[漫画]鉄腕バーディー


てつわんばーでぃー / Birdy The Mighty
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作品紹介(あらすじ)

連邦捜査官バーディー・シフォンは、テロリストであるクリステラ・レビを追って地球まで赴くが、捜査の途上で事件現場に紛れ込んだ地球人、千川つとむに誤って致命傷を与えてしまう。瀕死のつとむの体と精神を救う窮余の一策として、彼女は自らの体につとむの記憶と心を宿して姿を変え、“二心同体"の状態となる。しかし、レビ一党により栽培されていた酔魂草を見てしまったつとむは、テロリスト達からつけ狙われることになる。

何故彼らは、本来地球外の植物である酔魂草の培養を行っているのか?何故、地球を潜伏先に選んだのか?その最終的な目的はいったい何なのか?捜査が進むにつれ、事態は宇宙規模の政治・軍事的大事件へと発展しかねない様相を呈し始めた

※ このあらすじ部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
作者:ゆうきまさみ
掲載誌:週刊ヤングサンデー
出版社:小学館
日本 開始日:2002 週刊ヤングサンデー
公式サイト
1. http://www.yukimasami.com/
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2019/09/23 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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85年・87〜88年・2002〜08年に週刊少年サンデー増刊号・ヤングサンデーで連載されたゆうきまさみ先生のSF漫画。地球に潜伏した凶悪テロリスト`レビ'を逮捕する為に地球に訪れた連邦捜査官“バーディー"は、捜査中に誤って地球人の少年“千川つとむ"を負傷させてしまう。幸い脳が無事だったのを受け、バーディーは彼の命を救う為に自分の体につとむの記憶や心を移植する。二心同体となったバーディーは地球人の千川つとむとして生活しながら、レビを追っていく。

本作品は「怪力美少女もの」に嵌っていたゆうき先生がその中から発想した作品の一つで、同時期の『アッセンブル・インサート』の発想も得ているそうです。女の子を主人公にした作品を描いた切っ掛けとしては、少年漫画の中で男の子にとって都合の良い`添え物'のように描かれている女の子にも主役だって張れるということを見せたかったそうです。二心同体に至るまでのストーリー展開は特撮番組『ウルトラマン』のオマージュで、敵を追っていたヒーローに巻き込まれて命を落とした主人公を救う為に同体となる等、ほぼ同一と言えます。本作品は85年に始まり、休刊を経て87〜88年に再び連載を開始しますが再び休刊し、2002〜08年に誌をヤングサンデーに移して連載され、紆余曲折の会った作品である。

