[日本映画]切腹


せっぷく / Harakiri
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日本映画総合点=平均点x評価数75位3,050作品中総合点26 / 偏差値72.05
日本映画平均点6位381作品中平均点2.36=とても良い/11評価
1962年日本映画総合点2位22作品中
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キャラ・設定3.00(最高)2
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配給:松竹
制作:細谷辰雄 岸本吟一
原作:滝口康彦『異聞浪人記』
監督:小林正樹
日本 公開開始日:1962/09/16(日)
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最終変更日:2014/05/06 / 最終変更者:永田 / その他更新者: アセチルサリチル酸 / 管理人さん / 提案者:阿部怪異 (更新履歴)
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2018/02/18 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:4(50%) 普通:2(25%) 悪い:2(25%)] / プロバイダ: 8019 ホスト:7866 ブラウザ: 5756
「最高」一択です。
シナリオ

カメラワーク

演技力

いずれも一級。

特に静かな抑えられた演技で緊迫感を出すこの映画のキャスト、演出スタッフたちを、とにかく激しくすればいいと思い込んでいると思しき昨今の人たちには見習ってほしい。

2015/09/24 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:7601(87%) 普通:644(7%) 悪い:464(5%)] / プロバイダ: 21846 ホスト:21754 ブラウザ: 1975(携帯)
いかにも物騒そうなタイトルでしたが、かの有名な幕末の大老の井伊直弼でお馴染みの名家井伊家のお家騒動を描いた作品といったところでしょうか。

主人公である一人のしがない浪人が来訪してきて語りだすところからストーリーが始まりますが、冒頭からとにかくその緊迫感が半端なかったですね。

今から実に50年以上前の1962年に公開されたこともあり、白黒映像でしたが、それゆえに画面から静寂さとおっかなさの二つが同時に伝わってくるようでした。

近年の作品だとグロい作品は結構な頻度でR指定にされているもので、それに対して昔の作品はそうした規制が緩かった云々を差し引いてもグロい映画なんてものはSFやらいわゆる特撮でもない限りなかった印象なのですが、おそらく本作はその手の作品でも先駆けとでもいうべき部類ではなかろうか。

とりわけ切腹というと普通に腹切って死ぬというイメージですが、よくよく考えたらそれぐらいじゃすぐには死ねないわけで介錯人という首をはねる係の人がいと切腹の際も腹十文字に切り分けたりとその様子は役者の鬼気迫る迫真の演技とも相まって圧倒されるものがありました。

評価は文句なしで「最高」とさせていただきます。

2015/05/28 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:362(78%) 普通:43(9%) 悪い:60(13%)] / プロバイダ: 10769 ホスト:10680 ブラウザ: 4181
【良い点】
●武士社会の“共通観念"を痛烈に批判する巧みなストーリーテリングに、仲代達也・三國連太郎の両名優による、ただ喋っているだけで引き込まれるほどの名演、そしてそれをしっかりと活かす“間"の演出の重奏が見事。作品を構成する要素が高次元で組み合わさっており、実に見応えのある映画に仕上がっております。

【悪い点】
●全体の完成度の高さに比べ、殺陣の魅力はやや薄め。
●良くも悪くも先が読める展開で、間をしっかりと持たせた演出になっているためか、上記の殺陣も相まって、後半になるほど冗長に感じるかも。

【総合評価】
主演:仲代達也。社会派映画監督:小林正樹氏による時代劇。武士が主役でありながら武士社会を容赦なく批判する挑戦的な時代劇です。

ストーリーに関しては……あまり多く語ると面白みがなくなるので割愛。端的にいえば素浪人が金をせびりにくるというのが序盤のあらすじ。そこから鮮やかな構成の妙で、その時代を根底から揺るがすような展開になっていくのだから流石社会派監督。娯楽時代劇にあるような爽快感や男臭さはありませんが、ドラマの骨太さは確かなもの。役者も名優ぞろいで、特に仲代達也さんと三國連太郎さんの演技には舌を巻きました。

全体の出来の良さに比べ、殺陣の魅力の薄さや間の長い演出など、気になるところも多少ありますが、さほど気にならない程度。

異色ながらもよく出来た傑作時代劇。社会派監督らしい鋭い見識による武士社会の表現、是非ご覧あれ。
評価は最高よりの『とても良い』で。

2014/05/09 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:9(90%) 普通:0(0%) 悪い:1(10%)] / プロバイダ: 7323 ホスト:7227 ブラウザ: 5920
切腹を申し出た男の身の上話を聞いていくと驚きの事実がわかってくる、という脚本に引き込まれる作品でした。仲代達矢の凛とした演技もよかったです。しかし、最初の男の切腹シーンは白黒だから血の気持ち悪さが余計に引き立っていて、むごすぎて直視できませんでした。全体的にもっと短く作れたのではないか、と思いました。ちょっと長すぎて最後は飽き飽きでした。

