[漫画]アラガネの子

【良い点】
・読んでいて続きが楽しみな王道ファンタジー漫画である点。
・宝石を含めた石が生活の中心という独自の世界観。
・主人公の灰(カイ)と灰の師匠となる朱星(アケボシ)の師弟関係が見ていて素晴らしい点。
・家族の敵を討つ為に強くなりたいと思っている灰と普段は閉所恐怖症で飄々とした性格だけど灰のピンチに師匠として頼りになる存在の朱星のキャラが良い点。

【悪い点】
・強いて挙げるならばこの漫画をよく読み込まないとこの漫画における世界観を理解出来ない点。

【総合評価】
この漫画は先日少年ジャンプ+で連載されたばかりの石が生活の中心となる中華風の世界を舞台にした王道ファンタジー漫画でこの漫画のあらすじを大まかに挙げると3年前に赤い宝石のピアスをしていて三本線の傷が入った鉱石職人によって家族を石化させられて自身も左足を石化されて鉱山で働きながら敵である三本線の傷の鉱石職人を探している主人公の灰(カイ)がある日その鉱山に訪れた同じく赤い宝石のピアスをしている鉱石職人である朱星(アケボシ)を見つけて最初は探していた敵だと思ったがすぐに人違いだと分かった事で朱星が宝石の話をしているうちに意気投合したものの同じく鉱山を訪れた悪徳宝石商人によると灰自身が希少価値の宝石である"レッドダイヤ"の持ち主であり石化された灰の家族も様々な宝石を宿していた事で灰が家族ごと売られそうになるが駆けつけてきた朱星と石化した左足が輝きだした事で覚醒した灰が悪徳宝石商人がけしかけた石化獣を協力して撃破した後、灰が家族の敵を探す為に朱星の弟子になる事を決意した事で二人が旅立っていくーといったストーリーとなっています。
この漫画の宝石を含めた石が生活の中心という独自の世界観も好みですが家族の敵を討つ為に強くなりたいという熱い心を持っている灰と普段は閉所恐怖症で飄々とした性格だけど灰のピンチには必ず駆けつけてくるといったように師匠として頼りがいのある朱星の師弟関係も見ていて素晴らしいものになっています!
まだまだ世界観が理解出来ていない所もありますが伏線が隠れている事も含めてこの漫画の世界観がどうなっているのか、灰が朱星と共に旅をしていくうちにどこまで強くなれるのか、王道漫画における師匠といえば途中で死に別れるなどといったように独り立ちしなければいけないといった展開が待ち受けていますが前述の通り朱星のキャラが良いので生き残って欲しい…などといったように王道ファンタジーとして熱い展開が続きますので読んでいて続きが楽しみな漫画です!