本作品の主人公“バーディー・シフォン・アルティラ"は「狂戦士(バーサーカー)殺し」の名を持つ連邦捜査官。階級は巡査。直情径行の美女。遺伝子操作で人工的に生み出された強靭な肉体を持つ。調整アルタ人(イクシオラ・アルテクス)で姿は地球人に酷似するが、地球人を遥かに上回る身体能力を持つ。反面頭の回転は人並みであり、どちらかというと行動が警戒心に優先してしまいがち。アルタ人というだけで自身と同年代の子供達やその保護者等に嫌悪された為に一般の学校には短い期間しか在籍できず、同じアルタ人の大人らには警察組織の一員として恵まれているという理由から悪意を向けられ、そのせいで孤独な幼年期を過ごし、更にはレビのテロが原因で育ての親の一人を失ってしまうという悲哀な過去を持つ。その後も捜査官という職業柄、同じアルタ人でも好意をもって接してくれる人が少ないと話しており、基本的に孤独な状況に変わりはなかったようである。育ての親である`メギウス警部'の配慮により、高いエリート教育を施されている。法律や過去の歴史(事件)等捜査官としての知識は優秀だが、元々頭を使うことが苦手な性格から数学や物理などには弱い面もある。捜査官としてレビを追って地球に来たが、ギーガーを逮捕しようとして、その場に居合わせたつとむに誤って致命傷を与えてしまう。幸い脳は損傷しておらず、生命活動が完全に停止する前につとむの記憶や遺伝情報を採取し、エコノス=クィルに送られたつとむの体の修復が終わるまでの間バーディー自身の肉体をもって補完する為、つとむと二心同体となった。地球の「お風呂」がお気に入りである。その他地球の料理も好んで食べる。基本的にイクシオラ特有の強靭な肉体を武器とする格闘戦を得意とし、銃器や武器などを使わない。彼女の腕力はイクシオラの中でも強力な部類にあり、同じイクシオラであるカシューが彼女を「怪力娘」と呼んだことがある。生体防壁を利用した衝撃波「クラッシュ」という技を持っており、手に集中させて放つと地球人の体をぶち破るほどの威力を見せる。また一時的に自らの体を重くする「アンカー」によって、敵の突進に耐えたり、水中での急転換などを可能とする。連邦の捜査官の標準装備としてナチュラムという寄生粘菌を利用した生体皮膜・スーツを持っており、戦闘時に着用する。銃弾・刀剣による攻撃を防ぐほど強力だが、生体皮膜は他の生物も有している為、これと接することで中和され、弱体化するという弱点がある。バーディーはテュートが機能停止した際に彼のパーツから現在のつとむの携帯電話を作り出しており、スーツ着用時はこの携帯電話が変形しバーディーの両手の甲に装着される。その為スーツの機能を使用する際に「テュート」と呼びかけている。大アルタ帝国初代皇帝エタニアの遺伝的特徴を強く受け継いでいるらしく、旧アルタ王家の子孫である有田紅葉と似ているのも偶然ではないと思われる。本作のもう一人の主人公の“千川つとむ"は`私立久遠高校'に通う高校1年生で、廃墟マニア。廃墟となった山奥のホテルに羽沢や正久保と探検に行った際にバーディーに追われていたギーガーの身代りにされ致命傷を負う。連邦の技術によって破損した肉体を修復する間、意識だけがバーディーに移植され、容姿を切り替えつつ二心同体となって二重生活を送ることになった。近所に住んでいる早宮とは幼稚園以来の腐れ縁で、高校でも同じクラス。優柔不断で嫌なことは後回しにするタイプだが、バーディーとの奇妙な同居生活を続けるうちに、徐々に変化しつつある。また、マイペースで男女関係に疎いバーディーとの二心同体生活には彼女以上に頭を悩まされている。
`千川孝司'はつとむの父。常識人の会社員で自宅ではつとむ共々生活力が無い凡庸な性格をしており、大学生になる娘の生活が近年派手になっているとか、思春期な息子の回りで不審火など怪事件が頻発しているのが目下の悩みである。『DECODE』では第一話冒頭で妻と共に転勤した。`千川家の母'はつとむの母で本名不詳。昼間も在宅しており、専業主婦である。`千川はづみ'はつとむの姉で大学生。強気で遊びたい盛りの今時の娘。弟に対して態度は大きいが、その実で細やかな気配りを見せる等案外弟思い・家族思いの性格である。`早宮夏美'はつとむの幼馴染みで、快活・世話好きな女子高校生。歯医者の娘。つとむとは同じ高校に通っておりクラスも一緒。バーディーの体を持ってしまったつとむのお陰でバチルスに喰われかけたり、米国の工作員に拉致されたりと禄な目に会っていない。そういった特殊な状況に置かれ続けた為、何やら常識では測れない事態が進行中だというのは認識していた。つとむの正体に違和感を持ったことも。後に二心同体の事情を教えられる。`須藤良太'は千明の幼馴染みでつとむのクラスメイト。口は悪いが正義感が強く、直向な純粋さを持っている。早宮と共に事件に巻き込まれ、つとむとバーディーが二心同体であることを知る事となる。`千明和義'はつとむのクラスメイト。柔和な風貌で穏やかな性格の好青年だが、実は`エタニオラ・アルテクス'の血を色濃く引く`チギラ一族'の末裔。特異体質の持ち主で、過去に大病を患ってからレビ一党により酔魂草を投与され続けている。それが原因で両親が浄火学館に呑めり込み、遂には全財産を寄進するに至ってしまう。`羽沢昌之'はつとむの中学以来の友人。体型が太め。高校も同じだがクラスは別。但し廃墟愛好仲間であるつとむにちょっかいを出す為につとむのクラスにしばしば出没する。`正久保りょうた'はつとむの中学以来の友人。眼鏡をかけている。高校も同じだがクラスは別。羽沢と連れ立って休み時間等につとむのクラスに入り浸っている。`北村可奈絵'はつとむのクラスメイト。早宮と仲が良くつとむ達と行動を共にすることが多いが、事態にはほとんど絡んでいない。

