[日本映画]ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説


うるとらきゅー ざむーびー ほしのでんせつ / Ultra Q The Movie: Legend of the Stars
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1990年日本映画総合点17位17作品中
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作品紹介(あらすじ)

古代遺跡の発掘現場等で、謎の連続殺人事件が発生する。現場には何故か、海水が残されていた。そんな折、古代史番組の取材中にテレビ局クルー・浜野が謎の失踪を遂げる。同僚の万城目たちは浜野の足取りを辿るが……
※ このあらすじ部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
●スタッフ
原著作:円谷プロダクション
制作:円谷映像
監督:実相寺昭雄

※ この説明部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
日本 公開開始日:1990/04/14(土)
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最終変更日:2017/12/19 / 最終変更者:霧の童話 / その他更新者: kunku / TCC / 提案者:ラマンチャ (更新履歴)
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2017/12/26 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:119(40%) 普通:42(14%) 悪い:134(45%)] / プロバイダ: 23515 ホスト:23761 ブラウザ: 9175
『ウルトラQ』初の長編映画。私が本作品を初めて観賞した時に抱いた感想は「怪獣はいつ出てくるのだ」「怪獣の出番が少なすぎる」というものでした。この映画には古代神獣ナギラ(薙羅)という怪獣が登場しますが、このナギラが明確に登場したのは上映開始後1時間以上経った後、総登場時間は約106分の上映時間中せいぜい6〜7分・・・。CMから抱いていた印象とは大違いであり、正直、「騙された」と思ってしまいました。

ウルトラシリーズでは怪獣や宇宙人の登場が一番の見せ場であった以上、本作品で怪獣の出番が少なすぎた事は欠点であったと言わざるをえません。確かに『ウルトラQ』には全く怪獣の登場しないエピソードもあったことを考えると(「1/8計画」「悪魔っ子」「あけてくれ」など)、怪獣をメインに据えないという方針も理解できます。しかし、テレビシリーズの一つのエピソードではなく初の本格的劇場版であった以上、怪獣の出番はもう少し増やすべきだったと考えます。そうしないのならば、思い切って怪獣なしで製作した方が完成度の高い映画になったでしょう。

本作品はSF古代ミステリーサスペンスドラマであり、連続殺人事件の謎と古代遺跡の取材中に失踪した報道局員・浜野哲史の行方を追う万城目淳、江戸川由利子、戸川一平の三名がその裏側にある驚異の真実に迫っていくという構成です。宇宙人や怪獣の登場というSF要素と、海の果てにあるというユートピア「常世の国」伝説、浦島太郎やかぐや姫、天女に関する昔話などを結合させてストーリーが展開し、さらには環境や古きものを欲望のままにぶち壊していく現代人への批判をも織り込んでいます(その他、「自分は一体何者なのか?」という問いかけもある)。佐々木守脚本による盛りだくさんの物語と実相寺昭雄監督の独特の演出が組み合わさっており、何とも言えぬ不思議な風情があります。狂言回し的な主人公チームが謎に迫っていくという構図はまさに『ウルトラQ』であり、この点は楽しめました。

この映画の舞台は上映開始時の現代になっています。そのため万城目たちの設定も旧シリーズとは変わっており、三人ともテレビ局の社員ということになっています。いかにも現代的な設定であり相応の理由があったのでしょうが、職業とかは昔のままでもよかったと思います。

ただし、男性キャラの立ち位置は注意深く考えられていたと考えます。宇宙人である星空真弓の呼びかけに応じて「あちら側」に行った浜野(彼は地球に見切りをつけた「常世の国」を信じる人々と共に宇宙船で去っていった)、作中では「一般常識人」として浜野の対極に位置する一平、真弓の言い分に理解を示しつつも現代社会から離れられない万城目というバランスの取れた構成でした。

一方、江戸川由利子に関しては疑問があります。由利子というキャラは初期ウルトラシリーズの中ではもっとも積極的で自立した女性として描かれていました。しかし、本作品ではテレビ局の新入社員であり、物語にはあまり絡んでこず、性格も消極的なものにとどまります。この映画のストーリー展開上動かしにくいキャラだったのかもしれませんが、オリジナルの彼女を知る者としては寂しい限りでした。

この映画はもう少し内容を整理しておくべきだったという感が強いです。例えば、浜野が冒頭から既に失踪している状態にして最初から万城目たちが調査を開始するという展開にしておけば、時間的にゆとりができてテーマの掘り下げや怪獣の出番の増加にもっとフィルムを割けたのではないかと思います。ただ、一つのSFミステリーとしては楽しめましたし、「怪獣はまだか」と思いつつも興味深く観賞できる作品でした。少し甘めですが評価は「良い」とします。

