[漫画]彼方のアストラ


かなたのあすとら / Astra lost in space
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注意: これは漫画版。その他メディアのページ: アニメ:彼方のアストラ
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著者:篠原健太
出版社:集英社
日本 開始日:2016/05/09(月) 少年ジャンプ+
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最終変更日:2016/05/14 / 最終変更者:mosukuwa / 提案者:mosukuwa (更新履歴)
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2020/02/14 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:166(50%) 普通:130(39%) 悪い:35(11%)] / プロバイダ: 27687 ホスト:27927 ブラウザ: 8331
ヒット作らしいので読ませて頂きました。

オリジナリティは無いけど、バランスはとれてるなあ
って作品でした。

『十五少年漂流記』とSFの組み合わせ、ってのは割リと親和性が高くて
昔から、よく作られているジャンルです。
元々、『十五少年漂流記』の原作者、ヴェルヌはSFの祖と言われてる人ですから
当たり前といえば、当たり前なのかもしれません。

で、この作者、後書きでSFにはそんなに詳しくない、と謙遜しておられますが
一定の知識は、ちゃんとある人だと思います。

お話の序盤で、これは学校のテストじゃない、とキャラクターに言わせています。
つまり『11人いる!』の構成を借りるけど、謎の結末は『11人いる!』と同じじゃないよ
と『11人いる!』を既読の読者に前もって説明しているわけです。
他にもハインラインの『ルナ・ゲートの彼方』やアニメの『無人惑星サヴァイヴ』等々
のSF作品に影響を受けたのかな、という点が多々あります。

ということは、それなりにSFの知識はある人なんでしょう。
それらを使って上手くSF的世界観とミステリーのバランスをとっている。
久々に、王道のSFジュブナイルを読んだなあ、という思いがしました。

ただ、バランスがいい反面、ストーリーの構成やSF的ツールが、全て既存のものです。
オリジナリティという点では、辛くつけざるを得ない。

私は古典SFが好きですし、ちゃんと最後まで興味を持って、読める漫画に仕上がっているんだけど
もうちょっと、作者独自の世界観やメッセージ性も提示して欲しい。
これだけだと、よく描けてるよね、という評価までになっちゃいますね。
評価は「良い」で。

※蛇足
この作品は、いわゆる“設定上の謎"がきちんと解き明かされている漫画です。
90年代から増えてきたエヴァンゲリオンを始めとする、「設定上の謎は、効果的な舞台装置として
存在しているだけ」という漫画ではありません。
いわば、古典的ともいえる作品です。
この作品が、ヒットしているということは、若い人の目にはかえって、こちらの方が新鮮に
映るんでしょうか。
私個人は保守的なので、こういう系統の、世界の謎が解き明かされる作品が
好きでははあるんですが・・・

なんか、この作品自体よりも、そちらの方に私は興味を持ってしまいますね。

2019/10/08 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:53(67%) 普通:8(10%) 悪い:18(23%)] / プロバイダ: 18980 ホスト:19133 ブラウザ: 5213
カナタ・ホシジマの「サバイバルの心得」は当たり前の事ばかり。それが言い放たれる度に(特に序盤は)「そんなん当たり前だ!」とツッコまれまくりです。
でも、その度に遭難したケアード高校惑星キャンプB5班は冷静さを取り戻していき、いつしかそれが彼らの拠り所となっていきます。
カナタは恐慌状態の時ほど「当たり前」を忘れがちである事を理解していたのでしょう。この心得は、サバイバルで決して軽んじてはならない基本、「当たり前の事に立ち返る為のもの」として重要でした。

それでもB5班には何が目的かも分からない、メンバー全員を抹殺しようと目論む輩が潜んでいて、尚更「当たり前」に返るのも一苦労です。
そこは遭難を経験していたキャプテン・カナタ。山岳地帯など目じゃない険しさと未知ばかりの宇宙で、少人数とはいえ内部崩壊をした日には生存確率がなくなる危険性も理解しているからこそ、その情報開示にも慎重で、直後の"全員の協力体制"を経て「仕掛けてこない限りは無闇に暴き立てるつもりはない」スタンスを公言しました。
それは「犯人捜し」が、読者にとっては物語の醍醐味であっても、B5班にとってはたとえ遭難の元凶だとしても重要ではない事は作中で言及された通りであり、「物語の、或いはこの冒険の本質」が決して悪人を暴く事にはないからです。
「全員の生還こそが最優先」という固い決意を伝え、理解させた上で、「超貴重な惑星キャンプの機会」というポジティブな目的を明示した事は結果論だとしても最善だったと思います。

