[日本映画]キサラギ


KISARAGI
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日本映画総合点=平均点x評価数18位3,049作品中総合点53 / 偏差値96.67
日本映画平均点26位381作品中平均点1.89=とても良い/28評価
2007年日本映画総合点2位120作品中
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作品紹介(あらすじ)

自殺したアイドル、如月ミキの一周忌
男、5人、この部屋で事件は起こる──
<劇場公開時キャッチコピー>
108分
配給:東芝エンタテインメント

監督:佐藤祐市
日本 公開開始日:2007/06/16(土)
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最終変更日:2013/05/09 / 最終変更者:kunku / その他更新者: CHO / もろっち / 提案者:カトル (更新履歴)
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2019/05/10 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3333(33%) 普通:3524(35%) 悪い:3281(32%)] / プロバイダ: 6908 ホスト:6505 ブラウザ: 8326
舞台のノリを映画でも再現(実際舞台版も存在するようですが)してみましたな感じ
でしたが、アイドルの死の真相を、関わりのあった男達が解き明かしていった、
コメディ風味のミステリーものと言った所ですか。

自宅マンションでゴキブリを追いかけていたかと思いきや、その直後に自殺してしま
ったとされた等アイドルだった如月ミキですね。まず。顔は実はプチ整形だったり、
思ったほどアイドルとして売れなくて、ヘアヌードの仕事を強要されたりと、ペント
ハウスに集まった連中のコミカルなやり取りの影に隠れていた感もあったけど、
なかなか生々しい「大人の事情」も抱えていた様ですね。

激ヤセした元ジャーマネや元バンドマン、腹を壊してトイレが近かった幼馴染のおじ
さん、そしてストーカーに見えてミキとの意外な関係も明らかになったニートの
おじさんと他の連中が結構アクが強かったから、相対的に家元のキャラや設定が
弱かったかなあとも感じました。しがない公務員と謙遜しながら、実は警視庁に勤務
していた、どちらかと言えばエリートだった身の上も比較的早く明らかになった
けど、まあ主人公ポジだったようだから、「やっぱりね」でしたね。(それ故に推理
等主導してはいったが・・・・・・・)

最後は在りし日のミキの元気な姿もバックとしながらの歌を皆で一緒に楽しんだ等
それでも彼女がもう戻ってこない事には変わりないながらも、完全に暗いムードを
吹き飛ばして、普通にまとまってはいたけど、ゲラゲラ笑えたほどではなかったです。
それなりの新感覚的な佳作な感じでしたね。評価は「普通」で。

2016/10/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:7601(87%) 普通:644(7%) 悪い:464(5%)] / プロバイダ: 21970 ホスト:21980 ブラウザ: 1975(携帯)
最初はとにかくスネークがやたらとわめいていてうるさいし、人の意見(主にオダユウジさんに対してだが)に便乗してまるで虎の威を借る狐みたいな感じで不快指数が半端なかったものの、中盤以降、集まった人びとの素性がそれぞれ明らかになっていくところからストーリーが俄然おもしろくなってきたという印象でしたね。

とりわけ、オダユウジさんの正体もさることながら序盤からなかなか会話に加われなかったヤスオといい、やたらストーカーまがいの行動を取っていたということが露呈されていて怪しい人扱いをされたイチゴミルクさんと、この三人が真打ちみたいな感じでしたね。

最初こそ亡くなったアイドルと深い関係があったこともあってか何か勿体づけたかのようになかなか正体を明らかにしていたけれども、終盤でそれぞれ素性を明かしてからは一気に解決まで突き進んでいったりと、結構スッキリさせられるものがありましたね。

密室内で野郎四人が討論していく内容だったので予算はそれほどかけていないだけに脚本家の力量が問われる作品だったんじゃないかなと思います。

しいていうとわりと感動的なラストだっただけにEDの主題歌は正直ミスマッチだったかなという印象でしたね。

2016/06/26 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:273(36%) 普通:254(34%) 悪い:229(30%)] / プロバイダ: 12213 ホスト:12128 ブラウザ: 9933
【良い点】
いちご娘さんのインパクト

【悪い点】
B級っぽさ?長所でもある

【総合評価】
部屋から出ずに話が進むのでなんだか舞台劇を見させられてる気分になる
三回忌だかで集まったはずなのに、最後にはほっこりとしていて皆如月ミキが好きだったんだなぁと温かい気持ちになれる作品
悪人なんていなかった!優しい世界!

