[漫画]項羽と劉邦 -若き獅子たち-


こううとりゅうほうわかきししたち / Kou and Ryuhou
  • 考えさせられた
  • 格好良い
  • 勉強になった
  • 面白い
RSS
注意: これは漫画版。その他メディアのページ: 文学:項羽と劉邦
漫画総合点=平均点x評価数347位8,711作品中総合点33 / 偏差値58.27
漫画平均点148位1,329作品中平均点1.94=とても良い/17評価
1987年漫画総合点8位132作品中
評価統計
評価分布
自分も評価投稿する
属性投票
キャラ・設定1.50(とても良い)2
ストーリー1.50(とても良い)2
画力1.00(良い)2
考えさせられた100%2人/2人中
格好良い100%2人/2人中
勉強になった100%2人/2人中
面白い100%2人/2人中
びっくり50%1人/2人中
もっと見る
属性投票する
著者:横山光輝
掲載:月刊コミックトム 1987/05 〜 1992/09月号
出版:潮出版社
文庫:潮漫画文庫
日本 開始日:1987 / 終了日:1992
14,2921717
最近の閲覧数
1312341111
この作品を漫画として最高の中の最高と投票した方はまだいません。
(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2014/01/12 / 最終変更者:永田 / その他更新者: 羽幌炭鉱 / 暁に吠え猛る獅子 / TCC / 提案者:カトル (更新履歴)
  投稿の系統で絞込
この評価板内限定
2018/07/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:543(70%) 普通:182(23%) 悪い:52(7%)] / プロバイダ: 29799 ホスト:29634 ブラウザ: 5994
史記より楚漢戦争を扱ったお話。
着いたり離れたりの三國鼎の三国志より二極戦争の当作品の方がスッキリしてて個人的には好き。
登場国同士の雌雄や主役達で決着が着くことも良し。
歴史的には漢王朝樹立後もいろいろと悶着がある訳ですがそちらは史記で補完すれば良いかと
歴史ものとしてより人の在り方とか教訓的な話とし読むと良いのかもしれない、
この辺、三国志は二〜三世代に渡りスケールは壮大ながら最後はひょっこり現れた晋が統一と言う
少々割り切れない終わり方が残念。だからかそこまで描かれない作品も多かったり
(横光三国志も孔明病没までだし)

2018/07/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:766(65%) 普通:166(14%) 悪い:246(21%)] / プロバイダ: 31789 ホスト:31776 ブラウザ: 5507
【良い点】
「項羽と劉邦」を過不足なく分かりやすく伝えている。代表作である大長編「三国志」に比べても長さも手頃で手を出しやすい。蜀判官贔屓がなく中立的
【悪い点】
横山歴史漫画共通の人物描き分け、作風が淡々などの問題
【総合評価】
同作者の「史記」においてダイジェスト風で被る話をやっているが、史実性増加で勉強になる一方で面白さは減っている。本作のドラマ性付加は具合が良く、漢王朝成立のハッピーエンド風で終えたのも正解だったと思う(劉邦のひっくり返すような晩年は史記では描かれる)。「項羽と劉邦」をどれか一作と言えばやはり本作になるだろう。評価は「とても良い」

[推薦数:1] 2018/07/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2038(50%) 普通:793(19%) 悪い:1257(31%)] / プロバイダ: 11451 ホスト:11645 ブラウザ: 8251
春秋戦国時代が終わり、始皇帝の栄華が陰りを見せ始めていた時の中国最大の戦いのコミック化を、故横山光輝特有タッチによって判りやすくしています。

【良い点】

項羽が次第に劉邦に追い詰められ、それまで自分を慕っていた者達が次々と死んでいく光景を見せられるところに、強烈な悲壮感が出ています。

勿論、項羽が犯した傍若無人な振る舞いは許されるものではないとはいえ、天辺に立てるはずだった男の急激な没落振りと、臣下や部下達も離反していくところは、倒されるべき存在の項羽の悲哀を判りやすく描いていると思えます。

こうした項羽の姿は、漫画では描かれなかったとはいえ、後の劉邦が晩年、自分より能力が上の部下達を煙たがり、疎んじるようになって、しまいには部下達の首まで撥ねて・・・というものになっていった事を知れば、項羽の悲壮な状態と、劉邦の変貌が、かつて楚を再び取り戻す為に立ち上がったものの、権力と武力に自惚れて、墓穴を掘るようになっていった項羽のそれにも通じるものがあり、そうした事をしれば、この主人公2人が紛れもなく、合わせ鏡のようなものだったと思えてきます。

