[漫画]馬屋古女王


うまやこじょうおう / Umayakojyoo
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漫画総合点=平均点x評価数2,310位8,957作品中総合点4 / 偏差値49.76
1984年漫画総合点35位94作品中
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作品紹介(あらすじ)

西暦622年(推古天皇30年)2月22日、後に聖徳太子との諡号を与えられた厩戸皇子は薨去した。
享年49歳。大王に就かずして、倭国を動かした厩戸皇子亡き後、上宮王家はすでに31歳の壮年
だった山背大兄皇子が当主となったが、父の厩戸似の美女である馬屋古なる女性が姿を
表す事になる・・・・・・・・・・・
著者:山岸涼子
出版社:白泉社
日本 開始日:1984 LaLa月刊ASUKA 1984年11月号 / 終了日:1985 1985年9月号
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最終変更日:2013/07/04 / 最終変更者:みゆきちいいいいい / 提案者:TCC (更新履歴)
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2015/08/16 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:7735(87%) 普通:660(7%) 悪い:471(5%)] / プロバイダ: 21970 ホスト:22073 ブラウザ: 1975(携帯)
厩戸王子といえばご存知聖徳太子のことであり、彼が622年に48歳の若さで亡くなったあとからストーリーが始まります。

主人公はその聖徳太子に似た風貌で末娘だったわけですが、身体に障害を抱えていたようで、それに加えて自らの出生の経緯もあり、壮絶な人生を歩むことになります。

そして本作では蘇我氏も関わってくるわけですが、そのときの当主であった蘇我入鹿は説が正しければ太化の改新のときにすでに52歳だったわけで、それぐらいならばまだ良いのですが、父親の年齢は80歳近くになるため、ぶっちゃけるとちょっと無理があるんじゃないかという気がしないでもありませんが、聖徳太子が亡くなったあとに自分にとって邪魔者の芽を摘んでおくために聖徳太子の息子である山城大兄皇子ら一族を滅亡させてしまったりと容赦がなかったわけですが、そんな最中に主人公も犠牲になってしまったりと、作者はホラーマンガを得意としていることもあり、背筋の凍るようなそらおそろしいシーンもあった反面タブーを越えた悲哀も描かれておりましたね。その他にも短編作品が収録されておりましたが、いずれも粒ぞろいの作品に仕上がっていたと思います。

評価は「良い」とさせていただきます。
[共感]
2015/08/16 このシリーズでは毛人(蝦夷)は厩戸皇子より4歳年上という設定だから、祖父の稲目が亡くなった欽明天皇31年(570年)生まれになりますね。足利義満みたいに祖父の生まれ変わりの様だと一層期待されていたのでしょうか。本作が発表されてからもうほぼ丁度30年経った様で、その後も山岸凉子先生は邪馬台国・ヤマトタケル・ツタンカーメン王等いくつも歴史を題材とした作品も発表されていたらしいですが、本作の更なる後、もし乙巳の変〜壬申の乱あたりまでまた題材にしていたら。同世代の里中満智子先生等とはまた違った、斬新な切り口で描いていたのでしょうね。見てみたい気もしますね。特に馬屋古女王の描写がガチで怖いとも感じられただけに by TCC

2014/02/18 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 6095 ホスト:6101 ブラウザ: 7903
【良い点】
美しいイラストと斬新な、悲哀に満ちたストーリーに惹き込まれます。
読み始めから最後まで目を離せません。
なんとも言いようのない読後感に襲われます。

【悪い点】
前作ラストから今作始まりまでの余り多くが描かれておらず、少し物足りなく感じました。

【総合評価】
日出処の天子の続編という形ですが、本当に上手く切なく上宮王家の滅亡までが描かれています。
私はリアルタイムで読んでいた世代ではありませんが、
何十年も前の作品とは思えない完成度と魅力が溢れていて作品を楽しむことができました!
しかし是非、日出処〜を読んでからご一読いただきたい作品です。

