[日本映画]ラヂオの時間


らぢおのじかん / Welcome Back, Mr.McDonald (Rajio No Jikan)
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配給:東宝
監督・脚色:三谷幸喜 原作:三谷幸喜東京サンシャインボーイズ
美術:小川富美夫 音楽:服部隆之
音楽プロデューサー:北原京子 助監督:川原圭敬
日本 公開開始日:1997/11/08(土)
プロモーションビデオ (1個)
ラヂオの時間(プレビュー)ラヂオの時間(プレビュー)
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最終変更日:2017/01/14 / 最終変更者:霧の童話 / その他更新者: kunku / 雪霞 / TCC / ラマンチャ / 提案者:もろっち (更新履歴)
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2018/04/14 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:492(78%) 普通:88(14%) 悪い:53(8%)] / プロバイダ: 28762 ホスト:28862 ブラウザ: 5171
【良い点】役柄で良かった人・・・唐沢君、鈴木さん、おひょいさんです。おひょいさんの効果音は、最高。最後、丸く収めた唐沢君は、凄い。
そして、あんなにラジオ収録現場でドタバタしてても最後に泣いて聞いてた人もいたのかと考えると結局ありなのかなと思いました。

【悪い点】
前半のこれだけ豪華メンバー使って我儘やわざとらしさが、延々と続く所・・・最悪にしようかと思った。この腹立たしさは、なんともいいがたい・・つまらなかったですし・・・
後半、3分の1くらいかななんとか見れる様になったのは・・・

【総合評価】
一番、可哀想だった。作家役の鈴木さんの気持ちをおさめたので、ぎりぎり普通にしておきます。

2017/08/05 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:33(60%) 普通:4(7%) 悪い:18(33%)] / プロバイダ: 14667 ホスト:14568 ブラウザ: 9175
観ていてとてもダレた。
笑い所もほとんどが滑っていた。

2017/07/20 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:503(56%) 普通:109(12%) 悪い:292(32%)] / プロバイダ: 8946 ホスト:8926 ブラウザ: 5779
生放送のラジオドラマが1つの矛盾を取り繕うために、その場凌ぎの変更が即興で挿入され、
それが更に大きな矛盾を呼び込んでしまい、あっという間に原作からかけ離れたものになっていく。

プライドだけは高い俳優達の我儘に振り回されながらも、
ドラマを無事に終わらせるため四苦八苦する、事なかれ主義のディレクターが最も笑えました。
効果音の作り方など、ラジオドラマの裏舞台をしっかり描写していたのも興味深いものだったと思います。

ただ、大騒動の引き金になった「メアリー・ジェーン」には違和感を覚えました。
あれはいくら何でも強引ではないでしょうか。

2017/01/14 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:722(51%) 普通:387(27%) 悪い:302(21%)] / プロバイダ: 11821 ホスト:11748 ブラウザ: 5171
脚本家・三谷幸喜氏の初監督作品であるのと同時に、氏がTVドラマ『振り返れば奴がいる』制作時に味わった理不尽とも言える体験を下地にしたコメディ映画。
制作スタッフが現場の判断で、脚本家の意図したものと全く違う内容にホンを改竄するという話は業界じゃ頻繁に起こり得る事らしく(故・市川森一氏も『怪奇大作戦』で被害に遭ったとか)、作家にしてみれば「思い出したくも無い忌まわしい出来事」に他ならないンでしょうが、その「屈辱」を「エンターテインメント」へと昇華する辺りに、三谷氏の尋常ならざる精神的タフさが窺えます(誉め言葉よ)。

ラジオドラマの収録現場を舞台に、主演女優の我侭から端を発する小さな「改訂」が雪ダルマ式に膨れ上がり、当初は「熱海を舞台にした恋物語」だった筈の脚本が何時の間にやら「宇宙を股に掛けた一大スペクタクル巨編」へと変質した事で、整合性の有無やらスポンサーをはじめとする各方面への対応などに四苦八苦するスタッフの奮戦振りが面白おかしく綴られていきます。
我の強い登場人物達が繰り広げる悲喜交々の人間模様は、キャスト勢の濃密な芝居も相俟ってちょっとしたオペラでも鑑賞しているかの如き感覚を覚えますし、SEの拘り具合など舞台出身の三谷氏だからこそ活かす事が出来る細かな描写にも唸らされました。長距離トラックの運ちゃんリスナーのように明らかに「ハズしたなあ」と思うものこそ有れど、笑いの「質」自体も概ね良好だったとは思います。