【悪い点】

様々な戦略や戦いのシーンは良くても、その細かい部分や、政治ドラマなどがちょっと盛り下がっているような感じもします。そして、その後の劉邦の変貌と暴君になってしまう点も、もう少し描いて欲しかったと思う人もいたかと思えます。

【総合評価】

始皇帝の後の中国の歴史や、壮大な中国の土地と、その中でのドラマ、さらに日本とは比較にならないようなスケールの戦いといったものに触れられたと思えるし、現在の人気作の『キングダム』の後に本作を読んでもいいのかもしれません。それだけ本作もバイブル的要素が強いと思えます。

中国の国土と歴史の壮大さやスケールに、今尚伝わる戒めの言葉や姿という事も伝えているし、項羽にしても、劉邦にしても、どちらの人生が良いのか?とは一概に言えないし、あまりに個性的すぎる、そして変貌も激しすぎる2人には間違っても仕えたいとは思いませんが、そういう人の元に集うべきか?果たしてこの人の下なら良いのか?などといったものも、現代は多くの教訓的意味合いも含ませて考えさせてくれそうな気もします。

中国の4000年の歴史も、地球という世界の時間の中では、ほんの一瞬に過ぎないのでしょうが、その中国の歴史と今尚戒められる教訓の言葉などを織り交ぜれば、いろいろな考察や、中国の懐の広さを感じる一方、日本ではまだ動物を追いかけて狩猟生活をしていた中で、やらないかという点で考えると、日本の後進国振りや、中国に圧倒される現代の目で見れば見るほど、中国の凄さと、その壮大な歴史の一端に触れられたと思えるのですが、そうした本作の壮大さと、現代に通じる戒めの意味合いも考えてみると、面白くなるだけでは無く、考える幅を与えてくれたように思えます。

2009/09/04 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:268(51%) 普通:86(17%) 悪い:167(32%)] / プロバイダ: 22279 ホスト:22412 ブラウザ: 4184
【良い点】

楚漢時代の人物の個性の豊かさが出ている点。
漢建国のハッピーエンドの段階で終わったところ。

【悪い点】

個人的な好みの問題ですが・・・漢軍メンバーの顔が、かなりイメージと違う人物がいました。
特に張良と韓信。
張良は「史記」によると「女性的な顔立ち」なので・・・ヒゲは勘弁して欲しかったです(汗)。
韓信は、逆にもっとゴツいイメージなんですよね。

【総合評価】

原作は「史記」ではなく、江戸時代の日本で書かれた「通俗漢楚軍談」だそうです
(原作は絶版なので、大学図書館あたりでないと読めないようですが。
かなり現代語に近いので、旧仮名遣いさえわかったら原作も原文で読めます。
個人的には、森鴎外の『舞姫』より読みやすかった・・・^^;;)。
日本風のアレンジを加えた作品が原作なので、いろいろとひねったエピソードがあって面白かったです
(他の楚漢本であまり見ない珍しいエピは、ほとんど原作から来ているので、この作品の独自のエピは少ないんですが)。

あと、タイトルでは「若き獅子たち」となっていますが、個人的には漢軍=おっさん軍団のイメージが強いんだけどなぁ、と思ったり。

張良のビジュアルなど(しつこい)不満はあるんですけど、楚漢時代という「三国志」よりマイナーな題材、
中でもさらに「通俗漢楚軍団」という超マイナーな原作を選んでくださったことには、
楚漢オンリーファン(Not『三国志』ファン)としては嬉しいところです。

題材を考慮して、評価は「とても良い」で。

2008/06/08 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:22(56%) 普通:2(5%) 悪い:15(38%)] / プロバイダ: 33413 ホスト:33361 ブラウザ: 3552(携帯)
史記の漢王朝の部分のお話。
三国志正史でさえ七対三くらいの比率で事実とは異なっているといわれているので、伝説を寄せ集めた史記の各エピソードも実際はかなりあやふやなんでしょうね。
この漫画の評価としては、三国志と同じく本の丸写し。
この漫画だからこそ〜ってのはないですが、小説を読むのが面倒な人にはオススメです。

