[ドラマ]乱反射: 2018/10/08 OYJAR40


らんはんしゃ / Ranhansha
  • 考えさせられた
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ドラマ総合点=平均点x評価数1,113位2,498作品中総合点1 / 偏差値49.14
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2018/10/08 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:198(67%) 普通:53(18%) 悪い:43(15%)] / プロバイダ: 27551 ホスト:27500 ブラウザ: 8328
強風に煽られた木が倒れ若夫婦の幼い子供が亡くなった。これは事故なのか事件なのか、誰が加害者なのか、というストーリー。結末に触れていますので見てからにしたい方は回避してください。

【良い点】
・妻夫木聡の演技。ダメ亭主だけどいい人っぽい普通のアンチャンが息子の死を記者として親として追いかけるうち次第に狂気にとらわれていく・・・その演技が素晴らしいです。鬼気迫る、とはこのことですね。他の役者さんたちも好演しています。責められて逆ギレする役人や医師、ひたすら自分が悪かったと泣きながら謝り倒す業者、などなど。
・現実にもこれだけ悪いことが重なれば起こり得る内容で、考えさせられる。反面、ここまでひどいことが重なるかなぁ、とも。・・・犬の散歩でふん尿(漢字を使ったら落ち着いた表現をしろ、と言われてしまいました・苦笑)処理をしない飼い主。業者に丸投げのまま責任感もなにもない役人。自然保護を振りかざし街路樹(街路樹が自然かどうかには疑問がありますが)を伐採するな!という運動をし、木の状態を見に来ている業者の邪魔までしてしまう奥さん方。不潔なものに過剰に反応してしまい身動きがとれなくなってしまっている「病気」の業者。子供の受け入れを自分は内科医でアルバイト医なので、と、さして混雑しているわけでもないのに急患受け入れを拒否する医師。風邪程度なのに待ち時間がかかる昼間の診療を避けて夜間診療に来る患者たち・・・誰もが等しく加害者なのだ、という描き方。

【悪い点】
・勧善懲悪ではない・・・誰が悪かったのか?みんなが悪いのだ、という構成なので、モヤっとする。
・子育てで大変な義娘に看病に来させて、たまたま病院の食堂がなかなか美味しい、と誘った義母、風が吹き荒れている日に車を呼ばずにベビーカーを押して歩道を歩く方法を選んだ母親・・・上の加害者連中とは意味合いが異なるこれまで加害的な描き方なのには疑問かな。似たようなこと・・・大風の日に子供を乗せる台付きの自転車に乗ったお母さんがいて、倒れそうになって危うく助けた経験がありますが、実際こんな日に何も・・・とチラッと思ってしまいましたが用事があれば仕方ないことでもあるわけですし。

【総合評価】
原作未読なので他所でいろいろな方が言われていることを参考にさせていただきました。原作ではエンディングの主人公のゴミ捨てシーンははっきりと「オレも加害者のひとりなんだ!」というモノローグだかがあるようですね。こちらのドラマ版の方はそれがなく、視聴者に主人公がどう感じているか、考えさせる手法を取っています。もちろん良し悪しではないのですが、本編でモヤモヤグルグルが続くので、最後ははっきりとさせた方が見る側としてはスッキリしたかもしれませんね。何も最後までモヤモヤさせんでも、という意味で。

一番腹の立つキャラクターはやっぱり犬の飼い主のオヤジ・・・かなぁ。
時々外で格子状の排水口にたばこのポイ捨てをしている輩を見かけますが、その排水口にどんどんゴミが詰まり豪雨の時などに排水口の役を果たせず浸水被害をもたらす・・・で、こういう時、たばこのポイ捨てをした人は全く罪悪感を感じていないですよね。それと同じレベルでこのオヤジは犬の散歩時に木の根腐れを引き起こすふん尿を放置しており、実際そのことに何の罪悪感を感じてもいない。他の加害者たちはなんとなくうっすらと自分たちの責任も感じているフシはあるのですが、このオヤジだけはない。それが腹立たしくて、テレビ画面を見ながら悪態をついてしまいました。でもそれだって、自分がやっている、であろう小悪には気づいていなかったり、そういう自分の小悪には目をつぶったり棚に上げたりしているだけかも知れません。

まあ、いろいろ考えさせられる内容で、自分の身に振り返って考える、それを視聴者にさせたならばこのドラマは成功だったのでしょう。



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