[ドラマ]風林火山 (NHK大河ドラマ)


ふうりんかざん えぬえいちけーたいがどらま / Furinkazan (NHK)
  • 感動
  • 面白い
RSS
注意: これはドラマ版。その他メディアのページ: 文学:風林火山 / 日本映画:風林火山 (1969年版)
ドラマ総合点=平均点x評価数87位2,351作品中総合点23 / 偏差値63.87
ドラマ平均点113位292作品中平均点1.00=良い/23評価
2007年ドラマ総合点5位95作品中
評価統計
評価分布
自分も評価投稿する
属性投票
ストーリー1.40(良い)5
キャラ・設定1.20(良い)5
映像1.20(良い)5
音楽1.20(良い)5
声優・俳優1.20(良い)5
感動40%2人/5人中
面白い40%2人/5人中
熱血20%1人/5人中
勇気貰った20%1人/5人中
美しい20%1人/5人中
もっと見る
属性投票する
作品紹介(あらすじ)

天下統一を目指し、乱世を駆け抜ける 「 風林火山 」 の軍団の中心には、稀代の軍師・山本勘助がいた。
他者を容易に寄せつけず、孤高にして天才的な兵法家である勘助は、
「 甲斐の虎 」 ・ 武田信玄に天下取りの夢を賭けて、奇想天外な機略を巡らして信濃へ進攻する。
そして、謀略により亡ぼされた諏訪一族の由布姫との出会い…
■ STAFF ■
原作:井上靖 ( 原作出版:新潮社 『 風林火山 』 ) ※2007年は井上の生誕100周年にも当たる
脚本:大森寿美男
音楽:千住明 テーマ音楽演奏:NHK交響楽団 テーマ音楽指揮:高関健 演奏:ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団

※ この説明部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
日本 開始日:2007/01/07(日) 20:00-20:45 NHK総合 / 終了日:2007/12/09
公式サイト
1. 大河ドラマ
オープニング動画 (1個)
風林火山風林火山 [ファン登録]
51,8413623
最近の閲覧数
1110118105
この作品をドラマとして最高の中の最高と投票した方はまだいません。
(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2019/01/15 / 最終変更者:ウクレレ / その他更新者: 十傑集 / 宇宙刑事ジャンギャバン / 曲がり角のアイツ / TCC / 提案者:カトル (更新履歴)
  投稿の系統で絞込
この評価板内限定
2011/11/27 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:398(76%) 普通:41(8%) 悪い:87(17%)] / プロバイダ: 1320 ホスト:1336 ブラウザ: 7297
登場人物一人一人のキャラが濃いので掛け合いなども面白いですし、山本勘助と言う人物を主人公に選らんだ事で結構いろんなところに
動かせると言う利点をとても上手く生かしていたように思います。

何で武田、今川、北条、上杉などの戦国時代の群像劇がこの作品では特に面白かったです。
花倉の乱や川越夜戦みたいな今まであまりクローズアップされない部分を取り上げてやっていたという辺りが個人的には高評価ですね。
この辺りの話は、ドラマで見る事もこの後なさそうと言うのもありますしそれだけで感動物だったりしました。

2011/11/13 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2164(50%) 普通:1088(25%) 悪い:1088(25%)] / プロバイダ: 19398 ホスト:19369 ブラウザ: 11721
【良い点】
BGMは千住明とワルシャワ・フィルのタッグだけに良好。

尺に余裕があるため勘助が武田家に士官してから古参の武将達に認められている過程は丁寧に描かれています。
諏訪姫に縁談を進められて大弱りしている場面なども真面目にやりきっているため割と楽しめました。

【悪い点】
武田家親子は演じている俳優に気品がある分、武田のイメージにあう猛々しさが弱いように感じました。
(個人的には日テレSPぐらいの毒々しい親子関係のほうが好きです)
市川氏の信玄は髭をはやした辺りから味が出てきましたが…。

主人公の勘助もこれまでは顔の傷のため容貌は醜いというイメージが強かったので、内野氏ではまだカッコよすぎな印象。
特に出家する前は柳生十兵衛みたいに見えます。

【総合評価】
近年の大河の中では、かなりハードに作っていますね。
武田家当主・信虎が気まぐれに勘助の女を射殺し復讐目的で武田家に近づこうとする導入は興味深い。
ただ、過去の「風林火山」では単純に士官目的で同じ境遇の浪人を騙してという形だったので
それに比べれば主人公の非情さはまだ弱いように感じました。
志賀城攻めの生首さらしなども発案者は信玄で勘助がそれを受け入れるという形でしたし…。

昨今の作品の中では上質ですが自分は過去の劇場版やSPを先に観ていたので若干、
(これらの作品に比べて諏訪姫との関係の描写もイマイチに感じました)点が辛くなるのかもしれません。
評価は一応、「良い」で。