2008/05/20 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:161(93%) 普通:11(6%) 悪い:2(1%)] / プロバイダ: 26176 ホスト:26191 ブラウザ: 7395
とても面白い作品だと思います。ストーリーが良いので、続きが気になり、
引き込まれて読むことができました。
内容が短いのであっさりと終わってしまうような印象がありますが、
項羽との対決に勝ったところで終わって正解だったと思います。

2008/05/02 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:186(65%) 普通:13(5%) 悪い:85(30%)] / プロバイダ: 2279 ホスト:2090 ブラウザ: 6342
同氏の漫画版三国志よりより史実に近づいており、淡々と進む展開は私の中では三国志より好印象。
正反対の2人の英雄をいい感じに対比させる描写が多く、なぜ強い項羽が敗れたのか、なぜ最終的に劉邦が勝ったのかを判りやすく表現している。
横山氏はこういった中国史を漫画化する天才だ。巻数もさほど苦にならない程度なので何度も読み返してしまう魔力がある。

ただ、なぜ項羽が死んでそこで終えてしまったのか。同氏の「史記」で補完できるとは言え、消化不良の感はぬぐえない。

評価は「最高」!絵も丁寧で(毎度ながら書き分けが出来ていない部分もあるが)読みやすく、解説もついていて読み手に配慮した作りだと思う。

文句なしの良作!2人の男による壮大な大河ロマンを括目せよ。

2008/03/11 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:503(56%) 普通:109(12%) 悪い:293(32%)] / プロバイダ: 1401 ホスト:1251 ブラウザ: 8090
「三国志」が判官贔屓に過ぎる内容でしたので、この「項羽と劉邦」はバランスの取れた作品に思えました。
対立する二大勢力という構図は理解しやすく、また鴻門の会などの見せ場も多かったので、
飽きることなく一気に読み通しました。
たった十数騎でも自分の勇を信じ圧倒的な劉邦軍に突撃していった項羽の不屈さには感動しました。

ただし、英雄豪傑と呼べるのは配下の軍師や武将であって、
項羽は武に溺れる小人、劉邦は単なる御輿の傾向が強かったのがマイナスです。

評価:良い

2007/12/17 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:29(66%) 普通:3(7%) 悪い:12(27%)] / プロバイダ: 22982 ホスト:23119 ブラウザ: 6213
漢を建国した高祖こと劉邦と楚の覇王と呼ばれた項羽の対立を描いた歴史物。
項羽は武力、兵法ともに最強の武将だが、その自信ゆえの傲慢さによって、
臣下と民の人望は離れて自らを滅ぼす。
劉邦はこれといって高い能力はないが、持ち前の人当たりの良さにより、
戦術の韓信に補給や内政のしょうかや戦略の張良を筆頭とする優れた人材を
使いこなし項羽を破り漢を建国する。
三国志に比べれても決して見劣りしない面白さがあり、
兵法や説客による交渉などの戦術、戦略で知的な満足感に浸れる。
ドラマの面でも項羽の軍師として楚に貢献してきた范増の悲劇の最後や、
自分の滅びの定めを知りながら最後まで誇り高く戦った項羽の死に様など、
とても心に残る。
横山さんは項羽あっての劉邦ということで、漢王朝建国後を書かなかったが、
別の作品の史記で劉邦とその妻呂氏の臣下への粛清を描いている。
その呂氏の暴虐を見た私は、項羽の死に様を思うと空しくなる。

2007/12/17 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:166(75%) 普通:40(18%) 悪い:16(7%)] / プロバイダ: 18003 ホスト:17727 ブラウザ: 4749(携帯)
横山光輝先生といえば三国志のイメージが強いかもしれませんが、こちらも良い作品です。
学校の授業で一部教材として使われたのですが、その時はまだ興味がなかったことは無念です。
一つは若い頃の張良の話。年長者が自分の沓(靴)を橋から下に落としその度に張良に「小僧、取ってこい」と言う。文句を言わず取ってきた張良に見所を感じた年長者は、三度の待ち合わせの後に書物を渡すという話でした。
もう一つは鴻門の会。
劉邦の大きな危機を、部下や機知のおかげで虎口を逃れた話でした。登場人物に項伯だ項荘だ、項がやたら多いなぁというイメージが強かったです。
焚書坑儒・背水の陣・四面楚歌といった言葉や名将と伝えられてきた韓信も出てくる、なんというか濃厚な時代だったのでは。四海乱れる時、英雄と呼ばれる者たちは現れるというのはきっと事実・必然なのでしょう。
史実の勉強になるかどうかについてはコメントは控えます。あくまで歴史を扱った一漫画として見ます。
作中では陳平・呂馬通が気に入りました。
難点は文庫版の表紙。今でこそ全巻集めましたが、購買意欲をそそらないという点で絶大な効果を発揮しました。それ以外は良かったので、評価のほうは「最高」です。

