[海外映画]パワーレンジャー(2017年版): 2019/09/20 霧の童話


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Power Rangers Movie (2017)
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2019/09/20 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:760(51%) 普通:416(28%) 悪い:314(21%)] / プロバイダ: 20219 ホスト:20108 ブラウザ: 4721
海外版『スーパー戦隊シリーズ』として本家同様、息の長い支持を集めているらしい『パワーレンジャーシリーズ』から、第1作『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』をベースにキャストを一新して制作されたリブート作品で、『マイティ・モーフィン』を題材に据えている関係上、同作の「原作」と成った東映特撮『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の意匠も新規に設定されたデザインワークスへと反映されています。
…とは言え、オリジナルたる東映作品から「アクションシーンや特撮パートのみ流用」というメリケンさんの制作スタイルが鼻に付く事も有って、あたしゃ『パワーレンジャーシリーズ』って殆どマトモに観てないンですよね。「他人の褌で相撲を取ってる」印象が拭い切れないと言うか。
然しながら、本作はデザイン・アクション・特撮の何れもが新規に制作されているとの事で興味を惹かれ、遅まきながら「パワレン初体験」と相成った訳です。

相討ち状態に成りながらも裏切者リタ・レパルサを封印し壊滅した初代パワーレンジャーの遺志を継ぎ、復活したリタの魔手から地球を護るべく「後継者」たる5人の高校生達が立ち向かうが、彼等は其々ティーンエイジャー特有の「苦悩」を抱え込んでいた──てな感じで物語は展開しますが、既に指摘されている通り主役チームが終盤まで一向に変身しない事も相俟って、『スーパー戦隊シリーズ』のノリを期待しつつ鑑賞すると確実にフラストレーションが溜まります。特撮ファンから今イチ受けが悪いのも、此の辺りに起因してるンでしょうね。
其の反面、周囲から「落ち零れ」のレッテルを貼られたドロップアウト5人組の成長譚を「ねちっこく」描いている事も有り、普段特撮モノを観ない層は『ビバリーヒルズ高校白書』の如き「青春ドラマ」としての側面に興味を覚えて評価しているようで、「変身ヒーロー物」と「青春グラフィティ」、双方の見方に因って印象の度合いが著しく変化する点も本作の大きな特徴と言えるのかも知れません。

周囲(特に父親)からの過剰な期待に押し潰され「牛泥棒」という愚行を働いた事に因り、約束されていたアメフト選手の夢を自ら放棄する形と成ったジェイソン・男関係を巡るイザコザで女友達からの突き上げを喰らったキンバリー・他人とのコミュニケーションが苦手ゆえイジメの対象と成っていたビリー・病弱な母親の看病に手一杯で「不登校児」に成らざるを得なかったザック・転校を繰り返す家庭事情の所為で母親との折り合いが悪いトリニー…てな具合に主役メンバーの抱える「苦悩」があまりにも生々しく切実過ぎるので、鑑賞中は陰鬱さしか感じられない展開に歯痒さを覚えたのが正直なところです。
まあ、ジェイソンの耳にプロ選手として活躍する架空のアメフト中継が鳴り響くシーンの虚無感や、超能力を手に入れた5人が「谷底越え」を通して距離感を縮め合うくだりなんかは割と好きなんですが、其れでも「求めていたジャンルと違うもの」を観ている感覚は否めませんでした。

ダウナーな雰囲気に耐え忍ぶ事90分、紆余曲折を経て5人はやっとこさパワーレンジャーへの変身に成功する訳ですが、「怪力自慢」「スピード専門」「射撃の名手」てな具合にアクションで各々の「個性」を魅せる日本のスーパー戦隊とは違い、5人が5人ともコレと言って特徴の無い画一的なアクションに終始している上に、結局は巨大メカ・ダイノゾードを使って雑魚を一掃するモンだから、長時間焦らされた忍耐力に見合わぬ面白味の無い戦闘シーンを目の当たりにして、得も言われぬ疲労感がドッと押し寄せてきましたね。
等身大アクションよりもダイノゾードを駆使したメカ戦にウェイトを置いている辺り、「別に戦隊モノじゃ無くてもいいンじゃね ? 」と突っ込みたく成りますが、リタにメガゾードの「裏拳」を咬まして宇宙へと追放する役割を、散々彼女から煽られ屈辱と恐怖を味わったトリニーへ担わせるクライマックスだけは、素直に「ニヤリ」とさせられ溜飲が下がりましたけどね。まぁ、あの程度でくたばるようなタマじゃ無いだろうけどw

評価的には「良い」寄りの「普通」かなあ。寧ろ、特撮番組の作劇スタイルやらテンポやらを知らない客層の方が先入観無しに楽しめるのかも知れません。



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