「連邦・連邦警察」“テュート"はバーディーの相棒。ロボットの一種で「マーカー」と呼ばれ、捜査官の情報収集や通信・記録の支援を行う「装備」の一部。クラゲのような姿をしており礼儀正しい。臥龍苑の事件で致命的な損傷を受け、その後の瀕死となったつとむの生命維持装置として活躍するも機能停止する。同事件で破損したつとむの携帯電話に部品を組み込んで再構成された。転位することによってバーディーの生体皮膜となる。元々はメギウスが使用していたようである。“ルー・メギウス"はバーディーの直接の上司にして、育ての親の一人。連邦警察刑事部特捜課課長で階級は警部。冷静沈着なルベラント人(昆虫型宇宙人)で、清廉の人。社会正義の実施が信条らしく、不正義・差別に義憤を爆発させることもあり、バーディーの親代わりを引き受けたのもこうした性格からである。政権内部での勢力地図の変化に疑念を抱き、レビ一党への捜査がただの対テロリスト作戦ではないことに気付きつつある。後に警視補に昇任(その後警視)、星務次官室監察部長に着任し、連邦警察特捜部長の任を解かれるが、その後もレビの事件を独自に調査しており、現在はスケルツォと共に地球近辺に滞在している。偽装膜を纏って変装し、地上に降下してバーディーに捜査方針に不満があるなら連邦警察を辞めるように忠告している。イラつくと歯ぎしりをする癖があり、その音で周囲は迷惑する。`スケルツォ・ガ=デール'はメギウスの友人で良き相談相手。いかにも古強者といった印象の強面バルボックス人(恐竜型宇宙人)。性格もいかにも豪傑タイプで、良く言えば豪放磊落、悪く言えば大雑把でいい加減な人。しかし面倒見が良く、また交渉ごとの押しが強い。連邦警察官の勲章として顔面の人工筋骨を剥き出しにしている。シフォンにある連邦捜査官の養成学校で教官職に就いており、バーディーも教え子の一人だが、幼年期から遊びを通して訓練する等、存外教育者向きな性分である。メギウス同様、バーディーの育ての親の一人で、彼女の身元引受人である。`カペラ・ティティス'は治安警察出身のイクス系アルタ人女性捜査官。無慈悲にして驕慢、目的の為には手段を選ばない性格。外見は少女だが、実年齢はバーディーより上。前任地は独立運動の盛んな惑星フォゾンで、反乱軍を相手に治安警察の一員として活動しており、政権内部の急進派との繋がりが推測される。仲間は作らず敵は早めに潰すタイプだが、それ以外の方法を知らないらしく、強引かつ残忍な捜査手法が目立つ。軽くあしらえる相手には容赦がないが、ゴメスたちと接触した際には対になった鳥形のマーカー2体(デュガス・ボー、デュガス・エー)を失って自身は火傷を負い大敗する等、より強い相手に当たった時の脆さも見え隠れしている。`カシュー・ゲーゼ'はカペラと共に派遣されて来たイクス系アルタ人の男性捜査官。クールで知謀に長けるが、存外軽い言動も見られ、どうにも掴み所がない飄々とした存在。目的の達成を最重要視する点ではカペラと気が合うが、余り強硬な手段で敵を作るよりは、適度に接して利用するタイプ。3人の中では一番地道に捜査に勤しみ、北米地域で隠れ住む同盟系宇宙人と接触するなどして情報収集を行っている。治安警察との繋がりは不明。切れ味の鋭い極細のワイヤらしきものを武器にする。リューズというマーカーを連れている。ネーチュラーとは恋人関係で、バーディーの扱い方・接し方に関しては基本的に同じ考えを持っている。アンカーマンと共に浄火学館を訪れた際、ネーチュラーが捕獲監禁されたことを知り救出を試みるも、暴走した彼女に殺害される。その後マーカーのリューズは、バーディーに引き継がれた。`キデル・フォルテ'は増援として地球に派遣されて来たリクルス人の連邦捜査官。地球の鼠に酷似した姿をしている。陽気でせっかちな性格。地球に派遣された連邦捜査官の中では、最も温厚かつ良識人だが、雑念が多く注意力散漫で、それ故のミスも多い。柱や食料を齧り散らす癖もある。但し警察官としての職務には熱心で、かなり危険な潜入捜査に率先して動く。階級は巡査部長。同じくリクルス人である`ピエド・ルンカ'と`タルト'という部下がおり、マーカーとして`ピシュメース'・`アトロモス'・`テリリュート'の3体を連れており、彼らも地球で活動している。カントリーマアムやオレオといったクッキー等の地球のお菓子が特にお気に入り。`ウィージ・ガッハ'はウメギウス警部の秘書を務めるウルグ人(犬型宇宙人)の女性。メギウスの異動後もレビ関係の連絡は取り合っている模様。バーディーとは友人的な付き合いがあるらしく、通信では事務上の連絡を越えたやり取りもしており、表情も豊か。`クレド・ガッハウ'の姉。`ギャロ・ペンダリオ'はメギウスの後任の連邦警察特捜部部長で、エオン人(ヤギ型宇宙人)。元司法省内務局総務部次長で、警察勤務が一度も無いという異例の人事。司法局長の腰巾着で、この異例の人事は司法局長による特捜部掌握の一端と思われる。`ギューイ'は鳥型宇宙人。連邦警察特捜課長で、メギウスの異動後ペンダリオが特捜部長となった際にバーディーの直属の上司となった。バーディーがペンダリオと直接対話することを許可しない等、バーディに対して非協力的な態度をとる。レビの逮捕についても消極的で、始末を特殺官に任せたがっている。`グレイ・シフォン'はシフォン生まれのイクシオラ。クリステラ・レビが主導して制定された「イクシオラの普通教育法」により、一般人と共に「普通教育」を受ける。科学省総監を退任し、オリオテーラに帰郷するレビを宇宙港に見送る。連邦警察官となった後は、コデイン修道会の鎮圧やレビと禁書の捜索などを行う。
「連邦軍」“キルツ・ケルツ"メギウス警部と同じルベラント人で、レビが科学省総監であった時の連邦軍軍務局長。エタニオラ・アルテクスに酔魂草の成分を投与して、超兵士を造り出す為の人体実験を極秘で行っていた。連邦においても人体実験は重罪だが、発覚後も罪には問われていない。カペラとの間に繋がりがあるが、背後関係は不明。現在も軍に影響力を持っている節がある。`オプラ・ガルテ船長'は辺境観測船オプラ・ガルテの船長でウルグ人の男性。思想的には強硬派だが、真面目で有能かつ公明正大で責任感の強い人物。軍籍にあり、事故により地球に墜落した強行偵察機回収について強硬論を唱え、穏健派の外務省渉務官と対立する。後にニエトの船内破壊活動により殉職。`ニエト・ウォシュガム'はオプラ・ガルテ所属のヌビア人の女性兵士。地球に降下したクレドの捕獲任務に就き、行掛けの駄賃でつとむらを宇宙船に拉致する。前線経験があり、オプラ・ガルテの水兵たちの中では任務遂行能力が高いが、性格は極めて利己的かつ残忍で、捕獲したクレドに独断で拷問を加え、それを咎められると乗船内で破壊活動を行う。その結果オプラ・ガルテは完全に破壊され、ほとんどの乗員が犠牲となった。彼女を取り押さえようとする船長は「ヌビアの野蛮人」と罵った。オプラ・ガルデ破壊の直前に脱出し地球に潜伏していたが、後に地球の政府に捕獲された。
「連邦政府」“ティルル・ギゼー"は連邦の主席執政官。鳥型宇宙人。穏健派のリーダーだが政治的立場は安定していない。軍組織の介入を嫌って、期限の引き伸ばし工作を行う。

