[漫画]I''s(アイズ): 2017/01/02 五時ピン先生


あいず / I''s
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[推薦数:1] 2017/01/02 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 588 ホスト:518 ブラウザ: 9909
【はじめに】
未読の方へのネタバレを避けるため物語の核心部分には、なるべく触れないように書いたつもりですが、多少、想像できてしまうことがあるかもしれません(特に☆マークの項目において)
ネタバレが心配な方は☆マークのついた項目の内容を飛ばして御覧下さい。(項目の表題部分だけなら大丈夫だと思います)

【良い点】
○物語の構成
1 感情移入しやすい主人公目線
基本的には主人公の一貴が見聞きしたことがメインの描写であり(一部例外あり)、他の登場人物の考えは外見や言動からしか読み取ることができない。そのため、読者は主人公目線で読み進めることとなり、物語に感情移入しやすく、一貴とともに恋物語を楽しむことができる。

2 初めて読む時の恋の駆け引きのドキドキ感
主人公以外の人物(特にメインヒロインである伊織)の感情が分かりづらく、また主人公の優柔不断さ、互いの誤解による擦れ違い等もあって、なかなか恋愛が進展せず、かつ主人公がメインヒロイン以外の女性に突っ走るのではないか等の非常に先の見えない展開のため、ハラハラドキドキ感が味わえる。

3 ☆読み直した時の面白さがある
2回目以降は、メインヒロインである伊織の言動や表情から彼女の当時の心情を概ね読み取りつつ話を進めることができるので、伊織視点でも物語を楽しむことができる。そうすると更にメインヒロインに愛着が持て、余計に可愛らしく見えるはず。(一部、心情が分かりづらい場面があるが‥ビンタの場面とか(笑))

4 青春時代へのタイムスリップ感
大人になってから読むと、『こんな青い時代もあったよなぁ』と青春の甘酸っぱい気持ちが脳裏に蘇り、なんとなく懐かしさを感じることができる。『こんな恋愛したかったぜ、チクショー』となる場合もあるが‥(笑)

5 共感できる恋愛描写
好きな人とのやり取り・言動に一喜一憂、本当の自分が出せないもどかしさ(物語中の逆走)、過去の失恋によるトラウマ、恋心で感情が押さえられなくなる激情、嫉妬、告白する際に絞り出す勇気と葛藤、溢れ出る性欲と理性の闘い‥男性としては、共感を覚えるシーンが満載で楽しい。恋愛したくなる!(笑)

6 桂先生の旺盛な男性読者へのサービス
男性読者へのサービス(お色気シーンの盛り込み)を忘れない作者の心配り、『最後までには至らない、際どいエロさ』の妙を心得た表現力(笑)

○作画
1 女の子の抜群の可愛さ
どの女の子も非常に可愛いらしく描かれており、読んでて楽しい。表情も繊細・豊かで魅力的である。

2 芸術的な女性の身体の描写
作画は全般的に美しい。しかし何を置いても女性の身体の描写(特にお尻)の美しさは最高峰のレベルであり、もはや芸術性すら感じる至高の領域。男性であれば読んでて楽しくないわけがない。

【悪い点となり得る部分】
1 主人公へのイライラ感
①他の女の子に気持ちが揺らぐ等、主人公の優柔不断さは、人によってはイライラ感を覚える可能性がある(私個人は、男はそういう生き物だという共感もあるので、それも本作品の醍醐味の一つではあると感じている)
②端から見れば、恋愛ばかりで、部活も勉強も頑張らずに、果ては浪人になる情けない所謂プータローのため、余計にイライラを感じる可能性が大(私個人は主人公の平凡さ・人間らしさに共感が持てるし、普段は平凡でどちらかと言えば少し情けないような主人公が、好きな人のピンチを救うために、とんでもなくパワフルで大胆になれるところは、羨ましいくらいに十分、魅力的であると考えているので、イライラ感はさほどない。)

2 主人公がモテ過ぎで少し現実味がない
主人公が、好きな人のピンチを救う時を除いては、これといった魅力があるわけではないのに(クラス内ではちょっとイケメンなことくらい)、有り得ないほど異性に、しかも美女ばかりにモテるため、人によってはストーリーに現実味を感じることができないかもしれない。
(個人的には恋愛漫画の特性上、主人公に絡む恋が多いのは、仕方のないことだし、何より漫画として楽しむことが重要かと思う。)

3 ☆物語の展開がパターン化・マンネリ化
『誤解→和解→良い雰囲気』『新しい女の子の登場→主人公に接近→主人公の心が揺れる』パターンの繰り返しが多く、マンネリ気味になっている感はある。
(個人的には、ライバルとしてイケメン転校生とか登場させても良かったかなと。あのクラスの男子生徒のメンツを見ると、一貴の一人勝ち感は否めないし、面白いスパイスになると個人的には思う。越苗君のライバルポジション期間が短すぎるんだ、きっと!(笑))

4 ☆物語終盤の展開について
①中だるみ感
高校を卒業してからの中だるみ感は否めない。またサブキャラクターの男子生徒がキャラ変したりと、ちょっと違和感も感じる。
②暗く重苦しい展開
卒業後の更に後半部分では徐々に話が暗く重苦しい展開になるため、読み進めるのが辛くなる。この展開は、ラストへの布石であるし、恋愛の始まりから最後までの一連の恋愛模様を作品内で描く上でも大事な1コマになるのかもしれないが、読者が主人公に感情移入していればしているほど、最終話を読み終えるまで、とにかく胸が苦しくなる展開。
(私個人はこの展開を『読むには辛いけども全体の流れとしては必要な展開』と考えているが、明るい恋愛やドキドキな恋愛を期待している人にとっては、終盤の『恋愛のドキドキ感が薄くなった暗く重苦しい展開』は蛇足であり不必要な部分だと感じるかもしれない。)

【その他:良くも悪くもない点】
1 伊織を含むヒロイン達の結末について
これはどのヒロインが好みかで意見が別れると思うので、正解はないように思う。伊織の最後の決断についても、本当に彼女にとって、あれで良かったのか‥人によって意見が別れるかもしれない。

2 現実世界とのギャップ
読み終えた後、メインヒロインの伊織のように容姿も中身も完璧な女性が現実として周りにいないことや、こんな甘酸っぱい青春を送れていない自分に絶望する可能性がある(笑)

【総合評価】
作品が世に出て20年を経過した現在でも色褪せることのない甘酸っぱい物語、群を抜いた綺麗な作画、、、まさに時代を超えた青春恋愛漫画の傑作と言える。
随所に盛り込まれた読者サービスと、リアルすぎる身体の描写のためか、一部において、ただの少年誌のエロ漫画と認識されてしまっていることがあるのは非常に残念(それはあくまで作品の魅力の一部に過ぎない)
そういった方にも是非、読んでもらいたい本当に素晴らしい作品。


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