断で動くキャラであることが活かされたシーンだったと思いますし、ナチ・ハンターだからと言って常に正しいわけではないということを示す描写でもありました。

本作品には良い点が全くないわけではありませんが、やはり中核部分の問題が大きすぎます。ゆえに評価は非常に厳しいものになります(評価「とても悪い」)。仮に無理のない物語にしようとすれば、クローンは作られたが普通の子どもであり、その子を偶像として祭り上げようとするナチス残党とその抹殺を図る過激派のナチ・ハンターの双方から、子どもを守るため闘う主人公を描く話にするしかなかったのではないかと思います。

さて、本作品には終わり方が2バージョンあります。一つはボビーがメンゲレの死体の写真を見てほくそ笑むシーンで終わるものあり(オリジナル版)、もう一つはそのシーンをカットしてリーベルマンがクローンのリストを燃やしたところで終わるものです。この二つの異なる結末に関しては、今は前者が主流であり後者に関しては「肝心な場面をカットした」として否定的な意見が強いようです。しかし、私は後者の方が良かったのではないかと思っています。劇中においてボビーは流血を見てもさほど驚かなかったり、父の仇であるメンゲレを飼い犬に食い殺させた後にリーベルマンと取引する狡猾さを見せたりしています。ここだけ見れば「こいつはやはり危ない奴で新たなヒトラーになるのでは」と思えてきますが、反面、父親を殺されたことに激怒したり涙を流したりする一面もあり、必ずしも人間性が欠落しているとは言えない要素もありました(まともな人間に育つ可能性もある)。だとすれば、リーベルマンの選択の是非とボビーやその他のクローンたちの将来がどうなるかを観客の判断に任せた方が、物語に深みが出たのではないかと思います。

[推薦数:1] 2018/08/21 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2280(50%) 普通:1143(25%) 悪い:1144(25%)] / プロバイダ: 17113 ホスト:17242 ブラウザ: 5173
幽霊の正体見たり枯れ尾花。風呂敷は広げ過ぎると畳み方が雑になりやすい。これが本作、終盤で思い浮かぶ言葉。

南米に逃亡したネオナチが更なる計画を画策する陰謀劇というのは与太話の題材としては面白い。
実際、ナチの面子が集まっているパーティーの場面など壁のマークとかショッカーかよ!
世界各地の定年間近な公務員暗殺を指示するメンゲレ博士とユダヤ人素人探偵リーベルマンの対決は
モリアーティー教授とホームズ(彼も諜報活動を行ってくれる少年探偵団が存在した)の関係を本作の世界観に持ち込んだ趣があり、
メンゲレの真意が謎のままで正気とも思えない暗殺計画が実行されていく場面のショッキングな描き方、前半はかなりスリリングでした。

しかしヒトラーのクローン大量生産計画のオチが明かされた辺りから疑問符が付き始める。
なまじ環境要因に触れているので、両親の年齢や家庭の経済状態程度にしか着目していない粗が目立つ。
そもそも独裁者が100人近く集まっても独裁にはならない。むしろ潰し合いが始まらない?
そういった粗が気にならない程、メンゲレの狂気と知略が全編のストーリーを引っ張り続けてくれれば良かったのですが
リーベルマンとばったり会って取っ組み合いが始まる行き当たりばったり感、満載の結末。

この竜頭蛇尾、妙に既視感があると思ったら主演グレゴリー・ペック、音楽ジェリー・ゴールド・スミスで
犬の群れに襲われる展開や不気味な感じがする写真の現像シーンと「オーメン」ではないですか(笑。
本作はそちらの続編直前に制作されていますが謎はある程度、謎のままの方がミステリアスという事を先に示してしまったでしょうか。

前半が楽しめただけに後半は残念。評価は「普通」よりの「悪い」で。

2012/09/08 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:59(83%) 普通:6(8%) 悪い:6(8%)] / プロバイダ: 1883 ホスト:1775 ブラウザ: 5711
執念に対抗できるのはやはり執念、といったところ。
でも、映画『ゾディアック』でも感じたことだが、
執念というお友達と付き合うと普通の生活、普通の人々がどんどん離れていく。
お金も。案外、執念浅い方が幸せかもね、そんなふうに思ってしまう映画。

原作者のアイラ・レヴィンといえば『死の接吻』と『ローズマリーの赤ちゃん』、
そしてこれというくらい、
(私見では)レヴィンの三大代表作の一つだと思っているのに、
ナント日本未公開だった(、っていうのが結構有名)らしい。
しかも老いているとはいえ有名すぎる俳優の二人、
グレゴリー・ペックとローレンス・オリヴィエが出ているのに。
つーても、僕が最初にこの二人を映画の中で見たのは、
実はこの作品からだったりするんだが。

