[ドラマ]火怨・北の英雄アテルイ伝


かえんきたのえいゆうあてるいでん / Kaen Kita no Eiyuu Aterui den
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ドラマ総合点=平均点x評価数2,207位2,582作品中総合点-2 / 偏差値47.07
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作品紹介(あらすじ)

時は平安初期、桓武天皇は支配体制を盤石にする為、各地に律令体制を用いて、それによる支配を造り上げようとしていた。

そんな中、東北地方では蝦夷(えみし)と呼ばれる人々が暮らし、独自の文化を築いて平和に暮らしていたが、そんな蝦夷達の暮らしに陰りが見え始め、朝廷による支配が忍び寄る。

放映:NHKBS1
原作:高橋克彦(『火焔 北の耀星アテルイ伝』)
脚本:西岡琢也
音楽:川井憲次

※ この説明部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
日本 開始日:2013/01/11(金) NHK / 終了日:2013/02/01
公式サイト
1. http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/7000/130070.html
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最終変更日:2013/08/31 / 最終変更者:TCC / 提案者:634 (更新履歴)
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2013/09/08 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3577(33%) 普通:3768(35%) 悪い:3455(32%)] / プロバイダ: 15046 ホスト:15286 ブラウザ: 5682
【良い点】

・当時の東北地方の風景等カメラワークは良好。
・大沢たかお氏等アテルイサイド面々の熱演。(内田有紀氏以外)
・戦闘シーンも、迫力感や臨場感とかあって、「優」、「良」、「可」ならば「良」
レベルの盛り上がりは見せた。

【悪い点】

・脚本がやや凡庸で手垢がついていた。
・大和朝廷サイドの描写も、特に桓武天皇の悪辣さが地味に目立った。

【総合評価】

ギャオストアでも見れるようですが、【良い点】と【悪い点】がかなりハッキリして
しまった感じです。

何と言うか、冒頭の現代の東北時代の風景、これからの日本人が絶対忘れてはいけない
東日本大震災の事も頭によぎりましたが、婆さんのお話による本編の突入や、縁あって
坂上田村麻呂の家人となり、スパイとして彼と再会する事になったアテルイの仲間の悲劇
等陳腐でした。この田村麻呂も最晩年には薬子の乱の平定にも尽力する等古代日本有数の
武将だったのにミョーに姑息な策を弄していましたが、桓武天皇の描き方も何だか
あざとかったですよね。

当時の服装もよく再現していたように見えて、平安遷都後の天皇の袍、黄櫨染御袍っぽかった
けど、確かこの袍が着られるようになったのは嵯峨朝からだったはず。いや、それだけなら
まだしも、「朕はアテルイの首が欲しい」とか欲望をむき出しにしたり、史実通りその
アテルイの助命嘆願を直訴した田村麻呂に対しても「朕の言う事に従わなければお前も
斬首する事になるが、それでも良いか?」とかパワハラかけた等戦国武将ならともかく、
天皇はそんな事言わないでしょ。

桓武天皇は、本来天智系の一諸王として一生を終えるはずだったのが、奈良時代の政争
等による天武皇統というよりも持統・草壁皇統の断絶等もあって即位した、異色の専制君主
だったから掘り下げしだいで面白くかけたのに、近藤正臣氏演ずる本作のこの桓武天皇
からは地色が黄緑色っぽい袍を着ていた肖像画(延暦寺に残っているそれはまた別)からも
感じられる、「帝王としての風格」とかは感じられませんでした。ここが同じ朝廷が敵役
(後醍醐天皇)でも大河ドラマ「太平記」とは全く違っていた点ですね。(この「太平記」では
高嶋兄弟でも弟の方が好演されてましたが。)

そう言えば、やはりその桓武天皇の子孫が主人公(父親が白河法皇か平忠盛いずれにせよ)
だった「平清盛」でもミョーに「王家」設定に拘っていたけど、本作でも桓武天皇の描き方が
これではますますNHKに対して「ある種の邪推」をせずにはいられません。大河ドラマは
平将門が最も古い題材で、それよりも古い題材はモッくんの厩戸皇子、岡田准一くんの
乙巳の変、吉岡秀隆氏のの大仏開眼・藤原仲麻呂の乱等他にも単発または短期集中ドラマと
して何作か見られますが、その中でもこの「アテルイ伝」が最も微妙なクオリティでした。

次はもしからしたら鷹取親子(息子の配役はこども店長か濱田龍臣くんが有力候補になるか?)
が主人公の「応天門の変」か、菅原道真&宇多天皇または藤原時平が主人公の「寛平の治」・
「昌泰の変」が題材として取り上げられるのですかな?しかし、いずれにせよ今のNHKでは
正直好クオリティは期待できないでしょう。「壬申の乱」も、大海人皇子(天武天皇)が
実は中大兄皇子(天智天皇)の異父兄でしたな設定とか余計無理だろうというか、
大河ドラマでも現在放送中の「八重の桜」とやらだってBL描写等迷走しているみたい
ですが、私の評価は「悪い」です。

2013/05/24 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2044(50%) 普通:798(19%) 悪い:1265(31%)] / プロバイダ: 10963 ホスト:11285 ブラウザ: 9831
宣伝では結構派手な演出があったり、本格歴史ドラマというイメージを出してはいましたが。