2015/12/06 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:615(59%) 普通:265(25%) 悪い:169(16%)] / プロバイダ: 2831 ホスト:2470 ブラウザ: 7872
【良い点】
・二転三転するストーリー展開
・伏線の張りかたがとても上手い
・配役がハマっている

【悪い点】
・如月ミキは最後まで顔出さなくても良かったと思う
・最後のどんでん返しはちょっと余計だったかも

【総合評価】
密室劇としてとても良くできた作品だった。如月ミキという自殺したアイドルのファンだった5人が一周忌を行うためにみんなで集まり、そこか
ら自殺の真相が徐々に明らかになっていくというストーリー。ミステリー性の強い話しを5人の正体と共に見せる脚本がとても上手く、二転三転
する展開は最後まで引っ張る勢いがある。
伏線の張りかたも見事で、何気ない設定が最後で効いてくるところは良く考えられている。

コメディ要素が強く、要所要所で踊る大捜査ネタが出てきたりしてクスッとくる面白さがあるのも良い。コメディとミステリー、推理物が上手く
混ぜ合わさったような、様々な楽しみかたができる作品だと思う。
キャスティングもハマっている。特に香川照之はキモくて良かったなぁ。

如月ミキは最後まで顔を出さないでほしかったこと、最後の宍戸錠は捻りすぎだったかなというところが少し気になったぐらいで、大きな舞台
装置が無いために役者の演技力が存分に活かされた、観ていて楽しい映画。

2014/02/03 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2202(58%) 普通:766(20%) 悪い:853(22%)] / プロバイダ: 15276 ホスト:15163 ブラウザ: 5171
まあ、これ「ゲーム」でやりたかったなぁ…みたいな映画です。
とある一室だけを舞台にして、殆ど議論だけで終わる映画。密室推理劇というジャンルらしく、まあ劇場で見る価値はない作品です。
映画は高いので何か月に一回ペースでしか見ない人間ですが、これはまあ、内容知ってたら多分劇場に見に行く事はないでしょう。

ストーリーは、自殺したアイドルの追悼会に集まった人間たちが、だんだんとその真相に気付いていく…というものなんですが、まあ作品の性質上、ネタバレは面白さを半減させますから、「これを見るんなら、こんな批評なんか見ないで、まずはレンタルショップにでもどこにでも行ってください」と前置きしておきます。
勿論事件の核心には触れません。触れませんが、「暗い話」とでも「コメディ」とでも適当に想像しながら見て、それを裏切られた方がずっと良いかと思います。

話は案外無茶苦茶で、「うん…?」という事も結構あるんですよ。
だんだん真実が明かされていく「伏線回収」が凄いとされる映画なんですけど、そこはまあ、「良かった」ではなく、「面白かった」と思います。
面白かったんだけど、やっぱり良くはないんですよね。「なんでそれ黙ってたの?」っていう事だらけの映画です。だから、辻褄が合わないことだらけではあるんです。
登場人物にはもう、感情がないというか感情移入不可能というか、そんなところはありましたが、それでもまあ「良い」でいいんじゃないかというくらいには面白かったでしょう。
個人的に、気にし続けたのは「アイドルは結局どうして死んだの?」という一点だけでしたから、その真相に向けて盛り上げて、「ああ、あの意味ありげなシーンはこういう事だったのね」と思う部分はたくさんありました。

