[海外映画]アメリカン・サイコ


R15+(15才以上対象表現有)

AMERICAN PSYCHO
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海外映画総合点=平均点x評価数1,876位5,174作品中総合点2 / 偏差値49.30
2001年海外映画総合点34位95作品中
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2000年米製作
■スタッフ
監督:メアリー・ハロン
製作:クリスチャン・ホールジー・ソロモン クリス・ハンリー エドワード・R・プレスマン
日本 公開開始日:2001/05/03(木)
海外 (アメリカ):公開開始日:2000
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最終変更日:2020/05/20 / 最終変更者:634 / 提案者:CHO (更新履歴)
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2020/05/19 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:55(60%) 普通:21(23%) 悪い:15(16%)] / プロバイダ: 21803 ホスト:21889 ブラウザ: 8322
ある雑誌でイケメンだけど付き合ってはいけないNO1の男の例として紹介されていたらしい映画。
なるほど。てかその前に大量殺人犯なんですけど。それ以前の問題だろうが。



賞賛と注目へのあくなき欲求、俗に言う「承認欲求」といわれるものの根底を露骨に描いている。
富も社会的階級への執着も他の監督が色々な映画で描いているが、
鬼才メアリー・ハロン監督の女性らしい意地の悪い描写が随所にちりばめられている点は独特。
スタイリッシュな主人公が見掛け、つまり容姿に執着を持っている様子を念入りに描いたり、
名刺のフォントで「イケてる」「イケてない」を争う馬鹿々々しさを描いたり、いちいち笑いに棘がある。
鋭く本質を見抜いているからこその演出でもある。
ある恵まれたエリート集団に属したいと願うあまり、自身を極限までその集団の価値にすり寄らす中身がない男を滑稽に描いている。
もしかしたら少なからぬ人に、ここまでとは言わずとも近い経験があるかもしれない。
転向してきた者にとって属する集団に馴染みたいと思うのは、多くの人にありがちな自然なことだからだ。



主人公はNYの新興上流階級に属する投資銀行に勤めるエリート銀行員。
冒頭のシャワーシーンからして女性目線。1本数百ドルするシャンプーやローションを念入りにカメラに収めている。
持ち物を見れば、その人物が分かるというがまさにコレ。語らずとも主人公が虚栄心の異常に強い人物であることが分かる。
そして男性化粧品という内容からも自身の見かけに異様にこだわっていることが分かる。
他者の注目と賞賛こそが「生きる理由」であり「生きる糧」なのだ。
そしてこの主人公にとって完全犯罪の快楽殺人こそ他人への自己の優位性を証明するものであり、
自身が凡百の人間よりも優れているエリートである証明である。
数限りない殺人の挙句、起こるラストは解釈が分かれるだろう。
主人公を誰も覚えていなかったのは、都会の他人への無関心さと取る向きもあるが
おそらくは、主人公が「中身のない人間」「のっぺらぼう」だったことを暗示している。
他人の賞賛や関心を集めるためにカメレオンのように自身を変化させ続ける男には、本質はない。
主人公の存在自体鏡に映る虚像に過ぎない。影のような実体のない男。何もないのが本質なのだと言いたいのだろう。
だから誰も彼を覚えていない。
主人公自身、欲望の投資街ウォール街という閉鎖的なムラ社会の化身であり偶像なのだ。誰でもない無作為に選ばれたただの偶像。
巨大投資銀行が並ぶNYの人々の選民意識を皮肉り、行動原理をつぶさに観察する非常に社会批判的な映画となっている。



ただしどちらかというと社会批判性が強い映画の為、
この映画をある異常な行動原理を持つ者を描くサイコパス映画と思って視聴すると物足りなさはあるはず。
通常、この手の異常犯罪者を描く際、主人公自身の内面をうかがい知れる視聴者目線の人物をたてる。
非常に似ているが決定的に異なっている部分がある人間。いわゆる鏡像にあたる人物を配置する。
例えばアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』に出てくる異常犯罪者槙島聖護を理解できる狡噛慎也。
『羊たちの沈黙』のレクター博士を理解できるクラリスといった具合。
精神の彼岸の彼方に逝ってしまった人間と、
理解できる要素はあるにしても才能は平凡であるか自身の選択として彼岸との境界線に佇んでいる人間と言っていい。
視聴者はこの「境界線」にいる人物の視線を通して、不可解で異常な犯罪者の内面を理解しようと努める。


槙島聖護を狡噛慎也が理解できるのは共通する知性の高さ。
レクター博士を理解できるのはクラリスが賢いだけでなく、ある経験をしたことがほのめかされる。
そしてクラリスは幼い頃、他人に預けられ、他人の顔色を覗わないと生きていけない環境にあったことも明かされる。
通常、他人の顔色を覗うような経験を幼い頃に数年でもすると、観察力が高くなる。異常者を理解できる「素養」が身に付くのだ。


