[漫画]トライアングル・プレイス


Triangle Plays
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漫画総合点=平均点x評価数5,543位8,912作品中総合点1 / 偏差値48.87
1986年漫画総合点71位114作品中
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作品紹介(あらすじ)

近未来の或る日、技術者の戸川隆行は最愛の妻で技術者の真希を爆発事故で失った。
隆行は、真希が自宅に遺した立体映像の人工知能「みゆ」のプログラムを組み直して「真希」の姿にし、気を紛らわそうとする。
友人夫妻の弓弦と久美子が隆行の行動を心配する中、「真希」は、隆行が予想もしなかった現象を起こし始める…。

表題作『トライアングル・プレイス』ほか8作品を収録した初期短編集。

※ このあらすじ部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
著者:わかつきめぐみ
出版社:白泉社
レーベル:花とゆめコミックス全1巻
※ この説明部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
日本 開始日:1986/08 LaLa 単行本発行月
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最終変更日:2018/11/03 / 最終変更者:霧の童話 / 提案者:霧の童話 (更新履歴)
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2019/10/10 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:748(51%) 普通:408(28%) 悪い:309(21%)] / プロバイダ: 20219 ホスト:20243 ブラウザ: 4721
別世界の住人や奇妙な生物といった「非日常」と、平々凡々とした「日常」とが混在し合う世界に生きる登場人物達の「心の機微」を描く事に定評の有るわかつきめぐみ先生が、瑞々しい感性のままに綴った7つの短編 + 2つの同人誌作品から構成されている初期作品集。
収録作品ごとの個別評価を行なった後、総合的判断を下すのが「短編集」に於ける自分の評価スタイルなので、今回も其れに則した形のレビューと成っています。

①『HOME SWEET HOME』……「良い」
人間の「感情の波」に感応して身体のサイズを変化させる異生物と同居する「変わり者」の女子大生が、動物好きの男子学生と「共犯関係」を結び異生物を匿った事で巻き起こる珍騒動を描いたコメディ作品ですが、女子大生に「男っ気の無い変人属性」、男子学生に「彼女持ち」という設定を施して両者の間に一旦「距離」を設け、其処に異生物が絡む事で両者の心境に微妙な「変化」を生じさせる見せ方は巧妙だったと思います。
お互い、何時の間にやら「理想の相手」に巡り合っていたという想定外の事態に驚愕し、其の感情を読み取って異生物が巨大化するオチも微笑ましかったですわw

②『トライアングル・プレイス』……「とても良い」寄りの「良い」
わかつき先生が敬愛する故・かがみあきら先生(ご存知の方、愛してます ! )の短編『聞かせてよ愛の言葉を』へオマージュを捧げたと思われる本書唯一のシリアス作品で収録タイトル中、最も「SF要素」が濃厚な一編ですが、先生曰く「特にSFとは意識していない」との事。
絶対に経験したくないと願いつつも、人間ならば何時かは等しく訪れる「愛するものを失う哀しみ」という人生最大の悲劇に対し、どうやって自分の中で「折り合い」を付け生きていくべきなのか ? ──従来のわかつき作品には見られなかったヘヴィ過ぎるテーマに心を抉られた「秀作」である事に相違無いンですが、一方で親身に案じてくれる親友夫妻が傍に居る分だけ、主人公が「恵まれ過ぎてる」ようにも感じちゃうんですよね。此の点が響き、完成度の高さを認めながらも今ひとつ「とても良い」を与える気に成れなくて…。
蛇足ながら個人的には『聞かせてよ愛の言葉を』より、藤子・F・不二雄先生の傑作短編『おれ、夕子』に近しい印象を抱いた事も付け加えておきます。

③『ぼくのとなり』……「良い」寄りの「普通」
「人間」と「妖怪」とが共学するクラスで、妖怪「もののけくん」と親友に成った少年の視点から彼の学校生活をスケッチする短編ファンタジー。
普段はスパンク + ピカチュウの如き愛らしい外見のもののけくんが、怒るとジョン・カーペンター版『物体X』の如きグロ変身を遂げ相手を威圧する…てなキャラ付けも然る事ながら、給食時間に互いの苦手なメニューを交換し合うという、実に小学生らしい「利害関係の一致」で主人公とマブダチ関係に成った経緯が微笑ましかったんですが、10ページという短さ故、もののけくんの「キャラ紹介」に終始しているのが口惜しかったです。
とは言え、純粋に「連載作品」として続きが読みたく成る気にはさせてくれましたね。「遠足」「授業参観」てなイベント話も見たかったなあw

