[小説]杜子春


とししゅん / Tu Tze-chun (Toshisyun)
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注意: これは文学版。その他メディアのページ: アニメ:杜子春
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作者:芥川龍之介
出版:新潮社ほか
日本 開始日:1920/07
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最終変更日:2010/05/04 / 最終変更者:雪霞 / その他更新者: Janus01 / 提案者:若鶏カレー (更新履歴)
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2017/10/08 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
小説の到達点的名作。
欲にまみれそうになると読み返すようにしている。
金がなくなると離れていくという逸話も
主人公の言動も人間らしさの本質。

【悪い点】
なし。

【総合評価】
最高。

2016/04/18 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 45205 ホスト:45057 ブラウザ: 9964
【良い点】
構造。美し過ぎる。
杜子春の気付き。
【総合評価】

2013/09/26 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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これは中学生のときに図書室で読んだのを覚えております。

作者の芥川龍之介というと今昔物語などの日本古来かわ伝わる説話を下敷きにして独自のアレンジを加えた作品を数多く生み出しており、「藪の中」や「鼻」といったのがその最たる例であります。

そして、杜子春については元の説話ではバッドエンドなのですが、「藪の中」の元となる説話同様に芥川龍之介は読んでいて物足りなさを感じたんでしょうね。

いくつかのアレンジを加えてハッピーエンドにしてしまうのですが、単に安易な話にするのではなく、その中に自分なりのテーマを入れたことにより短いけれども読み終えたあとに満足感の残る、とってもハートフルなお話となっております。

よくよく考えてみると杜子春というのはどうしようもない男です。仙人のおかげで何度も大金持ちになりながらも湯水のようにお金を使い果たしてしまいますし、そのくせ仙人に対して弟子にしてくださいというあつかましさ。

それでも地獄で仙人からのいいつけを破って母親をかばう場面からは人間臭さを感じられてしまいますし、そのあとの仙人とのやりとりは芥川自身が伝えたかったことが凝縮されていたように思います。

芥川作品の中でも短くて大変読みやすいのでぜひオススメしたいですね。

2012/11/21 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2159(58%) 普通:744(20%) 悪い:833(22%)] / プロバイダ: 25514 ホスト:25733 ブラウザ: 12180
これは結構面白い短編作品でした。
杜子春はもう最初から凄く偉いですよね。金持ちになっては、使いすぎて貧乏に、また金持ちになっては、使いすぎて貧乏に…というダメ人間である一方、「人は金にばかり寄ってきてイヤだ。金持ちになるともてはやして、貧乏になると冷たい」という理由でちゃんとこの悪循環を断ち切る決断をする…。
これはまあ、なかなかできないことでしょう。
最初の方の描写を見ると、バカで醜い人間としか思えなかったのですが、金銭とかに重きを置かない性格になってからは、本当に真面目で賢い人間性が見えてきます。

そして、仙人の夢での杜子春の親思いな行動や、ハッピーエンドな結末など、全体的に凄く良い感じでしたね。
最終的に描かれたのは人間の醜さではなく、人間が本来あるべき姿というのがなかなか好きです。
話もわかりやすく、生きていく教訓みたいなものですね。
しかし、最後にもちゃっかり色々与えられてる杜子春はうらやましい。
自分の手で働いて色々手に入れてほしいですね。その方が、彼が好感持てる人物に写ったんじゃないかと思う。

2012/09/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 13094 ホスト:13065 ブラウザ: 3414(携帯)
【良い点】
・人間の心情などが上手く書かれている。
◆例
杜子春が金持ちの時はよってたかるが、
貧乏になった時は見向きもしない人々など。
・最後は自給自足の生活を送る点。
【悪い点】
・原作のラストはBADエンディング。
杜子春は女に生まれ変わるが、子供を殺され、思わず声を出す。
結果、仙人に突き放される。
(或いは殺される。)
道徳もへったくれもない。
【総合評価】
文学小説の中では一番好き。
(ただし、芥川版に限る。)
芥川龍之介が書いたアレンジ版『最高』。
原作『最悪』。
なので、総合評価は間を取って、『とても良い』で。
世の中や人間の心情などを学ぶにはうってつけでしょう。