【良い点】
東北の蝦夷歴史にスポットを当てた点と、大和朝廷の負の部分。

当時はまだ遣唐使が盛んだったので、唐の国を真似て、日本を完全な中央集権国家にしようという部分と、それが横暴なものとなって、それにアテルイ達が立ち向かうというあまり歴史の授業でも扱われていない蝦夷討伐の姿を描き、東北はかつて(現在もだが)、中央集権体制の不当な圧力を受けてきたという歴史を紹介し、そういった最終的に敗者となりながらも、実際は大和朝廷よりも進んだ考えを持っていた蝦夷の姿と、東北に生きる人々の姿を描いていた事でしょうか。

【悪い点】
桓武帝の悪役ぶりは、イメージをちょっと壊したかも・・・と思います。

ホントの桓武帝の人物についてはどうこう云いませんが、正史ではこの蝦夷討伐や、諸外国に負けない富国強兵政策を採りながらも、最終的にその政策が破たんし、死ぬ前に側近から過剰負担で国民が苦しむ事を告げられ、仕方なく夢に描いた計画を断念する訳ですが、ドラマでは只の陰湿ジジイになり過ぎています。これでは生涯最後に夢を果たす事を断念し、最終的に敗者となった桓武帝では無い様な感じ。

高島兄の坂上田村麻呂もなんだかミスマッチだし、アテルイの妹の廃人になりかけながら、雷で我を取り戻すシーンもなんだか余計だなという具合です。変に凝った演出をしようとして、それが物語のお茶を濁しているのが、最近のドラマの特徴ですが、この作品もそれが顕著。

アテルイの兄の葛藤にしても、尺不足過ぎて、あまり効果的ではありませんでした。

【総合評価】
震災で今尚苦しむ東北を勇気づけるドラマとしてNHKが今年の大河ドラマと並んで企画したようですが、まあ、主役空気の大河よりはマシかも知れませんが、そんなに期待する程のものでもなかった感じです。というか、スタッフは東北の歴史とそこの人々の持つ心を描ききれなかった感があります。

東北はこの後には、武家の台頭によって、藤原氏と源氏によって荒され、それから奥州藤原氏によって東北は平和をようやく手にしたものの、その後に頼朝と義経の兄弟争いに巻き込まれ、更に明治維新では幕府側に付いた為に薩長から苛烈な仕打ちを受け、明治維新後に東北で芽生えたとても近代的な民主化の考えなども、中央政府は「賊軍」レッテルを張り付けて足蹴にしていたという苦痛の歴史の連続でした。

東北は日本で一番民主的な考えが生まれた場所ではあると思うし、本作にもそういった部分が描かれていましたが、そこをもっと詰められなかったか?と思えます。戦後の憲法についても東北出身の憲法学者達によって造られた部分もあるので、その意味では誇れる地域だと思うのですが、そういったところをもっと突っ込んで描いて欲しかったです。

今でも東北は、そういう中央から軽るんじられたり、原発なんてもので苦しめられるという現実が進行中なので、そういった東北人の不屈の姿を映すドラマを造るのは難しいのかな?という気もします。その意味では本作は「普通」に近い「悪い」評価になりますね。
[共感]
2013/10/01 東北 に対する考え方とそれ故に感じた問題点も良く指摘していますね。 by 伏魔の剣

2013/04/17 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2325(50%) 普通:1166(25%) 悪い:1166(25%)] / プロバイダ: 36209 ホスト:36373 ブラウザ: 6425
【良い点】
マクロ視点描写。
桓武天皇の農工文化を発展させてきた事を理由に狩猟文化に拘る蝦夷を下に見て侵略を正当化させる思考や、
蝦夷側の徹底抗戦か恭順かで揺れる各部族の長達の主張などは色々と興味深い。

【悪い点】
ミクロ視点描写の弱さ。
冒頭で阿弖流為の妹が他部族に嫁ぐ事にごねていますが、故郷や家族と離れるのが嫌なのか相手が嫌なのか曖昧な内に
侵略の憂き目に合い旦那が殺される過程の描写も無いまま捕虜になって気が触れていたかと思うと雷一発で正常に戻るとか…。
阿弖流為の妻になる佳那も美人以上の掘り下げが弱く、またこの二人だけ日焼けや雪焼けも無い肌は綺麗だけど浮き気味。

兄の比古が坂上田村麻呂と親交を持ち敵に回る葛藤なども、もっと尺が欲しい。

阿弖流為を中心に結束していた他の部族がいつの間にか離反しているのも説明不足。

【総合評価】
現代パートから蝦夷の人達を語るという構成や尺が短い事もあり
NHKの歴史ヒストリアにドラマ的肉付けをした程度にとどまっているのが惜しいでしょうか。
駄目な作品とは思わないのですが時代や文化が馴染みが薄い事もあり入り込みきれない所も出てきます。
そして、この辺りのドラマとしてのハンデを克服できるほどの役者は桓武天皇を演じた近藤正臣氏ぐらいでした。
阿弖流為が天皇との面会を求めるも果たされませんが対峙できていたとしても旗色は悪い…。

そして阿弖流為の死後、平定・併合したはずの東北を気候の厳しさから大和朝廷が放棄してしまう件を
ドラマとして描かず、現代人に語らせて終っているのは凄く残念でした。
文明を発展させていく内に生まれてきた大和側の驕りが、蝦夷が愛した自然に敗北する件は映像として観てみたい。
中盤〜後半にかけて蝦夷も大和に対抗しようと文明(武器)を強化しようとすると慣れ親しんだ自然を
犠牲にしてしまう件が描けているだけにテーマが片落ちになってしまったのが惜しまれます。
[共感]
2013/10/01 ドラマ自体が被征服者視点という英断なだけに、朝廷が東北を放棄した件を語りで済ませたのは私も本当に残念でした。 by 伏魔の剣

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