これはまた、アストラ号に実行犯が潜んでいる事が明かされて混乱した状況に憩いの場を設けて落ち着かせ、メンバーの想像を超えて世界に潜む秘密に踏み込むも、取り付く島も無くなった時、空気の澱みを懸念して話を取り止めようと提言したアリエス・スプリングにも通じています。
「サバイバルの心得」にはありませんが、カナタの言う「わかんねえ事は考え過ぎるな」は思考停止の類ではなく、優先順位を鑑みた上でやるべき事に立ち返るのにまた有効な「当たり前」でした。

こんな風に、生きていてもなお恐ろしい事態にまみえた時、上手く安定を図ろうと努めていた事には感心させられました。


その甲斐もあって、この旅はアストラ号のメンバーがただ生還する為だけの苦難にはならず、キトリーとフニシアの(義)姉妹間の蟠りを解消し、消極的だったユンファ・リーに少なからず自己肯定感を芽吹かせ、ウルガー・ツヴァイクに暴力的手段以外の真っ当な道を拓き、ザック・ウォーカーとキトリーは「おめでとうございます」、其々に成長・進展してくれました。
未知の惑星での生態調査は常識の束縛から解放してくれて(アリスペードの生態系とルカ・エスポジトに関するリンクもあるが、何より各星でのシャルス・ラクロワによる考察も納得させられた)、最終的にはアリエスとユンファの体重が数キロばかり増えたというのが、苦難以上のものを得た象徴として微笑ましいものでした。

こうした中でも、シャルス曰く
「進化とは「偶然」と「必然」の積み重ねであって『必要』は関わらない」
が印象深く、ならば『必要』が関わった時、それはきっと自己表現を抑制されてきたユンファが、不測の事態を前に少しでも集団に貢献したいと思えて(失敗ばかりだったので、達成感は得られなかったが)、遂には最悪の手前に直面して尚、恐れを超えて自分にできる事を選べた『判断』であり、「成長」と呼べるのでしょう。
そんなユンファよりも顕著だったのがキトリーで、まず前提として、当初の素っ気なさや特にフニシアへの険悪な態度など、他者との不和が目立ちましたが、それでも「愛」を知らない訳ではない事は、ザックへの態度は勿論、過去のクラスメートに向けた(渡せず仕舞いの)妖精ブレスレットの件からも明らかです。
ヴィラヴァースでの一件で態度が柔和になってからは反動でフニシアへの溺愛ぶりが目立ちますが、2人に実姉妹疑惑が浮上して調べる事になった時の「フニがもし本当の妹だったらアタシ…超愛しちゃう」や、そこで判明した結果から推測される黒幕の目的を受けて吐露された「家族には無条件の愛情があって」にはまさしく血縁の固定観念があり、そこから更にフニシアの気丈な姿(とザックとの対話)を見て固定観念から解放され、遂にはメンバー間で澱んでいた空気を払拭する為に『幸せをお裾分けする』までになり、「愛」に対する意識の変化の丁寧さには目を張るものがありました。
フニシアにしても、キトリーと本当の姉妹のようになる為に彼女のヘアバンドをこっそり付けてお揃いになってみても距離が縮まらなかった事で、今度は『自分の手でお揃いになれるよう星の花を採ろうとした』事が思い起こされます。
繰り返しますが、「偶然」も「必然」も、シャルスの科白の文脈上では良くも悪くも受動的な要素からの流れで発生するものであり、それは時に自分の力では逃れられないのでしょうが、ならば『必要』とは、この旅の中では他者との交流を経て自分の意志を持って選び取ったものと言えます。しかも、これが最終的にシャルス自身に巡ってくるのだから、実に良く出来た科白回しです。
(余談だが、キトリーが他者に冷淡になり過ぎなかった要因として、ひたすら無関心な母親とは対照的に、(たとえビジネスライクだとしても)基本的に笑顔で穏やかに接し、先述のプレゼントの件にも気づいていた使用人たちにも在る気がした。この真実はどうであれ、設定上、最終的に彼らは雇い止めとなるだろうが、短編的に#48.5としてキトリーとの最後の挨拶の話を読みたいと思えた)