2007/10/03 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3367(33%) 普通:3561(35%) 悪い:3314(32%)] / プロバイダ: 10534 ホスト:10740 ブラウザ: 4184
山岸女史の代表作、「日出る処の天子」の続編的内容の短編作品です。
推古天皇30年(622年)に49歳で薨去したと言われる、厩戸皇子の葬儀の最中に
彼に似た容姿の娘で、身体障害を抱えてきた馬屋古女王が登場した
所から物語は始まります。

蘇我入鹿は、舒明天皇と同級生な推古天皇元年(593年)生まれという設定
(でも、そうすると、大化改新のクーデターで暗殺された時は満52歳という設定だけど、
その歳で子女が伝わっていないのは不自然ですね。蘇我氏を悪く描いている
「日本書紀」にも「娘を有力皇族などにとつがせた。」という記録とかないし・・・・・・・
「血の日本史」で設定されていた、推古天皇20年前後生まれと推測するのが
妥当だと思いますが・・・・・・・・)でしたが、「日本書紀」で広まった
一般的なイメージな悪者とは異なり、山背皇子とは呼び捨てで名前を呼び合う程の
友人(表面的には。)で、馬屋古が超能力を用いて自分の意に沿わないものを
殺すなど、父も恐れたといわれる魔性の女である事にいち早く気づき、
山背に付き合うのをやめる様忠告したりなど結構な好青年として描かれて
いました。そうした設定は評価に値するとは思います。

でも、逆に山背大兄は立場無かったですな。「日本書紀」で厩戸皇子との親子関係
が明確化されていない事などを根拠に、そもそも厩戸皇子の息子だったのか?
皇極天皇2年(643年)の上宮王家滅亡事件も捏造だったのではないか?と
疑う意見もあるようですが、山岸女史もそれをご存知だったのか、前作でも
描かれたどおり、同母兄妹である毛人と刀自古(作品中では勝手に故人にされていたけど)の
近親相姦の末に生まれた不義の子という設定で、厩戸もそれを知っていたのですが、
それ自体は悪いのは毛人兄妹で、実は弟(山背は作中では崇峻天皇5年(592年)生まれ
という設定のため。)であった入鹿には何の落ち度も無いのに、独り善がりに内面では
憎んでいたり、馬屋古に夢中になるあまり、同様に彼女を愛していた弟たちや
息子にも罵倒され甘んじられたりと、入鹿とは対称的に良い扱いを受けなかった
印象がありました。

本当に山背大兄皇子が厩戸皇子(彼は「日本書紀」で描かれていた様な政治的
業績はなかったにせよ、実在はしていたとは思いますが・・・・・・・・)
とは親子でもなんでもなかったのかは分かりませんが、最後入鹿が上宮王家の
滅亡を暗示するシーンを見る最後は、お互い身内でありながら、結局最後は
共に滅んでしまった蘇我氏宗本家と上宮王家の末路を思うと、興味深いものは
ありました。蘇我氏も毛人の弟だった倉麻呂の息子達はまだ何人も健在で、
しばらくは一定の勢力は維持していましたが、結局その中でもさらに衰退しながらも
唯一生き残った連子の系統も平安時代に入ると、参議すら出なくなってしまい
歴史の表舞台から消えてしまいましたし・・・・・・・・・

それはそうと、日出る処の天子もこの作品も決して凡作ではなく、「何かを得ると
何かを失う」という山岸女史が好きなテーマはよく伝わりはしましたが、やはり
個人的に癖の強い絵柄とか苦手ですな。まあ、評価は山背の扱い等もあいまって
「良い」にやや及ばない「普通」といった所です。

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2015/08/16 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 21970 ホスト:22072 ブラウザ: 1975(携帯) [編集・削除/これだけ表示]
感じた事悲しい/怖い 
ストーリー良い(+1 pnt)
キャラ・設定良い(+1 pnt)
映像良い(+1 pnt)

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