その一方で、原型を留めぬホンへと改竄され続けた事でブチ切れてスタジオ内へと篭城する脚本家に対し、プロデューサーが厳しく説教をブチ咬ますくだりは、良い作品作りを理想に掲げたクリエイターが妥協を「是」とする業界に属している矛盾点へと言及した事で一見、見応えの有るシーンであるかのように映るのだけれど、その直後にプロデューサーが周囲へと愛想を振り撒いて収録を済ませようとした事に因り、「結局は詭弁かよ」という不快さが込み上げてきて些か落胆させられましたね。彼の説教内容自体は決して間違っていなかっただけに。
無論、この期に及んで自分を偽り続けるプロデューサーの悪足掻きが有ったからこそ、クライマックスでディレクター達が行なう「謀反劇」が、事の元凶である我侭女優へのカウンター込みで大いに盛り上がるんですが、この辺りをキレ味良く描けていればカタルシスも一層増していただろうに…と思うと残念で成りません。その影響で、全て丸く収まった筈のラストを目の当たりにしても今ひとつ後味の悪さが残っちゃうンですよね、この映画。

我侭女優や空気が全く読めない脚本家の亭主、にこやかに無言のプレッシャーを掛け続ける編成部長など何人か「イラッ」とさせられるキャラこそ居るものの、取り立てて退屈さを感じる事無く最後まで楽しめたので、評価的には「良い」寄りの「とても良い」とします。

[推薦数:1] 2015/07/05 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:6890(87%) 普通:585(7%) 悪い:424(5%)] / プロバイダ: 21970 ホスト:21972 ブラウザ: 1975(携帯)
のっけから爆笑また爆笑の三谷ドラマが展開する。ラジオドラマのヒロイン名「リツコ」を「メアリー・ジェーン」にと変更を迫る。負けじとばかり恋人「トラゾウ」役から「ドナルド・マクドナルド」でなければイヤとの要求となる。だとすると場所の設定もニューヨークにしよう、いやシカゴがよかろう。ヒロインは「パチンコ屋の女店員」から「女弁護士」に、もう際限なく無茶苦茶に変更はエスカレートしていく。

なんといっても涙のないコメディーというのが特徴である。センチメンタルな情緒を吹っ切っている。日本映画の喜劇は笑いと涙のミックスで発展してきた。チャップリンが本家本元だが、寅さんを中心とした山田洋次喜劇の世界がその典型である。笑って笑ってふと涙がこみ上げ静寂が訪れて情緒を醸すことが日本的な喜劇の真骨頂とされてきた。だが、三谷は意識的に涙をドラマのなかに持ち込まないようにしている。「濡れた喜劇」に対して「乾いた喜劇」によって独自性を強調しているのだ。

とはいえ、ちゃらんぽらんのバラエティー的お笑いではない。それなりのクライマックスは用意され、それなりの穏やかなメッセージもある。いいかげんな行き当たりばったりのラジオドラマづくりをしているようでも視聴者に対しては真剣勝負をしている現代のメディアに携わる人びとの滑稽でいて悲しい姿も浮き彫りにされてくる。とりわけ、仕事を終えた一同にはやはり一種の充足の気分があって、彼らは帰宅していく。それはこの映画を観て映画館を後にする観客の充足感でもあろう。

2015/02/10 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2200(50%) 普通:1102(25%) 悪い:1104(25%)] / プロバイダ: 36209 ホスト:36373 ブラウザ: 5173
【良い点】
悲喜交々の人生にリンクさせた楽屋ネタの数々。

【悪い点】
中盤や終盤に間延びした所がありダレる。

【総合評価】
舞台作家である三谷劇場定番の作品。
先の「十二人の怒れる日本人」や近年の「清州会議」に類似した印象で長所も短所もほぼ共通しています。
ラジオ番組の裏方という狭いフィールドに様々な人間模様を交錯させ
作品を横軸で捉えれば非常に密度の高いドラマを展開しているが縦軸で捉えると中弛みを感じる所があります。
「古畑任三郎」があれだけ面白かったのは、やはりCMを抜けば45分という尺で内容が引き締まっていたからでしょう。
ただ「マジック・アワー」は本作のラジオから映画にシフトして外の世界とのリンクが上手く機能していましたが。
本作も90分ぐらいに纏まっていれば「とても良い」でした。1ランク落して「良い」で。

