[ドラマ]松平右近事件帳: 2019/08/19 十傑集


まつだいらうこんじけんちょう / Matsudaira Ukon jikenchou
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ドラマ総合点=平均点x評価数1,249位2,515作品中総合点1 / 偏差値49.16
1982年ドラマ総合点16位21作品中
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2019/08/19 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2280(50%) 普通:1143(25%) 悪い:1143(25%)] / プロバイダ: 52464 ホスト:52513 ブラウザ: 5173
【良い点】
作品を構成する要素には安定感がある。
戦闘面における片腕の密偵である清太郎役には大岡越前などでお馴染みの松山英太郎。
市井における三枚目的弟分の梅吉には必殺系で密偵役だった渡辺篤史。
BGMは時代劇は無論、特撮やアニメでもお馴染みの菊池俊輔作曲で殺陣シーンは特にカッコイイ。

【悪い点】
逆に言えば新鮮味に乏しい。
特に主人公である松平右近の『十一代将軍家斉の弟』や『町医者』設定は70年代後半における
日テレ看板時代劇であった「桃太郎侍」焼き直し感が強い。

そもそも将軍の弟設定が生かされたストーリーは10話も無かったであろう。
(兄と袂をわかち野に下るようなドラマを描いておらず前半OPカットで解説したのみ)
殺陣シーンでも悪役が葵の紋所を見てひるむ様子もなく応戦していくのが大半であった。
故・遠藤太津朗氏が演じた悪徳家老等は例外で、さすがに主役を立てる術を心得ている感じであったが…。

【総合評価】
テレ朝系で「長七郎天下ご免!」を演じていた里見浩太朗が高橋英樹主演「桃太郎侍」を看板作品にしていた
日テレに移って(この辺りのトレード的経緯の詳細は不明だが)主演となった作品。
里見氏を盛り立てるべく既存作品から安定感のある要素を取り入れましたが、そのため新鮮味には乏しく
右近のキャラもヒロイン二人に挟まれてアタフタする等のコミカルな一面を描いていましたが
やはり里見氏ではカッコ良さはともかくユーモア感では高橋氏に見劣りする感は否めない。
ストーリーも勧善懲悪の枠組みの中で相応の捻りは出していましたが
里見浩太朗作品としては「長七郎天下ご免!」と「長七郎江戸日記」に挟まれ
日テレ時代劇としては「桃太郎侍」と「長七郎江戸日記」に挟まれて印象に薄い作品になってしまいました。

そんな中にあってオリジナルの魅力を感じさせてくれた唯一の要素は黄門様就任前の佐野浅夫が演じた新八親分。
終盤に親分が殉職した48話ラストではレギュラーメンバー全員が墓前に集まり誰も一言も語らぬまま
一人一人の回想カットを交えながらEDに入っていく余韻溢れる締めくくりで当時の時代劇制作陣の地力を思わせてくれます。
「普通」か「良い」かで最後まで迷った作品ですが、このシーンでもって「良い」としました。



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