[漫画]ブラック・ジャック: 2011/06/04 pom


Black Jack
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[推薦数:1] 2011/06/04 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:66(43%) 普通:11(7%) 悪い:76(50%)] / プロバイダ: 28993 ホスト:29143 ブラウザ: 11259
医者に行くと大体待ち時間のためにこれが置いてある。
医者に通院するたびに読んでいたらいつのまにか読破してしまっていました笑

人間の本質に迫った手塚治虫の名作です。
この作品のすごいところは若年層にもわかりやすいストーリーであるにも関わらず、
大人が読んでもはっとさせられるようなブラックジョークがたくさん含まれているところだと思います。
ブラックジャックとブラックジョークをかけていたかどうかは知りませんが・・・笑
また、デフォルメ化されたキャラクターデザインなのですが、人の臓器や手術シーンなどの描写は流石と言わざるを得ません。
しかし一方で外科手術に関する先端的な知識が不足しており、間違った医学用語を使用したり、治療可能な手術を現代では不可能と謳ったりと
いうところで各方面から指摘やバッシングを受けていたようです。
しかし素人である私には知る由もなく、また手塚氏本人が言っていたようにこの漫画は医者の葛藤や周りと取り巻く環境への風刺を主に描いていた
ように思うので、細かな指摘は不毛かなというのが私の思いです。

また勘違いしている人が多いのですが、ブラックジャックは義賊ではありません。
相手の持ち金など知ったことではなく、だれに対しても法外な治療代を請求します。
ですが実際は患者がどれだけ命に執着を見せるか、生きたい、生かしたいという願いを持っているかの確認も踏まえて行っている節があります。
言ってみればブラックジャックにとての本当の治療代は患者の「意思の強さ」と言えるでしょう。

一番の名回はブラックジャックの心の師、本間丈太郎の手術に立ち会う話です。
手術中にブラックジャックの体内に置き忘れてしまったメスを再び取り出した時、それはカルシウムに包まれて保護されていたという
生命の神秘を描く場面。そしてそれがきっかけでたどりついた本間先生の医師としての想い。
「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」。
ブラックジャックはそれを認めたくなくて持てる限界まで自分の技術を駆使したにも関わらず師を救えなかった。師は美しいまでの「老衰」が死因だった。
師を救えなかったときにふたたび浮かび上がる師の悟り。
子供から大人まで幅広い人にぜひ読んでほしいシーンです。

良い漫画は時代が変わっても良い漫画であり続けることを証明してくれる作品です。


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