2014/04/15 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:670(88%) 普通:60(8%) 悪い:33(4%)] / プロバイダ: 10552 ホスト:10412 ブラウザ: 11144
娯楽作品だなと強く感じる。第一声が面白かったとまず言いたいから。もちろん褒め言葉。相変わらず見事な脚本。舞台劇で多分出来るだろうなと思う人間ドラマのみで狭く成立する話し。

絵的に面白い部分は本当に少ないと思う。そもそも西村氏演じる牛島がラジオの可能性について語る。想像による無限の世界。その舞台裏だから全く味気ない。素晴らしい脚本と人間ドラマ。

話の軸はそれぞれ個々の人間の都合。その都合で犠牲になる人達。一人一人の人間が作品を作ってるんだと強く感じれるストーリー。それでも最後は作家が作った話をきちんと作ろうとする姿勢。作品作りに対する監督脚本の愛情それがあるなと思う。総合的にみなの力で最後で出来上がる作品。作品は生き物だと強く印象付ける。それでもそれらを統括する軸はあるはずだと、工藤がどんなつまらないものでも作家の作ったものを作る、そこに意味を見出せる。牛島はそれに対していつかは皆を満足させる作品が出来るはずと結果を語る。立場の違いは合っても作品作りに対する心みたいのを写す事が一喜一憂する人間模様以外で、一番印象に残った部分。

正直中の話しは最後の辺りかなり残念…。この作品は作中話で見せるものじゃない。必ずしも作中話が面白い必要は無いと思う。作中話は素材であり、それをベースとなり何を印象付けるための増幅装置である。それが今回の作中話の役割。これらは両立すべきだろうか?必ずしも思わない。私が重視するのは2つ、1つは作中話が優秀である事。これは案外大事。何故なら作家の思いに説得力があるから。しかし2つ目、例外として作中話を通じて描きたい何か?を増幅させるためなら作中話の面白さは犠牲になっても良い。今回はそれが出来ていると思う。作中話は所詮おまけで描くものは別にあるからどうでも良いとは思わない。それはこの作品が全体をまとめる創作愛の様なものを馬鹿にするところがあるから。でも、外の話をより面白くするための増幅作用のものを働かせるなら犠牲になっても良いと思う。ただそれでも述べたいのは、そればかりが優先されるとそれはストーリーとして本当にラジオドラマの原作として選ばれるほどの中身だったのか?と言う部分が壊れてしまう。結局リアリティという事なのか?と言うとそうなのかもしれない。リアリティと言う軸を完全に壊してしまうと何を魅せたいのか?が分からなくなるから。

役者に目を向けるとこれと言う人物が居ない。それは演技が良くなかったからか?じゃない見事なまでにすべての役の人が目立ってるから。驚くほど個々の役割の中で見てる人を楽しませるって役を演じきってる。あまりに皆に良い仕事させていて逆にこれって人物を挙げろってのが出来ない。これは脚本のせいだろう。

敢えて話すならこれは演技ではない。戸田恵子さんの声優の演技のすごさを知った。彼女だけが、声の演技してて、他の人は役者の演技をしてるから。ラジオドラマって点で戸田さんの演技だけ別格だった。細川さんもたびたび声優の活動があるけど、地声の持つ良さで演技してる。戸田さんだけは違った。演技と言う点ではすべての人が同じ土俵の上なのに、ラジオドラマと言う声だけで表現する世界で大きく活躍してる戸田さんだけ軽く違っていたので、声優の演技って違うなと改めて知った。これは彼女が癖があるわけじゃない。ラジオドラマなので彼女方法論が正しい。その点のリアリティが一人だけラジオの役者の中で別の世界の人だったなと。

2013/05/03 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:363(71%) 普通:78(15%) 悪い:73(14%)] / プロバイダ: 27396 ホスト:27394 ブラウザ: 5387
【良い点】
☆わがままな俳優等が原因で
次から次へとトラブルが発生し
そのたび解決していくのが楽しい楽しい。
☆鈴木京香は相変わらずお美しい。
あまり色気無い役ですけど。

