[日本映画]復讐するは我にあり


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ふくしゅうするはわれにあり / Vengeance is mine (Fukushu suru wa ware ni ari)
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日本映画総合点=平均点x評価数434位2,939作品中総合点6 / 偏差値53.73
1979年日本映画総合点4位24作品中
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声優・俳優2.50(最高)2
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作品紹介(あらすじ)

昭和38年。当時の日本の人々はたった一人の男に恐怖していた。榎津巌(えのきづ いわお)。敬虔なクリスチャンでありながら「俺は千一屋だ。千に一つしか本当のことは言わない」と豪語する詐欺師にして、女性や老人を含む5人の人間を殺した連続殺人犯。延べ12万人に及ぶ警察の捜査網をかいくぐり、78日間もの間逃亡したが、昭和39年に熊本で逮捕され、43歳で処刑された。映画ではこの稀代の犯罪者の犯行の軌跡と人間像に迫る。
※ このあらすじ部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
●スタッフ
原作:佐木隆三『復讐するは我にあり』(講談社・刊)
製作:井上和夫
監督:今村昌平

※ この説明部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
日本 公開開始日:1979/04/21(土)
プロモーションビデオ (1個)
La Vengeance est  moi (1979) // Bande-annonce 1 HD (VOSTA)La Vengeance est  moi (1979) // Bande-annonce 1 HD (VOSTA)
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最終変更日:2018/03/24 / 最終変更者:霧の童話 / その他更新者: 十傑集 / 提案者:coinboard (更新履歴)
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[推薦数:1] 2018/03/24 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:722(51%) 普通:387(27%) 悪い:302(21%)] / プロバイダ: 18731 ホスト:18671 ブラウザ: 5171
所謂「警察庁広域重要指定事件」制定の切っ掛けと成った実在の連続殺人事件を題材に、故・佐木隆三氏が手掛けた同名長編小説を映像化したサスペンス映画。
当時、映画界から「干された」状態に有った今村昌平監督が、黒木和雄・深作欣二・藤田敏八といった錚々たるメンツとの間に生じた映像化を巡るトラブル(詳細はWikipedia参照)の末に権利をもぎ取り、起死回生を懸けて制作に取り組んだという逸話が象徴するように、緒形拳 & 三國連太郎らダブル主演俳優が織り成す鬼気迫る「演技合戦」の濃密さも相俟って、文字通り「入魂」の力作に仕上がっています。

一部時系列にアレンジを施しているものの、本作は概ね史実に沿う形で主人公・榎津巌(仮名)の78日間に亘る逃亡生活と、其れに伴う5人殺しを陰惨なタッチで描破していきますが、巌のモデルと成った実在の殺人犯が「カトリック信者の家庭出身」であるというプロフィールに着目し、常に「神の教え」を口にする実父にしてもう1人の主人公・鎮雄との対立構造を強調する事で、「悪魔に成らざるを得なかった男」の本質に迫ろうとする試みも成されている点が、本作を凡庸な「実録犯罪映画」とは一線を画す存在に押し上げていると言えるでしょう。

巌が「外道」へと堕ちる原因として幼少時、軍からの理不尽な要求を大人しく受け入れた鎮雄の姿に失望し、日に日に父に対する反抗心が増大していき「反抗期の精神状態」のまま大人へと成長した結果、稀代の殺人鬼の誕生へと繋がった経緯が明かされますが、粗暴な振る舞いや言動の裏側に父から「認めて欲しい」「構って欲しい」という幼稚な渇望が透けて見え、あたくしなんぞは「なに甘えたコト抜かしとンねん」と巌に対する嫌悪感が募る一方でした。そのクセして、妙に雄弁で機転が利く「切れ者」振りを随所で発揮するから余計にタチが悪い。
「連続殺人鬼」としての正体を知った後でも自分に真摯な愛情を寄せてくる女将や、「人殺し」としてのシンパシーを寄せつつあった女将の母親ですら結局は手に掛け、其の家財道具を逃走資金として質屋に売り飛ばす巌のクズっぷりは一週廻って「清々しさ」すら覚える程ですが、女将をレ○プ同然に犯す亭主の蛮行を目の当たりにして、巌が思わず包丁へ手を伸ばすシーンには女将に対する複雑な心情が窺え、興味を惹かれました。取調べで女将母子を殺した動機について、巌は「殺った俺にもよう分からん」と嘯きますが、案外コレが彼の本心なのかも知れません。