④『two-day』……「普通」
友人との口論で自己嫌悪に陥っていたヒロインが、もう1人の自分たる「ドッペルゲンガー」との珍騒動を通して自分を見詰め直していく所謂「自己発見」作品。
思春期特有の不安定な心情に、「時空振動」というSF性を加味させる事でヒロインの分裂現象に説得力を持たせる辺り、わかつき先生の「SF」に対する解釈の仕方が窺えて興味深かったンですが、事態を収拾しようと奔走するメガネ青年とヒロインとの関連性が結局わからずじまいだった事も相俟って、物語的には然ほど惹き込まれなかったですね。「自分嫌い」という設定上、ヒロインが常にイライラしてるのもねぇ…(汗

⑤『いきなりエスケープ』……「良い」寄りの「普通」
上述作品『HOME SWEET HOME』及び『ぼくのとなり』のプロトタイプとも言える短編で、「異生物(もののけくんそっくり)の存在を巡って秘密を共有し合う男女」てな基本プロットも殆ど同じですが、ヒロイン設定を「女子大生」から「女子高生」へと引き下げた事で『少年ドラマシリーズ』的なテイストが強まり、正統派の「少女漫画」と化しているのが特徴でしょうか。
読後の「喉越しの良さ」も『HOME〜』へと継承されていますが、好みで言えばドタバタが多めな『HOME〜』の方が肌に合ってるので此の評価にw

⑥『return』……「悪い」寄りの「普通」
本書2作目の「自己発見」作品で、下校途中に既視感を覚える街へと迷い込んだヒロインの奇妙な体験を描く作品ですが、壁を作って他人の話を遮断するだけでなく親身に成って心配してくれる友達にまで内心で毒づくなど、『two-day』のヒロインに輪を掛けた性格の悪さばかりが目立ち、わかつき作品には珍しく読んでいて殆ど面白味を感じる事が出来ませんでしたね。「自分を変えるのは結局、自分自身」てな事なンだろうけど…。

⑦『そして天然色の色』……「普通」
収録タイトル中、最も「最初期」に位置する短編で絵柄も完全に「別人」ですが、わかつき先生独特のコマ割りなんかは此の時期から既に片鱗が窺えますね。
本作は『return』『two-day』に連なる「自己発見」モノの原点とも言える存在で、何事にも無関心な上に自分の命すら頓着しない恐ろしく醒めたヒロインが、人の好い「死神(厳密には違うらしいけど)」の懸命な説得を受けて「生きる意味」を見出す…といった内容なんですが、捻くれてるとは言え死神クンの説教へ素直に耳を傾ける辺り、『return』『two-day』のヒロイン達よりは幾分マシでしょうかね。

⑧『招かれざる客』『招かれざる客・Part2』……「普通」
同人誌用に執筆した短編で、霊媒体質ゆえ当人の意志とは無関係に幽霊を引き寄せてしまうヒロインの、不憫極まりない日常を描いたコメディ作品。
『Part1』は事故死した少女の霊がヒロインの霊媒体質に引き寄せられ、ヒロインを呪い殺す事で成仏しようと目論む内容ですが、少女の霊を目の当たりにしても全く動じないヒロインの「達観」したかのようなリアクションや、少女に待ち受ける想定外のオチには素直に「ニヤリ」とさせられましたね。そら、真面目に「順番待ち」の行列を作って並んでる人達からすれば、「横入り」なんざ以ての外だもンなあw
『Part2』は前作でヒロインに煮え湯を飲まされた少女が、「先輩幽霊」達とグルに成ってヒロインへの逆襲に打って出る後日談的内容なんですが、正直「蛇足感」が否めず「わざわざ続編なんて作る必要有ったンかいな ? 」と少々首を傾げたく成っちゃいます。まあ、低レベルかつ長期展望にも程が有る幽霊達の「ヒロイン抹殺計画」には「クスリ」とさせられたけどね。

⑨総括
連載作品に於けるわかつきヒロインは総じて性格が良く感情移入もし易いンですが、媒体が短編作品に切り替わると一転して或る種の「取っ付き辛さ」を感じると言うか、クセの有るキャラ付けを施してるなあ…と、十数年振りに再読して実感させられましたね。何かと実験的な試みを行なうには好都合な短編作品の性質上、わかつき先生の中で「連載作品と同じコト遣ってもしゃーない」という思惑が有ったのかも知れませんが。
正直、どちらかと言えば「コレって今イチじゃね ? 」と首を傾げたく成る作品の方が多めに収録されてるンですが、『HOME SWEET HOME』『トライアングル・プレイス』という2本の「好編」が存在していたお陰で、辛うじて「普通」寄りの「良い」を付けるに至りました。

…つか、そろそろ完全な形でわかつき先生の諸作品を復刻して貰いたいンですがねえ、白泉社の編集部サン ?

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2019/10/10 普通の印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 20219 ホスト:20243 ブラウザ: 4721 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事ロマンチックな気分/楽しい/面白い/可愛い/悲しい/びっくり/考えさせられた 
ストーリー普通(+0 pnt)
キャラ・設定普通(+0 pnt)
映像良い(+1 pnt)

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記事日時:2012/05/14

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