2006/11/28 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 33223 ホスト:33285 ブラウザ: 6287
同様の題材を扱った本宮ひろ志氏の「赤龍王」に比べると、書き手の持ち味か、随分あっさりした印象の漫画ですな。まあ、本宮漫画の主人公ってのは大概ガキ大将で灰汁が無茶苦茶強いのですが。

概ね史実に忠実に、劉邦と項羽と言う対照的な英雄の争いを描いてますな。歴史の勉強にはなるでしょう。しかし、漫画として呼んでいて引き込まれるものがあるかと言われれば、淡白な絵柄の所為もあってNOと言わざるを得ませんな。

最終話では、項羽の死を悼む劉邦を描いておりました。その後の話は、劉邦が猜疑心の固まりとなり、功臣を次々誅殺していくので描きたくなかったとか作者がコメントしておりました。確かに、面白くなさそうだ・・・。

2006/05/05 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:106(43%) 普通:14(6%) 悪い:124(51%)] / プロバイダ: 23393 ホスト:23239 ブラウザ: 4928
この作品は最終巻のあとがきで「初めは乗る気ではなかった」とかかれているように、横山先生がコミックトムに半ば連載を強制させられた作品であったが、逆に漫画家横山光輝としての「本気」伝わってくる作品でもあり、その中で非常に完成度が高さを維持したまま完結させたと思います。

この作品の主人公である、項羽と劉邦のキャラクターも対象的だからこそ漢と楚の対立も非常に上手く立てたのでしょう。

他にも数々の見所があった今作品は非常に楽しめました。例えば一巻始皇帝の後釜をめぐる陰謀は趙高や李斯を初めとした高官達の人間性が非常に上手く書かれていると思います。特に趙高に至っては自身の欲のために邪魔な人間は始末して挙句の果てには自身が皇帝に推した故亥まで殺してしまうほどでした。しかし最終的には自身の野望にせいで自分が死ぬことになるし、秦も滅亡してしまうことになるのですが・・・。

この作品のテーマは人の業ではないでしょうか?
趙高にしても項羽にしても結局は滅んでいったのは自業自得だったわけです。しかし、覇王としての項羽もインパクト十分だったが最期の人としての項羽は非常に言葉にならない程印象深かったです。人としては決してまだ成熟していなかったからこそ悲しい・・・。

こうして見ていきますと、ある意味「三国志」以上に横山先生のプロ根性が垣間見れたといえる作品でしょう。

2005/08/07 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:97(62%) 普通:12(8%) 悪い:48(31%)] / プロバイダ: 7033 ホスト:6820 ブラウザ: 3875
韓信は一国一城の主となる夢があったようなので、どうしても身を退くといったことができなかったんでしょうね。なによりも政治的に甘いところがあったので、劉邦、呂后のいぶし銀夫婦にしてやられちゃったんですが、彼ほどの武勲と才能があれば、こうなるのも仕方なかったんじゃないでしょうか。
これは項羽にも言えることで、天下無双の武人たる自負があったために、己の力のみを信じ、ひたすら突っ走ってつまづき、そのまま転落していったという人生だったと思います。天下取ったのが二十代半ばで、自刎したのは三十一歳という若さでしたから、作家の故・海音寺先生がおっしゃっていらしたように、まだ人格的に完成していたわけでなく、五十代にして老獪な策士たる劉邦に敵うわけはなかったんですよね。
私は個人的に項羽のほうが好きなんですよ。劉邦は統一後、皇帝になってからは功臣のことごとくを疑い、明の太祖ほどじゃあないけれど、ずいぶん殺しもしたんで、どうも好きになれない。つまり項羽と戦っていたときは太っ腹なふりをしていただけで、部下を使えるだけ使ったらもう必要無いといわんばかりのやり方なんですよ、日本史にも似たような人物がいますけどね、家康ですが。
それに比べて項羽は実に人間らしい。感情が昂ぶるとけっこう民に八つ当たりなんかするんですが、それはそれでなんとなくわかるような気もするんです、まあ褒められることではありませんけど。虞美人との別れの一幕などは、西楚の覇王と畏れられた項羽の弱さをもろに垣間見て、涙を禁じえないほどでした。

