[漫画]賢い犬 リリエンタール


かしこいけん りりえんたーる / Super Dog Rilienthal
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漫画総合点=平均点x評価数201位8,788作品中総合点54 / 偏差値64.56
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作品紹介(あらすじ)

日野家に新しくやってきた弟はなんと…犬!?
著者:葦原大介
出版:集英社
日本 開始日:2009/09/14(月) 週刊少年ジャンプ 2009年42号より連載 / 終了日:2010/05/10 23号
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最終変更日:2014/01/12 / 最終変更者:永田 / その他更新者: 羽幌炭鉱 / 提案者:管理人さん (更新履歴)
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2018/11/15 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2202(58%) 普通:766(20%) 悪い:853(22%)] / プロバイダ: 36627 ホスト:36493 ブラウザ: 9177
後に『ワールドトリガー』で有名になった葦原大介のほのぼのSFコメディですね。
変な喋る犬が家族になった面々の、割と縦軸重視なシナリオという感じでしたが、概ねリリエンタールたちとワイワイ楽しくやっていた頃が面白かったです。
わりと漠然とした世界観にポンとSFが置かれているのはちょっと入りづらかったとは思うんですが、基本的には台詞回しややり取りの面での良さでしょうね。

概ね面白かったのは、序盤ごろでしょうか。
この犬を狙う連中はいるものの、『ケロロ軍曹』的に保護者側と異物との交流は楽しく描かれ、狙う側もそこまで悪いヤツではないというか、話のわかる連中が多かったですよね。
それによるカタルシス不足も確実にあるんですが、反面でそれによって敵味方ワイワイできる「楽しさ」が序盤にはありました。
後半になるにつれ物足りないのは、シリアスかつ、敵が「悪人」でない分だけその争奪戦に弾みがないので、結構淡々と話が進んでしまう点にあったんでしょうね。
SF要素を強調するよりは、一話完結で楽しませたり、あるいは活劇的な要素を重視したりの方が、大量の漫画と比較した場合の強味になっていけたでしょうし。
どうもそういうところで、一日一話で見て行っても「面白い」というよりは「可愛い」とか「のんびりしていて見やすい」とかいった評価になっていった感があります。

作者はかなり独特のセンスの持ち主でしたが、後半になるにつれそこが活かされないですし、あのチェスバトルのような面白味が薄れていったんですよね。
一話完結の物語ではなく、連続モノをやっていく方向性になったみたいなんですが、個人的には一話完結の楽しい話の方が見たいなぁと思える人でしたわ。
評価は「良い」です。

2017/01/04 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:698(68%) 普通:134(13%) 悪い:197(19%)] / プロバイダ: 13451 ホスト:13456 ブラウザ: 5137
【良い点】
・独特だがすっきりした絵、画力も結構ある
・リリエンタールの設定には興味持てるし、キャラにも嫌な感じがする人間はいない
・話自体面白いとは言い切れないが丁寧な印象。時折センスは感じる
【悪い点】
・キャラ、ギャグ、シリアスのゴチャマゼかつどれも半端
組織とか出しちゃったが子供じみすぎてるのが少年誌を越えた低年齢臭が拭えない
【総合評価】
隠れた良作評もあるが個人的に打ち切り漫画相応かなと。ジャンプでなく他雑誌なら
と仮定しても厳しかったのでは。低年齢雑誌にしても弾け方が物足りない。オビに
短しタスキに長し。しかし作者の才能を感じるところはあり、方向転換で現在ヒット
作を出しているのは納得。本作品の評価は「普通」で

2015/06/24 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:55(53%) 普通:9(9%) 悪い:39(38%)] / プロバイダ: 2327 ホスト:2375 ブラウザ: 5173
某大型中古本屋で久々に見かけたの読んでみました
当時はあまり面白さが理解できなかったんですが今見ると面白くてびっくりしました
と同時にこれは連載当時になかなか評価されにくかったのも仕方ないなと思えてしまいましたがね

