[日本映画]色即ぜねれいしょん


しきそくぜねれいしょん / Shikisoku Zeneration
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2009年日本映画総合点53位109作品中
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作品紹介(あらすじ)

仏教系私立男子校の1年生、純は、ボブ・ディランとギターが大好きな音楽少年。ロックな生き方に憧れてはいるが、学校では優等生にもヤンキーにもなれない文化系。家では理解のある両親が愛情一杯注いでくれるので、反抗する理由もない。ロックとは程遠い平凡な毎日を悶々と過ごす純に、友達から夏休みに隠岐島に行かないかと誘われる。そこのユースホステルは、フリーセックスを楽しむ男女が集まるというのだ。
監督:田口トモロヲ
原作:みうらじゅん
出演:渡辺大知,峯田和伸,岸田繁,堀ちえみ,リリー・フランキー,臼田あさ美,石橋杏奈,森岡龍,森田直幸,大杉漣,宮藤官九郎,木村祐一,塩見三省
配給:スタイルジャム
日本 公開開始日:2009/08/15(土)
公式サイト
1. http://shikisoku.jp/indexp.html
OP/ED以外または不明曲 (1個)
どうしようかなどうしようかな
歌:渡辺大知 峯田和伸 岸田繁 [補記] [ファン登録]
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最終変更日:2009/08/02 / 最終変更者:管理人さん / 提案者:管理人さん (更新履歴)
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2012/04/07 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3577(33%) 普通:3768(35%) 悪い:3455(32%)] / プロバイダ: 42212 ホスト:42034 ブラウザ: 5682
【良い点】

・俳優陣の演技は概して良かったと思います。主役の渡辺大知くんは、
その瑞々しい演技等光るものがあったし、ヒゲゴジラ役の峯田和伸氏も
若者達の先輩としての存在感は確かにありました。堀ちえみ氏も、
映画出演のブランクとかは特に感じられなかったですね。

【悪い点】

・フリーなアレを求めての旅行、空手の通信講座、女の子との恋、
文化祭での音楽演奏と「青春万歳!!」なこだわりは伝わりはして、
ユーモアも交えてはいましたが、そんなゲラゲラ笑えたわけでも
なかったし、概してやや教科書的でしたかね。もう一つ決定打不足
だったかな?その文化祭では半ば我が物顔だった不良連中にも好印象は
なかったですが、

【総合評価】

悪くは無かったし、監督2作目の映画としては頑張った方だったとは
思うけど、根本的にありきたりな題材だったのもあったのでしょうかね。
目から鱗が落ちたほどでは無かったです。まあ佳作レベルの映画だった
でしょう。評価は「普通」です。

[推薦数:1] 2010/02/16 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:269(37%) 普通:160(22%) 悪い:305(42%)] / プロバイダ: 25353 ホスト:25531 ブラウザ: 11161
みうらじゅん氏の同名小説の映画化作品。

本作を見て最初に出てきたのは、「イタい」。
物語の主人公、乾くんは優等生にも不良にもなれないような、冴えない文化系高校生。しかも、本人にはそういうポジションにいる理由がそれなりにわかっている模様。そんな自分に悶々としつつも、彼は積極的に変わっていこうとしない。
理由がわかってんなら何かやれよ、と思ってしまうところもあるし、本当はその方が正しいのだろう。でも、なかなか出来ない、動けない。そんなバカヤローのことを「優柔不断」と言わずして何と言おうか。オマエ見てたらイライラすんだよ、みたいな言葉が聞こえてきそうだ。自分からみても主人公の臆病さがダルかったほど。
ただ、自分も元・文化系高校男子だったからなのか、イライラされる側の懊悩、つまり乾くんの気持ちを少しはわかるかも知れない。SEXのことを考え出すとムラムラする、けれど、それだけで後は何? みたいな調子になってしまう。そんな自分に嫌気がさして変わろうとするけど、如何せんオクテだから、ちょっとの行動でもバカみたいな勇気が要るばかりか、結局何もできないまま終わる。ああ、なんとまぁバカヤローなんだ。
同属嫌悪というヤツなのだろうか、そんなヤローを見てると、すごくイタい。「ええ、まぁ、なんと申しますか…仰る通りで、ハイ、ははは…」なんて苦笑いが漏れてくる他は、どんなことを言えばいいのかわからなくなってしまうぐらいだ。