2011/10/12 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:25(53%) 普通:5(11%) 悪い:17(36%)] / プロバイダ: 15333 ホスト:15373 ブラウザ: 6358
2007年放送の大河ドラマで、それまで数年続いた所謂トレンディードラマ路線から脱却し
泥臭い男の世界を主軸としており、それでいながら過去の大河ともどこか違う独特な作品でした。
最初は史実での功績が殆ど不明とされてる山本勘助が主役ということで
正直「また、大したことない主人公を無理矢理スーパーマンに仕立てる話か」とあまり期待してませんでしたが
いざ、蓋を開けて見ると毎週放送が楽しみで仕方ない程にまでハマりました。
あと、個人的にGacktの謙信(作中では上杉政虎あたりまで改名した所でおわりましたが)はアリでしたw

【良い点】
・泥臭く描かれた男達の生き様
主人公の勘助と武田晴信の主従を決して美化する事なく
時には武田軍で実際に行われていた人身売買や乱取り
城兵撫で斬りなどえげつない手を使った部分も端折ったり捏造する事なく描き
綺麗事なんて乱世では通用しない事をしっかりと示した点は高く評価出来ます。
主人公の勘助は、ここ最近の大河にありがちなお花畑な発想はせず
前半は愛する女性を殺された事への復讐を遂げるため
武田家仕官後はひたすらに激動の乱世を生き抜く為に
あらゆる手を使い、泥を啜ってでも戦い抜く力強さを感じました。
まさに「戦とは我が生涯の如し」の言葉通りの勘助の生き様が表れてました。
また「何も持たない貴様と違いワシには守るものがある。戦とは何を得るかではなく、何を守り何を失うかだ。」という甘利のセリフや
戦場で対峙した宇佐美の「何の為に戦うのか!?」というセリフに対して
勘助が「生きる為じゃあ!」と答えるシーンが非常に印象に残ってます。
最終回ラストで勘助の眼帯と傍に咲いた花をバックに
1561年、山本勘助討死のテロップと共に第一話のミツのセリフを重ねる演出も見事でした。

・海野城攻防戦と上田原の戦い
海野城攻防戦は瓶に入れた水の動きにより敵の行動を察知したり
武田軍が金堀衆を使い、坑道を掘り進めて攻略しようとするのを迎え撃ったり
壁に泥を塗ることで火攻めを防ぐなど、勘助が兵法家として
面目躍如した戦いであり、歴代大河の合戦シーンの中でもかなり秀逸な部類に入ると思います。
上田原の戦いは板垣信方を演じる千葉真一が、流石は日本トップクラスの
アクション俳優とも言うべき見応えある大立ち回りが素晴らしかった。

・それぞれの人物達の駆け引きが秀逸
特に戦略面では武田、北条、今川、そして長尾家を中心に
他にも村上や真田など、各大名とその重臣達の駆け引きが
まるで互いに盤上でコマを動かしてるかのように息を飲むような展開の連続で
特に晴信がクーデターで信虎を追放する一連のやり取りは素晴らしかった。
「晴れし心に戻る『甲斐』なし」の歌も実に見事に決まっていました。
バブル期と違い、ロケに高い金をかけにくい昨今でも
十分に名作を作り出す事は出来るということを証明してくれたと思います。

・何気にギャグシーンが面白い
「武者震いがするのぉ(どやぁ)」とか「あまり(甘利)に無常」などの名(迷?)台詞や
「これまでじゃ・・・」「これからじゃ!」や「某にも関係あることですか?」「アホ!」など
コミカルなやり取りが適度に緊張感を和らげて良く作用していたと思います。

【悪い点】
・最終回の川中島がショボい
なんていうか、晴天の中運動会をやってるかのようなショボさがいただけなかった。
クライマックスなんだから、CG使ってでももう少し盛り上げて欲しかった。

・両津・・・もとい由布姫が全然可愛くない。
すいません、演じた人の悪口はあまり言いたくないのですが
それでも、この外見で絶世の美女設定はあまりにも無理があります。
「そなたは醜き悪鬼じゃ!」いや、お前が言うなよw
「あの美しい姫しゃまが〜」いや、あんた女性の趣味があまりにも悪すぎるぞ。
ミツ、三条の方、美瑠姫、他にも平蔵の妻や女間者や真田幸隆の妻や果ては寿桂尼など
由布姫以外の女性が皆美人ばかりだったので余計に由布姫の酷さが際立ちました。
個人的にはミツ役を演じた貫地谷かほるさんが二役演じた方が
内容的にも「亡き恋人に面影を重ね合わせてしまう」意味で
勘助が由布姫に執着する描写にも説得力が出たと思います。

【総合評価】
どちらかと言えば、過去の大河のような時代劇的な重厚さよりも
名作歴史漫画のドラマ化作品を見ているかのような感覚でした。
いずれにせよ私にとっては、21世紀の大河ドラマの中で初めてというか
やっと過去の名作と比べても見劣りすることのない傑作が誕生したなという感じでした。
しかし視聴率はあまり奮わなかったようで、その影響で
翌年からは再びトレンディードラマ路線に戻ります。やはりこのような骨太な大河は
もう誕生する事は無いのかなあと寂しくなる今日この頃です。

