[漫画]売国機関


ばいこくきかん / The queen of the opera (Baikoku Kikan)
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作品紹介(あらすじ)

チュファルテク合同共和国ーー。 戦争が終わった国家を舞台に、内なる暗闘が始まる。
"愛国者"の敵は、いつだって"愛国者"だ。
原作:カルロ・ゼン
作画:品佳直
出版:新潮社
日本 開始日:2018/06/29(金) くらげバンチ
公式サイト
1. 売国機関 - カルロ・ゼン/品 佳直 / 第1話 | くらげバンチ
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最終変更日:2018/07/07 / 最終変更者:伏魔の剣 / 提案者:伏魔の剣 (更新履歴)
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2019/08/14 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:759(41%) 普通:444(24%) 悪い:647(35%)] / プロバイダ: 24818 ホスト:24980 ブラウザ: 4705
【良い点】
・「売国」とは?「愛国」とは?ひいては「戦争と平和」を問う作品主題は
面白い。
・共和国、連邦、王国、どの勢力も一枚岩で無いリアリティが好ましい。
騙し合い、裏切り・・・だからこそ主人公は自分の部隊「オペラ座」の
構成員に塹壕戦帰り「塹壕貴族」のこだわりがあるのだろうが。

【悪い点】
・同作者「幼女戦記」より笑いが無い。まぁテーマが重いので仕方無いが。
幼女戦記における戦闘の数々は元ネタがあり、それらが示唆する
戦時愚行の数々を陳列するコメディめいた笑いがあった。が、本作は
芝居がかったセリフ回しのけれんを剥ぐと、そこにあるのは答えの出ない
「国家」に対する疑義。また複雑な背後関係も初見では理解し難く、
丁寧に読まないと筋を見誤る印象。
・セリフ回しが気取りすぎて鼻につく。まぁオペラ座の任務と状況を
考えると、真面目にやってたら発狂しそう。隊長と機関の諧謔自虐
としての「流儀」ってんなら、まだ判る。が、それなら明言させるべき。
とにかくセリフの数々、特に他部署に対しても同じ口調なのはリアリティが無い。
せめて隊員同士だけのルールか「符丁である」という説明くらいは欲しい。
・本作一番の醍醐味はドンパチではなく「平和」「正義」の薄皮の下で脈打つ
汚染されたドブ川、人間の闇を堪能する事なので、そういうのが嫌い、
理解できない層は全く面白くないだろう。
※こういうのが心底楽しめる人間は、鼻持ちならないインテリ気取りの
根性悪だと思う。自分は楽しんでるが。

【総合評価】
「良い」。ナチスとソ連に挟まれたポーランドを元ネタ土台としながら、
(本作では「実質」)敗戦国の戦後混乱とその処理、ひいては戦後日本の
民主資本主義派と社会共産主義派の対立をも意識した?作品。
主人公達の特務機関、通称「オペラ座」は、かりそめでも「平和」の方がマシ、
という信念の元、戦後国内で破壊活動を画策扇動する活動家達、自称「愛国者」を
徹底的に弾圧、また陰謀を巡らせ(ここがオペラ座といわれる所以)、情報操作で
世論を操作し、「愛国者」を炙り出す。愛国者を蹂躙する彼らに浴びせられる
蔑称が「売国機関」というわけ。当初は連邦寄り終戦での連邦軍駐留を嫌った
自主独立開戦論者「右派」を叩いているが、平和を脅かすなら左派過激派も敵。
国内左右双方の勢力を睨みつつ、諜報や内務調査、騙し合い、拷問、時に殺戮
という日常。現状では駐留連邦軍の肝っ玉母さんディアナ大佐とは実力を
認め合った協力関係だが、今後ナチス占領下ポーランドで発生した、
某イデオロギー的問題のような事件が勃発して対立するのか?同じような話が
語られるのか(語らないと作品の方向性としてはかなり残念)?
まぁ、こうしたリアルだと世界的に物議を醸してしま「った」題材に目を向けさせる
問題提起は好ましい。が、読者自身がこの辺を知ってる、調べないと本作の意義は
いま一つなので、個人的には初心者や歴史に興味の無い読者にも判り易いヒントを
増やしてくれたら、また、もっと実在の事件(ポーランドだけでなく日本の話でも)を
盛り込んでくれればと思う。
※「シスターの名前」にも作者のそうした挑発が込められてるのでは?と期待。まぁ作者なら
そこまで判っててやりそうだ。色々な部分で現状日本も含めた皮肉やあてこすりが
満載なので、ネチネチと楽しめる。「おやっ?」と思ったら、ほらググッて。
お奨め。ただし目の前の箱や書籍で調べたり考察しないと、単なる戦時アクションの
雰囲気系作品で終わってしまう。勿体無いので、読者は作者の挑発にしっかり応えて
楽しんで欲しいと思う。