父親たる鎮雄の方も、口を開けば「神様云々」と信仰心を逃げ道に使っている節が見受けられ何かとイラつかされたンですが、そんな「聖人君子」然とした化けの皮を剥がすかのように巌の嫁・加津子を鎮雄の傍らに配置し、彼女からのインモラル極まりないアプローチを執拗に描く試みには「ニヤリ」とさせられましたね。善悪に分かれていようと血が繋がっている以上、鎮雄も巌も本質的には「同類」である事を仄めかす秀逸な構図でした。
一方、ラストに於ける最後の面会で「恨みも無か人しか殺せん種類たい」と巌の本質を此の上なく的確に指摘する鎮雄の姿に、初めて「父親」としての威厳が感じられ些か驚きましたね。直後、振り絞るように「畜生…殺したか…あんたを ! 」と吐き棄てる巌の呪詛が、鎮雄への「敗北宣言」に聞こえたのは気の所為でしょうか ? そう言えば、前述の母親からも「本当に殺したいヤツ殺してねえんかね ? 」と、其の「弱さ」を指摘されてましたっけ。
結局、巌に取って最も憎み、最も恐れた存在は父・鎮雄に他ならなかったのかと。

一部テロップが挿入されるものの頻繁に時系列を移動する「シャッフル演出」の煩わしさや、ラストシーンの空中散骨に於ける難解さ(あたくしには解釈不能でした…)、字幕ONにしなければ意味が分からぬ方言のキツさなど気に成る箇所も目立ちますが、鑑賞後の満足度は高かったです。
極めて感情移入し辛い人物を主人公に据え、一切「憐憫の情」が沸かぬ構成に徹していたにも関わらず、彼の「本質」を描き切った事が高評価の要因でしょうか。

2015/06/22 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:6890(87%) 普通:585(7%) 悪い:424(5%)] / プロバイダ: 21846 ホスト:21815 ブラウザ: 1975(携帯)
なんでも実在する殺人犯を題材にした作品でしたが、原作は直木賞を受賞したみたいですね。

ストーリーとしてはその稀代の殺人鬼、榎津巌の犯行の軌跡とその人間像を描いた内容でしたが、とにかく彼のやったことが、想像以上にすさまじいの一言でした。九州、浜松、そして東京で五人を殺害したことに加えて、史上最大と言われる重要指名手配の公開捜査をかいくぐって、あるときには大学教授に扮し、そしてまたあるときには弁護士と称して詐欺と女性関係を繰り返したりと、まさにその行動の一つ一つが常軌を逸しておりました。

そうした犯罪王のすべてをあますことなく描かれており、その姿を通して現代と現代人の根源を快り出していると言えます。

この主人公、榎津巌を演じた緒形拳の怪演ぶりも見事で、この演技により、キネマ句報主演男優賞等、数々のタイトルを総ナメにしたそうです。

題材が題材だけに女性との濡れ場等、モラル的にアレなシーンも随所に見られたりと観る人を選ぶ内容でしたが、それでも一度見ておいて損はない一本だったと思います。

原作も機会があればぜひ読んでみたいものですね。

評価ですが、「とても良い」とさせていただきます。

2012/05/12 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2200(50%) 普通:1102(25%) 悪い:1104(25%)] / プロバイダ: 36209 ホスト:36373 ブラウザ: 6425
【良い点】
緒形拳vs三國連太郎!
間に挟まれた倍賞美津子は女冥利に尽きる?

【悪い点】
時系列がちょくちょく切り替わるので観る人によっては内容を整理しづらい。

警察側の描写が薄くて主人公が捜査網を掻い潜っている印象は薄い。

【総合評価】
70年代の日本を代表する怖いオジサンの双璧が一人(もう一人は「八つ墓村」に出演した山崎努)、
緒形拳が北は北海道から南は九州までをまたにかけた犯罪者、榎津巌を演じた作品。
他の面子も松竹が誇る豪華俳優陣であった事を考えれば、さしづめ黒い寅さん?

そもそも「復讐」とは誰に対してか?というのは恐らく三國連太郎の演じた父親であったと思われます。
榎津巌は「生まれついての悪」を自覚し、その血が父の鎮雄から受け継がれたものである事が随所で描写されます。
しかし鎮雄はクリスチャンとなる事で自分の血を押さえ込み、息子にも同じ生き方を強制しようとしたのに対し、
巌はそれに反発して己のあるべき形で精一杯生きたと最後に語ります。

印象的なのは戦中に殺人を犯した女とその娘が営む旅館(=悪魔の巣窟)に転がり込んだ巌が
最後の犯行を行うべく階段を上がっていくシーンがいつの間にか実家の根津家(これまた旅館)に切り替わっており
息子の嫁や孫娘と共に幸せそうに食事をしている鎮雄の所に入院中の妻が現れ、義理の娘に手を出さぬよう釘を刺す場面。
彼女も息子の悪行が父親の血に由来している事を恐らく知っており死の直前に最後の祈りを神に捧げます。
神の御心による悪魔の封印と、悪魔の同族殺しにが並行して行われた象徴的な結末でした。

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2018/03/24 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 18731 ホスト:18671 ブラウザ: 5171 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事面白い/セクシー/悲しい/怖い/びっくり/考えさせられた/道徳心&モラル 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定良い(+1 pnt)
映像とても良い(+2 pnt)
声優・俳優最高(+3 pnt)
音楽良い(+1 pnt)

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