[小説]山椒魚


さんしょううお / Sansyouuo
  • 考えさせられた
RSS
文学総合点=平均点x評価数3,914位4,550作品中総合点0 / 偏差値46.56
1925年文学総合点17位23作品中
評価統計
評価分布
自分も評価投稿する
属性投票
キャラ・設定1.00(良い)2
ストーリー1.00(良い)2
考えさせられた100%2人/2人中
セクシー0%0人/2人中
可愛い0%0人/2人中
熱血0%0人/2人中
勇気貰った0%0人/2人中
もっと見る
属性投票する
作品紹介(あらすじ)

谷川の岩屋をねぐらにしていた山椒魚は、あるとき自分が岩屋の外に出られなくなっていることに気がつく。二年の間岩屋で過ごしているうちに体が大きくなり、頭が出入り口に「コロップの栓」のようにつかえるようになってしまったのである。ろくに動き回ることもできない狭い岩屋のなかで山椒魚は虚勢を張るが、外に出て行くための方途は何もない。彼は出入り口から外の谷川を眺め、目高の群れが先頭の動きにあわせてよろめいているのを見て嘲笑し、渦に巻き込まれて沈んでいく白い花弁をみて「目がくらみそうだ」とつぶやく。

成長しすぎて自分の棲家である岩屋から出られなくなってしまった山椒魚の悲嘆をユーモラスに描いた作品で、井伏の代表的な短編作品である。かつては国語教科書にも採用され広く親しまれている作品であったが、1985年、自選全集に収録する際に井伏自身によって結末部分が大幅に削除されたことで議論を呼んだ。

※ このあらすじ部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。
著者:井伏鱒二
出版:新潮社/筑摩書房/文藝春秋/クレス出版
文庫:新潮文庫/文春文庫
日本 開始日:1925 文芸都市
11,39322
最近の閲覧数
2222278223
この作品を文学として最高の中の最高と投票した方はまだいません。
(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2013/07/13 / 最終変更者:ソンプーGU / その他更新者: カトル / 提案者:TCC (更新履歴)
  投稿の系統で絞込
この評価板内限定
2012/08/26 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2043(50%) 普通:798(19%) 悪い:1264(31%)] / プロバイダ: 10841 ホスト:11100 ブラウザ: 9831
ずっとものぐさでひきこもっていたサンショウウオ(ハンザキと呼ばれる世界最大の両生類であるオオサンショウウオ)が、いざ外に出ようとしてみると、大きくなった体が岩にひっかかってしまい、出られなくなってしまい、外からバカにされるというものになっていますが、このサンショウウオを笑う事は出来ないと思います。

人は心に傷つくような事があると、人間不信になったり、家の中に閉じこもったり、建設的ではなくなったりします。このサンショウウオもそういった意味では、外の殺伐とした世界から、安定した岩の中に入ったけど、それがいざとなると・・・という具合に、サンショウウオを滑稽の一言で片づけることはできないといえます。

世の中には外に出たくても出られない事情の人もいるし、身体や心に大きな傷を抱えてしまったり、不自由になったりすると、本作のサンショウウオに感情移入する人もいるだろうと思えます。障害を持ったり、外の世界に出たくても、鬱屈した思いを引きずるという意味合いで考えると、こういう立場になったら、人は誰でも卑屈になっていじけてしまうだろうという部分を、サンショウウオという形で描いているのを見れば、単にサンショウウオを「バカな奴」といって切り捨てるのは、本作の意味合いを理解出来ないだろうと思います。

このサンショウウオや、よく、身の程知らずの人物を「井の中の蛙大海を知らず」という形で、カエルなんかに捉えて、両生類をある意味蔑視するような表現が使われ、サンショウウオにしても、カエルにしても気分は良くないでしょうが、そういった狭い世界の中に押し込められる事への辛さと、広い世界を見せる努力をしていたか?というのを、カエルと同じ両生類であるサンショウウオで逆説的に描いた部分は、意味新だと思えます。