【悪い点】
★特に思い当たらないですね。

【総合評価】
何気なく聴いてるラジオでも
裏側はてんやわんやだったりするかもしれない。
なんとか成功させようとスタッフが奔走するのがいいですね。

2012/07/21 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2019(50%) 普通:786(19%) 悪い:1251(31%)] / プロバイダ: 11146 ホスト:11239 ブラウザ: 9831
良くも悪くも三谷作品って感じの完成度でしたね。

今泉くんや、アンパンマンが登場しているのは、三谷ファミリー作品って感じではあるのですが、橋田ファミリーのそれよりはまあ安心できると言えます。

ラジオドラマ製作でTV局内でいろいろ一悶着があり、そういったドタバタ騒ぎの中でどうにか放送を進めていく・・・という後の『THE 有頂天ホテル』の原型と言った方が早いような気がします。そういったあちこちの騒動と右往左往する中での作品造りという部分が共通しているし、同じような事の繰り返しにウンザリする人々の不満や鬱屈というのをさりげなく描いているのは、三谷流ユーモアと、業界へのシニカル視線という部分を出しています。

昔の伝統手法と造り方を知らず、バタバタするプロデューサーとスタッフ達、ワガママで自分勝手な配役達、少々情緒不安定な脚本家という形で、そういった第三者的に見て、滑稽に見えるTV局の姿というのを映像にしてみようという気概は感じましたし、そういったテーマを出してはいます。

とはいえ、登場配役がみんな自分勝手で感情移入しづらいし、「勝手にやってろ」といった具合に見ることもしばしばです。ちょっと前にNHKのよるドラなんかでも、似たようなコンセプトと作風の作品があり、あれはこういった三谷作品を真似したんだなといった感じもしたし、三谷作品のこういった描き方パターンは、他には真似できず(出来ても、そのドラマのように、面白くない劣化版のような印象しか与えない)、そういった強みは流石だとは思うのですが、コレは好き嫌いが分かれそうな作風だし、多くの場合は、真面目な鑑賞者には違和感を与えそうな気もします。

渡辺謙が演じた運ちゃんのキャラクターも別に面白くなかったし、「こんなオチの為に渡辺謙を呼んだのか?」と思ってしまうような感じでした。そういう描き方に有名俳優を使うのは、どうしても賛否が出てしまいそうです。最近悪い意味でスタンダードになったアニメや漫画作品の実写化による批判なども、こういった出演する俳優に考慮していなかったり、無理矢理合わせる必要あるのか?と首を傾げるところが否めないからです。

三谷ワールドに嵌れる人ならば楽しめるでしょうけど、そこまで入り込めなかったし、THE有頂天ホテルに比べればまだまだ発展途上という感も否めませんし、三谷作品も好き嫌いが分かれるだろうし、そういう点を考えると、作品自体は、凄く面白いとか、可笑しく笑えるといった印象はありません。

THE有頂天ホテルにしても、冷静に見るとちょっと・・・という部分は結構見て取れるし、それの前の習作というべき作品である本作は、後の作品の魅力と面白さの原点が詰まっているという部分が注視できますが、作品としての面白さを考えれば、それほど・・・といった感じでした。

2012/06/22 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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「横浜に17対0。ダンケ」
「これは終わりじゃない。終わりの始まりでもない。始まりの終わりなのだ」
「あんまり頼らない方がいいよ機械に」
・一家言

三谷幸喜初監督作品。三谷さんらしいオールスター映画。
三谷さんのドラマを見てる人はニヤッとしてしまう部分も。
生ラジオドラマって実際にあるんですかね。NHKFMの青春アドベンチャーとかなら聞いたことありますけど。
オールスター映画としては成功だと思います。キャラクターも立っていて。トラック運ちゃんを使ったカットバックもいい。
でも脚本はうまくないなあと思います。途中みやこが立てこもるくだりからちぐはぐな感じになってますよね。
ハイライトへの持って行き方が強引だし論理的じゃない。劇中劇のことではないですよ。この作品に対してです。
三谷さんのコメディーを描く才能と俳優陣の演技でなんとなく素晴らしい作品に思えますが、細かいところまで考えるとね・・・。

