[漫画]すとれんじマンション: 2019/08/27 霧の童話


Strange mansion
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2019/08/27 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:760(51%) 普通:415(28%) 悪い:314(21%)] / プロバイダ: 20219 ホスト:20250 ブラウザ: 4721
高校時代に告白出来なかった憧れの先輩を追って彼と同じマンションに入居するも、肝心の先輩が性転換して「女性」に成った挙句、ゴツい兄ちゃんと同棲関係に有る事を知って打ちのめされた女子大生へと降り掛かる悲喜交々のトラブルを、軽妙なタッチで描く恋愛コメディ。

先輩を追って上京し「偶然」を装って同じマンションに住むという行為が、極めて「ストーカー」に近いものである事を終盤まで全く自覚していなかったメインヒロイン貞島暦(其の行為を「一途さ」で正当化しちゃうのもストーカーの理論だよなあw)・元々女性的な顔立ちだった事も有って暦よりヒロインぽく見えてしまう騒動の元凶たる白灰裕(子)・裕子の同棲相手にして暦の恋敵でもあるガチムチ系の晴天・レズっ気が強く「ネタ探し」と称して電車内で女性相手の痴女行為を繰り返す官能小説家の外鯨妖女・重度のアニヲタにしてベテランの領域に有るエロ同人作家の吾郎 & 吾郎のアシスタントを務める(見た目)ロリ幼女の倫子ら「管理人夫妻」…てな感じで、見事に「変態」しか済んでいないマンション(そーいや具体的な名称無かった…)を舞台にテンションの高いドタバタ劇が展開していきます。

ぶっちゃけ、裕が「同性愛者」である事を知った第1話の時点で暦は惨敗を喫しちゃってる訳だけど、其れでもめげずに恋心を成就させようと悪戦苦闘する様は読んでいて涙ぐましく( ? )、妙な打たれ強さも相俟って或る意味「熱血漫画」でも目にしているかの如き感覚に陥りますw
尤も、周囲に集う変態さん達のアブノーマルレベルが暦を軽く凌駕している事も影響して、彼らの中に埋没してしまい陰の薄さが否めなかったのは些か気の毒ですが…肝心な裕への告白も結局は報われずじまいに終わっちゃうし、最後まで「不憫なコ」という印象が拭えなかったなあ(涙

全体的にライトなノリで物語が展開する反面、「笑い」というオブラートに包む形で「同性愛者に対する根強い偏見」「日本人特有の差別意識」といったシビアなテーマへ斬り込んでいるのも本作の特徴でしょうね。厳格な父親からの理解を得る事が出来ず最終的には勘当され、偏見根強い日本を棄てて「同志」の多い海外へと駆け落ちせざるを得なかった裕子の決断が、其れを端的に象徴しています…ってアレ、ひょっとして本作って(暦の失恋も含めて)何気にバッドエンドじゃね ?

難点は最終章への「布石」として裕の妹・和(やわら)が出張ってきて以降、其れまでの「カラッ」とした笑いが消え失せてギャグの質に変化が生じてしまい、先述のテーマの顕在化や「狡猾ドS」という和のキャラ付けの酷さなども相俟って、序盤ほどお気軽に楽しめなく成った事でしょうか。
エピローグ及び描き下ろしの4コマ漫画では、大学生に成り暦のマンションへと入居する事に成った和の姿が描かれてるけど、「暦の恋心を利用して裕をホモ生活から脱却させる」てな具合に狡猾な思考をしていたクソガキが、何時の間にやら暦に懐いてるのも正直言って解せませんわ。

評価的には「良い」寄りの「普通」。一番笑えたのは暦の「応援団強制入部エピ」が作者の実体験に基づくものだった事ですかね。そら、呪いたくも成るわなw



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