[日本映画]世界大戦争


せかいだいせんそう / FINALWAR
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日本映画総合点=平均点x評価数170位3,047作品中総合点14 / 偏差値61.12
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製作会社:東宝
公開年月日:1961年10月8日
上映時間:110分
製作:藤本真澄 田中友幸
日本 公開開始日:1961/10/08(日)
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最終変更日:2005/11/15 / 最終変更者:審美じうむ / 提案者:634 (更新履歴)
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2015/03/27 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:7580(87%) 普通:643(7%) 悪い:463(5%)] / プロバイダ: 21970 ホスト:21982 ブラウザ: 1975(携帯)
タイトルからしてSF物かと思いきやハードな戦争物でした。

といっても冒頭から大半は平和な日常が描かれており、フランキー堺扮する主人公ら一家のほのぼのとしたやり取りを見ると、とても、もうすぐ核兵器によって世界が滅亡するとは思えない光景でしたが、それと同時平行して日本政府の緊迫した様子が描かれていたりとなかなかリアルでした。

着々と終末へと進んでいくなかで若い兄ちゃんと姉ちゃんのロマンスも描かれていたりするのですが、正直、「アルマゲドン」とかみたいに世界滅亡寸前のところを阻止するというオチだろうと思っていたら、日本政府らの奮闘もむなしく核兵器は投下されることになります。

このときの主人公の悲痛な叫びが印象的でしたね。

そして核兵器が日本投下されるや凄まじい爆音と共に日本全土は火の海となり、赤いキノコ雲が立ち上ったりと、その光景はまさに地獄絵図でした。

その後、アメリカ、イギリスと次々に核兵器によって火の海となるわけですが、そのあっけないこと。改めてその無常感から恐ろしさがひしひしと伝わってきました。

そして、ラストでの笠智衆のセリフは制作者の声を代弁しているようでした。

評価は「最高」とさせていただきます。

2014/08/14 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2202(58%) 普通:766(20%) 悪い:853(22%)] / プロバイダ: 23814 ホスト:23764 ブラウザ: 5173
政府や世界情勢に翻弄されて、小さな幸せを奪われていく人間たちを描いた作品。
東宝特撮映画の一作という事で、まあ「ゴジラ」のようなものを期待したわけではないけど、偶然DVDを手にしたので視聴してみました。

まず、タイトルを見てみましょう。「怪獣大戦争」に「宇宙大戦争」に、それから「世界大戦争」と、大戦争大好きな東宝映画ですね…。単純ながらインパクトのあるタイトルです。
まあ、「世界大戦争」なら当然、政治家や軍隊を主人公にするだろうな…という予想が成り立ちますよね。物語のテーマに沿うなら、その物語に能動的にかかわる立場の人間を主役にした方が全体的な動きは伝わりやすいでしょう。
でも、今作の主人公はただの普通の家庭の人間たちなんですよね。
戦争が起きてしまうような酷い時代の中、子供たちを見つめたり、自分の小さな幸せを求めたりしながら、何もできずに死んでいってしまう無情さが共感しやすかったのが一つのポイントです。
世界そのものの力には、個々人がどんな人生を送っていても無関係に殺してしまう。主人公たちも、その家族たちも何も悪い事はしていないし、幸せな未来を描いているはずなのに最後にはもう核が全てを滅ぼしてしまう。
それがただただ悲しいけど、やっぱり自分が普通の一般庶民として我が家に核ミサイルを飛ばされてしまったらこうなんだろうなぁ。

若干説教臭く、最後に画面に表示されるメッセージが言いたいだけなんですけど、それでもドラマは手抜きなしで、「ドラマありきでメッセージをついでに残した」ようにも見えるから面白かったと思います。
ただメッセージ一つのためにドラマを作り上げたわけではなく、「自分が第三次世界大戦に巻き込まれたらこうなるんだろう、こう思うんだろう」と想像しながら作っていったんでしょうね。
最後の方の悲壮感ある家族のやり取りは本当に悲しいなぁ。
海軍の人たちが放射能に侵された故郷に帰っていこうとするシーンなんかも本当に泣きそうになりながら見ていましたね。

