[日本映画]夢ゆめ / Dreams
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製作国:日本/アメリカ 監督・脚本:黒澤明 製作:黒澤久雄 井上芳男 製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ 撮影:斎藤孝雄 上田正治 特撮:ILM 衣裳:ワダエミ 編集:黒澤明 音楽:池辺晋一郎 [詳細] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本 公開開始日:1990/05/25(金) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
公式サイト 1. http://www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp&num=851 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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最終変更日:2013/11/03 / 最終変更者:永田 / その他更新者: どうか Kappa と発音してください。 / 提案者:羽幌炭鉱 (更新履歴) |
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2014/01/25 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by TCC (表示スキップ) 評価履歴[良い:4023(33%) 普通:4352(35%) 悪い:3888(32%)] / プロバイダ: 15046 ホスト:15286 ブラウザ: 5682 人間ならだれもが見る「夢」を題材としていましたが、それなり以上にテーマ性が 伝わった話と変に奇を衒うあまり自己満足に陥ってしまった話が玉石混淆だったと 思います。 前者での代表的な話は、富士山が噴火して癌等になる赤色や青色のガスみたいなもの も噴出したのに一般市民の人達が恐怖した話でしたね。「放射能との違いなんで『見える 恐怖』か『見えない恐怖』かの違いしかないじゃないか。」というような弁も聞かれ ましたが、2014年現在ではまさにタイムリーな題材と言うか、一層教訓にしなければ いけないですよね。どこかの国での某知事選挙でもそういうのに関係する公約を掲げた 「お殿様」も出馬しましたが、生きておられたら黒澤明氏はどう思われていたのやら。 後者でのそれは、ランボーやオスカー・ワイルド、ピカソ、太宰治らと並ぶ異形の天才、 ヴィンセント・ヴァン・ゴッホに出会い、その絵の中に入り込んだ話でしたね。確かに 良い意味でくどったらしかっく、ギラギラしてもいたその色彩等生まれたのが早すぎた と言うか、「天才は天才を知る。」という事だったのでしょう。黒澤氏のゴッホ賛美が 垣間見られましたが、オチが弱かったです。雪山で遭難しかけて、雪女みたいなのに 出会ったけど、演出もシナリオも凡庸だった話等共々。 その他の話は、「弱肉強食」の摂理の元、共食いもしていた鬼が出てきて、人間の奢り 高ぶり等に警鐘を鳴らした話は故・いかりや長介氏は個性派らしい熱演を披露されたし、 戦死した、顔面真っ青の日本兵達が登場した話も実は日本兵は政府や軍に殺されたような 人も多かった事も忘れてはいけないとも改めて思ったけど、もう1つパンチ不足。そして 最後は、「生きる事の楽しさ」等故・笠智衆氏の相変わらず達観したような雰囲気な 演技でそれなりにまとまっていたけど、白黒時代の黒澤氏ならもっと名作として 作れたでしょう。自由度の高い題材ゆえに、却ってそれがちょっと仇にもなってしまった 感じでした。評価は「普通」で。 2012/01/02 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by スー (表示スキップ) 評価履歴[良い:882(66%) 普通:353(27%) 悪い:93(7%)] / プロバイダ: 31188 ホスト:30920 ブラウザ: 7258 黒澤明監督作品。 スティーブン・スピルバーグやフランシス・フォード・コッポラなど制作に関わっている、まさにドリーム作品。 さらに、マーティン・スコセッシも俳優として出演していたり大変豪華です。 内容はオムニバス形式。タイムリーな話が混ざっているのは黒澤をはじめとする制作人の慧眼、洞見ゆえなのでしょうか。 意欲的な作品で全く新しい黒澤明の一面を見ることができます。 