[推薦数:1] 2014/05/06 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:19(95%) 普通:0(0%) 悪い:1(5%)] / プロバイダ: 8433 ホスト:8443 ブラウザ: 4698
【良い点】
・武士道のアンチテーゼを貫くような重厚なドラマ。

【悪い点】
・本当喋ってばかりなので中盤はダレる。やや退屈。段々説教臭く聞こえてくるのも難点。
山中貞雄や黒澤明のように、人を切り倒したりユーモアのある時代劇好きには苦手な作品だと思う。

・終盤の殺陣が残念。
中盤の真剣を使った殺陣はリアリティと迫力があったけど、ラストで従来のチャンバラしちゃうんだから興興醒め。

【総合評価】
悪くは無いが、期待しすぎると肩透かしを喰らうので注意。

2012/09/11 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2263(50%) 普通:1136(25%) 悪い:1136(25%)] / プロバイダ: 36209 ホスト:36373 ブラウザ: 6425
物語の推移に従い、視聴者の視点は雄藩たる井伊家側から竹光浪人側に変化、
武家社会の二面性をえぐり出しながら最後は藩側視点に帰結します。

回想場面や伏線的イベントを交えながらも決して大きく舞台を広げる事無く、
2時間強の長尺ストーリーを半四郎役の仲代達矢が迫真の演技で引っ張ってくれました。
掴みどころが無く胡散臭い素浪人として始まり、
中盤から終盤にかけて人としての憤りや悲しみを見せ、
最後は内実を伴わず体面ばかりの存在となる武士道や雄藩に対する痛烈な嘲笑…。
これは視聴者が当初は藩側視点で物語を追っていたからこそ、
観る側の心を抉らんばかりのカタルシスを伴います。

他の役者陣の存在感も見事でした。対抗馬たる彦九郎役の丹波哲郎もさることながら、
トリを務めた三國連太郎演じる斎藤勘解由の青褪めた表情。
「明日は貴公らが、こうなるやもしれんぞ!」的な半四郎の弾劾を否定する事ができず、
武士道の形骸化を感じながらも藩(=藩士や領民の生活)を護る為、
少数を切り捨て事実を隠蔽しなければならない。

苦味と重厚感にあふれたラストでした。

2012/01/08 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:134(48%) 普通:64(23%) 悪い:80(29%)] / プロバイダ: 4212 ホスト:3938 ブラウザ: 7261
【良い点】
・仲代達矢さんの迫真の演技。殺陣も達者で剣術をよく理解しているのが見て取れます。
・テーマ設定の仕方とそれを洗い出す様な人物配置がただ上手いとしか言いようがないです。
・話のテンポが良く娯楽映画としても素晴らしい出来でした。

【総合評価】
・小林正樹監督作品。
・“武士道"を題材にした実存主義志向の時代劇映画で歴史や伝統や“美徳"や武家社会に潜む欺瞞と武士道自体の持つ冷酷な側面や二重性を浮き彫りにしています。近代的価値観で言えば半四郎が圧倒的に正しいのだと思います。ただしこと“武士道"に限れば建前や面子だけの勘解由にも一理あります。武士道の基本は主家を守る事ですから。主家を亡くした武士には存在理由はやはり無いというのが事実なのでしょう。極めて残酷ではあるが武士として死ねた半四郎の最期は食い詰め浪人の末路としては恵まれた方だったと思います。「武士道とは何か?」気になった方にはオススメします。

2009/08/15 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:752(75%) 普通:143(14%) 悪い:110(11%)] / プロバイダ: 22424 ホスト:22519 ブラウザ: 10222
63年カンヌ映画祭審査員特別賞受賞作品。

武士・侍というモノは今日たいへん美化されているのだろう。特に外人が今の日本人
に感じる「武士」「侍」はもはや単語でしかない。かく言う私もこれらを理解している
などとは口が裂けても言えず、さらに言えば本質を的確に理解するのは現代では不可能
だろう。本作は斜陽を迎えた、時代から遊離してしまった武家社会でのひずみ・虚飾
を、悲運の浪人津雲半四郎の独白と復讐で生々しく描き出す。

武士、侍、そして浪人はどうあるべきなのか。侍の面子にしがみついてまで最低限の
人間性を否定しなければいけないのか。今日の政治家のごとくうわべを第一に重んじる
井伊家家老の徹底した「武家社会の代表」に拒絶を突きつける半四郎にこそ、安い
言葉だが「武士道」を感じる。

実は最初から素直に切腹するつもりなどなく、一見無様に道連れを求めるかの様な
半四郎だが、武家の象徴である鎧を投げ壊した後見事に切腹したのに、本来の「武士像」
を半四郎に投影していたのがうかがえる。対する井伊家側の「介錯」が刀でなく鉄砲
であった事、事後処理が徹底的に対外的な面を重視したものであった事は形骸化・
硬直化していた、主流である武家社会の凋落を物語っている。

黙々と語る半四郎を「用心棒」「七人の侍」の仲代達矢氏がアブラギッシュに快演。
対する井伊家の腕利き沢潟彦九郎を若き丹波哲郎がスマートに演じた。静かな中に
白黒画面の陰影を生かしきった画面が圧巻 !