[推薦数:1] 2010/01/11 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2715(60%) 普通:758(17%) 悪い:1057(23%)] / プロバイダ: 52104 ホスト:52198 ブラウザ: 6404
上杉謙信と言うよりもむしろ、沢田研二が演じた天草四郎時貞。
これが、ガクトの演じた上杉謙信の第一印象です。

ストーリーは、主人公・山本勘助がミツとの出会うシーンから始まり、信虎がミツを殺害した事が原因で武田家と関わり始めて、
信玄の下に就いて軍師になり、川中島の合戦で戦死して話が締めくくられます。

ベテラン、実力派で固めたキャスティング、最近の大河ドラマには無い重厚さと渋さ等、
作中には、制作者のスケベ心は一切無く、軍師・山本勘助と人間・山本勘助を演じた主演の力量もあって、
人間・山本勘助のドラマが必要以上に軽くならず、両者がどちらかに偏る事無くバランスが取れていました。

戦国物なのに女性が幅を利かせすぎる。
登場人物がヒューマニズムに走りすぎる。
一部のミスキャスト。
この3つの減点材料が響いた為、評価は、「良い」です。
[共感]
2011/06/20 なるほど・・・このドラマに重厚さや渋みがあった部分は評価できますね。 by KAMIKAZE

2009/09/10 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:268(51%) 普通:86(17%) 悪い:167(32%)] / プロバイダ: 28815 ホスト:28922 ブラウザ: 9739
骨太大河として、本格的大河ファンからの評価が割と高い作品。

【良い点】

ドラマオリジナルエピソードの、山本勘助の士官までの前半生を描いた点。
勘助役の内野さんとミツ役の貫地谷さんの息のあった演技で、2人の心が徐々に結びついて行く様子が感動的でした。

【悪い点】

メインヒロインである由布姫に魅力がなさすぎです。
印象もキツそうでしたし、ミツの印象が強いのと三条夫人がかわいらしかったのとで、悪女に見えてしまいました。
由布姫がフィーチャーされだした時点で挫折しました。

終盤に久々に見ると、ミツの面影があるという女性・リツが勘助を養女として支えていましたが、はっきり言って似ていません。
これは製作サイドも気の毒で、貫地谷さんが「ちりとてちん」のヒロインとして撮影に入っていたので駆り出すわけにはいかなかったのでしょうが・・・。

あと、ちょっと画面が全体的に暗過ぎで、しんどかったです。

【総合評価】

ラスト、ミツの言葉で締めるのであれば、彼女をもうちょっと上手く使うべきでしたね。
由布姫に執着するようになってからは、勘助がミツを思うことも少なくなっていったので。
ただ、由布姫を助けたきっかけが、ミツと同じ言葉を言った、って理由だったので、それをもうちょっと貫いてほしかったなぁ。
何かと、姫とミツを重ね合わせるという感じだったら、もうちょっと見られたんでしょうが。
もっとも、由布姫の印象がキツ過ぎて、ちっともかわいそうに思えなかったんで、ミツの印象とは違い過ぎるんですけどね。
あそこまでミツを心の支えとした勘助が、このドラマの由布姫に惹かれるというのが、違和感がありました。
原作がある以上、由布姫をヒロインとしなければならないのですが、逆に原作がしばりになってしまったという印象です。
脚本家の大森さんの力量があるがゆえにオリジナルパートが良過ぎましたね。

ミツのために思い詰めて、武田に対して憎悪していた頃の勘助の方が、士官後より好きでした。
最初は良かったんですけど、あまりにも急激に右肩下がりになってしまったので、評価は「悪い」で。

2009/04/26 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:360(55%) 普通:0(0%) 悪い:290(45%)] / プロバイダ: 1957 ホスト:1629 ブラウザ: 6653
【良い点】
スケールが壮大で、
勘助役の内野氏の演技も良かった。

【悪い点】
上杉謙信のガクト氏は謙信にするにはちょっと格好良すぎて
違和感を感じたかも・・・

【総合評価】
軍師、山本勘助が川中島で討ち死にするまでの生涯を描いた作品ですが、
それなりによかったですね。
役者も勘助役の内野氏、信玄役の市川氏が中心になっていい演技をしていましたし、
脇役の人たちもいい仕事をしていたように思えます。
ガクト氏演じる謙信との川中島の戦いやその他の戦いも迫力があり、
スケールも大きいものがあって良かったですね。
大河ドラマとしての出来は悪くなかったと思います。

2008/03/01 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:41(54%) 普通:13(17%) 悪い:22(29%)] / プロバイダ: 54140 ホスト:54142 ブラウザ: 4184
信虎追放までは、かなり面白かったです。
ただ、諏訪御寮人が出てきてからちょっと・・・。
何でこの人の為に、勘助が一生懸命になるのか?
そんなに魅力があるのか?っていうのが分かりづらかったので、
姫様!姫様!と叫ぶシーンは全く感情移入できなかったです。
ただ、リツが出てきだしてからまた息を吹き返しましたね。
今川、北条が絡む話はどの時期でも面白かったですが・・。
勘助自身は、一部の武田家臣や今川義元、ときには信玄にも
厳しい事を言われてるのがリアリティーがあって良かったのですが、
姫様だけは、前年の大駄作の登場人物同様、「奇妙なまでの周りの贔屓」が
鼻につきました。それ以外は不満が無いのですが・・。