全編に渡って、堅実な王道というべき仕上がりでしたが、それでもツッコまずにはいられない箇所も多かったのでここで。
まずはアストラ号で帰還する決定をした際に、協力し合う大切さを説いた割には、最初の惑星に辿り着くまでに一切の自己紹介をしなかったシナリオの不手際(それまでの3日間で全くしていないのは、読者に向けた構成だとしても圧倒的に不自然)、
その際にも、「馴れ合いをしない」というキトリーには怒鳴っていながら、同様のウルガーには「色んなヤツがいる 強制はしねーよ」と穏便に済ませるカナタの矛盾(同じ頁上のたった5コマの展開でこれ)、
ウルガーの父親の「(長男・フィンが犠牲になるぐらいなら、死ぬのは)お前ならよかった」が設定上、矛盾していて、それが作中で成立するだけの意味が不明なまま終わった事、
ヴィラヴァースでトランポリン型樹木の上で孤立したフニシアの件といい、イクリスでポリーナ・リヴィンスカヤの仲間のIDタグが引っ掛かった活動型植物の件といい、肝心な時にカナタが反重力シューズを装備していない"都合の良い都合の悪さ"、
惑星を渡り継ぐプランにしても、イクリスで反応炉を故障させる事故に見舞われた後に同型艦を見つけた際のアストラ号の修復にしても、アリエスにその発想の機会を奪われたザック(宇宙船の操縦免許を持ち、機械技術者としても明晰で、IQ200と明確な数字で天才とされた彼こそが誰よりも速く発想できそうなもの)、
黒幕の目的だった記憶移植に際しての、自我の保証の説得力への疑惑(物語として「人を個として確立させるのは遺伝子や上辺だけの記憶情報などではなく、人との関わりや経験による」という明確な答えがある事とは別に、従来的には脳あるいは魂の移植で成立していた=一定以上の説得力があった手法が、若返りを目的とする関係から移植対象が記憶のみとなると、「同じ記憶を持っただけの別人」ともいえ、本末転倒な気がしてならない)、
ザックとユンファの荷物に紛れ込んでいた重大な試料(何の前触れもなく、誂え向けのものが出てくる都合が過ぎる設定には呆れざるを得ない)、
「全ては平和のため」の下に秘匿されてきた世界の秘密を握る世界政府(その一部要人)に、安直に顛末を綴ったメールを送った呑気さ、
あと些細ですが、最終的にカナタたちとともに宇宙に飛び立つ女性キャラが1人もいなかった事が寂しいものでした。(同日のユンファのコンサート自体は良かったが、それとは別に男集団の中に女を入れる事に抵抗があったのか)


そして最後に引っ掛かった点が、犯人の証言で明らかになった世界の秘密の根底にある「恒久的平和の実現」に対する、カナタたちの思考の欠如。秘匿による抑制の数々こそ是とはしませんが、かといって「物語の最終的な収まり方」として、曲がりなりにも今ある安定を揺るがしかねない行動について、ただ自分たちの経験云々だけで押し通す強引さには疑問を拭えませんでした。
それは先述の、顛末を綴ったメールを馬鹿正直に強権を持つ組織に送信するような短絡さにも連なっていて、実に浅墓です。
(前作終盤のエピソードでの悪癖が如実に表れている)

その結果として起こされた世界的なデモ活動に対して、カナタの著書一つで沈静化した事も含めて安直なきらいがありました
……が、そこは彼らの祖先の固い意志による「平和教育」の賜物だと思いたい所存です。
何せ、曲がりなりにも「愚かな歴史」に打ちのめされた者たちの深く重い反省もまた意味があり、それに基づいた変革もまた平和な歴史として100年を積み重ねてきたのですから、決して悪い事ばかりではない筈です。
その良い事を見出すならば、今度は祖先が築き上げたものが理想的に人々に浸透した上で、それまでに封印してきたものを大事に扱えるまでの心的な資格を育んできたと解釈でき、先人の努力の甲斐があったと思える訳です。


