[小説]ゆめつげ


Yumetsuge
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作品紹介(あらすじ)

江戸は上野の端にある神社で神官を務める粗忽な兄としっかり者の弟。
兄に夢告の能力があるという噂を聞きつけて舞い込んだのが、大店の行方不明の一人息子の行方を占ってほしいという依頼だったのだが……。(Amazon「MARC」データベースより)
著者:畠中恵
出版社:角川書店
日本 開始日:2004/09/30(木)
公式サイト
1. http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=200302000001
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最終変更日:2013/07/12 / 最終変更者:ウクレレ / 提案者:遠野 (更新履歴)
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2006/06/18 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:250(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 7995 ホスト:8070 ブラウザ: 4184
ペリー来航から10年、大政奉還すこし前の江戸が舞台。鏡の中に白昼夢――望むものを幻視する能力を持った、貧乏神社の禰宜を主人公に据えた物語です。
少々うだつの上がらない彼に持ち込まれた「行方不明となって久しく経つ、裕福な商家の子どもを探す」と云う依頼。育ての親の利欲が絡まり、2転3転、混乱する状況。何とはなしに神社から動けなくなった彼らに降りかかる事件、そこからはじまる、ひそやかな、けれど大きな蠢き。
時代要素とファンタジー、ミステリー性が混ざりあった小説です。肩肘張ったところのない平易な文章は、取っ付きやすく、さくさくと気軽に読み進めることができました。

のびやかに動く、登場人物たちがとても魅力的な作品です。
軽妙なコミュニケーション描写が、目に楽しい。特に、万事おっとりした兄と、しっかり者で生真面目な弟の、漫才めいた遣り取りが、非常に愉快なのです。
宮司である二人の父親や、氏子の婆さん、札差夫婦や子供候補の3人の親達、それぞれの立ち回りが活き活きとしており、作品全体に勢いを付与しています。
情景描写も、馴染みのな単語が使用されている割には分かりやすく、丁寧です。経済的に逼迫した神鏡神社と、高い社格を誇る白加巳神社の対比もおかしい。巻頭、巻末の図解も、中々に便利。親切です。

只、気になった部分も幾つか。口調といい、不甲斐ない自分にコンプレックスを抱いている所といい、主人公が「しゃばけ」シリーズの主人公と、妙に被ってしまうのです。己が内面を零すシーンが多くある所、また、彼を叱咤する弟の立ち位置等、作品全体の雰囲気も、似通り過ぎているのではないか、と思ってしまいます。
女性の影が薄いのも、いまいち寂しい。
ストーリーに関しても、何だか妙に尻すぼみな印象。大政奉還に絡み、廃仏毀釈、それが齎す影響にまで、大きく話を広げてしまっていますが、そのぶん密度が薄まった風。
序盤の方がテンポ良く面白く、吸引力に満ちていると感じました。もっと子供探しに重きを置いた方が、確り読める物語になったのではないか…と思います。

それでも、ストーリーが綻ぶことはなく、きちんと収まりのよい形に纏まりを見せています。最期まである程度の軽妙さを持続させたまま、お仕舞いを果たしているのも好印象です。
子供探しの結果、またエンディングも爽やかで清清しい。やさしく後を引く雰囲気が、美しかった。

思い返してみれば主人公の能力は、どんどん大変なものに進化して行ったけれど、結局それほど役に立っていなかったような。矢鱈と吐血シーンが多くて、痛々しかったです。
彼の能力の行く末や、状況から考えて、シリーズ化はどうやら無理そうです。只、彼が最期に幻視した未来のひとコマが印象的だった分、続きなどつくらずに、このまま柔らかく消えてゆくほうが、作品として、とても綺麗なのでは、とも。
何はともあれ、軽めの時代小説として、楽しむ事ができました。この手合いのジャンルが苦手な方にも、お勧め出来る作品ですよ。

2008/11/30 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:83(80%) 普通:14(13%) 悪い:7(7%)] / プロバイダ: 15943 ホスト:15999 ブラウザ: 4926
あらすじ、全体像、『しゃばけ』との類似点については既に説明してありますので、特に書きません。「どこからおもしろくなるのだろう?」と考えながら読み進めました。子探しの部分が終わった後の展開は、登場人物(彰彦)にとっては重要なことかもしれませんけれども、唐突過ぎる気がします。最後の年表も不要でしょう。

いわゆる「肌が合わない」というものかもしれませんが、この作品は引き込まれる部分がありませんでした。原因の一つは『しゃばけ』よりも説明めいた文章が多い点でしょうか。最初の数ページから十数ページほどを試し読みして面白いと感じられる方には向いているのかもしれません。

評価は悪いといたします。

2014/03/02 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3167(33%) 普通:3340(35%) 悪い:3117(32%)] / プロバイダ: 15046 ホスト:15286 ブラウザ: 5682
青戸家の息子、新太郎を名乗るものが3人も出てきて、果たして本物はだーれだ?
と言うのがその核心でしたが、この人の小説って、何だかそういう肉親関係の
謎解きを明かす展開な話が多いですよね。

ペリーの黒船来航が10年前という事は、時代設定は1863年でもう幕末もいい所
でしたが、そうした新しい時代への転換に伴う、神社そのものの位置づけの変容
等のバックストーリーはしっかりしていました。そうしたしっかりしたものを下地
に、主人公・弓月が何故か見てしまった「違う夢」及びその理由も通して、良く伏線
も活かされた謎解きがなされていました。青戸屋主人のあの「葛藤」も、頭ごなし
では責められないだろうと言うか、あのような心情を抱いてしまったのも無理なかった
のかもしれません。

しかし、つかみどころのない立ち回りを見せていた彰彦とかもまだともかくとして、
敵役の浪士連中でしたね。Aがラスボスと見せかけて実はBがラスボスだったと、
読み手の意表を突く展開の見せ方も忘れてはいなかったのは流石と言った
所だったのでしょうが、中途半端に殺気走っていて、中途半端に独善的で、中途半端
にえげつない三流マキャベリストでキャラ立ってなかったのはちょっと大きな減点
要素でした。何だかんだ言って、Bはあの「取引」に応じて他言しなかったあたり
芋侍は芋侍なみに「武士の一分」も持ち合わせていたのでしょうが、なんかカタルシス
もイマイチ欠けてましたよね。

まあそういう所も私が読んだ限りではこの人の他の小説も皆そうなのですが、
折角のバックストーリー・世界観や謎解き等良い点の足を引っ張ってしまった感じ
でした。それでも、「他の作品はどうかな?」と気にさせるものはある(悪い意味ではなく)
のは変わりませんが・・・・・・・・・評価はそうした良い点が無ければ間違いなく
不評系になっていたと思います。

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2014/03/02 普通の印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 15046 ホスト:15286 ブラウザ: 5682 [編集・削除/これだけ表示]
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