2008/01/18 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:42(75%) 普通:2(4%) 悪い:12(21%)] / プロバイダ: 35756 ホスト:35600 ブラウザ: 5234
【良い点】
テーマ曲
前半のストーリー
俳優の演技力が全体的に高いこと

【悪い点】
中盤以降が少しだれたような気がします。
合戦が小規模。最後くらいはお金をかけてほしかったです。

【総合評価】
なんとなくみていた作品でしたけど意外と面白かったです。
ただ上杉謙信を超人にしてしまったのは残念でした。

[推薦数:1] 2007/12/30 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:20(77%) 普通:1(4%) 悪い:5(19%)] / プロバイダ: 32637 ホスト:32524 ブラウザ: 5407
最後の最後まで楽しく見る事が出来たドラマであると思っています。下の方も述べていますが近年の大河ドラマに見られがちなホームドラマ色や現代的価値観を無理矢理押し付けたりするといった展開が殆ど無く、戦国時代を生きた人間達の生き様をリアルに描こうとしたという点でも評価は高いです。個人的にも一話一話を見逃してしまうのが惜しいと思える程でした。歴代大河において戦国大名や天下人にスポットライトを当てた大河作品は数ありますが、大名の下で軍略を駆使して大名を支えていく「軍師」という存在にスポットライトを当てた作品としては本作が初めてなのではないでしょうか?

キャスティングに関しても民放ドラマによく出てくる知名度の高い俳優・タレントより演技力のある俳優の起用がされており、その点でも見ごたえはあり、中でも主人公山本勘助役を演じていた内野聖陽さんの演技には惹かれるものがありました。仕官を目指していた雌伏の浪人時代における恋人のミツとの出会いや、そのミツを不条理に殺してしまった武田信虎への復讐、その中での生涯忠節を尽くす事となる武田晴信(信玄)との出会いに仕官後の武田家における軍師としての活躍、さらには諏訪の由宇姫への秘めた恋に、宿敵との激しい戦い、そして第4次川中島合戦の八幡原の戦いにおける壮絶な最期に至るまで熱いパワーが感じられました。ここ近年の大河主人公はどこか高潔で善良な人物として描かれる傾向がありましたが、本作の主人公である山本勘助は野望のために生き、仕える御屋形様のために時には謀略を駆使して敵勢力の力を削いだり滅ぼしてしまったりする事も辞さないというだけあって異色の主人公であったと思います。とはいえ勘助が野望に向かって一途に邁進していく姿には熱いものが感じられましたし、内野さんの演技も相まって結構ワイルドさが出ていただけに生まれついてのハンデをものともしない力強さも感じられました。

他の登場人物としても、勘助が生涯忠節を尽くす武田信玄や、大井夫人、板垣信方、甘利虎泰、武田信繁、小山田信有、真田幸隆、北条氏康、今川義元、寿桂尼、太原雪斎、村上義清、宇佐美定満等々にも存在感や印象の強さがあったと感じています。またGackt演じる長尾景虎こと上杉謙信も最初の頃は不安要素も結構ありましたが、本人もかなり成りきっていた感もあってか強烈なインパクトがありました。上杉謙信といえば自らを毘沙門天の転生であると信じていた事は周知の通りですが、その神懸かっている所は表現出来ていたように思われます。しかしながらどこかしらファンタジー系のゲームやアニメ作品などにそのまんまで出てきても違和感無い様にも思えてなりませんでしたが。

特に今川義元がよく知られている肥満体でお歯黒を付け薄化粧をした公家文化に被れ、織田信長(本作ではシルエットでの登場だったのが残念です)にやられるためだけに登場するキャラではなく、文武に通じた教養人で「海道一の弓取り」に相応しい高貴な切れ者キャラになっていた所は良かったと思います。義元演じる谷原章介さんの演技もあって、どこか気障な所がある一方で、相性の悪い勘助を罵ったり頼りない嫡男氏真を叱責したりする気性の激しい所もあったりして奥の深いキャラになっていたと思います。今川家のお家騒動である「花倉の乱」の結果義元が今川家の家督を継いだ時から始まっていた義元と勘助の相性の悪さが、それから20数年の「桶狭間の戦い」にて義元が信長に討たれる伏線となっていた所は興味深かったです。

他にも伝兵衛や太吉といった一般人キャラも味が出ていましたし、序盤のヒロインでもある貫地谷しほりさん演じるミツも一途に勘助を想う素朴な中にある純情さには心を打たれたりもしました。勘助がミツに渡した摩利支天像が物語全体を通してのキーアイテムとなっていた所は興味深く感じられ、最終回のラストが彼女が生前に勘助に語った言葉で締められている所は泣かされました。ちなみに勘助とミツとの恋は、本作の主な流れの一つでもある勘助と由布姫との関係よりも個人的にはインパクトがあったと思っています。そのミツやんを熱演された貫地谷さんが今や朝ドラのヒロインとして活躍されているのを見ると感慨深いものがあります(余談ですが貫地谷さんは来年の大河ドラマで主役を演じられる宮崎あおいさんと同じ1985年生まれなので、来年の春先まではNHKを代表する二大コンテンツ(?)の大河と朝ドラは同じ年生まれの方が主役を張る事になる訳ですね)。