後から作られた「ノストラダムスの大予言」や「日本沈没」といったパニック映画が持つ悲壮感にもよく似ていて、とにかく見ている側に良い憂鬱を与えてくれる作品でした。
特撮シーンも、各国の象徴ミニチュアみたいなのが次々爆発するのが結構悲しいんですよね。
まあ、ミニチュアなのがはっきりしているので、結構チャチさもあるんですけど…。

評価は「とても良い」。
なかなか良作の映画だと思います。ただ、あくまで行われているのは架空の戦争なので、特撮映画を見るという視点が重要かもしれませんね。

[推薦数:3] 2011/05/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2261(50%) 普通:1134(25%) 悪い:1136(25%)] / プロバイダ: 36209 ホスト:36373 ブラウザ: 6425
【良い点】
フランキー堺演じる主人公・田村茂吉のキャラクター。
家族想いで陽気、酒が回ると俺様な性格になりますが、そういった部分も含めて家族に愛されています。
(妹の冴子が恋人の前で兄の口調を真似るシーンが微笑ましい)

世界主要国の都市が核ミサイルで破壊されるシーンと、その後に漂う無常感。

【悪い点】
冴子と高野がデート中に世界情勢について語り合うなどやや説教臭い部分もあり。

マクロ描写の弱さ。
朝鮮半島北緯38度において停戦が成立しながら以後の世界各地の軍事的衝突が第三次大戦に発展していく展開はやや唐突。
日本政府は平和のための努力を続けていたというものの、外交面での具体的な働きかけは描写されず、
それで核ミサイルの最初の標的にされているなど政治的背景に関しては説明不足の感が拭えません。

【総合評価】
戦争により平和な家族の生活が破壊される様を映像スペクタルを交えて描いた反戦映画。
ただマクロ視点を取り入れて、その描写が弱い点はミクロ視点に徹した「二十四の瞳」や「戦場のピアニスト」に比べると深みという点で劣るかも。
しかし、上記の作品では触れられていない「人は何故、戦争をしてしまうのか」という部分にまで踏み込んでいるのは特筆すべき点です。
作中の登場人物は前線の軍人達も家族を愛する普通の人々で好んで戦争をしたがるキャラはいません。
(現実の北朝鮮ミサイル騒ぎの時には「国民の平和ボケを覚ますのに丁度良い」などと発言した老害もいましたけどね)

戦争が起きてしまう理由の一端は主人公の田村茂吉を通して描かれています。
戦後の復興期を支え家族の生活を良くしようと頑張る好漢ですが、一方で広島で原爆を体験した老人の活動には
「お上に任せておけばいいんだよ。芋屋がそんな事をして何になるんだよ」と無関心。
国外の火種も当初は自分が儲けている株価の変動に影響を与える要素としてのみ捉えるなど完全に対岸の火事。
人は自分の視界の届く範囲の事から考えていくものだし、そこから生活を良くしていこうともする。
しかし個々のそれが集まり社会が形成され、さらに発展して生活圏を拡大していくと他の社会と接触し対立が生じる。
一個人の思惑や力量が届かない大局が形作られてしまった中で、
人は己の生活を良くする事、守る事に手一杯となり他の社会の個々人の生活に対しての想像力も働かない。
田村が持つ、社会を支え発展させていく上で不可欠なバイタリティの中にこそ悪の芽が存在しているというのは、
「サイボーグ009」において描かれた「黒い幽霊」の定義に通じるものがあります。

終盤、保育園で語られている「丸太橋の上で喧嘩になった羊が途中で譲り合いの大切さを知る」寓話、
高野の同僚で胃潰瘍で一度死に掛かった老コック江原が船員達にコーヒーを振る舞い「この一杯の有難みに感謝する気持ちがあれば大丈夫」
という一言、悪の芽を育たせないための心得の積み重ねを視聴者、一人一人に忘れないで欲しいという製作側の気持ちがこめられており、
製作当時とは大きく変わった現在の世界情勢においても普遍的な価値があります。(それだけに実践は凄く難しいですが)
良作につき「とても良い」で。