メインのネタバラシしてしまうと……、
なーんだ、って感じになってしまうのだが、
最初知ったときにはかなり衝撃的。
でも、ネタばれって、
このビデオ裏のパッケージにおもいっきり詳しく書かれているんだよね。

最後のクライマックス手前、さっさと始末すればいいのに、
一方的にずーっと喋り続ける男とそれを聞かざるえない男、
この間に例の彼(!)が自転車で家路を急ぐシークエンスがある。
これがちょっと長い。
どうも僕が勝手に想像するに、映像以上に、相当長い間あの二人がやりとりしていたようだ。
組織に見放されても一人で例の計画を実行しようとするイカレタ男と、
一人ナチ犯の追求をやめなかった偏屈な男(仲間がちょっといるが)。
本来絶対解りあえない関係のはずが、
この二人の共通点、執念とその持続性、
それらが彼らをつなぎ、出会った不思議な運命。
最後二人が折り重なって…の光景は、
この作品が扱っているネタのヘビーさのわりに、なぜかなんだか微笑ましく見える。

執念といえば、最初の方のアパートでのシーン、
オリヴィエ役の彼の事務所が荷物(40年分のナチ犯の資料?)の重さのせいで、
(床下?)のパイプが破裂して、部屋が水浸し、
それで彼が家主に怒られるところがある。
正直なんてことないシーンだが、今考えると、
あれって彼の執念の重さを表しているのかしらね。

同じ時期に作られ、取り扱ったネタが共通する、
某アニメのル○ン映画とセットでどうぞ。

2012/07/30 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:882(66%) 普通:353(27%) 悪い:93(7%)] / プロバイダ: 31188 ホスト:30920 ブラウザ: 7387
「服従こそ我が名誉」
監督は『パットン大戦車軍団』のフランクリン・J・シャフナー。
音楽はジェリー・ゴールドスミス。
出演はグレゴリー・ペック、ローレンス・オリヴィエ。

比較的現実的なSF映画。
しかし環境や経験を同じにできない以上同じ人間を作ることは不可能でしょう。
おそらく受精卵も違うわけだし。時と場所という条件も同じにはできないですしね。

ジェリー・ゴールドスミスの音楽がとても効果的だったなあと思いました。

ペックが悪役を演じているのは以外でしたが、良かったと思います。

ラストはどういうことをいみしていたのでしょうか。ちょっと分かんなかったけど。
ヒトラーみたいになりうるという可能性が示唆されたということだろうとは思うんですが。

使われた音楽
美しき青きドナウ

2006/11/18 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:780(41%) 普通:453(24%) 悪い:654(35%)] / プロバイダ: 2877 ホスト:2812 ブラウザ: 5234
当時としては斬新なアイディアは、まぁ面白い。ネタバレになるので
説明できないが、見ていればすぐに割れてしまうのは残念。問題は、結局
ネタが全て、という作品構造に陥り、それ以外の魅力が乏しい事。
サスペンス部分は落第点だろう。海外の人はネタのみで引っ張れるかもしれないが、
日本の多ジャンルヲタク相手では力不足。同じナチ物なら「マラソンマン」の
「けれん」とインパクトが素晴らしく魅力的なだけに、一層映画としての弱さが
目立つ。活字から映画に変換した意味があったのか?オチもおそらく原作通り
なのだろうけど、現在ではあまりにありきたり。もうふたヒネリほど欲しかった。
随分昔に見たけど、当時からして既に個人的には「イマイチ」だった。

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2017/07/18 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 26293 ホスト:25996 ブラウザ: 10218 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事面白い/びっくり 
ストーリー良い(+1 pnt)
キャラ・設定良い(+1 pnt)
映像普通(+0 pnt)
声優・俳優とても良い(+2 pnt)
音楽普通(+0 pnt)

1. 放課後のカリスマ・1〜5 by 名もなき詩人
... なる偉人はもううんざりだよ。ヒトラーもナポレオンもアインシュタインもうんざりなんだよ! これが大事。ヒトラーが出ていのにブラジルから少年すら思い出すことも無くがっかりして見まし。パッと見てつまらんかったらすぐやめと思ってまし。ハードルがすげー下がっんですよね。これはつかみがしっぱしているんですよ。だからこそ掴みに成功しわけです。パッと ...
記事日時:2014/06/07 [表示省略記事有(読む)]
2. 友情実話伝説-Part2″陣兵の専学生活編″- 第150話(800話)「プレゼンテクニックⅠ&Ⅱ-その13〜14…″photoshop″&″つみきのいえ by 陣兵
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記事日時:2009/12/13

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