[日本映画]悪魔が来りて笛を吹く(1979)


あくまがきたりてふえをふく / Akuma ga kitarite Fue wo fuku
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日本映画総合点=平均点x評価数832位2,821作品中総合点2 / 偏差値50.48
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作品紹介(あらすじ)

昭和22年、銀座の宝石店で、店員数名を毒殺し、宝石を盗みとる凶悪な殺人事件が起きた。椿英輔子爵は、この犯人と酷似していたため、容疑者の一人として取り調べを受けたが関西に旅行中だったというアリバイが立証され、釈放となった。だが、英輔は娘の美禰子に遺書を残して失踪し、2カ月後、死体となって発見された。ところが、英輔の妻、[火禾]子や周囲の人人が自殺したはずの英輔らしき人物を目撃するのだった。脅えた[火禾]子は彼の生存を占う「砂占い」の儀式を行なった。金田一耕助も美禰子や等々力警部の依頼で立会ったが…。
配給:東映
製作:角川春樹
監督:斎藤光正
原作:横溝正史
日本 公開開始日:1979/01/20(土)
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最終変更日:2010/05/23 / 最終変更者:雪霞 / 提案者:十傑集 (更新履歴)
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2017/02/16 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:769(51%) 普通:425(28%) 悪い:316(21%)] / プロバイダ: 3576 ホスト:3812 ブラウザ: 5171
内容云々よりも、「金田一耕助役に西田敏行氏を抜擢する」という既存のイメージを覆した異色のキャスティングに因り、他の横溝正史作品には無い「特異性」を得るに至った西田版『悪魔が来りて笛を吹く』ですが、確かに「お腹の出っ張り具合」を弄られる金田一って前代未聞だよなあw
どちらかと言えば、西田敏行という俳優が元々兼ね備えている「温厚さ」「素朴さ」を金田一耕助のキャラへと当て嵌めた印象が強く、ヒロイン美禰子の心情を汲んで慎重に言葉を選んだり、絶命寸前の真犯人を安心させて逝かせるべく「嘘」を吐くラストなどが象徴するように、西田金田一は「歴代で最も優しく、尚且つ甘ちゃんな名探偵」に仕上がったと言えるでしょうね。

とは言え、第1の事件である玉虫元伯爵が殺害されて以降、東京〜須磨〜淡路島を繋ぐ地道な裏付け捜査に物語の焦点が絞り込まれるため全体的に地味な印象が拭い切れず、第2・第3の犯行が起きるまで随分と間が空く事も影響してメリハリに欠けている感が否めませんでしたが、この辺りは古谷一行氏主演の『横溝正史シリーズ』も同様だったので原作自体、エンタメ性を重要視する映像媒体には不向きな題材だったと言えるのかも知れません。クライマックスで明かされる極めて「胸クソ悪い」真相込みでね。
主要人物のキャストが地味な反面、カメオ出演程度の出番しか無い俳優陣に豪華な顔触れを揃えるというバランスの悪さも気に成りましたね。目立ちたがり屋の某プロデューサーも例に因って迷演技を披露してくれますが、ホントに「自重」って言葉を知らねーのな、このオッサンわw

「廃墟の礼拝堂」という初っ端から背徳感が濃厚なプロローグや「悪魔」のマネキン人形( ? )を効果的に活かした前衛的なオープニング(必見 ! )、ペンデュラムを用いた降霊会の胡散臭さに椿家の庭先をうろつく不気味な影…てな具合に、序盤30分ぐらいまではワクワクさせられっ放しだったンですけどねえ…テンションの高さを最後まで維持できなかった点が非常に悔やまれます。
名コンビの相方たる等々力警部も従来とは異なる精悍なイメージが新鮮な上に、必要以上に金田一と馴れ合わず、それでいて或る程度は彼の心情を察する事が出来るという「ケンカ友達」的な描かれ方が面白かったので、この構図を踏まえた上での両者の活躍振りをもう少し見たかったような気はしますが、結局のところコレ1本で終わってしまったのは勿体無かったですね。

鑑賞中は『特捜最前線』の高杉刑事が羽織袴で奔走しているような錯覚に陥る事が何度か有ったので、いつ神代課長が出張ってくるかと期待しながら観てましたw

2017/02/04 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2210(57%) 普通:775(20%) 悪い:861(22%)] / プロバイダ: 25514 ホスト:25710 ブラウザ: 9784
西田敏行版金田一耕助という、原作の痩せた印象からはまた少しイメージの離れた金田一でした。
原作の『悪魔が来りて笛を吹く』は未読なんですが、これもまた金田一耕助シリーズの映像化らしいテンポの悪さが付いて回った感じはあります。
珍しく洋風イメージが強調された序盤と、動機が明かされて悲劇が描かれる終盤が印象的であるものの、それ以外の全てはあまり印象に残らない捜査と会話劇。だいたい退屈です。