連載中に僕が思っていた盛り上がりが少ないなと思っていたほのぼのした雰囲気も大人になった今だとその良さが分かりましたね
確かにこれがジャンプの連載陣の中にいるのは異例だし分かる人にはたまらなく好きな世界観だろうと思えました
絵もこの頃はワートリに比べてあまり動きが無いけど相変わらずコマ割りなどが丁寧に作ってあるなと
キャラも好きで僕は読み切り時代からウィルバーさんが好きだったけど連載当時最初の頃になかなか出てくれなくて焼きもちした思い出がありました

ただ今見てもこの作品は週刊連載の中では生き残れないんじゃないかなぁと思ってしまった
作風がバトル漫画では無く動きも少ないから子供からの支持は得られにくいだろうしかと言って大人は絵で食わず嫌いするだろうし
それに内容的に女性票も少なそうだしジャンプみたいなアンケート制社会ではあまり生きにくい作品だったのではないでしょうか
寧ろ10週打ち切りにさせず32話もよくぞ続けさせたとジャンプを読んでいる層を褒めるべきではないかと思います

評価は「良い」で

2015/01/31 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 1084 ホスト:1097 ブラウザ: 9629
【良い点】
ほのぼのとしたキャラ、ストーリー
特に、リリエンタールのキャラは味があってよかった
コマ割りや絵柄がシンプルで読みやすい

【悪い点】
雰囲気がジャンプにあってなかった
無駄に壮大な話にしようとして空回りしてた

【総合評価】
何故か最終巻だけ持っていました。後日談がよく、感動しました
賢い犬だけにハッとさせられることを言ってくれます
この作風の方が好きだし、作者にもあっていると思うのですが
それだとジャンプでは生き残れないのでしょうね…

思い切ってあの時に移籍していた方が幸せだったかもしれません

2013/02/13 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1559(52%) 普通:759(25%) 悪い:667(22%)] / プロバイダ: 14400 ホスト:14312 ブラウザ: 6172
作者さんが自分の資質に合った作品を作れなかった印象を受けます

淡白ながら馴染みやすい絵柄は嫌いではないし
人の心情を丁寧に描いているシナリオと心を具現化するという設定も相性が良かったですね

ただ、少しでも話を大きくすると絵柄とも合っていないし単調で面白みがない
日常生活のちょっとしたファンタジーくらいの話は良かったのですが、、、
黒服の組織に「狙われている」という設定が中途半端に話を壮大してしまいましたかね

紳士のキャラとリリエンタールのブサカワイイキャラデザは好きです

2013/01/14 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:82(56%) 普通:10(7%) 悪い:54(37%)] / プロバイダ: 44111 ホスト:43963 ブラウザ: 11698
【総合評価】
ほのぼのとした漫画。

悪役もそこまで悪くなく、皆が優しい感じでした。

絵はシンプルな感じで少し地味に思いました。

話もいい話もあるのですが、物語の目標が分かるのが遅かったし飛び抜けているものがない感じ。

自分には地味に感じ、目にこれといった良い点も感じられませんでした。

評価は普通で。

2012/07/08 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:4(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 1182 ホスト:1019 ブラウザ: 6038
【良い点】
・人間関係が綺麗に描けている
人間の描ける作家はどんな作品でも面白く描けるという話を聞いたことがあるので、
すごいことなのだと思う。

・心理描写が「大人の」読者にとってちょうどいい距離感でされていると思う。
例えば悲しい感情を表すときにすぐにキャラクターに泣かせたりして直接的すぎると、
ある程度成熟した大人からすると安直に感じてしまう。

【悪い点】
・悪役の立ち位置にいるキャラクターが性質的に悪役じゃないから、
感情のぶつけどころがない、という意味ではテンションが上がらない作品。

【総合評価】
・お兄ちゃん、てつこ、リリエンタール、紳士、マリー、さくら、ゆき、
もう、全員が愛おしい。
面白いキャラや好きなキャラは他の作品にいくらでもいるけど、
こういう母性や父性が掻き立てられる気持になるのは帯をギュッとね!以来かも。

2011/12/26 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:46(66%) 普通:6(9%) 悪い:18(26%)] / プロバイダ: 27102 ホスト:27289 ブラウザ: 4647
週刊少年ジャンプの表紙にデカデカと黄色いマヌケ面の、憎めない愛敬を持った…犬?とにかくそのインパクトに呑み込まれ、表紙を開いての巻頭カラー。
第1話を見た結果……あの、ひたすらにバトルやりまくりか、強烈なインパクト持ちの色モノぐらいしかヒットしない(失礼)ジャンプで、丁寧で心の温まる話を拝めるとは全くの想定外で(そういった作品もありますが)、感銘を受けました。

