[ドラマ]おしん: 2019/10/07 十傑集


OSHIN
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2019/10/07 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2282(50%) 普通:1143(25%) 悪い:1144(25%)] / プロバイダ: 35550 ホスト:35309 ブラウザ: 5173
BS再放送につき書き直しで…。

【良い点】
時代の厳しさに対するリスペクトは強い。

お嬢様育ちで我儘な一面がありながら、おしんには自分の分まで自由に生きて欲しいと真剣に願う加代や
坊ちゃん育ちで情けない所もあるが、根は悪い奴ではない夫の竜三(彼は株を下げる事も多く落差は激しいが)は
憎めないキャラとして上手に動かせています。

【悪い点】
脚本家・橋田寿賀子が後に老害化する走り、
『辛い時代を頑張って成功した自分はエライ』『人生経験豊かな年寄りが正しく未熟な若者は愚か』的スタンスが
二度目の奉公先である加賀屋の大奥様くにを通じて既に見られる。

自分と同じ苦労人である、おしんに目をかけ読み書き等を教える等、主人公にとって人生の師なのは解る。
しかし自分と意見を異にする若い世代の言葉に全く耳を貸さず、それでいて脚本家がくにが正しいような流れを無理やり作っている。
おしんが加代の本を持って行ってしまった時に「盗むつもりは無かった」という、おしんの言葉は聞くが
被害者である自分の孫に対しては「お前は黙っていろ」の一点張り。
世間を意識する家族や店の者がお嬢と使用人が仲良くする事に懸念を示しても聞く耳は持たず、
直後におしんが加代を事故から庇うイベントが発生して周囲が勝手に態度を改める。
家出した加代が妹の死を知って帰郷すると縁談を強引に進め、再び飛び出そうとする孫娘に全てを見透かしたような態度で立ち塞がるが
加代に突っぱねられると途端に「お前の事を一番に考えてきたんだ!」と言い出し、ワザとらしく病に苦しみだし
観念した加代が結婚を承諾すると訪れた(自己投影の対象たる)おしんに「好いた男と添わせてやりたがったが…」等と言いだす有様。
加代は「時代は変わった」「加賀屋は継ぎたい者が継げばいい」と一貫して主張しており、おしんを養女にして継がせるなら、むしろ大賛成だったろう。
結局、加代が己を殺して無理に古い価値観を受け入れるのに対し、くには徹頭徹尾、『血縁者を当主に据えた家の存続』という
自分の価値観の中で完結しており両者の間に歩み寄り等は全く無い。
この事が入り婿との関係を歪なものにして、後の加賀屋没落にまで少なからず影響するのだが、くにはそれを目の当たりにする事も無く天寿を全うする。
こんなク〇バ〇ァが脚本家の考える完成された人間なのかと思うと呆れるより他はない。

そして挿入される現代パートの乙羽おしんも経営の実権を握った息子と真剣に向き合おうとせずに
「金儲けしか考えていないのが情けない」と愚痴りながら連絡もせずに、あっちこっちをフラフラして
自分の孫より可愛がった加代の孫相手に昔語りをしている有様である。

【総合評価】
惹きつけられる所も多いが、おしんに都合よく加代に都合の悪いタイミングでばかり現れる白馬の王子様キャラな浩太の動かし方など
脚本のあざとさに苛立ちを覚える事も多くて半々といった感じでしょうか。そうやって視聴者の感情を煽った事(特に嫁イビリが一月も続く九州編)も
シリーズ最高視聴率に繋がりましたが放映当時から、眉を顰める意見もありながら大絶賛にかき消されてしまった。

今回の再放送において100作記念作「なつぞら」と対比させる形で再評価される記事がネット上にしばし見られましたが
元々、NHK側は最高視聴率作であるために本作ばかりを何度も再放送しており、それが今になってというのは
結局、視聴率や話題性しか重視しない上層部の姿勢(本作や「あまちゃん」のBS再放送にばかり力を入れたがるが、
視聴者アンケートによる地上波再放送は「カーネーション」や「ゲゲゲの女房」)そのものが本放送作品の内容空洞化を招いているとしか思えない。

評価は「普通」で。



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