「レビ一党」“クリステラ・レビ"はエタナ系アルタ人の男性科学者でテロリスト。数々のテロ事件を引き起こし数百万人を殺害した容疑で連邦警察により指名手配中。「奥の院」により異端認定され、神祇庁から特殺官が派遣されている。現在は`浄火学館'という新興宗教団体の教母`火之宮水晶'を名乗り、女性の肉体で地球の日本に潜伏中。日本政府の重信とも関係があり、酔魂草計画にも深く関わる。幼少時より優秀で、司教の推薦により神学校に入学、後述の事故の影響により14歳の時に退学するが後に大学へ進学し、卒業時には「アルタ人史上最高の俊才」と呼ばれるまでになっていた。サボア主席執政官の元で連邦政府に入り破格の出世を遂げ、若くして科学省総監に就任したが、神祇庁との対決路線を取った為、身に覚えのない疑獄事件の責任を取らされて任期途中で失脚し、その後世間に再び姿を現した時はテロリストとなっていた。神学校在学時にイクシオラの少女`チュニカ'・`シフォン神祇官'と友人になるが、テロに巻き込まれ二人とも重傷を負い、瀕死のチュニカを生かす為にその肉体を利用され、彼女と融合。以後、顔・意識はレビのままで、チュニカの神祇官としての知識と能力を継承、不定期に肉体のみ女性化するようになる。学習能力はチュニカとの融合で引き上げられ、アルタ人の歴史始まって以来の駿才とまで謳われるようになった。科学省総監への就任を受けたのも、その権限を利用して自分とチュニカの融合の経緯を知りたいが故であった。その経緯を知った後は、「奥の院」の打倒を目指すようになる。生年からすれば既に寿命を迎えている筈の年齢であるという。現在も健在なのはチュニカと融合した影響の可能性もあるが詳細は不明。“ゲオルグ・ゴメス"はサングラスと髭がトレードマークの白人男性で、冷静沈着かつ理性的なレビの右腕的存在。レビ以外に事件の全貌を把握していると思われる、数少ない人物うちの一人。バーディーを軽くあしらう程の戦闘能力を持つ。 その正体は元・連邦警察捜査官グレイ・シフォン。バーディーと同じシフォン出身のイクシオラで、「超速のグレイ」の異名を持っていた。レビがやろうとしていることに賛同して行動を共にしているものの、それが単なるテロリズムに過ぎないと判断すれば即座に見捨てることをバーディーに表明したり、バーディーとつとむの関係を早い段階から把握してもその事実をレビにも伝えていないなど、盲従しているわけではない。表向きは新宿駅近辺に事務所を構えるG&G商会という小さな輸入貿易会社の社長であり、社員たちは社長の裏の顔を知らない一般人である。家族は妻の`麻梨絵'と一人娘の`讃良'。家族はゴメスの裏の顔を知らず、絶大な信頼を寄せており、良き夫・良き父親であることが伺える。行く当てが無くなってしまった千明を自分の家庭に居候させたりもした。ゴメスのサングラスには擬装膜を見破る機能があるが、連邦の最新の擬装膜には対応できていない。また人形の視界等を映し出す機能もある。`ギーガー'は酔魂草を密輸していた違法貿易商。擬態能力を持ち地球に潜伏していたが、バーディーにより追いつめられ捕獲された直後、口封じの為ゴメスに殺される。`バチルス'は不定形の知的生命体で、他の生物に寄生してその生物の形質や記憶・経験を乗っ取ることができるが長続きしない。強靱なバーディーの身体を乗っ取ろうと執念を燃やし、永瀬に寄生して久遠高校を襲うが、ゴメスの命を受けたサラマンデルに焼殺される。`サラマンデル'・`グノメ'・`シルフィア'・`オンディーヌ'はゴメス配下の自律型の人形(ヒューマノイド型ロボット)。サラマンデル・グノメは男性型、シルフィア・オンディーヌは女性型である。`サラマンデル'はプラズマ兵器による炎、`シルフィア'は風、`オンディーヌ'はウォータージェット等の水、`グノメ'は超力と同時に複数の人形を操る能力を持つ。性格的には概ね全員が礼儀正しいものの行動に人間臭さがなく、命令があれば容赦が無い冷徹さを持つ。開発順によるものか、オンディーヌが「末っ子」である。その戦闘能力は非常に高い。オンディーヌはバーディの育ての親の一人であるヴァイオリンと酷似した外見をしている。バーディーはオンディーヌと二度対戦しているが二度ともかなりの苦戦を強いられた。バーディーとの戦闘で破損したオンディーヌには、意識不明となった中杉小夜香の記憶が県によって移されるが、小夜香の「罪悪感」を引き金にして暴走。「事件」の発端となった「私」=小夜香を殺す為、飯田橋の真僕会病院を襲撃する。

