[日本映画]細雪(1983年版)


ささめゆき 1983ねんばん / Sasameyuki
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注意: これは日本映画版。その他メディアのページ: 文学:細雪 (ささめゆき)
日本映画総合点=平均点x評価数451位2,937作品中総合点5 / 偏差値53.02
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上映時間:140分

監督:市川崑
製作:田中友幸市川崑
日本 公開開始日:1983/05/21(土)
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最終変更日:2016/05/02 / 最終変更者:銀河の星屑 / 提案者:銀河の星屑 (更新履歴)
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2016/12/03 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2280(50%) 普通:1143(25%) 悪い:1143(25%)] / プロバイダ: 10140 ホスト:10278 ブラウザ: 4721
谷崎潤一郎の原作を市川昆が映像化。
昭和初期における名家の四姉妹を…とくれば日本版「若草物語」をイメージしそうなのですが、そこは原作者のそれ。
「本家」と「分家」が強調され男尊女卑の時代でありながら入り婿達の発言力は無い事は無いが微妙な扱いで
四女が嫁入りするのは三女が片付いてからという考えが当たり前のようにある戦前封建社会のドロドロした感情を
映像美のオブラートに包みこみながら描いていく。

役者陣も堂々たるもので長女・鶴子役の岸恵子と次女・幸子役の佐久間良子はさすがの貫録なれど
やはり四人の中で一番、大人しい性格ながら存在感を醸し出す三女・雪子(タイトルを見てもやはりメインヒロイン)を演じる吉永小百合と
ともすれば女達の中に埋没しかねない立場ながら幸子の夫にして雪子とも微妙な関係を示唆させる貞之助役の石坂浩二でしょう。
物腰の柔らかい紳士的な振る舞いの中に時折、見せる腹黒さは今時の草食系とは根っこが違う(笑。

貞之助の後頭部を中央に、左右に幸子と雪子を映しての会話シーンなど
ワイドスクリーンの中で登場人物の立ち位置を示唆したアングルを多用する市川節も健在。
加えて四人が集まる冒頭の桜、折り返しに入った紅葉、終盤は四人がそれぞれの道を歩みだす白雪。
作中で戦時の暗い影が近づいている事も随所で描かれ、東京と大阪でそれぞれ家を護ろうと誓い合う長女と次女には大空襲が待っている。
強かに生き延びるのは名家の柵を真っ先に飛び越え敢えて貧しい暮らしを選択した四女ではないかという事、
消えていく戦前社会まで作品全体で示唆していました。

評価は「とても良い」で。

2016/05/10 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:4363(87%) 普通:395(8%) 悪い:272(5%)] / プロバイダ: 21846 ホスト:21816 ブラウザ: 1975(携帯)
かの有名な日本の古典的名作である「源氏物語」の雄大で、華麗で、そして豪華な世界を現代によみがえらせ、現代文学の最高傑作といわれる谷崎潤一郎文学の一作。

その長編小説を巨匠市川崑監督がみずみずしい感性とタッチで映像化しました。

本編2時間20分と映画としては比較的長い部類ながら、この映像の中に、文豪谷崎潤一郎の「細雪」のすべてがあり、もはや妖しいまでに美しい映像は文豪の筆でさえ描きつくせなかったものと捉えている。そして、それは市川崑が長年、心で描きつづけ、映画化を熱望していた世界である。「細雪」の女がただ1日の美しさのために、20年間を生きたように市川崑は、この映画を撮るために今まで多くの作品を発表してきたのではないかと思えるほどでした。

そうそうたる顔ぶれの俳優陣もさることながら四姉妹が着る着物衣装も超豪華。作品の舞台となっている昭和10年代の大阪の名家の優雅な雰囲気を見事に再現しています。目もあやな和服の世界に加えて、雪の嵐山、桜の平安神宮、紅葉の東山、京都の四季にたゆとう。本作の女たちの生きた時は、しのびよる戦争の影を感じながらも、最後の、そして最も華麗な時代であった。四姉妹は、斜陽に映える満開の桜のような、はかなくも限りない美しさで時代の幕を引いていく。

しかし、「細雪」は美しさだけの映画ではない。大作には珍しい細やかな演出がある。何気ない四姉妹の女らしい仕草。忙しさにまぎれて見落としがちな日常生活の豊かな情感が全編を包み、三女雪子と義兄貞之助との関係も不思議な雰囲気を醸し出している。そして、笑いの中にも心にしみとおる別れる哀しさ。

そして感動の終幕には名作の裏に隠された驚くべき秘密が見事な映像となって解明され、見る人すべてを無幻の世界へと誘います。

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2016/05/10 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 21846 ホスト:21815 ブラウザ: 1975(携帯) [編集・削除/これだけ表示]
感じた事美しい/悲しい/考えさせられた 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)
映像最高(+3 pnt)
声優・俳優最高(+3 pnt)
音楽とても良い(+2 pnt)

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