2012/04/09 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 30641 ホスト:30539 ブラウザ: 7803
三谷幸喜作。「振り返れば奴がいる」で監督が実際に経験したテレビ局による無断の脚本変更トラブルをコメディに仕立て上げた。転んでもタダで起きなかった作品。

【概要】
平凡な主婦、みやこが応募したラジオドラマの脚本が採用されることになった。喜ぶみやこだが、主演女優のワガママから脚本に小さな変更が。変更が変更を呼び、熱海のメロドラマが、いつの間にか宇宙を舞台にした大スペクタクルドラマへ。現場は大混乱に…。

【良い点】
みんなで困難を乗り越える
・三谷氏の脚本は相手を貶めるような笑いではなく、人間賛歌で温かいコメディが特徴。今回も我儘な出演者に振り回されながらも力を合わせて何とかドラマを放送しようとする制作スタッフをコミカルに描いている。スタッフを引っ掻き回す役は千本のっこ(戸田恵子)、浜村錠(細川俊之)の2人。2人の意地の張り合いが、スタジオという狭い空間にドラマや葛藤を作り出し、台本変更がどんどんエスカレートしていき、観客をハラハラさせる元をつくっていく。次々とやってくるバカバカしい放送危機に仕事に対して疑問を持ちながらも、良心を振り絞ってスタッフが対処する姿は笑いと共に感動を呼ぶ。

加速度を増していく演出
・前半は人物紹介や背景説明も兼ねて、説明的にややゆったりとしたテンポで進めていく。後半は次々とやってくる危機(CM放送開けまでに変更分のドラマ用「効果音」を作らないといけない)をどんどんスピードを上げて映し出し、カットの秒数も徐々に短くしている。映像編集時の最も重要な注意点は意外にも論理的な辻褄よりも観客の「感情の流れ」を止めないことだとあるアメリカの編集者が言っていたが、この作品の優れた点はそれが忠実に守られている点だと思う。

まず焦る登場人物のアップを映し、観客と感情を共有し、テンポを次第に上げていくことで緊張感の高まりを表現する。感動の大団円の放送終了は1つの仕事をやり遂げたカタルシスと緊張からの解放を観客も一緒に味わえる仕組みになっている。三谷監督の作品は丁寧に作りすぎた感のある「ザ・マジックアワー」など、ややテンポが遅い作品もあり、舞台やセットに凝っていればいるほどこの傾向が強い。その点この作品は適切なテンポで作られている作品だと思う。

【悪い点】
千本のっこは可愛い女か?
・答えは「はい」。ただし三谷監督にとっては。理由は後述します。

千本のっこは、引っ掻きまわす役なので、憎まれ役のままで良いと思って見ていたが、エンディングを聞いて唖然とした。明らかにラブソングで

“世界を敵に回しても、千本のっこが笑っていれば僕は大丈夫"

という歌詞は、ただの憎まれ役に相応しくない。おそらく三谷監督は千本のっこという女を意地を張って素直になれないけどかわいい女として描きたかったのだと思われる。しかし、それには少し描写不足だったかもしれない。年を取って若手に仕事を恵んでもらう立場になった女の悲しさとか、素直になれない部分とか、意地を張ってスネている人物像をラストにあの曲を持ってくるならもっと丁寧に掘り下げて描いても良かったと思う。例えば「ドライビング・Miss・デイジー」(89')はこの辺りが非常によく描けていて、嫌な婆さんが最後は可愛くてたまらない女になってしまう。

特に戸田恵子はとても良い女優だが、やや男性的できっぱりとした性格に見えてしまう。これが古くは故・大原麗子や若手なら吉高由里子という女優ならスネても可愛さが表現できるので説明過多にする必要もないが、戸田恵子にするならやはり人物描写をしっかりとすべきだったかもしれない。(引っ掻き回す役としては良かったと思うが)

よく知った俳優、女優しか使わないという三谷監督の癖がこの点では悪い方に働き、対象に近すぎるが故に客観的な観客の視点を失ってしまったのが描写不足の原因だったと思う。(まあ、きっと戸田恵子は親しい人にはすごくかわいい人なのかもしれないけれど…)