しかし、サンショウウオのテーマはともかく、カエルの方は現実問題として、ウシガエルやオオヒキガエル、シロアゴガエルなどのように、要注意外来動物となって、移入された地域で大繁殖して大問題になっているのだし、昔の人の表現でネタにされていた両生類を甘く見た事によって、人類は元々あった環境を滅茶苦茶にすることになった・・・と思うと、なんともやりきれず、皮肉なことになってしまったと思えます。

2007/09/03 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 33223 ホスト:33285 ブラウザ: 6287
森田まさのり氏の漫画「ROOKIES」で題材にされていた小説ですな。怠惰な生活を送るうちに気がつかぬうちに小さな穴の中から出られない身の上に陥り、狭い空間の中で現状を打破する為の何の能力も知恵も持ち得ず、空しい生を送る山椒魚の物語ですなこれは。

まあ・・・引きこもりやニートの類に陥った人ならこの山椒魚の生き様に共感できるのではないでしょうかね。何にも明日への展望が見えてこないとこの山椒魚の様に鬱屈した感情が溜まっていき、同様の境遇に陥る仲間を欲するようになるのかも知れませんな。

しかし・・・空しいですなあ実際問題として。月並みですが、この山椒魚の様な生き方をするようになっては人生お仕舞いです。

この評価板に投稿する



2019/10/15 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 8847 ホスト:8915 ブラウザ: 10414 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事考えさせられた 
ストーリー良い(+1 pnt)
キャラ・設定良い(+1 pnt)

もっと見る
1. 大アマゾンとか、いろんなものとか・・・・・ by 634
... がある。 世界一のこんなんが・・・ ダライアスじゃ =window_width){this.width=window_width*0.96;}}else if(window_width && this.width>window_width*0.75){this.width=window_width*0.75;}"> サンショウウオはまだ出てないのよね・・・・・・ 因みに文学『山椒魚』の主人公も ...
記事日時:2013/03/20 [表示省略記事有(読む)]
2. 2012年ジャンプ34号感想(読切『見渡す限りの未成年』『ひみつはらプレアデス』掲載号) by エスパー
... いクリーチャーの口の中に手を突っ込んだら濁流の如くグロい液体がダラダラ流れてきて、 そんな謎の儀式的な行為をしないと死ぬけど半額の雪印コーヒーを発見して喜ぶ15人の少年少女の物語という、 思わずアンインストールしたくなるそんな夢を見たんですがどうすればいい? 2012年ジャンプ34号感想(UP:2012/07/23 11:37) ナルト読切 ...
記事日時:2012/07/23
3. 友情実話伝説〜総集編Ⅵ 〜 by 陣兵
... 弾:573話、14弾:574話参照)と題して、今まで更新されていなかった未更新エピソードを話そう。 【3年生で習った国語全記録】 陣兵、K山、K田、K池、T川、Y口ら3年生は国語の授業で「地球儀の裏側」(春日武彦著)、「みどりのゆび」(吉本ばなな著)、「山椒魚」(井伏鱒二 ...
記事日時:2009/08/29 [表示省略記事有(読む)]

作品の評価またはコメントの投稿欄
お名前 <=サイト内では一つのHNで。複数のHN使用は投稿全削除&アク禁対象です。実名ではないHNをお勧めしてます
この作品に対する評価文またはコメント文(丁寧な文面を心掛けて下さい)
※↑のボタンは評価のテンプレート[=形式例]を消すのに使って下さい
[コメント(?)]
良いと思う 普通と思う 悪いと思う
または
[評価(?)] 最高! とても良い 良い 普通 悪い とても悪い 最悪
↑(全作品にて)8回以上評価しても「悪い」系統の評価しかない場合、又は「最悪」の比率が一定評価総数(20-30)超えても8割以上ある場合、非適切にバランスを欠いた評価者とみなして全評価削除の対象になり得ます。
ルール違反の書き込みでなければ=>
↑上へ