※作中では「右派」となってるが右派はそれと知らず共和国の現状(連邦駐留、
影響力増大)を覆したい(共和国世論を分断したい)王国に踊らされてるだけなので、
実際は右派とか左派とか関係なく、戦後日本の問題に類似しているとも言える。
「コンレボ」が左派から見た戦後日本だったとすると、本作は「右派」から見た
戦後日本なのかもしれない?とか妄想するところ。

2018/08/04 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:41(57%) 普通:18(25%) 悪い:13(18%)] / プロバイダ: 14869 ホスト:15235 ブラウザ: 8293
愛読しているくらげバンチコミックで先月始まった新連載なんだけど…
新潮社さん、作者さん、なんか内角ギリギリ攻めてません?大丈夫かコレ…
1話目は「ひぇー」と思いながらハラハラしながら読ませていただきましたw
タイトルも悪趣味、内容も炎上上等!!!の危険さ、かなり攻めてる内容
出版社も清水の舞台から飛び降りる気でタイトルを含め連載を決定したに違いない



内容についてだが、おそらく第一次世界大戦前のヨーロッパをモデルとした架空の国を舞台にしている
講和条約に不満を持つ国内勢力vs治安部隊の衝突と、
当時の激動のヨーロッパで暗躍したであろう架空の政治家、策略家が繰り広げる密室政治劇が描かれる
この辺りの近現代ヨーロッパ史、及び近代軍史に詳しければ猶のこと興味深いのでは
前作『幼女戦記』と同じく今回も女主人公だが今回は成人
というより前回も内容があまりにもハードであった為、アニメ化したと言えども主人公が「幼女」だから見たという人は少ないはず、
エゲツない描写も多く、完全にミリタリーマニア向けだったことも人を選んだように思う


そして今回も依然ブラックな知性を漂わせながら悪趣味街道を突っ走っている
愛国を唱え講和に反対する市民を愚かとぶった切る治安部隊に所属する女少佐が主人公だが、
主人公に激論正論をぶちかまさせる内容とバランスをとる為、拷問ウェルカムな常軌を逸した鬼畜として描いている
主人公への批判的視線も加味しつつ、特定層に反感を持たせないよう上手く工夫している


ただ、前作では決して生かしきれたとは言えなくても、
幼女やサラリーマンの異世界転生というラノベ的、マンガ的ギミックを使いながら
内容への干渉や炎上を呼びがちな軍史や政治劇周辺の描写をソナー探索のように読者の反応を伺いつつ、
世間的にカムフラージュしていた感があるが、
安全領域を前回で見極めたのか今回は描写がより直接的、露骨になっている
現在のところ連載開始2回目だが、このままヘタレずに行けば加熱する世論と共に
甚大なる犠牲者を出したWWⅠ、WWⅡに突入したヨーロッパ史を描きつつ
現代を風刺して面白くなりそうな予感はする
期待値も込めてとりあえず良い評価で
『幼女戦記』が面白かった人は多分合うはず



とまあ、実は連載開始から心配しながら、ハラハラしながら成り行きを見守っていたが、
意外なことにコメント欄は、特定政治支持層よりは
主人公ヨランダ様の容赦ないドS鬼畜的所業に陶酔した女王様の豚になりたいドM紳士諸君が、
軍靴にゴリゴリと踏まれたいのか一斉に群れて賛美し、別の意味で熱くなっているw

いいのかこれでもwへいわだわーw

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