これも下の方が述べているように、ストーリーを堪能する上では当時の甲斐の武田や越後の上杉のみならず、駿河の今川に相模の北条、諏訪や信濃の諸豪族さらには本作の時代では有力な戦国大名に押されて殆ど名目上の存在と化していた守護や関東管領といった室町幕府の役職が絡んできているだけに予備知識が無いと苦しい所もありました(ちなみにリアルタイムで鑑賞していた時はレビュー等のホームページ乃至はブログ等で知識を補完する事したりしていました)。織豊政権〜江戸幕府成立期を扱った作品なら中央政権対地方勢力という構図が出来ているだけに解かりやすい所もありますが、まだまだ諸戦国大名が覇を争っていた16世紀中期は状況的に見ても混沌としているように感じられ、歴史に興味が無いと入り込むのも難しいのではないかと思われました。視聴率的に苦戦していたのもそういった解かりにくい所があったからなのかもしれません。

しかしながら自分としても一応知っている程度であった戦国時代についての興味をより強いものにした作品であるだけに、評価としては「最高」に近い「とても良い」とします。

2007/12/29 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:95(90%) 普通:0(0%) 悪い:10(10%)] / プロバイダ: 18003 ホスト:17740 ブラウザ: 4656(携帯)
原作未読です。

この作品は、原作者である井上靖先生の生誕100周年を記念して作られたとか……それはさておき、私としましてはかなり印象深い作品でしたね。
なお、この評価につきましては『甲陽軍鑑』(註:武田氏の戦いや人物について記載された軍学書)を参照にしております。

この作品の主人公は武田氏の軍師である山本勘助ですが、この活躍につきましては『甲陽軍鑑』に忠実なんです。
まず、この作品には勘助に関連するものとして「摩利支天」がたびたび出てきます。これについては、村上義清との戦いでの功績について「摩利支天のなさるるごとく」と言われたことに由来しているのでしょう。
もうひとつ、諏訪頼重の娘(作中でいう由布姫)に関しても、勘助の提言によって晴信は側室に迎え入れたとされます(諏訪頼重の娘は「尋常かくれなき美人」とされています)。諏訪衆を抑えたのもこの政略結婚のおかげみたいですし(ごたごたは結構続いてましたが)。この作品では、ドラマ的な側面として勘助が由布姫を想う描写が多いのが特徴ですね。
他には勘助のその武功の数々ですね。これについては今更言うまでもありません。計略を駆使し、戦国最強と謳われる武田軍団を支えるさまが描かれていました。
容姿についても、『甲陽軍鑑』には隻眼で足が不自由とあります。以上のことから、この作品の勘助に関する設定は『甲陽軍鑑』にできる限り準拠したものと言えるでしょう。

そして、オリジナル要素もいいですね。最初の信虎との因縁を描いているところは、心理描写をはじめとても良かったと思います(少々やりすぎな感じもありますが)。また、勘助は武田家だけではなく、今川、北条、長尾(上杉)などに潜入して活躍するというのも面白いです。それによって、勘助の視線から他国の情勢や国を治める大名の考えが伝わり、物語としての深みが感じられます。他には桶狭間の奇襲を勘助が見抜いて義元に注意を促すところなど、戦国史好きならニヤリとする要素もありますね(もっとも、今川氏の立場からの桶狭間というだけで興味深いのですが)。

この作品は、戦国時代の混沌とした情勢をしっかりと表現しており、この『甲陽軍鑑』とオリジナルをうまく合わせた設定は素晴らしいと思いますね。

登場人物については、やはり主役の勘助がいいのは言うまでもありません。内野聖陽さんの歩き方からして存在感のある演技がよかったです。あと千葉真一さんの板垣信方も良かったですね。情けと気風が感じられた素晴らしい忠臣だと思いました。
長尾景虎役のガクトさんはというと、演技面では可もなく不可もないですね。存在感だけはありました。ただ、ガクトさんは「上杉謙信とシャアは似ている」なんて発言をしたみたいですが、流石にシャアと比べるとこの作品の景虎は微妙に感じてしまいますね。

曲については、総じてなかなかいいですね。特にOP曲は、勇ましい曲調が武田軍団にピッタリだと思います。最初の「疾きこと風の如く……」で始まるところからの高揚感もたまりません。

総評ですが、「とても良い」寄りの「良い」ですね。と言うのも、この作品は作品として少し面白みに欠ける印象があったからです。国の情勢や国同士の駆け引き、相克を描いた点ではレベルは高いのですが、全体的に重苦しい印象を受けます。もっとコメディ要素など、明るく楽しい感じの要素を入れれば作品としてのバランスが良くなったのではないかと思います。いい作品なのですが、正直肩がこりますね。
そうですね……戦国時代の歴史とシリアスな作品が好きな方にお勧めの作品だと思いました。
最後に、間違った解釈があるなら申し訳ございません。