その第1話では、日々を営む人たちは基本的に"善性"を持って行動し、RD-1を狙う名も明かされぬ組織の一員として活動する者たちは"悪"役として動く事が示されました。
前者が如実に表されたのは、まず日野兄妹とリリエンタールが乗ったバスにて、運転手からの注意アナウンスに乗客全員が「はーい」と返事をした事。これにより、善性のひとつとして「決まりを守っていく」事が示されました。また、バスジャックに始まる急展開に怯え続けていた少女に対するリリエンタールの励ましから、おにいさんやおねえさん、おばあちゃんに運転手さんも励ましていくようになり、「子供を守る大人」の構図が描かれました。この点は、空港の用務員が組織のシュバインから脅迫された際にも、RD-1の所有者(日野兄妹)に「危険が及ばないように努めた」描写からも表されています。
対する後者は、目的の為にはあらゆる卑怯な手段を厭わない所作を基本とします。それこそ、バスジャックを始め、銃を一般人に向け、RD-1の所有者を炙り出すポーズとして振る舞う徹底ぶり。

そして、物語の発端でもある主人公リリエンタール(RD-1)は、拙いながらも言葉や礼儀を覚え、歳相応に勧善懲悪の番組に感動し、自分の身なりや人の心を具現化する能力などの自身の異質さを理解した上で日常に適応しようとする、前者に属するキャラです。
しかし後者に属するアキラが、第1話でバスから異空間へ投げ出され、『暗闇の底へ追いやられそうになった』時には、自身の危険を顧みず助け出しました。
助けられたアキラがその理由を問うと、返された言葉は
【くらいところにおっこちるのは こわいですぞ?】
これは【経験に基づいた感情からくる言葉】であり、それを踏まえて行動に移すという心根が、リリエンタールが『相対するものへの理解』を示す存在である事を表しています。

この事は、以降のストーリーでも、
・てつこの担任教師の家庭訪問で、リリエンタールの能力によって、2階に塞ぎ込んでいたてつこが担任に会いたくない気持ちが、彼が待つ"階下"への階段を閉ざし、同時に両親に会えない(=会いたい)『寂しさ』が"階上"への階段を造り上げ、両親から聞かされた思い出の部屋が現実化しました。そんな てつこの気持ちを理解すると
【さびしくないですぞ おとうとがおりますので】
と笑顔で声を掛けました。
・幽霊船編にて、かつて"死去した"とされるマリーとシャーロット(人形)が成仏する直前、
【わたくしめも はかせとははうえにあうまでは ずっとさみしかったのです でもいまは みんながいるのでとてもたのしいのです!】
と、天国へ逝こうとする『孤独』を払拭するかのようにマリーたちを、自分たちが"生きる"日野家に受け入れました。
・あんこくまじん編で宇佐美文が、恋い慕う春永桜と懇意にしている てつこへの嫉妬に駆られ、その心がリリエンタールの能力によって実体化した(と思い込んでいる)事に苦悩し、"どうにかしたい"が為の胸中の告白と、しかし覚悟が決まらず"どうにも出来ない"が為に誤魔化そうとする葛藤から、リリエンタールに「もしも自分があんこくまじんを呼び出した元凶だったら」と仮定を問うた事に対し、
【うさみにごめんなさいというのです でもじぶんでもしらないうちに光ってしまうのです だからあんまりおこらないでほしいのです そのあとは うさみといっしょに てつことさくらにあやまるのです ちゃんとあやまればきっと 一回だけおこってゆるしてくれるのです!】(一部抜粋)
と返し、彼女の心を解きほぐしました。
・同上のエピソードで、てつこが学校を避ける("普通"である事へ執着する)理由を知った事で、
【これからは てつこが『「変わってる」と言われ』ないように気をつけよう】
と誓いました。また、てつこが自身の"異質さ"を突かれた事であんこくまじんが出現・凶暴化し、その所為で大きな被害となった事で心を痛め、まじんが更に凶暴化するという、宇佐美と同じく『自分ではすぐに克服できない状況』へのフラストレーションを目の当たりにして、
【てつこを………なかせるな…!!てつこを…いじめるな!!てつこを…こまらせるな!!!】
と自らの頭を打ち付けて、気絶する事でまじんを消滅させようとしました。