基本的には「十二人の優しい日本人」と同じで、人の死みたいなのを結構軽く扱ってしまうブラックコメディなんです。殆どの人間がアイドルの死の遠因になっているのに自分だけ何も関係ない…という事で悩む小栗旬とか、結構おかしいと思いましたよ。
「十二人の優しい日本人」の場合は、死んだのは他人だから、ああやって他人事のように裁判で遊べるんですよ。その不謹慎さも笑えてはいたんだけど…。
でも、この場合はやっぱり、「いやいやいや!」ってなってしまうんですよ。
だって、この作品の登場人物は全員、キサラギというアイドルのファンなんでしょ。いや、もっと言えば、ファンよりもずっと深い存在の人だってたくさんいるんです。これはネタバレなので避けておきますが。
でも、なんでそんな人たちがあんなに淡々としているんでしょう。あんなコメディなノリで話しているけど、全員かなり深刻に悩んでいるはずなんです。
全体として、このブラックコメディ路線は面白いとは感じつつも、やっぱりふざけちゃいけないところが結構あると思うんですよ。オダ・ユージはまだしも、安男の態度おかしいでしょう…。
最終的に強引に纏めて強引に〆て行って、また微妙なオチをつけて終わってしまった感じなんです。
「この事実が判明したらそんな態度ではいられないでしょ!?」って。
それで、たまにガクンと落ち込んだり、刑事ドラマみたいな激昂をしたり。
なんだろう…この後半の違和感は。

あと、個人的に気になったのは、キサラギというアイドルの顔を何となく暈し続けたんだから、最後にキサラギの顔を出しちゃ駄目でしょ…。
どんな美人なのか、どんな二重なのか、それは想像に収めていた方がずっとファンが心酔していた理由とかもわかるはずなんです。
でも、散々引っ張って、結局「誰?この人…」ってなってしまう女性アイドルが映されて終わりました。というか、正直あんまり可愛いわけでもないので…。
普通は、顔を見せない演出を続けたなら、それなりのオチを期待するんですけど、これはその期待にそぐわない微妙さでした。

構成とか、登場人物の裏の顔、その行動の意味が全て真相にたどり着いているストーリーそのものは良かった。
…けど、そこまで最高級に良くできていたんだけど、必須となるコメディがとにかく邪魔をして、辻褄が合わなくなってしまった作品という事ですね。

評価は「良い」です。
それにしても、この作中世界でも「踊る大捜査線」は放送されてるんですよね?真下は誰がやってるの?

2013/10/06 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
・売れないアイドルの
死の真相を探る密室会話推理劇。5人のキャストがそれぞれ個性があって
掛け合いや小ネタが面白い
低予算なんだろうけどキャストは有名な配役な辺りが
お金の使い方は分かっている感じ
・謎解きの区切りが良い。一気に最後に解けるという形は最後しか
盛りあがらないのだけど、これは少しづつ解けて行くので
最後まで熱が維持出来る
・終わってみれば最初から無駄なシーンがほぼない。何かの伏線にほとんど
がなっている
・二転三転四転してたどり着く過程や最後の結論も拍子抜け
にはならないだけの意義を感じた
・人の死が絡んでるのに笑いや感動もあって、それでいてそれが
自然という独特の空気感
【悪い点】
・アイドルの死をオタクが推理とか癖がある題材ではある。ミステリーと
割り切れば大丈夫だと思うのだが
・エンドロール後の続編を意識した感じの何これ?ってのは蛇足だった
【総合評価】
一箇所行う会話劇でこれほど面白いのはそうそうないと思う
アイデアと脚本の勝利かと
見終わって気分良くもう時間かって感じになった作品は久しぶり
評価は「最高」で

2013/05/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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マイナーアイドルの一周忌に集まった男5人だけのオフ会風景
一つの密室に男5人が集まって会話をしているだけなのだが、これが非常にうまい

和気藹々としていた雰囲気がユースケ・サンタマリアの一言で一変し
最後まで息をもつかせぬ惹き込まれるようなシナリオ展開になっており

画面は代わり映えしないのに焦点が当たる人物が変わっていくと共に
そのキャラの立ち位置がどんどんと変化していき、全員を活かした上で、これほどの盛り上がり
すべての伏線が綺麗に回収されてエンディングを迎える完成度の高いシナリオでした