ストーリーは高校生の“千川つとむ"は廃墟マニアで、夜な夜な廃墟に入り込み撮影することが趣味である。そんな彼はある日撮影しに向かった廃墟には管理人らしき人が立ち入り禁止というが、携帯を取りに戻ったつとむは彼らが管理人ではない事に気付いてしまう。その為拘束されたところで女性らしき人が乱入して、彼らの闘争に巻き込まれて重傷を負ってしまう。しかし彼を死なせまいと女性は自らの肉体に彼の精神を同居させることで一命を取り留めた。彼女の名前は“バーディー"。彼女の使命は地球に逃げ込んだ犯罪者を追って彼らを逮捕することであったが、精神を同居させることによってつとむとの二心同体の生活を余儀なくされてしまう。逃げ込んだ犯罪者を逮捕する為につとむの日常を侵食しつつ事態は進行して行く。つとむを囲む環境はバーディーと体を共有してから急激に変化していき、バーディーが追っている宇宙人は、宇宙では禁止されている植物の栽培し始める。そしてクラスメイトの出生の秘密。捜査の上で繰り広げられる様々な思惑。つとむが廃墟で見た植物はバーディーが追っていた犯罪者の栽培していた地球で言う所の麻薬であり、`酔魂草'と呼ばれる宇宙では取り締まりの対象である植物の存在だった。その存在を知るつとむが狙われることとなり、対象は家族にも及ぶようになった。犯罪者に狙われることとその犯罪者を追う事ができるものが自分の中にあることを拒絶する彼だが、そんな彼をおいて事態は進行していく。彼の下で犯人逮捕に熱心なバーディーはそんな彼を急かし、彼に捜査の協力を求めていくが、事件を追っていくうちに実の姉がアルバイト先に人体実験している宇宙人が協力している企業に検体にされそうになり、被害が回ってくることが分かっていくと少しずつ現実を受け入れるようになり、協力的になっていく。また地球における宇宙人とのコンタクトは既に成されており、地下遺跡が存在しバーディーと同じ種族であるアルタ人の痕跡があることが分かり、代々伝わる宇宙船の存在が露になる。そこでは代々の当主の意識が記録されており、1000年間も連綿と続いていた。肉体が女性に変わるいわゆる`TSF物'と違い、こちらは相方の意識があり、女性人格との同居という面もあるが倫理観は人間と違うのが特徴で、それでもまだ人間の理屈に寄り添っている面がある為、そこまで宇宙人という感じはしていなかったと思われますね。しかし彼の日常はそのままにならず、事実として現実が侵食されていく過程がSF特有の手段よりも現実的な脅威よりだったので大分優しい印象を受けました。それ故にSF特有の文化差が小さく収まり、ベースとなるストーリーは宇宙からの脅威ではなく事件に巻き込まれたというペースは崩していないものと思えます。ゆうき先生の描く作品は社会と密接して尚且つどこか人とは違うキャラが中心となっている為、社会派としての側面もどこかに存在すると思われ、SFガジェットを使った社会的な闇がどこかに紛れ込んでいる様にも思えます。事件解決して行っても問題は解決していないという手法は多く見られますが、こちらも例外ではなく、多くの未解決の謎を残して次回作『鉄腕バーディーEVOLUTION』に持ち越されることになります。

