[漫画]オクターヴ: 2010/04/16 みゆきちいいいいい


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漫画総合点=平均点x評価数2,605位8,763作品中総合点3 / 偏差値49.47
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2010/04/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:48(52%) 普通:24(26%) 悪い:21(23%)] / プロバイダ: 17243 ホスト:17088 ブラウザ: 7336
【良い点】
・日常の生々しさ
・虚飾しすぎていない
・心理描写

【悪い点】
・特になし

【総合評価】
芸能人になるという夢に破れ人間不信気味になっている主人公が都会の片隅で同じような境遇の女性に出会い恋に落ちるというストーリー。
作品全体の雰囲気としてはローテンションで進む恋愛漫画といった印象をうけました。

主人公・雪乃について
アイドルになって活躍するためデビューするが売れずに解散、田舎に出戻るが人間関係につまづき高校中退。
二重の挫折を味わい人間を信じられなくなっていた雪乃ですが、それでも誰かと触れ合いたいという「ハリネズミのジレンマ」のようなものを抱えており、その心の葛藤がよく描かれていました。
帰ってきた田舎で笑いものにされたり、働いている事務所で嫌味を言われたりと何となく落ち目な人生なんですがその不幸さを漫画らしく大げさに描き立てようとしない所が良い。
確かに不幸だけどこれくらいの辛い事は誰だって経験するよな・・・と多くの読者に共感を持たせてくれると思います。
雪乃を通して描かれる女性視点のエロ妄想というのもよくできていると思う。
処女ゆえか少し男性恐怖を感じてる彼女ですが、それでも人並みの女性としていかがわしい妄想で悶々としたりする。
節子と体の関係を結んでからは一層その想いに振り回されるようになったりと、青年漫画で描かれる男性視点のものとは違った女性ならではの着眼点で描かれたものが多いです。
女性同士の人付き合いの考え方というのもこの漫画の大きな特徴の一つで、いわゆる「女の友情」というものがとても生々しく見えました。

節子について
雪乃と同じような舞台に立ちながらその舞台を自らの意思で下りた節子。
しかし雪乃と違って音楽で生きるという夢はまだ捨てておらず、その彼女の生き方が雪乃の人生にいろんな変化をもたらす事になります。
客観的には同性愛を主軸にした漫画ですが、個人的には人間ドラマといった印象が強く、雪乃との恋愛は同性愛という表現よりも人と人との繋がりといった方がしっくりきます。
絵も淡白で漫画としての華は無いが、あえて虚飾しすぎないことでストーリを濃く際立たせている。これがこの作品の魅力です。
余計なものはそぎ落として伝えたいことだけを最小限にまとめている良作だと思います。



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