そしてこのような境界線にいる者ほど、異常者を強く惹き付けるものはない。
逸脱している余り、誰一人からして真に理解されない異常者を深く理解できる存在でもあるからだ。
その他大勢の人間が与えられる満足とは比較にならない強い満足を与えることができる存在になる。
ただし境界から彼岸に引っ張られた人間は同化を求められ、異常者と同じ闇を味わうことを求められる。地獄のほかない。
堕ちる先は気晴らしに他人を殴るためこん棒替わりか、憎むための使役扱いか。


他人を人として見ない興味を示さないレクター博士がクラリスに執着するのも、槙島が狡噛に執着するのもこれが理由だ。
そしてクラリスや狡噛のような登場人物が異常者との同化を必死で拒むスリリングな心理的な駆け引きの過程で
わかりにくい異常者の内面が明かされ、
秘密のベールに隠されていた不可思議で未知のサイコパスの内面が明かされる暴露性が視聴者を興奮させる。
しかもサスペンスとホラーの要素を両方兼ね備えるのだ。
従ってサイコパス映画は大抵は登場人物と対になる理解者が必要となる。


しかしこの作品は社会批判性を優先し、こうしたわかりやすい構造を採っていない。従って視聴後はあっけなさと物足りなさが漂う。
物語の中でしか知らないサイコパスの登場を期待していた人ほどこの映画の評点は低くなるのではないかと思う。

2014/01/02 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:798(60%) 普通:335(25%) 悪い:190(14%)] / プロバイダ: 25027 ホスト:25317 ブラウザ: 7858
【良い点】
・クリスチャン・ベイルの演技

【悪い点】
・淡々としてしまった印象

【総合評価】
それほど悪い内容ではなかったと思うのだが、奇妙なほどあまり印象に残らない映画だった。
主人公の精神が崩壊するまでの軌跡や、崩壊後の展開も丁寧に作らている気がするのだが
それがかえって味気なく、サイコという単語で期待するほどの狂気を感じ取ることができな
かったのかもしれない。

2012/07/21 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3693(33%) 普通:3931(35%) 悪い:3564(32%)] / プロバイダ: 11813 ホスト:11625 ブラウザ: 5682
【良い点】

・クリスチャンべイル氏の演技は良好だったでしょう。内に秘めていた、
暴走した狂気等真に迫るものはありました。普段はそのように内に秘めていた
だけに、弁護士にも殺害を告白しても信じてもらえなかった最後も皮肉では
ありましたが。

【悪い点】

・そうしたべイル氏の演技とは別に、殺害シーン等思ったほど見ていて目から
鱗が落ちたほどではなかったですね。付き合っていた女が、主人公の「本性」
に気付いて必死に逃げるも、らせん階段から落とされた凶器で死亡したシーン
とかが印象に残ってますが、それなりにインパクトが強かった程度で物足りなかった
です。脚本も、やや盛り上がりに欠け、確かに最後も皮肉とも言ったけど、主人公の
心情等やや掘り下げ不足だったのは否めなかったでしょう。

【総合評価】

確かに控えめな雰囲気だったと言うか、ベイル氏迫真の演技に、他の構成要素
が追いついていなかった感じでしたね。料理のし様ではもっと面白くなれた可能性も
あっただけに残念だったと言うか。まあ、評価は「普通」が妥当な所でしょう。

2009/06/14 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:503(44%) 普通:378(33%) 悪い:254(22%)] / プロバイダ: 12032 ホスト:11811 ブラウザ: 9125
【良い点】
・クリスチャン・ベイルの演技が良い。
・映像が良く出来ている。

【悪い点】
・あまり緊張感がない。

【総合評価】
※ネタバレ注意

妄想の中で殺人を繰り返し、最後にはそれが現実か妄想か自分でも分からなくなるというもの。
しかし人に無関心な世の中なので誰も異変に気づかない。
見ているのはみてくれだけ。
といった皮肉混じりのブラックユーモアが効いた作品。
クリスチャン・ベイルのヤバイ演技が光ります。
吉良吉影みたいです。
ひとつ気になったのは、こんな状況なのにあまり緊張感を感じられないことですが、妄想の中だからこういった表現なのかな。
わざとなのかちょっと分かりませんね。
まあ、そこそこ楽しめたので、評価は「良い」とします。

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2017/07/12 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 39840 ホスト:39762 ブラウザ: 8279 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事可笑しく笑える/怖い/考えさせられた/道徳心&モラル 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)
映像良い(+1 pnt)
声優・俳優良い(+1 pnt)
音楽普通(+0 pnt)


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