そんな風に言ってしまえば、本作に対する印象は至極ネガティヴなもののように思えるが、意外なことにそうでもなかった。童貞の懊悩なんてテーマを語ると、得てしてドロドロしがちなのだが、本作は不思議なほど爽やかだった。これが、多分その理由になるんだと思う。
乾くんはよく悩む。恥ずかしい想いを重ねる。やりきれなさや無力感に打ちひしがれることもある。本作では、そういった負の感情をさらっと描く。突っ込めばいくらでも突っ込めそうなものなのに、意図的に流してる感じだ。そのことで、本作には「イイ感じのイタさ」が齎された。イタいんだけど、「お前の本音を暴いてやったぞ、どうだ!!」みたいに迫ってこない。冴えないヤローの話を聞いて、「それってこういうことなんだと思うよ」と、作品を通じて語りかけてくれるようだ。
それが気持ちよかった。「グミ・チョコレート・パイン」のように、残酷なまでに童貞を追い込んで這い上がらせるでもなく、「青春デンデケデケデケ」のように、青春時代(ここでは高校時代)への甘酸っぱい憧憬の念を只管に喚起させるでもない(もちろん両者とも青春系の傑作と呼べる作品なのだが)。主張はあるんだけど、それを表には出さず、青年期の出来事とシンクロさせる。いわば、聞き上手な作品といった感じがした。
多分、本作をみて「乾くんのような高校生活をしてみたい」なんてあんまり思わないだろう。自分としても、ちょっと御免蒙りたい(というか、ホントは乾くんのような生活をしてきたわけですけどね…もっと地味だけど)。ただ、そんな憧憬の対象にならないであろう高校生活を、冷静に見据えられている感は伝わった。年を取って、「ああ、俺ってこんなこと考えてたなぁ」と、広い心で振り返っているような。それで、そんな自分をイタくも微笑ましく思っているような。いってみれば大人目線なわけだが(これが「聞き上手」の正体なんでしょう)、そういうのは、意外なほど安心させてくれるものなのかも知れない。

このように、本作は一見すると「映画的でない」見せ方をしているわけだが、それが返って映画としての価値になっているという、変な上手さがある作品だ。その上で、色即是空、諸行無常、ナニゴトも変わっていく、だからこそ、今を悩んで、今を生きてみるかな、上手くいかないことばかりでも、それがいつかは笑い話に変わるといいな、といったテーマのようなことを静かに語ってくれるが、心地よいイタさに支えられたのか、その語りかけが「気のいいオヤジの話の締め」みたいに思え、なんか知らんが得した気分にさせてくれた。ハナにつかないテーマの語り方には、こんなやり方があるのかと、ちょっと驚きだった。

そんな風に、印象こそ決して悪くない本作。冴えない男子諸君には特にオススメしたいし、女性の方々にも、「地味な男の子ってこんな感じでもあるんですよ」といった感じで紹介したい…と、行きたいところだが、残念ながら手放しでオススメできる作品かと言われると、正直なところ困る。早い話、単純に一個の物語として見たら、あまりいい作品ではなかったわけだ。

まず、作中で起こる事象の一々はロクな結果を生まない。それに対し、鷹揚な見方ができない限り、本作はかなりキツいだろう。もっと言えば、本作はそれは出来ること前提で作られている感すらあるほどだ。そうでないと、結局、冴えない少年の姿を延々と見せつけられるだけで、カタルシスも何もあったものか、といった風に思われても致し方ない。
カタルシスといえば、終盤に文科系男子とヤンキーが互いを認め合う箇所もあるが、それまで両者は表だった抗争をしていないし、文科系男子がヤンキーをどう思ってるかについても、かなり言葉少なに語っているだけなので、単純な映画としてのカタルシスは微弱だろう。
これに関連して、幕切れはかなり不満…「色即ぜねれいしょん」という曲を演奏するという、原作通りの幕切れにすべきではなかったのか!?…主題歌は決して悪くないんだけど。

それに、そもそも乾くんが悩んでいた項目はリビドーだ。それであの結末だと、話に決着がついていないように見える。上述の「和解」をしてハッピーエンドとするなら、問題のすり替えではないか、と思えなくもない。深読みすれば、ヤンキーは女の子にモテる存在で、そんな彼らと認め合ったことは、文科系が成長したと同時に、ヤンキーと形は違えどモテる「資格」を手にした、とも取れるが、かなりわかりにくい話だ。

それから、なんで最初に病院のベッドシーンが出てくるのか、全く意味不明。上述の「大人目線」を裏付けるため、回想録という形式を採ったと好意的に解釈できないでもないが、別にそれがなくても本作が「聞き上手」であることには変わりないわけだから、ハッキリ言って不要。これは邪推が過ぎるが、もしや「死亡ブーム」に肖った安直な演出のか、なんて考えてしまった。

あと、たかだか数日の逢瀬でなんでオリーブは乾くんにあそこまで心を開くのか、とか、彼女はどうして乾くんの恋愛沙汰までお見通しなのか、とか、細かいツッコミどころというか、難点が沢山ある。脚本そのものは、全体的にかなり粗っぽい。主目的ではないとは言え、この粗さはちょっとどうにかならなかったのだろうか。

そんな風に、一個の物語としてのグレードは、残念ながらあまり高くない。どちらかと言えば、物語を読むより主人公に共感する形で見る作品なのだろう。
以上のことから、自分の本作に対する評価「感想」は、「良い」寄りの「普通」とさせていただこうと思う。

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記事日時:2009/07/21
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