あと皆さんの意見で気になったのですが、項羽陣営にも錚々たるメンツが揃っていると思いますよ。たとえば楚の軍師范増、彼が最後まで項羽に仕えていたら、劉邦の天下統一は少なくとも十年は遅れていたと推察します。武将では英布、楚随一の猛将で戦上手、結局項羽を見限って漢につくのですが、彼などは張飛に匹敵するほどの強さではないでしょうか。他にも鐘離昧、竜且、季布、桓楚といったように、名将・豪傑は綺羅星の如く、けして漢に劣っていたわけではありません。
惜しむらくは項羽が彼らを使いこなすことができなかった。項羽は武将としては非常に優秀でした、こと強さに関しては、関羽・張飛の上を行き、おそらく呂布でさえ彼には手も足も出なかったでしょう。
だからこそ自分の力に絶対的な自信を持ち、最後の最後まで力のみを信じて戦い、散っていったのです。
彼はそれで本望だったのかもしれませんね。

2005/06/10 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:101(58%) 普通:14(8%) 悪い:60(34%)] / プロバイダ: 12041 ホスト:12049 ブラウザ: 4487
項羽と劉邦の2人の戦いですので、三国志ほどの壮大さは正直感じなかったですね。
ですが策略や外交の駆け引きなど、これはこれでとても面白かったです。
贅沢を言うのなら、韓信が殺される所まで書いてほしかったです。(張良も殺されたのだったかな?)

ちょっと気になったこと。
項羽の「余は戦に負けたことが無い」の台詞に対しては、「作中何度も韓信に負けとるがな」と読んでて思っちゃいました。
実際は本当にほとんど無敗だったようですね。

2005/05/28 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3418(33%) 普通:3579(35%) 悪い:3332(32%)] / プロバイダ: 20643 ホスト:20738 ブラウザ: 4925
これは地元の郵便局でたまたま読んだ事があるが・・・・・・・・

【良い点】

・「歴史教材漫画」としては・・・・・・・・・・

張良の始皇帝暗殺未遂事件から、項羽・劉邦の決着まで分かり易く
描かれていました。歴史の勉強にはなると思います。

【悪い点】

・理由として、横山光輝氏はあとがきで「これ以降の劉邦は猜疑心の
塊となって功臣を粛清して行ったから。」というような事を言っていて、
確かにそれは分かるけど、やはりちょっと中途半端だったのは
否めなかったですかね。個人的には劉邦が亡くなってから奥さんの
呂一族の専横〜文景の治までのお話がさらに面白いと思いますが。

【総合評価】

三国志や史記と比べると、スケール的には劣り、地味だったけど、やや中途半端な
最後を差し引いても、それなりに纏まっていたと思います。中国史に興味を
持つようになったけど、まずは漫画等で分かり易く知識を身につけたいという
人は読んでみて損はしないと思います。少なくとも。評価は「良い」で。

もっと読む

「同じ横山作品の水滸伝と比べると内容もかなり充実しており、細かい部分まで踏みこんでいると思います。水滸...」 by 古典派の男


次のページを読む

この評価板に投稿する



2019/05/05 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 6908 ホスト:6505 ブラウザ: 8323 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事面白い/格好良い/考えさせられた/勉強になった 
ストーリー良い(+1 pnt)
キャラ・設定良い(+1 pnt)
映像良い(+1 pnt)

もっと見る

作品の評価またはコメントの投稿欄

注意: これは漫画版。その他メディアのページ: 文学:項羽と劉邦
お名前 <=サイト内では一つのHNで。複数のHN使用は投稿全削除&アク禁対象です。実名ではないHNをお勧めしてます
この作品に対する評価文またはコメント文(丁寧な文面を心掛けて下さい)
※↑のボタンは評価のテンプレート[=形式例]を消すのに使って下さい
[コメント(?)]
良いと思う 普通と思う 悪いと思う
ルール違反の書き込みでなければ=>
↑上へ