そしてラストエピソードにて、RD-1を奪取すべく強攻手段に出た組織首領。彼はRD-1と対になるRD-0を掌握し、その機能をフル活用できる程でしたが、攫われたリリエンタールを救うべく本部に駆け付けた てつこ一行の"本気の意思"の具現化を前に、全てが安易に現実のものとなる首領の"表層意識"の具現化では太刀打ちできませんでした。
しかし、今際の際に首領が胸の内を吐露し、自虐的に終わろうとしていた時、リリエンタールは
【だれだって 『じぶんがいなくなるのはこわい』ですぞ? わたくしめもつかまってたときは こわくてなみだがでたのです きえてしまうのがこわいのはきっと だいすきなひとにあえなくなるからですな!】
と理解を示し、首領の最期を穏やかにしました。RD-0を掌握する以前の望みこそが首領の本心からの願い、作中で言う所の「深層意識」にある想いであり、それを肯定した事によって彼の心を救ったという訳です。
この場面は、RD-1を狙われた事で"存在を抹消されそうになった"リリエンタールと、"自身の存在を永らえたい"が為にRD-0を使用した首領が対比となり、しかし命を狙われたにも拘らず、首領の本質を理解したリリエンタールは、第1話でアキラを助けた場面とリンクする、非常に秀逸な描写でした。
事件が終わり、首領の酷使により遂に崩壊したRD-0。その直前、ルーツを同じくするリリエンタール(RD-1)は、やはり対比となるRD-0の境遇について
【『もしかしたら わたくしめと逆のことになっていたかもしれないのです』 はかせやははうえに会っていれば いっしょにたのしくなれたかもしれませんな…】
と呟き、その崩壊を見届けた後、RD-0の残滓がリリエンタールの尻尾に黒色として顕現しました。これは物語の中核を担う「現実化装置(Realize Device)」について、"1"のナンバーを冠するリリエンタールが、"0"のナンバーへ理解を示した事に対する「いっしょにたのしくなる」為の表現なのでしょう。

かくして、この作品では、特に現実化能力が発揮されるエピソードにおいて、嘗ては一対であった二つの「現実化装置」につけられた'0'と'1'という「二進法で扱われるナンバー」のごとく、"対比"を表す題材によって展開しながらも、その最後はリリエンタールによる、固有の経験に基づいた果てに、相対するものへ理解を示す(=現実に反映させる)という生身の表現によって締められる構図となりました。
それこそが、リリエンタールが持つRDのもう一つの意味であり、作品タイトルにおける「賢い」の所以なのでしょう。

惜しむらくは、春永雪のメインストーリーが無い事(リリエンタールの現実化実験で現れたという病室に関連するエピソード等)や
紳士組が成し得た任務の詳細の説明不足(シュバインや首領の説明を統合すると、RD-0の発見の功労者である事は察しが付く)、
てつこの格闘の師匠のエピソード未消化(第3話・第1巻P221の稽古先の「裏山の向こうに住むおじいちゃん」について)、
日野家に迫る組織の脅威の不足(根っ子からの悪党はいないという描写に偏りすぎて、悪役としての位置づけがあまり活かされていない)、
神堂令一郎やオリガとの関わりが、日野・兄の設定説明やラストエピソードでの役割以外の意味が薄かった事(話の都合の為の意義が強く、特に令一郎のキャラクター表現が弱い。せめて、令一郎が経営するグループが技術提供した際の「えげつない形で散々悪用された」エピソードが掘り下げられれば良かったが)
です。

結果的には、残念ながら短く終わらざるを得ませんでしたが、それでもこのハートウォームな物語を、主軸を捻じ曲げる事無く進め、
連載で不足があった部分も単行本で見事にあるべき形に収束させてくれた事は、作品にとっても、ファンにとっても幸福であったと思います。