基本はコミカルなのでノリと会話で笑って楽しめる映画というのも良ポイント

2013/02/05 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:6(43%) 普通:4(29%) 悪い:4(29%)] / プロバイダ: 10117 ホスト:10330 ブラウザ: 7856
普通に面白かったです
出演してる俳優達の演技力も良く、一つの部屋でストーリーは進むのに全然ダレない
むしろ続きが気になってしょうがなくなってきます
久しぶりに邦画の良作を見れた気がします

おすすめです

2011/10/14 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:66(66%) 普通:15(15%) 悪い:19(19%)] / プロバイダ: 24091 ホスト:23990 ブラウザ: 10100
とにかくシナリオと役者の演技が素晴らしいです。2回目見るとセリフに何一つ無駄がない事がわかります。そのセリフを不自然に感じさせない演技力に感心させられます。三谷幸喜の作品を見ている様な気になる作品です。

2011/04/09 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:874(67%) 普通:182(14%) 悪い:256(20%)] / プロバイダ: 12010 ホスト:12222 ブラウザ: 10777
【良い点】

○とにかく面白い!、そして笑える!w
―まさかこんなに大声を上げて笑えるとは思いませんでした。
随所にぶっこまれているボケ、ミニ漫才が絶妙で、映画館で見てたら間違いなく大爆笑していたと思います(DVDで見ても爆笑でしたがw)。

毎日香、ジョニー・デップ、ママレモン、「ラッキーチャッピーが実在するか!馬鹿!!」
・・・もう、笑いっぱなしでしたw

○シナリオ
―迫力の映像よりも、
スターの役者を出すよりも、
そういったものよりも、まず「シナリオ」を一番に力を入れた低予算の傑作は幾つかあるが、
しかしそれはあくまで外国映画に限った事であり(勿論、私見です)、それをまさか邦画で拝める日が来ようとは。

―伏線に関しては、いったい何個用意されているんだと思うほどありました。

○登場人物
―キャラクター性が非常に良く確立されている。
これは二回目以降の鑑賞の際に特に理解できる事で、各々の登場人物の特徴が富にあらわれている。
(例えば、オダ・ユージの職業は●●だが、時折、●●らしさを思わせる描写が見受けられる等)

○キャスト
―そしてそれを見事に熱演してくれた役者陣。素晴らしいの一言に尽きる。
小栗旬さんは、声優としては聞けたもんじゃありませんが、俳優として出演した本作品の演技は、ドタバタぶりなど非常に良かったと思います。

―香川照之さんにいたっては、こんな引き出しまで持ってたのかと驚かされました。
ダンスシーンも見ているだけで楽しさが伝わってくる。

○針金。
賛否両論だと思います。
「なんだよー、あの楽しいラストのままで終わってくれよ。」と、蛇足だと思われる方もおられるとおもいますが、
しかし喜劇ものではアレは割と定石な演出らしく、そう言われてみれば個人的に思い当たる映画もいくつか・・・(シュワルツェネッガー出演の某コメディ映画のラストなんて、当てはまるのではないだろうか?)

【総合評価】

かねてから見よう見ようと思いつつも、なかなか興味が湧かず、レンタルしてもそのまま見ないまま返却してしまったこともありました。

結果。
「なんっっっでこんな大傑作をさっさと観なかったんだ・・・・あまつさえ、レンタルしたにも関わらず見ないまま返却なんて・・・いや、それ以前に何で映画館で観なかったんだ・・・・・・・」
もう、後悔の嵐w

今まで観た邦画の中でもトップクラス、最低でもベスト10には絶対に入らざるを得ない一作。
文句なしにオススメの一本です。

2011/03/06 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:114(72%) 普通:22(14%) 悪い:23(14%)] / プロバイダ: 21364 ホスト:21483 ブラウザ: 9123
評判通り、面白かった。