終盤になって随分な話もしましたが、総合的にはアストラ号のメンバーの集いが優秀な面々揃いな事にも「偶然」と「必然」があり、そこに更なる『必要』も積み重なった事で、進化とは違う成長が描かれた物語といえます。

そして、祖先が求めた「彼方の"アストラ"」は5012光年先にあり、
其処から次なる「カナタの"目的地"」は更なる先の未知の世界に
と、連綿と続く歴史の先に希望を見出せるようなネーミングが見事なタイトルでした。

2019/09/15 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 2958 ホスト:2730 ブラウザ: 10272
【良い点】
次々と謎が解明されていき、続きが気になる、そして解明されてスッキリする
テンポが良いので、飽きさせずに読破できる
絵もスッキリしていて読みやすく、時折混ざるコメディな場面も味付けになっている

【悪い点】
どうしても既視感が拭えない
ワームホールや重力ネタ、人類移住は、映画のインターステラーを思い起こす
歴史改竄は、進撃の巨人
全体的に、11人いる
作者が、既に世に出ている優れた作品からインスピレーションを得てつぎはぎしているという感想を持ってしまった
SF作品やテーマで考えたら仕方のない流れなのかもしれないが…
11人いる、インターステラー、進撃の巨人を知らなかったら
とんでもなく素晴らしい作品だと思っただろう

【総合評価】
5巻という買いやすい、読みやすい中で良くまとまった、良い作品であると思う

[推薦数:1] 2019/03/25 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:9(50%) 普通:3(17%) 悪い:6(33%)] / プロバイダ: 48932 ホスト:48983 ブラウザ: 5515
どこかのツィートでマンガ大賞だのこのマンガすごい3位だの、というのを見かけてまんまと引っかかってしまったのです。 所謂帯買いってやつです。未熟w

【良い点】
ほかの方も書いているように各伏線の回収が見事で、何回引っ繰り返るんだこれ? 最終巻真ん中まで来たけどもう一回くらい何かあるんじゃないか? みたいな引き込まれる展開の妙、そこは本当に素晴らしい。

【悪い点】
…んですが、演出面でちょっとパターン化というか、たとえば、
意外な事実が判明したときの演出は「何が何でも血相変えて叫ばないとならないルール」が記号的にしかれている、とか。そういったところはもうちょっとかな? と思えました。
そして大団円。これもきっと記号の配置なんだろうかな、と。

【総合評価】
「とても良い」作品だと思うのですが、演出面にマイナスということで、評価としては「良い」で。

*ネタバレとも取れそうな記述があったので編集で削除しました。

2019/03/10 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:13(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 25228 ホスト:24994 ブラウザ: 5173
【良い点】
・とにかく伏線回収が上手い非常に密度が濃い高い構成力
・ごちゃ混ぜなジャンルなのに大きな欠点も無く全体的に平均より高いレベルでまとまってる
・全5巻で完結したので非常に手が出しやすい点

【悪い点】
・スケダン的な会話劇はちょっと人を選びそう
・内容を詳しく述べると面白さが減るのでレビューしづらい事

【総合評価】
全体的に前作の良かった部分をより洗練させてギュッとまとめ上げた印象があります。
悪い点でも書いたように詳しく述べると面白さが減ってしまうのであまり多くは語りませんが、
多くの人からオススメされていただけはあった作品だったなと思いました。

2018/05/28 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 4419 ホスト:4582 ブラウザ: 10060
【良い点】
作者の篠原健太先生の前作、スケットダンスが好きな方にはもちろんオススメなのですが、少年たちの友情もの、冒険もの、ささやかな恋愛もの、成長もの、そこに加えてSFとミステリーの要素。そういったジャンルの話が好きな全ての方におすすめできる良作です。
練られた構成、ストーリー、キャラクターの造形もしっかりしており、思春期の少年少女には皆誰かしらに感情移入できるのではないかと思います。
5巻という短い話数の中で、テンポよく飽きさせることもなくドキドキワクワクしながら読むことができました。完結後にイッキ読み出来た私は幸せものかも。