2009/02/12 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by どうか Kappa と発音してください。 (表示スキップ) 評価履歴[良い:326(30%) 普通:448(42%) 悪い:303(28%)] / プロバイダ: 7683 ホスト:7691 ブラウザ: 4184 黒澤監督自身が見た夢から製作された作品。 エンターテイメントとしての面白さよりも、自らのイメージを映像美として具現化することと、その中に自らのメッセージや感動を潜り込ませているような芸術作品となっている。 「日照り雨」 狐の嫁入りを見たしまったことで、狐に腹を斬って謝れといわれて、仕方なく狐たちの居る虹の下に向かうところまでが描かれている。 物語よりも、その場面ごとの映像のすばらしさが印象的だ。それは昔話であり、御伽噺のような映像で鮮やかな色彩を持って表現されている。そして、その土着の厳かな文化を垣間見るようで、神秘的な緊張感がある。そこには御伽噺の恐ろしさであり、自然への悪戯に対する警句のようも感じられる。 「桃畑」 桃の木の化身である雛人形が桃の木を伐られて怒っているのだが、少年(伊崎充則)のせいではないとして、踊りを見せてくれるという物語で、自然破壊に対するわかりやすメッセージが盛り込まれている。 少々長い踊りながらも、桃の花の美しさがすばらしく、陽の光をふんだんに取り入れたその煌びやかで優雅な風景が映えた作品になっている。 「雪あらし」 とにかく雪女(原田美枝子)が美しい。 雪女が私(寺尾聰)を助けようとしたのか、それとも殺そうとしたのかは分からず、そこに女の二面性、もしくは人間の二面性を感じることができるようになっている。また、単純に雪女の恐ろしさと美しさ、まさにきれいな薔薇には棘があるというような物語として楽しむことができる。 ただ、展開が少々ゆったりとしすぎていることもあって冗長気味だ。 「トンネル」 戦争が終わり、除隊した中隊長である私(寺尾聰)がトンネルの中で死んだはずの野口一等兵(頭師佳孝)含め、戦死した部下たちに出会う物語。 両者の悲しい表情にとてもやるせなさを感じさせられる。特に野口一等兵の諦念と絶望と兵士としての役割とが混ざり合っていて、たまらない気分にしてくれる。 演出という点では一番、観賞者の感情に訴えかけてくる作品だ。そこには戦争に対する絶望と哀しみだけでなく、戦死者たちへの哀悼も含まれている。そして、生きている者としての贖罪は永遠に続き、贖罪そのものを残していくことの必要性すらも見えてくる。 「鴉」 ゴッホ(マーティン・スコセッシ)の絵の中での邂逅は黒澤監督そのものの願望であり、具現化したかったことなのであろう。そこには物語は存在せず、ゴッホという画家とその燃え立つような色彩の存在に擬似的に浸ることができるイマジネーションの世界だ。 「赤冨士」 原子力発電所が爆発から富士山は赤くなり、溢れる放射能は色を持つ。恐怖そのものを色彩として表現し、科学者たちが人間の愚かさを呪い、吐き捨てる台詞が饒舌だ。科学の恐ろしさと人間の科学に対する傲慢さと浅はかさを感じることができる。 ただ、あまりにも語りすぎていて、怖さよりも怒りが映像から溢れているようだ。 「鬼哭」 愚かな人間の業を鬼という形で表現している。あまりにもストレートなメッセージと安直な設定に気だるさを感じる作品でもある。「赤富士」から連続で観ることでさらにそのメッセージ性が弱くなっている。 「水車のある村」 最後の締めくくりとして自然との共存する人間の姿を美しい自然の風景とあわせて観せる。が、ただそのメッセージだけで、映像としても、物語としても成立しておらず、イメージ作品となってしまっている。ゆったりと語る笠智衆に味はあるものの、そこに心動かすような感動はない。どれだけ言葉と映像を噛み締め、観賞者の中で自らのイメージに還元できるかで始めて素晴らしいメッセージなる作品だ。 全体的に中だるみ感があり、映像そのものに依存したところがあり、映画作品としての面白さは感じられにくく、観賞者をある程度選んでしまう作品になっている。まったりと語られる黒澤監督の価値観にシンクロする必要はまったくなく、一つ一つの映像の素晴らしさだけでも感じることができればいい。 |
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2014/01/25 普通の印象 by TCC (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 15046 ホスト:15286 ブラウザ: 5682 [編集・削除/これだけ表示]
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