最後になります。この作品にはウルトラシリーズの出演者が相当数出演しています(ナレーションもテレビシリーズと同じ石坂浩二)。驚いたのは一の谷研究所に飾られていた写真。旧作で一の谷博士を演じていた江川宇礼雄と脚本家の金城哲夫のものであり、ささいなことですが面白かったです。

【補論】
この作品には原型となるシナリオが存在しています。それは1982年にウルトラマンの劇場用長編として企画されていた「ウルトラマン 怪獣聖書」という脚本でした(『故郷は地球 佐々木守・子ども番組シナリオ集』(三一書房、1995年)に収録されている)。本作品にも取り入れられた古代伝説要素も多く含まれていますが、メインテーマは歴史上あらゆる悪行をなしそれを根絶できない地球人がいずれ宇宙の脅威になってしまうのではないかという深刻なものです。最終的にはウルトラマンは地球人を危険視するカナンガ星人(土偶そっくりの異星人)が差し向けた怪獣イスラゴンを倒すのですが、その後カナンガ星人にある決意を伝えます。それは「もしカナンガ星人がいう通りの道を地球人が歩もうとしたら、自分がそれを阻止する。悲しいことだが、その時には私の全ての力は地球人に向けられるだろう」という悲壮なものでした。かくて物語は読者に「もしウルトラマンがゼットンに倒されずに地球にとどまっていたら、現代の人類にどんな審判を下したのだろう」という重い問いかけを残して終わります。

正直、あまりにも深刻な内容の話なのでウルトラマンの長編映画として映像化するのは難しかっただろうと思いましたが(おそらく娯楽作品の範疇を超えてしまう。100分観続けるのはかなりの覚悟が必要になったはず)、内容はよく考えられたものでした。映像化されて生半可に希釈されるよりも文字媒体のままの方が良かったかもしれません。なお、余談ですが、この物語の冒頭はかつての『ウルトラマン』出演者たちが本人役を演じるメタフィクションとなっており、なかなか面白い導入部分でした。

2017/12/19 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:760(51%) 普通:415(28%) 悪い:314(21%)] / プロバイダ: 18519 ホスト:18515 ブラウザ: 5171
セガ・エンタープライゼス主導の下、オリジナルにはノータッチだった佐々木守 & 実相寺昭雄ら「黄金コンビ」を招聘して制作された『ウルトラQ』の劇場版。
とは言え、オリジナル版が有していたSF要素は希薄で、佐々木氏の作家的体質(この辺を詳細に記すと確実に削除対象と化すので除外)に基づいた人類史のルーツと日本各地に存在する伝承・伝説との因果関係を探るミステリ要素、及び観光誘致化を目的とした企業側が引き起こす乱開発への痛烈な批判を主体とする内容に纏められています…ホラ、そこはかとなく地雷臭が漂ってきたっしょ ?

日本各地の古墳跡で不可解な殺人事件が続発するのと同時に、「古代史スペシャル」なる特番の企画を立てた同僚が謎の失踪を遂げた事で、オリジナル版の主役トリオに該当する3名のTV局員が同僚の足跡を求めて日本全国を飛び回る…てな具合に物語は転がり始め、その本筋に「天女伝説」「浦島伝説」といった民間伝承を絡めつつ佐々木氏の人類史に対する見解が述べられていきますが、難解な専門用語が多過ぎて取っ付き辛く、鑑賞中は『ウルトラQ』というより諸星大二郎先生の『妖怪ハンター』でも観ているかのような錯覚に陥りました。同じ「人類創世の謎」をテーマへと据えた作品には『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』が有りますが、あちらはゲーム媒体ゆえ専門用語がテキスト表示されている上に、或る程度分かり易く解説されている事も有って何とかついて行けるンですけどね。

加えて「観光名所案内の如き映像の羅列」「先人の文明・文化に無頓着な現代人への諦観」「互いに惹かれ合うも相互理解にまでは至らず別離を迎える男と女」という全体的な物語の構造が、まんま『怪奇大作戦』の傑作回「京都買います」と酷似している点にも落胆させられました。更にはストレート過ぎる乱開発批判が執拗なまでに繰り返されるモンだから、説教臭いったら有りゃしない。
万城目淳 & 星野真弓が演じる「恋愛要素」も唐突かつ邪魔っけで、顔を合わせる度に惹かれ合っていく過程が丹念に描かれていた「京都〜」の牧史郎 & 須藤美弥子に比べると「稚拙」と言わざるを得ません。作者自ら名作を劣化コピーしてどーするよ ?

