[ドラマ]白い手 美しい手 呪いの手


しろいて うつくしいて のろいのて / White Hand Beautiful Hand Curse Hand(Shiroi Te Utsukushii Te Noroi no Te)
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ドラマ総合点=平均点x評価数1,243位2,631作品中総合点1 / 偏差値49.22
1979年ドラマ総合点24位26作品中
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作品紹介(あらすじ)

横領の発覚を恐れてOLを殺害した5人の男女。ところが、バラバラにして捨てた筈のOLの右手が、次々と彼らに襲い掛かる…。
●スタッフ
原案:若槻文三(『恐怖劇場アンバランス』「墓場から呪いの手」より)
プロデューサー:円谷皐円谷粲宍倉徳子吉津正 企画:沼里企画 製作主任:神野智
監督:富本壮吉
日本 開始日:1979/08/04(土) 21:02-22:54 テレビ朝日 『土曜ワイド劇場』枠内での放送
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最終変更日:2020/09/18 / 最終変更者:霧の童話 / 提案者:霧の童話 (更新履歴)
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2020/09/18 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:823(51%) 普通:476(29%) 悪い:329(20%)] / プロバイダ: 20330 ホスト:20288 ブラウザ: 7463
最初期の『土曜ワイド劇場』が納涼企画として、円谷プロとタッグを組み制作した「サスペンス・ホラーシリーズ」の第2弾ですが、嘗て円谷が手掛けた特撮ホラー番組『恐怖劇場アンバランス』の傑作エピソード「墓場から呪いの手」を、2時間ドラマ向けに再構成し直している点が今回の特徴でしょうね。
今回から怪奇現象の類に理解を示す富士見署刑事・大塚吾郎がレギュラー入りし、シリーズを繋ぐ「狂言廻し」として活躍する事と成ります。

検証がてら久々に元ネタたる「墓場から呪いの手」へも目を通しつつ本作の鑑賞に臨みましたが、原点では「悪女」的な要素も持ち合わせていた被害者が落ち度の無い「悲劇のヒロイン」に成っている事や、「単独犯」だった設定を「複数犯」に変えてる程度で、比較的忠実に「墓場から〜」を踏襲している構成へ感心させられましたね。被害者に妹が居る事や姉妹揃って「お揃いの指輪」を身に付けている事、意味有り気に「黒猫」を出してくるトコまでトレスする徹底振りには「ニヤリ」とさせられます。コレでBGMが冨田勲氏だったら、まんま『アンバランス』じゃん(にがわらいw)。

無論、其れだけでは新味に乏しいので制作サイドは「複数犯設定」を活かし、狡猾なリーダー野田・比較的常識人の花山・終始ビビりっ放しなヘタレの宮崎・野田の愛人にして最も冷酷なチエ…と言った具合に、犯行チームへ特徴的な個性を与え「墓場から〜」との差別化を図りますが、此の試みは或る程度成功したと言えるでしょう。取り分け、あれこれ偉そうに指図する癖に決して自分の手は汚そうとせず、それでいて「管轄の有無」に拘る警察の欠点を突く強かさも持ち合わせた野田 & ヒロインの「殺害」を野田へと持ちかけた上に、率先して彼女の遺体をバラバラに切り刻むチエ(女同士だからこそ生じる『容赦の無さ』が怖えーのなンの)ら2名の悪辣さが突出しており、其の悪行三昧が光るほど彼らが最期を迎える際にカタルシスが増大する構図は、かの『必殺シリーズ』すら彷彿とさせますわ。

本作の真の「主役」ながら「墓場から〜」時代より劣化してる右腕のプロップや、モロに「造形物」と分かるほど稚拙な出来映えの生首(何より、女優さんの顔と別人なのが致命的)など、ぶっちゃけ技術的には相当ショボいのだけれど、其れを演出の妙で補ってる事も有って思いのほかネックに映らないンですよね。右腕の主観アングル(つーのも妙だけど)で逃げ回る宮崎を踏み切り内へと追い詰めるシークエンスや、自分の生首を掴みつつ( ! )宙を飛ぶ右腕など「秀逸」なシーンも多く、あたくしなンぞは昨今のJホラーでは味わえない「映像的興奮」に感動すら覚えた次第ですわ。
霊安室側にカメラを置き入室してくる人物を逆光で捉えるなど、恐怖描写以外の日常演出にも光る箇所が幾つか見受けられましたね。

難点は共犯者連中のキャラ(取り分け野田 & チエ)が濃過ぎて、主人公である筈の南条が彼らのアクの強さに埋没しちゃってる事でしょうか。実際、本編に於ける南条って「野田の飼い犬」としての印象しか無く、大塚刑事との駆け引きでも彼の老獪な話術に終始圧されっ放しなので、「ワル」としての魅力が致命的なまでに欠落してるンですわ。「右腕」の襲撃に怯えつつ、婚約者気取りの令嬢から理不尽な罵声を浴びせられる湖上デートのシーンなンざ、あまりにも情けなくて…w
犯人の複数化や本筋に関与しない「無駄キャラ」である令嬢の存在など、2時間枠に対する設定追加の弊害が南条へと押し寄せた感は否めませんでしたね。
共犯者達の死ぬ順番にも少々不満が残り、中でもタチの悪さに掛けては野田すら凌駕してたチエが「2番目」に殺されるのは、些か合点が行きませんでしたわ。マンション屋上から突き落とされたのにも関わらず、一滴の血も流さない転落死体ってのは流石にウソ臭えでしょうよ。

相応に「穴」の多さも見受けられるものの、原点たる「墓場から〜」の骨子を尊重した作劇スタイルには好感が持てたし、造型の拙さを演出力でカバーしている点にも唸らされました。捜査を撹乱する為の理に適った死体遺棄法や、決して御都合主義的に事件を解決する万能キャラではない大塚刑事の立ち位置など、ドラマ的にも見応えの有る描写が多かったですね。地味ながらも理想的な形で2時間枠への換骨奪胎を果たした、リメイク作品のお手本的な良作です。

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2020/09/18 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 20330 ホスト:20288 ブラウザ: 7463 [編集・削除/これだけ表示]
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ストーリー良い(+1 pnt)
キャラ・設定良い(+1 pnt)
映像良い(+1 pnt)
声優・俳優良い(+1 pnt)
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