2007/12/18 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:80(66%) 普通:16(13%) 悪い:25(21%)] / プロバイダ: 5754 ホスト:5765 ブラウザ: 4184
最終回まで全て見ましたが想像以上に面白かった。
最初はガクトがどんな演技をするか、それだけのために見たんですが完全に風林火山自体にハマってしまいました。

まず全員演技力が高いですね。ガクトも含めてほぼ全員がかなりいい味を出してました。
やっぱりジャニーズやら若手やらが主役じゃなくこういうガッチリした配役がいいです。

話も面白かったです。
ですが確かにこの時代の予備知識が無いと分からない点も結構ありますね。
文字やら絵だけで終わらせてるところが結構多かったので・・・。
特に3回目の川中島の戦いはとてもアッサリと・・・。
それでも基本は分かりやすく出来ていたと思います。
一話一話の終わりがいい感じの所で終わるので、
次回予告もかなり引きつけられるように出来ていて一週間がかなり楽しみでした。

途中までは最高をつけようとも思ってたくらい良かったんですが最終回がちょっと微妙でしたね・・・。
回想が多いのは最終回の仕様とも考えれるんですが、勘助死ななさすぎ(笑)全武将の中で一番耐久力があったんでは?
あれはちょっといただけなかったですね・・・。
ひっぱってひっぱってひっぱってきた平蔵も結局アッサリしてたし・・・。

ただそれでもそれまでの話や役者の演技力等等・・・総合してもかなり良かったドラマでした。
まだ続きが作れそうな終わり方だったので(これは主役が勘助って時点で仕方ないんですが)新撰組!!の時みたいに誰か別の人にスポットをあてた続編も見てみたい気がします。
まぁそれでイメージがだだ崩れだったらショックなんですが・・・。

評価は「最高」に近い「とても良い」です。

[推薦数:1] 2007/12/17 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:273(74%) 普通:65(18%) 悪い:32(9%)] / プロバイダ: 46421 ホスト:46616 ブラウザ: 3650
【良い点】
ここ最近の大河ドラマでは全く見られなかった重厚な世界観が味わえます。
「利家とまつ」辺りから目立ったホームドラマ的なノリや現代の価値観の押しつけなどがほとんど見られず、
独眼竜政宗から始まる大河黄金期のノリにある程度回帰しています。
「昔の大河ドラマの方が好きだ」という人ほど熱中できる作品だと思います。

役者の演技が素晴らしいです。
話題、知名度優先の配役はほとんど見られず、演技力重視の配役になっているため、安心して見れます。
板垣信方、真田幸隆、太原雪斎などの存在感が素晴らしかったです。

また、内野聖陽さんの演技が素晴らしく、最近の大河と比べて主人公の存在感が飛びぬけています。
最近の大河では「主役は知名度優先、脇をベテランで固める」という配役がしてあって、
主人公が脇役の存在感に完全に食われてしまうのが目立ちましたが、
今作では、主役も実力派なので、脇に食われるようなことなく、圧倒的な存在感を見せつけています。

放送前唯一の不安要素だったGacktも予想以上にいい演技をしていました。
「強面なデカブツ」という、一般的にイメージされる謙信像からは程遠いですが、
本当に「強面なデカブツ」だったかは疑問ですし(謙信女性説もあるくらいだし…)、
実際の謙信は、「毘沙門天の化身である自身のやることは常に正しい」と信じて疑わない異常な人間だった、
という説もあるくらいですから、意外とGackt謙信に近い感じだったのかもしれません。
Gackt謙信は何考えてるか分からない不気味な感じがあって、予想以上に良かったと思います。

【悪い点】
当時の知識がないと若干難しいと感じるかもしれません。
武田、上杉だけでなく、今川、北条、諏訪なども物語に深く絡んできて、勢力関係が若干複雑なので、
当時の歴史にあまり感心のない人にとっては、ついていけない部分もあるかもしれません。

平蔵の存在が重厚な世界観に水をさしている感じがします。
謀略の入り乱れる世界観の中、平蔵一家だけがホームドラマのノリなので、存在が浮いている気がします。
場面によっては(最終回とか)存在そのものが邪魔になっているのが残念です。

1話延長がかえって最終回の完成度を落としています。
回想シーンの乱発、何回斬られても死なない勘助、過剰なスローモーション演出など、
1話延長によってできた尺をもてあまし、冗長になっている感じがしました。
また、謙信の武田本陣奇襲をなぜか誰も妨害しようとしないなど、演出に違和感を感じる場面もありました。

【総合評価】
最近のホームドラマチックな大河に不満のあった自分としては、久しぶりに満足のいく作品でした。
川中島に突入してから盛り上がるべきところを、なぜか川中島に突入してから逆につまらなくなったのが残念ですが、
ここ最近の大河ドラマの中ではダントツの完成度だったのは間違いないと思います。