本作品は宇宙人女性と言っても人間に近い特性上のヒロイン像が主で、いわゆる戦うヒロイン像としての快活系ドラマであり、またストーリーラインがSF的な為、宇宙人や地球外テクノロジーが出て来る為に非常に広い世界観で描かれたSFコメディーとしてよく出来ていると思いますので、評価は【良い】。本作品はSFが好きな方やスペースオペラが好きな方もしくは差別を扱った題材が好きな方にお勧めな作品となっています。アニメ化にもなった本作品ですが、原作である本作は完全には終わらなかったので、その後は『鉄腕バーディーEVOLUTION』に継がれています。

2009/08/05 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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ここ半年間の連載しか読んでないけど
【良い点】
つとむとさやかの恋愛展開。回りもつとむの能力というか事情知ってるみたいなのでその辺は基本的にアニメしか知らん僕には新たな面に感じて良いです。

【総合評価】

やっぱバーディー面白いです。

2005/08/08 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:18(56%) 普通:3(9%) 悪い:11(34%)] / プロバイダ: 54290 ホスト:54127 ブラウザ: 4184
ゆうきまさみ氏独特のセンスが光る、未完に終わったSF漫画のリメイク版。
つとむとバーディーの合体は、言うまでもなく「ウルトラマン」のパロディですが、「一心同体」ではなく「二心同体」であるのが、まず興味を誘います。
媒体が青年誌に移ったこともあり、バーディーのコスチュームもお色気度が増し、殺人のシーンはかなりエグくなっています。果てはエロも(以下略)。
新興宗教の教祖に身をやつしているレビ、理知的でダンディーな仮面の下に野獣的な狂気を隠した氷川、人間のアイデンティティーを失いながらもバーディーに惚れてしまい苦悩する千明、氷川の従僕を務めつつ千明に執着するリー、バーディーと同じ連邦警察の捜査官ながら好んで残虐行為を行うカペラ等々、キャラクター達も魅力的な面々が揃っています。
連邦穏健派、連邦強硬派、浄火教団、防衛庁、ペンタゴン、氷川一派それぞれぞれの思惑が入り乱れ、どのような結末へと向かうのか非常に楽しみです。
ここは再び、マッドハウスにOVA化して欲しいですね。生々しくなった分、川尻監督もやりやすいでしょうし(笑)。
なお、未完に終わった旧作も単行本化されているので、それと読み比べてみると面白さも増すと思います。