P.S
描き下ろしエピローグ「てつこと卒業式」について。
たとえ夏の一大事を超えたとしても、あの日抱えたトラウマを払拭できた訳でもなく、登校拒否のまま卒業式の日を迎えてしまった てつこ。
だけど、ふと起き上がって向かっていった先にある学校で見た光景は

「自分の足で ここまで来たから得られたもの」(by 紳士ウィルバー)

それはやはり てつこにとって

「人生の節目に必要なのは 式典ではなく 良き思い出」(by 紳士ウィルバー)

となり、そんな彼女に向けて、学校から預かっていた卒業証書を差し出したリリエンタールの言葉は
「ひょうしょうじょう(表彰状) !!」
と、ある意味で相応しい祝福の言葉でした。
その祝福を受けた てつこの表情を始め、卒業歌「旅立ちの日に」の歌詞に乗せた場面転換の演出、過去の猛省を踏まえた宇佐美文、トラウマの原因となった同級生へのフォロー、卒業生の家族ではない人間の入場を断る対応に至るまで、実に丁寧で優しい、桜が芽吹く季節に相応しい心温まるエピソードでした。

2011/06/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:14(56%) 普通:5(20%) 悪い:6(24%)] / プロバイダ: 16937 ホスト:17006 ブラウザ: 15240
和製あるいは現代ジュブナイル漫画(?)は未完とも言えない秀作に。

ジャンプどころか週刊少年誌でも正直難しい作品…と言うべきかなぁ。学年誌あるいは
児童文学、絵本に近い雰囲気とキャラクターを持った異色作で、青少年よりもむしろ童話が
好きな「分かっている」大人の方に薦められるべき作品かと。
と言っても、各話の類型としてSFや怪談なども取り入れており、エンタメとしてハズしている
訳ではない。ただ、ちりばめられた話が宝石のように輝いていても、それは打ち切りの要因に
しかならなかったとも言えそう。ストーリーティラーとしての作者の力量の高さも、結局
ジャンプでは方向として中途半端な立ち位置に…。

2010/12/14 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 5797 ホスト:5707 ブラウザ: 9673
【良い点】
・シンプルで安定した画力

・ほのぼのとしたストーリー

【悪い点】
・内容が地味

【総合評価】
終始和やかな感じで続いた作品。子供向けの漫画としては、いいほうです。

[推薦数:1] 2010/06/11 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 15791 ホスト:15449 ブラウザ: 4184
キャラクターが馴れ合ってるだけでストーリーがない漫画でしたネ。
他の方も言ってますがジャンプよりサンデー辺りでやれば受けたとオモイマス(読者層的に)。

2010/05/24 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:27(42%) 普通:20(31%) 悪い:18(28%)] / プロバイダ: 5849 ホスト:5732 ブラウザ: 5234
【良い点】
・ほのぼの
・設定
・何気に深かったりする

【悪い点】
・画力
・迫力がない

【総合評価】
結局、兄の名前がでないまま打ち切ってしまいましたね…
凄い気になります。

ほのぼのしてて結構好きだったんですが…
打ち切ってしまって残念です。

[推薦数:1] 2010/05/19 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:268(51%) 普通:86(17%) 悪い:167(32%)] / プロバイダ: 11885 ホスト:11836 ブラウザ: 9739
日野兄妹の妹の名前を聞いて、タマネギ頭が浮かんでいるようじゃダメなんだ、と思う今日この頃(笑)。
以下は真面目ですよー。

【良い点】

登場人物の多くが、根に善良な部分を持っている点。
リリエンタールの優しさとひたむきさ。

【悪い点】

作品テーマが明瞭になるのが遅かった点。

【総合評価】

自分は、友人に勧められて掲載誌を読み始めたため、当該誌に触れたのは高校生になってから、なんですね。
そのため、子供時代の思い入れというモノがこの雑誌に対してないため、掲載誌に合うかどうかはあまり気になりませんでした。
というより、どういうものが合っているのか、らしいのかすらわからんのです(苦笑)。

で、掲載媒体抜きに単純に作品として見た場合、第1話を見てあまりにも何も感じなかったんですね。
イイ話はやっている、ほのぼのとかわいい、嫌悪感はない・・・けど、イイ話以上でも以下でもないなぁ・・・という印象でした。
話の作りはきちんとしているんだけど、し過ぎているのか、作品の方向性や作中の価値観が明確に感じられなかったんですね。