2008/01/27 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:503(56%) 普通:109(12%) 悪い:293(32%)] / プロバイダ: 16899 ホスト:17073 ブラウザ: 8090
田村家は一般市民の代表として描かれているため、素直に感情移入できます。
世界情勢は幸せを求める民衆とは全く関係なく動くものであり、
為政者の決定が全てを無に帰す怖さを知らされました。
「核でもなんでも撃ってきやがれ!
おれ達の幸せには指一本触れさせはしねぇぞ…」
フランキー堺が二階の窓から叫ぶこの言葉には泣けました。

この作品が生まれたときに比べ核保有国は増えているわけですから、
冷戦が終わったとはいえ、危険性は増大していると思われる現在、
世界の為政者に一度は見てもらいたいですね。

評価:とても良い

2006/07/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:4(67%) 普通:0(0%) 悪い:2(33%)] / プロバイダ: 43419 ホスト:43484 ブラウザ: 5234
北朝鮮のミサイル発射事件の今、見てみると実感を持って見られる作品。

話の展開に無理があるところも所々あるが、38度線の話や、市民の目で戦争が
語られる点等、リアルさを加える要素もある。

助かったと思ったら、最後は絶望だったというUボート的な展開、言葉や手紙
ではなく、モールス信号で語られる別れの言葉(当然当時は携帯なんかはない
からだが、ツートンで伝えられる分悲しさを誘う)、そしてフランキー堺の演
じる最後の晩餐・・・

冷戦なき今の世の中でも充分通じるものがあります。

2005/10/18 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2036(50%) 普通:791(19%) 悪い:1253(31%)] / プロバイダ: 13217 ホスト:12953 ブラウザ: 5234
現在では「こんな戦争は起きないだろう」と思う人は多いかも知れません。
しかし、あまりにも救いのない結末の映画は米ソ冷戦時や、東西ドイツ対立の時にも描かれているので、これは悪い映画ではないと思います。

しかし、現在でも戦争への危機が去った訳ではありませんし、誰かが誤ってICBMボタンを押さないかという危険性は未だに残っています。そして、犠牲になるのはいつも市民達です。

国民に何も告げず、大戦争へと入っていった前世紀の愚行を繰り返してはいけないという映画を50年近く前の、まだ戦争の記憶が残っていた時に公開した事は良いと思います。

これは被害者側の視点だけで描かれていますが、唯一の被爆国である日本だからこの映画とゴジラが生まれたのですから、映画の内容や救いのない結末を除けばもっと評価されても良い作品かも知れません。

2005/10/18 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:343(88%) 普通:33(8%) 悪い:13(3%)] / プロバイダ: 6597 ホスト:6503 ブラウザ: 4127
時代は、21世紀となり、世界情勢も、この作品が公開された頃からは、いろいろと、変わっています。
当然、今の時代には、そぐわない表現があったり、どう考えても「おかしいのでは。」という所は、いくらでもあります。
しかし、今の作品でも、後20年もすれば、あの当時で、こんなの?みたいに言われる作品も出てくるでしょう。
戦争映画等は、とかく、深読みしてしまいがちになり、その作品が、「なにを言いたいのか?」を、歪曲してとらえてしまう事が、多いと思います。古い作品になれば、なるほど、その傾向は、顕著です。
でも、それは、仕方ない事でも、あります。当然、自分自身が、その「当時」を知っている訳ではないのですから。

製作者が、どんな考えで、この作品を創ったか、私には、知るよしもありませんが、私には「今度、戦争になったら、こうなるよ・・・」「なんにも、無くなるよ・・・」という雰囲気以外、特に、感じるものは、ありませんでした。(フランキー堺、演じる田村一家は、よく画かれていたと思います。)
今も、人類破滅の映画は、創られ続けていますが、この作品は、当時の「破滅物」としては、現在にも通用する作品のひとつだと思います。

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2015/03/27 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 21970 ホスト:21983 ブラウザ: 1975(携帯) [編集・削除/これだけ表示]
感じた事悲しい/怖い/びっくり/考えさせられた/道徳心&モラル 
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