[海外映画]ハリー・ポッターとアズカバンの囚人: 2019/08/23 古典主義


はりーぽったーとあずかばんのしゅうじん / HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN
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2019/08/23 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:773(41%) 普通:451(24%) 悪い:654(35%)] / プロバイダ: 24818 ホスト:24980 ブラウザ: 4705
【良い点】
・ポッターシリーズ唯一の美点?ホグワーツの情景は物珍しく見られる。
・映画前2作よりは、まだポッターの父とシリウス達過去世代の交流や経緯を
匂わせた事で、作品世界に多少の深みが出た。ネタが多すぎ、かつ説明が
雑すぎて色々疑問点が残ったが・・・

【悪い点】
・相変わらず見せ場重視、その他テキトーな世界設定、作劇で、細かい矛盾点や
心情描写が粗雑。映画の尺に原作を押し込めたからかも知れないが、映画だけでは
説明不足もいいところ。ペディグリューの正体と過去遡行の話を一緒にやって
しまうのは、大して関係ないエピソードを短尺に無理やり圧縮。混乱した醜い筋運び。
ネット検索か原作既読で無いと判らない部分が多すぎる。それって映画としては
駄作なのでは?
暴れ柳の先の家?は何なのか?暴れ柳はハーマイオニーならハリーと活劇せずとも
ルーピン同様「イモービラス」の魔法で停止させられたのでは?セリフだけで
説明してしまうシリウスの真実も手抜き。しかもミスリーディングのジャブを
入れまくるので、ただでさえ判りにくい話がさらに混乱。一緒に見ていた子供達は
唖然としていた。
ルーピンは描写から人狼なのだろうが、なぜそんな危険な人物が教師をしているのか、
シリウスやペディグリューはなぜ変身するのか、あるいはしてまうのか?
さらに、ペディグリューはなぜアレに変身し(変身対象が選べるなら、もっとマシな
選択があるはず)、さらに○○の家に居たのか。「動物もどき」がこんなにいっぱい
存在する魔法世界で、しかも露見しないなら、使い魔はスパイだらけなんじゃないの?
その対策は皆無な世界なのか?
エクス〜パトローナムの時にハリーが呼び出した守護霊はなぜあの姿なのか?
つーか守護天使で人型じゃないの?原作では親と誤認するミスリードになってるようだが、
やはりあの姿である理由は不明っぽい。単に見せ場を作りたいだけだよな・・・
映画のデキが恐ろしく悪い可能性もあるが、原作からして疑わしい。作者の設定構築は
かなり残念な感じ。ツッコミ属性にはなかなか苦痛な適当処理が連発。
・前2作同様、ホグワーツを筆頭にアズカバンや魔法省、大人が間抜けぞろい隙だらけ
なので、ハリーには信じられないレベルで危機が迫る。クイディッチも変わらず死人が
出る危険度(クイディッチ試合もなんだかモヤモヤ満載で終わるのがまた・・・)。
ディメンターは大丈夫とか言っておいてまんまと試合場に侵入される体たらく。
破損したハリーのホウキを誰が弁償するでもなく・・・ホグワーツと魔法世界は無責任で
無能な大人だらけ。校長もスネイプもアホにしか見えない。まぁ主人公を持ち上げるために
周囲を無能描写するのは、日本ラノベの専売特許ではない、というワケか。
・プロットを詰め込みすぎ。まぁこれは原作からの欠点なのだろうが。
ペティグリューの真実、シリウスとハリーの信頼、リーマスルーピンの秘密、時間遡行、
特にハリーの父と友人3人の物語は込み入っているので、単にセリフで説明
するのではなく映画ならきちんと回想あるいは過去部分を映像化するべきだった。
矢継ぎ早にセリフでミスリードと真相を交互に出す描写も「映画として見苦しい」。

【総合評価】
「悪い」。ミステリ要素は前2作よりはマシ・・・?とか悩んでしまう「乱雑」さ。
おそらく原作からの欠点だろうが、1冊あるいは映画1作の中に、方向性が異なる
統一感薄いプロットをやたらに突っ込んでいるのがダメ。シリウスの話を軸にして、
過去遡行絡みのややこしい部分はカット、ポッター父達の代の過去話をしっかり
やるべきだった。開幕、ダーズリー家のエピに尺を取るのも構成が失敗している。
こんな事やるなら、しつこいようだがポッター父と友人達の過去をしっかり描写
してこそ、終盤のタネ証しドラマに重みが加わるのに。過去遡行は蛇足。
原作を映画の尺に変換できていない。前2作がホグワーツ魔法学院以外、魔法世界の
「広がり」を感じづらい作劇だったのに比べると、ポッター父の盟友が登場することで
「時間」の広がりを感じさせた点は誉めて良いが、相変わらず世界設定は雑でリアリティ
無く、あちこちで矛盾や疑問点が放置されている。やはり鳴り物入りで映画化するほどの
内容があるとは思えない。お奨めしない。



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