オリジナル版では愛すべきキャラクターだった筈が妙に「現代っ子」的な性格を持たせた結果、いちいち話の腰を折る空気の読めない男と化してしまった戸川一平の改悪振りや、結局は『ウルトラQ』である事のエクスキューズとして配置されたに過ぎない古代神獣・薙羅(ナギラ)の存在意義、更には映画全体が真弓の批判する「興味本位で作られた古代史スペシャル」に成っている点など、パッと振り返ってみただけでも悪印象の方が多いんですよね、本作って。
恐らく、こういう形での『ウルトラQ』の復活を望んでいたファンって非常に少ないンじゃあないでしょうか ? 『ウルトラシリーズ』の中でも未だに本格的な再評価への機運が高まらぬ現状や、当レビューへの書き込みの少なさなどが其れを如実に物語っているような気がします。

2008/01/03 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:503(56%) 普通:109(12%) 悪い:293(32%)] / プロバイダ: 16161 ホスト:16138 ブラウザ: 8090
当時「今更ウルトラQかい?」と首を捻りましたが
伝統をないがしろにする現代人への警告、という崇高なメッセージは、
やはり「ウルトラQ」には向いていないと思いました。
モノクロ作品では何らかの方法で人間が事件を解決していたのに、
宇宙人の方で勝手に地球を離れていく終わり方なのが今一つに感じましたし、
何よりあの「ナギラ」とかいう脈絡もなしに登場した怪獣が意味不明です。
実相寺アングルも30分枠内ならまだ耐えられたんですけどね…。

評価:悪い

2007/05/15 とても悪い(-2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:126(61%) 普通:9(4%) 悪い:73(35%)] / プロバイダ: 12661 ホスト:12725 ブラウザ: 2989(携帯)
本編評価にかいた通り、白黒の面白さがあったウルトラQをカラーにしても面白くはないです。実相寺監督もそれは百も承知だっただろうけど、残念ながら主張ばかり目立つ演出はみてて飽々します。
佐々木脚本もだらだらしすぎ。

あとナギラはどうなった?そこら辺消化不良でした。

2006/10/19 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2038(50%) 普通:793(19%) 悪い:1257(31%)] / プロバイダ: 20897 ホスト:20861 ブラウザ: 5234
ティガのそれに近いイメージというか、ティガやダイナの世界に於けるウルトラQ的な作品として見れば良いのかも知れないけれど、古代人というキーワードと出演者が高樹澪という組み合わせなので、今ではそう見えてしまうだけなのかも知れない。

ナギラのデザインは後の「グレート」や「ゼアス」及び、東宝平成ゴジラ怪獣デザインの吉田穣によるものなので、独自のラインは平成になってからの怪獣のスタンダードデザインという印象を与えてくれたのだけど、そのナギラの登場シーンの少なさや、「いつになったら現れるのか」というじれったさは初期の怪獣映画っぽいムードもある。

それもマニア向けを狙ったのかも知れないけれど、そのマニア向けの作風も空回りした感じだし、結局消化不良で、あまり満足のいった仕上がりとはならなかったイメージの方が強く、黒歴史化されている傾向も強くなってしまっている。

ウルトラQというタイトルに負けてしまった印象があるし、グレートと「パワード」、そして平成セブンにゼアスやティガに到るまでの道のりを考えると、本作は確かにウルトラQという役割を果たしたのかも知れないが、忘れられてしまい、マイナー作品という地位に甘んじざるを得なかった不遇の作品という見方も今では出来そうである。

ウルトラQ独自のおどろおどろしいムードの平成版が創られるには、ダイナの「怪獣戯曲」まで待たなければならなかったような印象も今ではある。

2006/05/29 悪いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:752(75%) 普通:143(14%) 悪い:110(11%)] / プロバイダ: 3926 ホスト:4010 ブラウザ: 5623
ここの提案を見るまで忘却の彼方にあった作品。全編無用に続く実相寺アングルに具合が悪くなった。
巨大な足(笑)しか記憶に無いナギラや、ラストのロケット発射のシーンなど、往年の東宝特撮映画
を思うと涙を誘う。そう言えばこの時期、忘れ去られた特撮映画がいくつかあったのを思い出したぞ。

劇場で見た以来で記憶が曖昧なのでコメント止まりで。

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2017/12/19 悪印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 18519 ホスト:18515 ブラウザ: 5171 [編集・削除/これだけ表示]
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