余談ですが、最終回放送後、来年の大河ドラマである篤姫の予告が流れましたが、
内野聖陽さんの演技を見た後で宮崎あおいさんの台詞回しを聞くと、レベルの違いが一目瞭然で(当然内野さんが上)、
予告を見ただけでも、「主役のレベルが違うだけでこうも違うものか…」と思わずにはいられませんでした。

「純情きらり」での宮崎さんは良かったと思いますし、下町の娘とかをやらせると光る役者だとは思いますが、
「やはり大河の主役は、脇役に食われないだけの実力を持った人にやってほしいなぁ…」と感じました。
特に再来年の直江兼続には期待してるんで、実力派に演じてほしいです。

[推薦数:1] 2007/12/16 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:54(56%) 普通:10(10%) 悪い:32(33%)] / プロバイダ: 48622 ホスト:48438 ブラウザ: 8090
ようやく終わりましたね。

さて、この「風林火山」は、ここ最近の大河ドラマの中では良質の部類に入ると思います。

まず、脇を固める役者達がしっかりしていたので、多少主役達がブレても、全体としてはそこまで気になりませんでした。特に序盤は、信虎・板垣・甘利といった武田の重役達を、仲代氏、千葉氏、竜氏が熱演され、存在感は十二分でした。また、それ故に、板垣・甘利の死が武田家に与えた影響は大きかった。

女性陣はイマイチ物足りなかったようにも感じました(個人的には)。
また、由布の死去がなんだか軽く扱われているようにも感じましたね。
それまで勘助はあんなにも執着していたのに、由布の死の方が行方不明よりも軽いような印象を受け、「そんなもんか」とも感じてしまいました。

まぁ、ここまでは余裕で許容範囲でした。問題は、その次。

ガクト謙信。正直、個人的には満足いってません。
それは、「ガクトにしては頑張った」程度でしかなかったです。決して「ガクトが適役だった、ガクトで良かった」と振り返ることの出来るレベルではなく。
謙信の「カリスマ性」というものを一番に見せたかったのでしょう。妖艶ではありましたが、謙信の「義理に厚い面」が薄くて仕方がなかったです。
ちょっと他と扱いが違わないか?とも思いましたし、期待していた謙信とはかけ離れていたので、残念でした。
妖艶な謙信というのは新鮮でもありましたが、続けて何回も見ていると、次第に飽きがきてしまいました。

また、市川氏演じる信玄は独りだけ浮いていたような気もしましたね。
もちろん威圧感はあったと思います。
特に表情での演技はもう素晴らしいの一言に尽きます。
この点で言えば、この作品の中では勘助と信玄が間違いなく1・2を争うでしょう。

そして、その勘助は、信玄との演技もあってか少々暑苦しかったですが、それでも近年の大河よりはよほどマシです。

音楽は個人的には良かったと思います。特にOPは疾走感もあり力強くもあり、好印象でした。

今作の中で私が特に好きだったのは信玄の弟、信繁ですね。いい味出していました。
彼が討死する回は感動しましたし、兄弟の絆も素晴らしかったと思います。

MVP
○前半
板垣信方

○後半
武田信繁

○総合
武田信繁

○特別賞
長野業政
真田幸隆
伊勢

総評は、『良い』とさせて頂きます。
[共感]
2007/12/16 全体的な評価、特にGackt謙信と信繁に関するコメントに共感します。私の中でも信繁が光ってました。 by しんねん

2007/12/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 25321 ホスト:25230 ブラウザ: 6342
初めて1年間見た大河ドラマです。以下、独断と偏見で感想を…

【良い点】
・役者達の熱演。特に勘助役の内野さんの鬼気迫った演技、ミスキャストと思っていたガクトの妖艶な演技、由布姫という女性を真摯に演じた新人の柴本さん…などなど、多くの人のすばらしい演技をたくさん見ることができました。

・壮大なOP・劇中音楽 千住さん、すばらしい!

・硬派なストーリーを1年間書ききった脚本家の大森さん。

【悪い点】
・1話延長と聞いたときは心底喜んだのですが、回想シーンなどが多くなってしまい、テンポが悪くなってしまったのが残念でした…

・合戦シーンでの盛り上がりが若干かけていたこと。

【総合評価】
山本勘助という一人の男の一生を素晴らしいキャスト・音楽・脚本で描いていたと思います。評価は「とても良い」で。

2007/10/23 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2014(50%) 普通:780(19%) 悪い:1248(31%)] / プロバイダ: 11573 ホスト:11719 ブラウザ: 6342
【良い点】
キャスティング。
最近の大河ドラマにはミスキャストが目立ったり、ストーリーが面白くない作品が目立ったのだけど、本作はその中では非常に良いキャストを揃えたし、信玄役の市川亀治郎も、最初は演技にぎこちなさが目立ったのですが、中盤や、父親を追放し、勘助を配下に加える辺りから、次第にキャラクターを掴め、中井信玄とは違う、独自の信玄像を創り出すことに成功したと思います。