本質を見失った武士道と、武士道を超えた人間性という物がある事を思い出させてく
れる傑作だろう。

余談①:半四郎に髷を切られた腕利き三人のうち丹波のみ自ら切腹を選んだのはやっ
ぱり贔屓か?
余談②:冒頭いきなりムラマツキャップ登場に目が行ってしまった。いかんいかん。

2007/12/12 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:29(66%) 普通:3(7%) 悪い:12(27%)] / プロバイダ: 22982 ホスト:23119 ブラウザ: 6213
【良い点】
この映画の主演、仲代達矢さんがNHKの役者人生を振り返る番組で、自分が出演
した映画の中で最も気にいっている作品といっていたので、軽い気持ちで借りて見たら、
邦画の中でもベスト10に入るくらい、おもしろかった。
やはり仲代達矢はすごい。この時29歳で孫のいる役柄を演じるのは苦労したと
いっていたけど、全然自然で孫がかわいくて仕方が無いようにしか見えなかった。
内容はかなり暗く、全く救いが無い。それだけに津雲半四郎の「武士の誇りなど、
上辺を飾るだけのものに過ぎない」という台詞に重みが生まれて、
幸せだった日常が終わり、息子のために誇りすら売った婿、求女とそれを手放せなかったことを恥じ、
みずから井伊家に切腹しに向かい、その前に手荒なまねで侍の誇りを奪い、否定した
津雲、上辺だけの体面と心の底では思いながらもそれを守らざる得ない井伊家家老
などの狂わざるえない武士たちの姿がとても印象深い。

【悪い点】
そうは思わなかったけど、仲代達矢の殺陣が迫力がないという意見がある。

【総合評価】
エンターテイメント性は用心棒などの黒沢映画に一歩ゆずるが、武家社会への
反抗という主題を書ききった小林正樹監督も、黒沢さんに決しておとらない、
名監督だ。最高

2006/11/16 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:22(51%) 普通:6(14%) 悪い:15(35%)] / プロバイダ: 5923 ホスト:5974 ブラウザ: 4667
この映画の物語としての進行の面白さと武士の誇りというものの凄み。
それを体現した仲代達矢の気迫。そして繰り返される立ち回りの迫力でこれは興趣に富んだ重厚な時代劇に仕上がった。
小林正樹は自分の人生を力一杯に生き貫こうとする人間に魅せられて映画をつくる作家。
あくまで誠実に、自分に課せられた運命を直視し耐え、それを突き貫ける。そのような人間を描くとき、ひた押しに押しぬく小林の力業は冴えに冴える。

「切腹」この問題作は松竹がアメリカに気兼ねして公開を中止し、三年の後にようやく封切られたという逸話がある。
本作とともに「上意討ち」でも封建社会における武士のモラル、死に方を探求している。

2006/10/16 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:76(67%) 普通:13(12%) 悪い:24(21%)] / プロバイダ: 5923 ホスト:5812 ブラウザ: 3646
求女の竹光での切腹は見ているだけで痛い。面目だけに凝り固まった武士達からは彼等の作る空気のえぐさが、半四郎からはその心に刻まれた無念と怒りが徐々に曝け出されて伝わってくる。
怪談であるかの如く始まってからの台詞と間、そして回想の連続。大殺陣に至る経緯は淡々と描かれていながら丁寧で緊張感を切らす事は無く、むしろ白黒ならではの臨場感を以って見る者の戦慄をジワジワと高めていく。…絶妙です。
ラスト、半四郎の最期の行動と対する井伊家の行動、そしてその後の展開。最後まで気は抜けません。

この理想的武士道への凄烈なアンチテーゼは見る者にさぞや苦い後味を残す事でしょう。

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2019/04/18 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 20943 ホスト:21148 ブラウザ: 8323 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事びっくり/考えさせられた/道徳心&モラル 
ストーリー最高(+3 pnt)
キャラ・設定最高(+3 pnt)
映像最高(+3 pnt)
声優・俳優最高(+3 pnt)
音楽最高(+3 pnt)

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