【評価】
ラストを迎え登場人物達は無事に日常に戻って行きますが、そこには疑問を抱えながらも、現状の仕事や家庭を大事に思う気持ちが溢れています。もちろん認識が甘いという指摘もありますが、コメディという性質上、あまりしつこくストーリー内で問題分析するのも興を削ぐと思います。見た後に観客に"ほっこり"として貰う映画という当初の目的は果たしていると思います。「良い」で。
[共感]
2017/01/14 千本のっこに対する三谷氏の過剰な持ち上げ振りに完全同意です。あの主題歌って、劇中劇のラストで千本の新曲を強引に捻じ込もうとしたマネージャーの行為そのものですよね。 by 霧の童話

2009/08/26 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:16(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 18453 ホスト:18377 ブラウザ: 6260
ラジオ局内でのドタバタ。
次々と起こる問題に頭を抱え込む人々。テンポがよくって気持ちいい。

2008/08/09 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:376(77%) 普通:18(4%) 悪い:92(19%)] / プロバイダ: 48181 ホスト:48099 ブラウザ: 6342
とても面白い作品でした。これが三谷作品としては 初映画監督作品になるんですねぇ。(脚本のみは前作)
ラジオという誰もが知ってる舞台の裏側を コミカルにそして皮肉たっぷりシニカルに描きあげる手法は流石です。演者の強い個性を生かしたまま 脚本に組み込んでいます。
ラジオドラマの現場の中 俳優同士 現場スタッフ 中間管理職 その上司 などの我が儘や主張により 脚本が歪められ苦悩する新人作家が 場が読めないダンナやゴーストライターなどにも煩わされ様子は 同情を感じます。コメディなんでしょうが 実際 大なり小なりは起こってそうですね。
作品を通してのトラブルメーカー千本のっこ(どんな適当な名前だぁ)ですが 最後にはちゃんとプライドを持って演じますし 「面白かった」と去っていくのは三谷作品らしくて(あまちゃん?) ホッとします。
ディレクターの「唐沢」もカッコイイですねぇ。警備員役の「オヒョイさん」の花火は見ものです。ラジオ黎明期の先人の知恵って凄いですね。
先に進めば進むほど破綻していく脚本は見ていてハラハラさせられます。実際 深夜じゃなかったら放送事故かも?

評価は「最高」に近い「とても良い」で。監督にとっては古い作品かもしれませんが 現在も変わらないエッセンスが凝縮してる良作です。コメディながら最後に感慨深いのは良いですねぇ。

2007/05/31 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:269(37%) 普通:160(22%) 悪い:305(42%)] / プロバイダ: 14019 ホスト:14312 ブラウザ: 7395
この作品で確信したけど、自分はどうやらこの監督の舞台センスについていけないらしい(汗)。
最初に断っておこうと思うが、この作品は「作品」として考えれば上出来と言っていい。役者に外れがないどころか皆さんが熱演名演を見せてくれたし、BGMの質も使い方も高水準。台詞回しも臨場感とリアリティともに及第点をつけることに躊躇いは感じられない。とまぁ、映画として「よくできてる」と言えばその通りなのだとは、自分も実感している。
しかし…自分はどうしてもこの作品を受け入れられない。その理由は大きく分けて3つある。

一つ目。リアリティを売りにしていても、それを悪い意味で描きすぎてはいないか、ということ。
いくら誇張があるとは言え、このような職場で働きたいか? と問われると、答えは「ノー」である場合が多いように思う。自分の意見を押し殺さねば生きていけないのは、大なり小なりどこの職場でも同じだが、これほど妥協に妥協に妥協、しかもひとりのスターの我儘で、ということを見せられれば、いくら現実が描かれた通りであっても理不尽さを感じてしまうし、極端な話、働くこと・作ることの艱難辛苦を通り越して悪い意味での自己犠牲、即ち世の不条理を描いているとさえ思えてしまう。確かに、その中で意義を見出すかのようなラストはフォローになっていて良かったのだが…
少なくとも、見ていて仕事に光を見出すとか、ラジオ職に憧れるとか、そういったポジティブな考え方をさせてくれる作品かと言われると、違う。覚悟を示唆する作品だという意味合いもあるのだろうが、もうちょっとでもいいから「光」を示してほしかった。