山本勘助の演技も聖陽演技が良い意味でのアクを創り出しているし、戦国最強の竹田軍団を創り出していく礎である山本勘助の伝説というのを、自然な形で創り上げたといえそうです。
こういう自然の演技というものが、最近は非常に薄れがちだし、そういう意味では自然に実在したかどうかも判らない山本勘助の姿を創り出しているし、あるいは、歴史物漫画や作品などで登場する歴史上には存在しない人物の知られざる活躍という部分も出ている感じだし、そういった歴史ドラマや、戦記作品のキャラクターのような存在感と個性を、山本勘助に託したように思えるし、そういったイメージで見ると、不思議と肩が凝りません。

女性陣も非常に良い味を出していて、柴咲幸も独自の味を出すことが出来たので、そういう意味では、かなりキャスティングは上手い形で作用していました。

伊武雅刀の雪齊も、怪演がはまっていました。
【悪い点】
ガクト。
このガクト謙信の登場によって、謙信のイメージがぶっ壊れてしまったし、武田側に比べ、上杉側の主役のガクトがあまりにも浮きすぎているし、市川信玄のような演技とキャラの重みを全然出していないし、ライバルと呼ぶにはあまりにもパンチ力不足だし、明らかにミスキャスト。

ハッキリ言って、このガクトを出してしまった為に、ドラマの良い部分が台無しになったし、義に厚い上杉謙信のキャラクターには全く合ってはいないし、謙信ファンも幻滅した人は少なくないのでは?と思えてくるし、美青年の謙信なんて、別にみたい訳ではない人も多いと思います。

柴田謙信にはハッキリ言って、全ての面で全然及ばないし、別な俳優を使うべきだったと思う人も少なくないでしょう。
【総合評価】
不調続きの大河ドラマの中では、21世紀になってみて、初めて成功した作品といえそうです。
俳優も良いし、本来なら、かなり高評価を与えたいところなのですが、ガクトのせいで台無しになってしまった後半という部分のマイナスイメージが尾を引いています。

勿論、人気俳優を使って、注目度とアピールを高めるという手法が悪いとは言いませんが、それでも、今回のガクトには幻滅したし、そういう部分がクライマックスにもあまり良い影響を与えそうもないし、こういうマイナス部分が非常に残念です。
[共感]
2007/11/07 確かに今回のキャスティングは納得のいくものが多かったですし、ガクトからは「ガクトのイメージ」が「謙信のイメージ」を塗りつぶしてしまったような気もしますね。 by 哭鳴

もっと読む

「川中島までもう少しですか・・・。いよいよ佳境ですな。ガクトも中々慣れてくるといいアジが出ますね。「大...」 by グングニル


次のページを読む

この評価板に投稿する



2017/03/21 普通の印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 18374 ホスト:18259 ブラウザ: 5171 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事 
ストーリー普通(+0 pnt)
キャラ・設定普通(+0 pnt)
映像良い(+1 pnt)
声優・俳優良い(+1 pnt)
音楽普通(+0 pnt)

もっと見る
1. 負けて勝つ? by 十傑集
... の「風林火山」では、いよいよ甲斐でクーデターが発生。 昨年再放送の「武田信玄」でも同様の展開はありましたが平幹・信虎は息子に国主の座を奪われ死ぬほど悔しい気持ちと嫡男に相応しくない 惰弱な長男と思っていた晴信が自分すら凌ぐ冷徹な牙を隠し持っていたことを喜ぶ気持ちの二面性を台詞で全く語る事なく表現していました。 ...
記事日時:2017/06/13 [表示省略記事有(読む)]
2. NHK大河日曜日は by ミルナ-
正午から現在は「風林火山」でレギュラー枠は「おんな城主直虎」と時代的に一部被る物をやっているのでお暇な方、興味の有る方は見比べてみるのも面白いと思う。 というかやはり今川滅亡は6月もないらしい、いつまで引っ張るのかそれが興味深い。悪趣味でゴメンナサイw
記事日時:2017/06/03
3. 真田丸::真田丸はいいぞ by 伏魔の剣
... 知識がある視聴者なら視聴者で、色々と探す楽しみがありそうですね。 劇中では「安房守」「源三郎」とミドルネーム呼びしかないわ、北条氏政が味噌汁を二度ご飯にかけるわ、徳川家康が爪を噛んでいるわ、これらをごく自然に映していくとは思いませんでした。 武田勝頼に至っては①掛軸が「諏訪上下大明神」②「風林火山」ではなく ...
記事日時:2016/01/13
[もっと見る]

作品の評価またはコメントの投稿欄

注意: これはドラマ版。その他メディアのページ: 文学:風林火山 / 日本映画:風林火山 (1969年版)
お名前 <=サイト内では一つのHNで。複数のHN使用は投稿全削除&アク禁対象です。実名ではないHNをお勧めしてます
この作品に対する評価文またはコメント文(丁寧な文面を心掛けて下さい)
※↑のボタンは評価のテンプレート[=形式例]を消すのに使って下さい
[コメント(?)]
良いと思う 普通と思う 悪いと思う
ルール違反の書き込みでなければ=>
↑上へ