2012/04/18 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:330(53%) 普通:163(26%) 悪い:125(20%)] / プロバイダ: 24151 ホスト:24136 ブラウザ: 10983
金銭に群がる人の醜さやその二面性に嫌気がさした杜子春が、仙人になるため訪れた峨眉山で「人間」という存在への考え方を改めさせられるといったお話。
相変わらずの短編だがこの時期の芥川作品は分かり易く、杜子春の両親が地獄で鞭打ちにより苦めを受けるシーンを変更し、より人間愛に溢れた話へアレンジしたことは、テーマ・道徳的な面からみても大変受け入れやすい。彼が人に愛想さえつかしていた姿についても、最後は「人間らしい、正直な生き方したい」と晴れ晴れとした様相で語ったことは、その場面に物語の全てが濃縮されているようで感慨深くもある。ただ、唯一腑に落ちないのが杜子春が元々金持ちの息子だったこと、失望する類の人間がこの世にも多く存在することに今頃気づいた姿は、どうも「今更」な気がしてならない・・・遅すぎる

2011/11/29 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:10(83%) 普通:2(17%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 39069 ホスト:39322 ブラウザ: 9466
オリジナルの説話のラストが後味悪かったんですがこちらはラストもすっきりしていて教訓めいたものや人間のエゴもよく描いていたので好きでした。それにしても芥川はこの作品をアレンジする際にオリジナルのラストの後味の悪さを払拭させようと思ってたに違いない。芥川の思い入れが感じられる作品です。

[推薦数:1] 2011/09/27 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 18633 ホスト:18455 ブラウザ: 2619
【良い点】
意外な出だしが連続しさらに意外な展開が起きる老人の言った事を一貫して守る事や親を見捨てないこと
お金持ちにしてくれた老人との約束を守る二律相反で苦しむ事で誠実さが伝わる。ある種の失敗も繰り返していて、反省も存在し決して頼り過ぎではない事が何となく伝わる。人間は薄情であると言う台詞もあり一種の教訓とエゴもある。そこで主人公が一段階成長し老人を不思議な人ととらえ弟子になり約束を守り通そうとしている事。君は誠実そうだとも言われている。
【悪い点】
拷問が凄すぎ

【総合評価】
これで主人公の選択が正しかったと言う事で約束破りと言う事にならなかった事が良いと思います。

2011/01/10 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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同じ芥川作品である「蜘蛛の糸」はお釈迦様の上から目線が引っかかりましたが本作は普通に良い話。
ただ主人公の杜子春は作品が始まる前から元はお金持ちであったという事ですから散財の挙句の貧乏転落が合計三回。学習能力低いなぁ…。

同時に金持ちや偉い人を目指すのはくだらないという誤った解釈をされる危険性もあると思います。
お金持ちにも節度を持って金を使い、周囲の人達を自分の目で見定めている人もいるでしょう。
重要なのは目指す過程でどのような経験をして、どんなゴールが見えてくるかと言う事。

本作は安直にビッグになりたいと思っていた若者(地獄の責め苦に耐えるあたり相応の覚悟はあったのでしょうが)が
身の程を知り、身の丈にあった生き方を見つけるという現代社会にも通じる話です。

2010/05/12 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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ある日全てを失い、完全に自分を見失っていた青年にある老人が、「お前の影の先に金の入ったツボが埋まっている」といって立ち去っていきます、いった通りにすると本当にツボが出てきてお金持ちに、離れていった友人も戻ってきますが一時のことでした、お金がなくなると叉はなれて行きます、またしても落ち込む青年に老人が前と同じコトを言います、すると叉ツボが!しかし同じコトの繰り返しでした。
「お金が無くなれば皆去ってしまう」あの老人に再びであった青年は2回も奇跡が起こせるのだからこの人は仙人かもと思い、自分の今までの思いを話し「仙人になりたいと打ち明けます」仙人は「地獄に置き去りにするから、どんなひどい罰を受けても決してしゃべってはいけない」と忠告してその通りにします。
はじめは鬼の拷問に耐え抜いていた青年ですが、何と鬼は青年の無くなった母親を連れてきて母親の方を拷問にかけはじめます。
叫びたいが、約束が・・。そう思った青年の心を知っていたのか「叫んではダメ」と涙を流して青年に言います、しかし青年は母親に駆け寄って「お母さん!」と叫んでしまいました。
すると元いた場所に戻っており目の前にはあの仙人が笑ってこういいました「よく、母を思って叫んだな、あのまま黙っていたら本当に命を地獄に送るつもりだった」
青年はつつましくも幸せな生活を送り幸せに・・・。という話です。
一種の教訓めいた話ですが、誰でも母親がひどい目にあえば叫ぶに決まっています。
どっちかといえば「お金がなくなると皆去ってしまう」と悟ってしまったほうに、主人公の現実感を感じされられました。結構奥の深い内容だと思います。