2005/08/08 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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散々、休載(旧作)とリメイクを繰り返しているので点が辛くなるなあ。
しかも旧作より見劣りする部分多し。
最初の連載時はバーディーの「子供の正義・子供の理屈(単純だが一面の
真実はある)」とゴメス、レビの「大人の事情・大人の正義」との確執が
楽しみだったのだが、現在連載している物は、バーディーが「やや大人」
として行動しているので、旧作ほどバーディーの天真爛漫な魅力も薄く、
敵味方でのアイデンティティの相克も見られずドラマが盛り上がらない。
ついでに言うとバトルとシリアスの緊迫感とバーディーのやや能天気な行動、
つとむの普通の中学生的悩みの対比が生み出す、「おかしさ」というゆうき
まさみ独特の魅力はほとんど感じられない。
旧作では連邦と三連惑星人であるバーディー、ゴメス、レビの種属
間には搾取あるいは道具として利用されている、という背景があり、いづれ
単純な悪・正義で語れぬ事情が説明されるはずであり、「特殺官」派遣で
焦点が合うはずだったのに・・・リメイクですか。
旧作は不定期にもかかわらず、毎回謎を呼ぶレビの計画、立ち塞がる敵との
バトル、と非常に密度の濃いつくりになっていた。特にバーディーの地球派遣
に関する過去エピソードは、レビの中央へのテロ攻撃、それを口実に連邦に
バーディーを利用させまい、とする上司兼親代わりの苦心の工作、とドラマの
作りが多層であるだけでなく、圧倒的で苛烈なレビの攻撃から見える敵の強大さ、
レビ自身の謎まで匂わせる伏線と小道具がふんだんに盛り込まれており、鳥肌
モノの展開だった。
リメイクされて感じるのは、まず「密度が薄くなった」ということ。連載で
ある以上仕方ないのかもしれないが、以前に比べてストーリー・展開共に
練りこみが足りない。読んでいて冗長にすら感じる。せっかく連載という枠で
尺が足らずに説明不足、に陥らずに済むのだから旧作以上のデキを示して
もらいたい。やたらに旧作に固執するつもりはないが、もし旧作と決別するので
あれば、それ以上の醍醐味を提供してもらわねば。今のところ旧作を希釈している、
という感想以外抱けない。展開もほぼ同じだしね。現状への不満と今後の
期待をない交ぜて「普通」とするが、現状では明らかに旧作に劣っており、
大好きな作品だけに大いに改善して欲しい。

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... 恋して」(デビュー作)、「サンタにお願い」、「デタラメ☆キッズ」、「旅立ちナポレオン」、「コイビト証明書」、「Kiss meホスト組」(連載中)、「ボクは狼。」(〃)他。 2052.【ゆうきまさみ先生】 「ど貴族物語」、「マジカルルシイ」、「ヤマトタケルの冒険」、 「時をかける学園ねらわれたしょうじょ」、「鉄腕バーディー」、「じゃじゃ馬 ...
記事日時:2012/04/09
3. 鉄腕バーディーEVO by 名もなき詩人
... EVOに批判的に書いてしまった。アニメDECを見ていてこっちの方が出来が良いなと思ったから。 DECの出来は確かに良い。しかし、EVO私が欠点だと思った散漫な所、急に回収し始めた。話が広がりすぎて段々把握できなくなっていた。無印の頃の資産もあって続いてるので、もう話しの拡散がひどかった。急に収束し始めた ...
記事日時:2011/09/12
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注意: これは漫画版。その他メディアのページ: アニメ:鉄腕バーディー (1996年OVA版) / アニメ:鉄腕バーディー DECODE (TVシリーズ第1期) / アニメ:鉄腕バーディー DECODE:02 (TVシリーズ第2期) / 漫画:鉄腕バーディー(オリジナル版)
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