【悪い点】
先の方が書かれていましたが、キャラクターへの既視感と舞台設定への既視感はどうしても否めないです。個人的に萩尾先生のファンなので、11人いる!を思いながら読んでしまいました。

【総合評価】
もっと多くの人に評価されていいと思う良作。ジャンプ本誌ではなくウェブ連載だったようなので、世に知る人は少ないのではないでしょうか。

2018/04/14 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1744(52%) 普通:872(26%) 悪い:755(22%)] / プロバイダ: 48986 ホスト:48990 ブラウザ: 8673
【良い点】
・構成
全体の構成が抜群

【悪い点】
・キャラに既視感がある
スケットダンスのキャラをツギハギして作り上げた感はありました

【総合評価】
ともかく構成と演出が抜群に上手かった作品。
宇宙に放り出され自らの星へ帰るために七人の少年少女たちの宇宙漂流冒険記は
SFであり、友情恋愛劇であり、ミステリーとサスペンスの風味まで含んでいました
(「11人いる」のオマージュっぽかったので影響は受けていそう)

惑星を一つ越えるごとに仲間の個別エピソードを挟みこんでチームの絆は深まっていきますが
基本のメンバーはずっと同じ面子のなのに、主人公たちの出生の秘密。ゲストが加入させることで
アストラの意味を発覚させ、さらには世界の秘密に、そして刺客の正体。情報を小出しにすることで
その都度状況が変化していくため展開で飽きることはなく、それも丁寧に伏線を張っていることで
読み応えも抜群です

最後については親達やポリ姉がもっと場をかき回すとおもっていただけに、すんなりと収束した感は
ありましたが、作者さんは、あくまで少年少女たちの友情のSF冒険譚。ということをやりたかったのでしょう

あと構成でいうと、惑星が5つで全5巻で、大まかながらも一冊で一つの惑星を攻略して次の惑星へという
ペースだったので、それも計算してあってのことでしょうし、大まかな流れは連載開始前の時点ですでに
決めてあったんじゃないかな

読み終わってから作品を振り返ったときに、全体像を容易に把握できるという高い構成力を誇った作品でした。
評価は【とても良い】とさせていただきます

2018/02/10 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:850(60%) 普通:215(15%) 悪い:343(24%)] / プロバイダ: 17052 ホスト:17144 ブラウザ: 10158
【良い点】
・デジタル導入に苦労したと述べられているが、絵の綺麗さに繋がっていて、アニメ調の絵柄は好み
・SFという部類だが、大まかに漂流サバイバルものとして捉えても、最高峰のシナリオだと思う。無駄な描写がないと言える密度。サスペンスやミステリーに些細な描写が効いてくる
・ギスギスしても引っ張らず、キャラ達を掘り下げ、友情が深まり仲が良いのは読みやすかった。漫才調のギャグが面白く緩衝材になり、作者の前作への批判で聞いたシリアスも本作では違和感はない。胸が熱くなるシーンが多い。クライマックスの刺客との決着には涙ぐんでしまった
【悪い点】
・SF器具がセンス的に手垢。ガンダムの戦艦みたいな船など
・最後に皆が会見して、世間に露出してアイドルになっているのは衝撃の真相からすると若干モヤモヤ。法案で禁止される違法絡みの存在ではあって難しい問題。しかも未成年。大団円は当然嬉しいが七年後含め描き過ぎたきらいも
【総合評価】
漫画では現代版「11人いる」のような感覚。分量的にも補って、しかも無駄なくの完璧とも言えるシナリオ。評価は「最高」。もっと広まって欲しいので映像化には期待したい。

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2019/10/08 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 18980 ホスト:19133 ブラウザ: 5213 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事感動/涙流した/熱血/友情/ロマンチックな気分/可笑しく笑える/楽しい/面白い/格好良い/可愛い/セクシー/悲しい/びっくり/考えさせられた/勇気貰った/道徳心&モラル 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定普通(+0 pnt)
映像とても良い(+2 pnt)

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1. 今日閲覧数 by トロント
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