無駄が無く、すっきりしていて、それでしっかりまとまっていた。

テンポもよく展開があって、どんどん引き込まれ、
落ちもきれい。何もかもが緻密だった。

何度も観たくなるような作品ではないが、かなり良くできた作品で、すごく楽しめた。
「とても良い」です。

[推薦数:1] 2011/01/31 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:105(70%) 普通:20(13%) 悪い:25(17%)] / プロバイダ: 11196 ホスト:11401 ブラウザ: 6299
私の中で、いかにもサブカルっぽい日本映画はつまらないという、ひどく偏った固定観念があったのですが(好きな方すいません)、その認識を根本から改めないといけないと感じられるような作品でした。ここまでハイレベルな「娯楽作」は中々お目にかかれるものではありません。

この作品の狙いは明白です。それはずばり「びっくりさせること」。ここに集約されています。この作品は見ている人に推理してもらおうという作品ではありません。伏線は山ほど提示されますが、伏線とその伏線が示す内容を結びつける為の材料は一切提示してはくれないのです。この作品は、作品を読み取ろうとするのではなく、次々と明らかになる意外な事実に驚きつつ、怒涛の展開にただ身を任せるという類の作品です。

本作が秀逸だったのは、伏線の内容そのものより伏線を回収するタイミングにあったと思います。はじまってから8割程度の時間で伏線を撒き、最後の2割の時間でその伏線を回収するというような、推理物作品に良くある形ではなく、伏線のばら撒きとその回収を同時進行で行っています。その回収するタイミングが遅すぎず早すぎず、丁度頭の中からその伏線が抜け落ちるか抜け落ちないかのギリギリのラインで行われています。それもそのタイミングも一定ではなく、その伏線の大きさ(わかりやすさ)によって回収までの時間の長短を変えています。おそらく脚本家は何度も本を読み直し、そのタイミングを計ったことでしょう。一見勢いで一気に押し切ってしまっているかのように見える今作ですが、実に細かい計算によって成り立っています。テンポのよさも抜群です。

主演の5人は小栗旬さん、小出恵介さん、香川照之さんの俳優組、ユースケ・サンタマリアさん、塚地武雅さんのタレント(芸人)組に分かれています。俳優組3人ですが小栗旬さんは「クローズZERO」の時にも感じましたが、非常に良い目をする役者さんだと思います。彼演じる家元が一体今どういう気持ちなのかは、彼の目を見ればわかります。「目は口ほどにものを言う」を体現している役者さんだと思います。小出恵介さんは、いかにも最近の若者らしい初対面でも物怖じしない勢いのよさが魅力的でした。ただ、声を張り上げた時に滑舌が悪くなり、言っていることが聞き取りにくいのは少々気になります。香川照之さんはもともと演技派で鳴らしているだけあって今回もさすがの演技です。特に彼の以外な事実が明かされたときに、その纏っている空気まで一変させてしまったのには驚きました。
そんな俳優組に比べると、やはり本職ではないタレント組みは「演技をしている感、がんばっている感」が出てしまいます。しかし、塚地さんに関してはそのがんばっている感が、純朴ですれていない安男のキャラとマッチしていい味を出していたと思います。ユースケ・サンタマリアさんに関しては、残念ながらあまり印象に残る点はありませんでした。

私は途中から、話の着地点はどこに持っていくのかに注目して見ていました。あくまでも登場人物が話しているのは仮説であるという性質上、物語の真実にたどり着くことは決してありません。であるならば、どこがこの作品の終着点なのか・・・。私はその結末に脱帽しました。あそこまで綺麗に締めるとは思いませんでした。それを導き出す為の道筋も秀逸です。詳しくは書けませんが、ぜひ見ていただきたいです。

私が感じる欠点は内容に関しては皆さんとまったく同じで、エンドロールで如月ミキ本人を出してしまったことと、一番最後の宍戸錠の2点です。欠点に感じる中身もまったく同じなので詳しくは書きませんが、特に最後の宍戸錠はまったくの蛇足としか思えません。
作品のつくりに関しては、初回のインパクトに全てをかけた作品なので、繰り返しの視聴には向いていないというのも挙がるかもしれません。