テーマとすれば、他者の受容とか、存在意義とかなんでしょうけどね。
第1話からそれをハッキリにおわせてくれていれば、もっと惹かれたかもしれません
(てつこの拒否反応は描かれていましたが、リリエンタールは単なる不思議な犬って印象でしたし)。
少年漫画としたら異色作なのでしょうが、異色っぽさが感じられず、物語としては「手堅過ぎる」と思ってしまいました。
何と言うか・・・漫画ではなく本としては無難過ぎるほど無難に感じたんですよね、無毒な印象で。
終盤になって、ようやく面白味を感じるようになりました
(ここでもですが、Amazonでもブログでも、かなりネットで絶賛する方が多かったので、気持ちが折れる寸前で頑張って読み続けていました)。
作者さんのやりたいことと作中の価値観が構築され、1本の柱が通ったように思います
(中盤までは正直、『イイ話を頑張って作ってみました系』かと思っていました)。

評価は「普通」。
通して読むと構成力は高いんですが、もうちょっと崩したものがあっても良かったのではないかと思います。

[推薦数:2] 2010/05/17 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:15(41%) 普通:9(24%) 悪い:13(35%)] / プロバイダ: 6846 ホスト:6712 ブラウザ: 10689
日常とシリアスの境を独自の世界観で魅せた今作。
少年ジャンプという雑誌で展開するには些かストーリーやキャラクターが弱かった
事もあって掲載位置の低迷→打ち切りという王道的な流れに落ち着いてしまいました。

長所的な部分を挙げると、作品の流れが丁寧であり、子供向けでわかりやすかった。
皮肉的な意味ではなく、昨今のジャンプ漫画にやや欠落しがちに思われる読者への
読みやすさを込めた配慮(物騒な表現はオブラートに包んで表したり、難しい言葉への注釈を入れたり)を忘れず、それでいて自分の考える世界観を肩の力を抜いて伸び伸びと表現できていた事に漫画家として大事な感性や考え方が持っている事が伺えました。

読み切りやデビュー作がサスペンスだったので、ジャンルに縛られない柔軟な発想力を
持っている事も評価に値します。

では何がいけなかったか?と言われると、これはやはり現在の週刊少年ジャンプに
見合った内容ではなかったという理由に他ならないと思われます。

上記のように作品のつくりそのものは非常に丁寧であり、低学年への子供達の一読を意識したのかのような描写も散見されます。

しかし一方では漫画というよりは絵本のような柔らかい内容とキャラクターに抵抗を持ち、年頃の少年少女には今一つスッキリとした読後感を得られず、支持の獲得に繋がらなかった部分もあると思います。

私自身もその内容や展開の流れには深い思い入れを抱く事はできず、
決して「面白い」と自信を持って人に薦められるとは断言できません。
敢えて言うなら、これは読み手の感受性によって面白さのベクトルが変化していく作品だと思います。

個人的な評価としては「読者を意識した丁寧な漫画」という長所を自分自身に満たされる読後感がなかった事と相殺して、「良い」よりの「普通」としておきます。
内部的に光るモノを持っている方だと思うので、描くモノの方向性によってはその才能が一気に花開くのではないか?と期待してしまいますね。

2010/05/14 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1535(64%) 普通:456(19%) 悪い:397(17%)] / プロバイダ: 14364 ホスト:14290 ブラウザ: 9671
個人的に幽霊の話しぐらいから面白くなって、リリエンタールとテツコや紳士らとの絆も良かったと思う。ただテツコの兄貴とその兄貴をライバル氏してる奴とのバトルはなんか浮いてて残念でした。最後は少しテンポ速かったけど温かい感じで終われたのは良かったと思う。 あと、この作品は男キャラが好感持てたの多かったかな、主人公の兄貴に幼なじみの兄貴に紳士とその相棒。
まぁ普通に近い「良い」で。

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2019/04/24 普通の印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 20576 ホスト:20533 ブラウザ: 5517 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事楽しい 
ストーリー普通(+0 pnt)
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