まあ、外連味のある描写は前半目立ってましたね。
色彩がこの頃の金田一の中でも異色で、洋風テイストな雰囲気が作られていたのは印象的でした。
金田一のキャラクターも、割りとのんびりしていて石坂浩二とはまた少し違った剽軽な金田一を作り上げていたかと思います。帽子を破られてしまうあたりもやはりドジというか抜けてる感じですよね。
安定して軽口を叩く描写も見られ、全体像としては堅苦しくならないような金田一らしさも出ており、このシリーズ見るならやはりこういうキャラでないとという人物像ではありました(この間のハセヒロみたいな辛気臭いキャラだとこのシリーズとして見る意味が半減する……)。

終盤になるとやはり複雑な家系図が動機に繋がっていた事や、相変わらずの横溝正史的ドロドロが判明してきますが、ここはもう様式美なんでしょうね。
殺人の動機とともに展開する滅びのドラマは、他の金田一に比較しても多少クドくもあるんですが綺麗に丁寧に描かれていったと思います。
ただ、まあ人間関係はよくわかりませんよね基本。

評価は「普通」です。
非市川金田一の中でも悪くはなかったけど別に良くもなかった作品でした。
なんかこれも有名なタイトルの割りにはそんなに見た人が多い印象ないんですよね……。

2012/08/28 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:80(62%) 普通:24(19%) 悪い:25(19%)] / プロバイダ: 3098 ホスト:2814 ブラウザ: 4943
【良い点】
音楽が素敵

【悪い点】
西田敏行

【総合評価】
身も蓋もない言い方になりますが、西田敏行が嫌です。嫌いなんだから、当然
「池中玄太☓☓キロ」も観たことありません。良くないことなんですけどね。

「いじめ」でいじめる側の理由として「あいつウゼーから」ってありますけど、西田敏行がウゼーの。
世間体のある言い方をすれば「私、彼と生理的に合わないんです」かな?
いじめ評論家は自分でもこの事わかっているんだから、もっと掘り下げろよって言いたいです。

とは言いながら当人、この映画では、でしゃばっていません「釣りバカ」の鬱陶しさとは段違い。
もっともあっちは主人公だから、でしゃばってもいいか…
(バス旅行で「釣りバカ」「男はつらいよ」は、嫌でも耳に入るんだよね〜)

宮内淳が「太陽にほえろ」の「ボン刑事」と違った感じで良いですし、ヒロインと西田敏行が
「美少女と少女趣味のスケベオヤジ」な感じで、キャストは見ごたえあり。

この映画で笑えるのは、一族の証として「火炎太鼓」のアザを揃ってバーンと出す所。
「アストロ球団」や「ジョジョ」にしても「一族の証としてのアザ」って好きなのね。
もっともこのアザ、物語のキーポイントにもなりますけど。

オチもいい感じで「なにこれ?」っていう感じではありません。ただ現代の倫理観では
「これが犯行理由?」って気もしますが。

結論としては、とにかく西田敏行が嫌いだけど、大人の判断?で「とても良い」です。

[推薦数:1] 2012/04/30 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:69(61%) 普通:17(15%) 悪い:28(25%)] / プロバイダ: 16514 ホスト:16696 ブラウザ: 3437(携帯)
西田敏行さんが金田一耕助を演じるというポイントが興味深い一編。東映作品「悪魔が来りて笛を吹く」ですね。

自分は基本的に誰が金田一耕助を演じているから駄目、というこだわりで横溝作品を観ていないので 西田敏行さんの金田一耕助も、さして気にならなかったです。「西田さんは釣りバカ日誌」でしょ、なんて後付け印象は言いっこなし。

本作品の金田一耕助は人なつっこい印象の人物だけど、相反して等々力警部とは気心しれた、なあなあの仲でも最後にお互い信頼関係を築く設定でもなく、どこか淡々としてギスギスした感のお互いあくまで終始ビジネスパートナーというのは新鮮でした。
この作品の等々力警部っていつもイライラ・カッカしているから、そりゃさすがの金田一耕助だって避けたくなるっていうか、あまり関わりたくないっていうか何か面倒くさい奴だなって思うわなって感じです。
「僕に怒ったってしょうがないでしょ」のセリフに別の意味で妙に納得してしまいました。