2010/04/26 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:431(69%) 普通:102(16%) 悪い:91(15%)] / プロバイダ: 25955 ホスト:25738 ブラウザ: 7336
ラストシーンで目の前がパッと明るくなっていくのが判りました。
仙人になりたい願望よりも人間らしい親孝行な気持ちを優先させた杜子春、
その気持ちを素晴らしいものと認める仙人、どちらにも好感が持てます。

実直な者が最後に救われてドンとお金持ちになる話が多い中、一時的にお金持ちになっても使い方を知らなければ
薄情な人しか寄ってこないで長期的な幸せは望めない、という一歩踏み込んだ考察に鋭さを感じ、
発展途上国の人々に幾ら援助をしても、すぐ使い果たしてまた援助を求める、という話を思い出しました。
手に入れるなら自分の能力で有効に使える物でないと、豊かさを長持ちさせられないのです。
杜子春にはまさに最後に仙人が与えたようなささやかで、継続することで築いていく幸せが似合います。
今度こそ彼が生涯幸せになれること間違いなし、と強く理屈で思わせてくれる爽快なストーリーです。

2009/06/02 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:882(66%) 普通:353(27%) 悪い:93(7%)] / プロバイダ: 25090 ホスト:25043 ブラウザ: 9573
バスの中で読んだのだが、普通に感動して涙を流した。芥川作品は蜘蛛の糸や羅生門など暗いものしか知らなかったので、こういう作品も書けるのかと感動した。
前半はエゴやら人の心の貧しさ、後半は善く生きるための方法描いていて素晴らしいと思ふ。評価は良いで。

2008/03/12 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:45(68%) 普通:1(2%) 悪い:20(30%)] / プロバイダ: 1181 ホスト:999 ブラウザ: 8090
【良い点】
すごく感動しました。初めて泣きました。

【悪い点】
少し残酷。

【総合評価】
とても良い。

2007/08/30 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 33223 ホスト:33285 ブラウザ: 6287
この話は、「羅生門」同様学校の教科書にも良く取り上げられたものですね。

印象的なのは、杜子春の羽振りが良いときにはわらわら集まり、落ち目になったら掌を返すように去っていった「友達」連中の浅ましい行動ですな。

これも、現代に通じる人間の真実と言いますか。どこぞの国の黒幕が病に倒れた後、その腰巾着が派閥を乗っ取った事をふと思い出しました。

2006/04/05 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2988(33%) 普通:3108(34%) 悪い:2950(33%)] / プロバイダ: 26953 ホスト:26880 ブラウザ: 4184
※2007年10月訂正。

芥川龍之介は天才ですね。やはり。

【良い点】

・「人間の浅ましさ、愚かさ」というテーマ

貧乏人の主人公が仙人に2度もお金持ちにしてもらうも、
調子こいて貧乏生活に逆戻り、今度は仙人になる修行を
するも、馬に帰られた母親を救った為やはり失敗、それでも仙人の粋な計らいで
幸せになった話でしたね。失敗を繰り返しながら
本当の幸せを得た杜子春でしたが、人間の弱さが
滲み出ているキャラだったというか、彼を笑う事は
出来ませんね。たお氏が仰られた様に人間、「ありのままの生き方」
が理想なのかもしれない・・・・・・・・・・・・・
現代社会ではそれは極めて難しい事かもしれないですが・・・・・・・・・・
仙人も何故か1人称が「おれ」でしたが、再会しない
態度を示しながら、生活資本をプレゼントしてくれた粋等
なかなか良い味出してましたな。

【悪い点】

特に無いです。

【総合評価】

教訓的ながらも、駄目男杜子春の成長が爽快な名作でしたな。
評価は「とても良い」に訂正させていただきます。

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2017/10/19 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 11213 ホスト:11369 ブラウザ: 4936 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事感動/美しい/びっくり/考えさせられた/道徳心&モラル 
ストーリー最高(+3 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)

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