[海外映画]アメリカン・ヒストリーX: 2006/03/07 馬王


あめりかんひすとりーえっくす / American History X
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海外映画総合点=平均点x評価数707位5,174作品中総合点6 / 偏差値52.61
1998年海外映画総合点22位83作品中
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2006/03/07 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:575(70%) 普通:103(13%) 悪い:140(17%)] / プロバイダ: 18453 ホスト:18387 ブラウザ: 4184
非常にメッセージ性の強い映画だ。
主演のエドワード・ノートンがめっちゃかっこ良い。
リーダー格として活躍するデレク、出所後のデレクの印象が180度変わる演技は必見物です。

ストーリーは白人至上主義と人権差別を描いた映画。
差別問題を真正面から捉え否定と肯定の見解を織り交ぜ差別問題を色んな視点から描いている。
映画自体は弟の視点から見た兄を中心とした過程を描いている。監督がCMを作ったりしているのが本業な為にモーション的な映像など美しく描かれている。
デレクが至上主義に走った過去の出来事や、父が差別を強く意識していた事、様々な要素から彼をリーダー格へとのし上げる過程が細かく描かれている。
だが黒人だけではなく、メキシコ人が経営するマーケットを襲ったり、被害は黒人だけではない点も深い。
彼が刑務所へ入った回想が一つの重要な過程となったのだろう。
刑務所の中では黒人だろうが白人だろうが全員皆罪人として扱われるため、デレクは執拗に話してくる黒人にうんざりだったが、毎日コミュニケーションする事で友情が芽生える、そして白人側についていた仲間に黒人と仲良くしていることで逆に暴力を受ける、デレクから見ればもっとも衝撃的で深い根になった出来事だったのだろう。
過去の回想シーンがモノクロとして描かれているのだが、ただ単にそうではなくモノクロとは見たとおり白と黒の2色しかなくそこが白人と黒人決して交わることのない事だと比喩させていると感じた。
怒りからは何も生まれない、怒りから来るものは後悔と悲劇だけだ。
スウィーニー先生が言った一言がデレクの救いになった言葉であろう。

要は偏見や差別ってのは何か…食わず嫌いみたいなもんでデレクも刑務所で事実、仕事場で黒人と話すことで色々分かち合い友人となったように見た目やその他で判断されて偏見や差別が生まれてくるもんであって決して交わらないものではない。
私自体差別や偏見って事自体あまりないですし、人権差別って日本でもあるがアメリカほど深く問題視されていない。
アメリカって多人種が集まる国家の集合体である為大きく問題視されることであって、単一種族からなる日本とは人種差別が起こることはあまりない。

そしてラストは衝撃的だ…たかが少しのことで根を持ちあのような悲劇を生む結果になるとは到底考えられない。
結局差別問題は混迷で永久に問題視され続ける社会問題だと言いたかったのか?
差別もそうだが寧ろ小さな少年が簡単に持てる『銃』こそがアメリカ社会で最も大きな問題ではないか?そう感じた。
内容は重く深い映画です。先日差別問題を取り上げた『クラッシュ』がアカデミー賞を取ったし、興味深いテーマでもあるし、一見の価値はありですよ。



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