この作品はどんな作品なのかと聞かれれば、私は「見るアトラクション」だと答えます。遊園地のジェットコースターのように、ひたすらその流れに身を任せ、なすがまま驚いていれば良いのです。確かにこの作品には高尚なメッセージの類といった要素は見当たりません。しかし、それらを一切追求しなかったお陰で、抜群の「軽さ」をこの作品は手に入れました。友人と集まった時や、ちょっと時間があるときの暇つぶしにこれほど最適な作品はないでしょう。深い芸術性や素晴しいメッセージを追求するのも映画の形の一つでしょう。しかし、画面内でひたすらに楽しませる「娯楽性」を追求することだって映画の形の一つなのです。

少々欠点はあるので評価は「とても良い」としますが、私のこの映画の120分の満足度は限りなく最高に近かったです。

2010/11/28 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:545(70%) 普通:88(11%) 悪い:148(19%)] / プロバイダ: 623 ホスト:427 ブラウザ: 12271
単純によく出来てると感じた。
転がり続けるストーリーが面白く、ピースがはまっていく感じが何とも言えない快感。
俳優の演技も個性があり、オタっぽさも感じる。
狭い部屋で繰り広げられる喜劇か悲劇か、よくわからないが、面白いのである。
締めとしても、小栗旬の存在の大きさがフィーチャーされ、良い幕引きと感じた。
作品自体に余分なものが感じられず、洗練されている印象もつよい。
ジャンルとしても新しく、優秀な作品だった。

2010/06/26 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:262(53%) 普通:122(25%) 悪い:106(22%)] / プロバイダ: 15091 ホスト:15493 ブラウザ: 5941
素晴らしい!
とても楽しめる映画でした!
これぞまさに邦画という感じがしました!
最後の宍戸錠のくだりは蛇足ナ気がしますが、
とにかく全体的に良かったです。
うっかり「ラブレターはそのままで」で泣きそうになりました・・・
泣かせる映画じゃないですよね(笑)

ないんていうか、
ミクロの中のマクロというのが日本人の強みだと思います。
まさにこの作品もそれに当てはまるのではないでしょうか?

私はとてもいい作品だと思います。
久しぶりに素晴らしい邦画に出会えたことに感謝します。

今後、好きなアイドルは誰?と聞かれたら
真っ先に「如月ミキ」と答えるでしょう

2009/12/06 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:31(74%) 普通:4(10%) 悪い:7(17%)] / プロバイダ: 15570 ホスト:15577 ブラウザ: 11101
えっ、これ結局何だったの!?
て感じでした。最後に出てきたおじさん、なに?これ、続編につづくの??
そんな感じでした。てか、最後のは正直、いりましたか?あれがなければミキちゃんは
小栗の役の子の手紙を守ろうとしてしんだ立派なアイドルだったってことで、一応ハッピーエンドだったのに・・・
でも、この脚本構成自体は全体的に良かったです!!
ギャグも織り交ぜながら、貸し部屋という1つの舞台だけで2時間飽きずに鑑賞できた映画は、私の中ではこれだけです。(てかそもそも場所が1つに限定されている映画はこれしかみたことありません。)しかも、最初いちご娘さんって・・・(笑)とか思っていた人が、まさかまさかの人物・・・てことになったり、とにかく予想不可能なところがいっぱいありました!・・でも、でぶっちゃー=オダ・ユージってことはちょっとわかってしまいました。
この映画内で出てきた事実が、そのまま伏線になっていて、それもすべてうまく回収していてすごい!!っておもいました。・・・・続編フラグが立たなければ・・・。
あと、小栗のキャラの身分的な立ち位置、すごいくるくる変わっておもしろかったです。
まさかのかわいそう(不憫)キャラ・・・かと思ったらそうでもなかった!みたいな。
最期のEDのときのダンス、チョー覚えたいっ!!

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2019/05/10 普通の印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 6908 ホスト:6505 ブラウザ: 8326 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事 
ストーリー普通(+0 pnt)
キャラ・設定普通(+0 pnt)
映像良い(+1 pnt)
声優・俳優良い(+1 pnt)
音楽良い(+1 pnt)

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