優しい一面を見せながらも、依頼者である椿美禰子に対して「言うことを聞いてくれないなら僕、この仕事を降ります」と厳しい表情をあらわにしたりと、事件に自分から興味本位に首を突っ込まない金田一耕助の「あくまで仕事」という基本的スタンスが守られていたので個人的には好印象。

難点としては物語展開的には何か起伏に乏しく、殺害事後の映像表現もどこか淡々としているのが少々気になりました。良くも悪くも「ああ、昔の東映作品独特の空気感だな」て感じたと言いますか。
ただ、この時期の金田一作品でよく使われた「劇的に悲劇な、ひとりの女性が犯人」という設定になっていないのも良かったです。ネタバレになっちゃうので深くは語りませんが原作から映画にするにあたり、そういうニュアンスのアレンジを施されてはいるんですけどね。この辺の改変は個人的には許容範囲かな。

過去にしでかした過ちによる「過去」への復讐劇だけではなく、「今」の犯人の苦悩が描かれてる犯行動機もマル。…なんですが、いかんせんこの劇的なクライマックス展開をあっさり味で描いているので、ちょっと満腹感には欠けたかな。どこか皆冷めた印象を受けたのが残念。
あとアレですね。ここ割と重要じゃない?ていうところは駆け足で展開し、ここはまぁ駆け足でいいんじゃない?ていうところはじっくり描いていたりしてちょっと気になりましたし解りづらいところも正直、散見されましたね。

これがテレビスペシャルドラマだったらもう少し評価できたけど劇場作品となるとちょっと…て感じかな。
でもキャスト・物語ともに嫌いじゃないけど凄く良かったという印象でもなかったので、この評価。
[共感]
2017/02/16 西田金田一 & 夏八木等々力コンビには、お互いの立場を弁えた「オトナの接し方」を心得ている印象が強かったですね。 by 霧の童話

2010/05/31 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2298(50%) 普通:1149(25%) 悪い:1151(25%)] / プロバイダ: 36209 ホスト:36373 ブラウザ: 6425
【良い点】
中盤では事件のルーツを求めて(毎度、お馴染みで)瀬戸内海に足を運ぶもののメイン舞台は東京。
ノスタルジックな雰囲気と近代的なイメージを併せ持つ椿家、
片や身なりよろしくない人々が行きかう闇市、
戦後間もない東京の光と影が巧みに描写されています。
ただカメラワークが劇場作品というより昭和40〜50年代のTVドラマのようにも感じられました。
この辺りは監督が「太陽にほえろ」や「ゆうひが丘の総理大臣」なども手掛けた斉藤氏である事に関係しているかもしれません。

【悪い点】
松竹版「八つ墓村」の寅さん金田一は主人公のポジションにいなかったので許容範囲でしたが
本作の主人公である金田一が西田敏行氏というのは、さすがにどうかと。
下世話な話をしながら事件の本質に関わる質問を切り出していく所は、
コロンボにちょっとスケベオヤジを加味した感じでイメージが合わなかったです。
(夏木氏が演じた等々力警部の方がハンサムというのは、どうなんでしょうね〜)

後、館の中で見かけられた英輔氏らしき姿が何だったのか解りませんでした。

【総合評価】
東京の洋館を舞台にした所やエロティックな描写(ヒロインの美禰子は脱ぎません。念のため)等、
横溝作品というより乱歩作品といった感じで、金田一シリーズの中では異色の一作。

そして元祖・メイド萌え&妹萌え作品(爆。
美禰子は使用人の青年・東太郎に好意を抱いていたようですが彼は同じ使用人で腹違いの妹を選んでいた!
悲劇の原因は秋子夫人の放蕩にあるのですが、どうも椿家は近親者に惹かれやすい一族らしく
英輔氏の絶望感もそこに起因していたらしいです。
もう少し呪われた家系の描写を前面に押し出してくれたら良かったのですが…。「良い」よりの「普通」で。

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2018/06/04 普通の印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 22919 ホスト:22962 ブラウザ: 11632 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事悲しい/道徳心&モラル 
ストーリー良い(+1 pnt)
キャラ・設定普通(+0 pnt)
映像普通(+0 pnt)
声優・俳優とても良い(+2 pnt)
音楽普通(+0 pnt)

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