二つ目。「有頂天ホテル」でも感じたことだが、何でこう、この監督の作品に出てくる女性って印象が悪いのだろう…本作の場合はその「悪玉」が一人しかいない分、「有頂天」よかマシだったとも考えられるけど、それでも嫌悪感を抱かせるには十分。その一人というのはスター千本のっこのことだが、自分は映画という領域でこれほど悪辣な女を見たことがない。
自分の我儘で散々職場を混乱させ、素人作家が情熱込めて作った作品を滅茶苦茶にしておいて、涼しい顔で「私はこうしたいんだも〜ん」とでも言いたそうな態度…厚顔無恥もいいところ。確かに、リアルな報道関係の世界におけるヒエラルキーを暗示する役割を担っていることはわかるのだが、素人たる自分から見れば「お前は何様だ!!!」としか思えなかった。最後はこのコーマンチキもほんの少しは妥協を知ったようにも見えたが、せめて作家その他関係者に頭の一つくらいは下げるべきだったんじゃないのか!? このような思い上がりを「それはそれ」とほったらかすようなことは、主観的にだが到底許せたもんじゃない。たとえ、それが現実に即した描写であってもだ(空絵事だからこそ、そういった「有り得ない人情沙汰」で心を緩和させてくれたっていいように思うのだが…)。
あと、彼女に関ってる人を見てると、どうにも痛々しい。こちらにはホンネとタテマエがとっくに透けて見えてるというのに(これを体現した演出と、役者さんの演技は見事で、そこは素直に賞賛するが)、それを押し殺して取り繕って笑顔を作る皆さんには、リアルであっても苛々を隠せない。

三つ目。これは「笑の大学」でも思ったことだが、肝心のドラマ(脚本じゃなくて作中に登場する台本、書き換えられたモノも含む)が面白いとは思えない…普通のメロドラマを一部の人間の都合でハチャメチャにしていくという外部の過程は見応えアリ(好印象はないけど)だったが、その内容自体は「下らない」と一蹴できそう。切羽詰った状況で必死になってるのはわかるけど、変更の起点、結果ともにケアレスミスが多い。ミス自体は別にさしたる問題ではないにせよ、変えてはミスの連続だとどうにもパターン化、悪く言えばマンネリが感じられてならない。
あと、ラストでトラックの運転手が感動してたようだけど、これもワザとらしい感じが強かったような…

確かに作品自体のレベルは低くない。作り込まれた作品ではある。作り手の情熱が十分感じられる作品ではある。しかし、それによって気分を害した自分には、この作品の「楽しさ」は見出せるにせよ、真の意味での「面白さ」は味わえない。今回はいつにも増して主観的な評価になってしまうが、自分の基準ではこの作品に合格点をつけることは躊躇われる。よって評価は「とても悪い」。ただ、「精神衛生上悪い」ということで「とても悪い」以下の評価をつけた作品の中では、恐らく一番の完成度を誇っていると思う。やはり自分はこの監督と相性が悪いみたい…

2006/11/06 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:54(84%) 普通:7(11%) 悪い:3(5%)] / プロバイダ: 17531 ホスト:17757 ブラウザ: 5234
三谷幸喜の脚本の魅力を、2時間の映画の中にぎゅっとつめた印象の映画。
コミカルな台詞回しと、ボタンのかけ違いから坂道を転がり落ちて行くかのように、予想もつかない方向へ進んで行く展開がこの人の魅力だと思います。

台詞や、間の取り方など、舞台を見ているような印象をうけます。
映画で見るよりは、舞台でその熱気を共有したかったなと少し残念に思う作品です。

ですが、もちろん映画としての完成度は高いと思いますので、
三谷幸喜が好きな人はもちろん、初見の人にも十分楽しめる内容です。

まぁ、その映画としての完成度を高くするために小奇麗にまとめた印象があって、
それが舞台であったなら、より観客を引き込めたのではないかと思うのです。

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「なんというかコレでもかというくらい次から次へとバカバカしいトラブルが発生して、てんやわんやになるラジ...」 by パタパタ


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2017/01/14 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 11821 ホスト:11748 ブラウザ: 5171 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事熱血/可笑しく笑える/楽しい/面白い/悲しい/びっくり/考えさせられた 
ストーリー良い(+1 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)
映像良い(+1 pnt)
声優・俳優最高(+3 pnt)
音楽良い(+1 pnt)

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1. 秋アニメ by おかわり君
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記事日時:2011/07/06 [表示省略記事有(読む)]
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