[小説]羅生門


らしょうもん / Rashoumon
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注意: これは文学版。その他メディアのページ: 日本映画:羅生門
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作者:芥川龍之介
掲載:帝国文学
出版:新潮社 岩波書店ほか
日本 開始日:1915
[開始日詳細]
現在著作権が切れた作品として青空文庫でも公開されている
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/127_15260.html
公式サイト
1. http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card127.html
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最終変更日:2011/08/14 / 最終変更者:管理人さん / その他更新者: 雪霞 / Janus01 / TCC / 提案者:若鶏カレー (更新履歴)
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2017/05/22 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:128(94%) 普通:6(4%) 悪い:2(1%)] / プロバイダ: 6940 ホスト:6930 ブラウザ: 8276
教育実習でこの小説を取り扱った身としては、教材としての本作を中心に見てしまう。


『今昔物語』に題を得たという日本史とのリンク。
原典になく本作で加えられた「揺れ動く人の善悪(の判断)」という道徳性。
主人公の末路を明確にしなかったことから「発展」として「この後、下人はどうなったかを想像」して書く作文(ある意味、授業でパロディを創作するようなもの)。

なお、本作の初出時は、下人が盗人となることを明確に書いていたが、何回かの改訂の後今の形となった。
読者の想像に委ねる形に変えたのは、「善悪」についての言及を避けることで自身および読者の思索を深めようという意図があったのか、物語の演出として「面白い」ものを選んだのかは定かではない。


人の心は、とかく容易ならざるものである。
国語の授業でどうにかできるものでもない。

ただ、自身を正しく振り返るきっかけになればいい。


と、そんなことを思った。

2017/03/01 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:68(77%) 普通:11(12%) 悪い:9(10%)] / プロバイダ: 4565 ホスト:4327 ブラウザ: 5819
短いなかにいろいろな伝えたいことがつまってる話だと思います。
ラストはかなり恐怖でした。急に立場が変わるんです。
淡々とした文章で読みやすかったです。
起承転結がはっきりとしていて、個人的にお気に入りです。

2016/03/05 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:133(74%) 普通:6(3%) 悪い:40(22%)] / プロバイダ: 32510 ホスト:32491 ブラウザ: 5145
当時の厳しい環境の中を生きる下人の様子が描かれています。
心情表現が詳しく描かれていて、面白いです。
文章としてはとても読みやすく、かつ読み応えのある作品です。
名作というだけはあると思います。

2015/08/03 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
・“醜さ"を鮮明に書けてる
・それにより、ダークさに酔える

【悪い点】
・人物達の言動は現代人の共感からかけ離れてる

【総合評価】
あんまり深く考えずに『格好いい!』と思いました
文章や、書こうとしてる物に対してです

いや、時代背景やら登場人物達の言動やら
とにかく『各々が自分の生のための行動をとる』と
いうのが書きたかったんでしょうが、そこには本来
善悪など存在せず、結果的にただの偽善に走る
滑稽さを描いてるのは、人の醜さを表すにはこの上
なかったと思います。 ストレートに“エゴイズム"と
それを表現してるのも面白かったですね

今で言う“ダークファンタジー"というジャンルに
通じてる、人の在り方の醜さを書けてる良作だと思います

2012/10/09 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 33678 ホスト:33916 ブラウザ: 5234
【良い点】
死体の髪を引き抜いてカツラを作ろうとする老婆など不気味さを醸し出す要素
巻末の注解で設定等が、詳しく書かれている
【悪い点】
その不気味さは人を選ぶ
難しい用語が多い
【総合評価】
何かと序盤の不気味さが印象に残った作品

余談:まず4冊読破したが、その中で一番ハードルが高かった…

[推薦数:5] 2012/06/01 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:733(41%) 普通:437(24%) 悪い:626(35%)] / プロバイダ: 2002 ホスト:1947 ブラウザ: 4682
さて、普段はあまり純文学系の批評を書かない、と言うか書きたくないが
(理由は後述)、最近、北村薫の芥川考を読んで、以前からもやもやしていた
羅生門についていろいろ刺激される。過去のあまりに端的な評価を反省。
も少しきちんとコメントしなくてはならない。
ただし、私の解釈はかなり独自であるし、なぜそう感じるのか、という理由を
良い点「芥川の文章力と表現」から切り離して総括するのが難しい。
「良い点」で考察の大部分が終わってしまう点はご容赦を。

【良い点】
・肉感的表現と流麗な語りから醸し出される、グロテスクだが美麗な
情景描写。本作は殊更に「醜悪」で「おぞましい」様相を書き連ねるが、
その筆致は真逆。醜い情景を描けば描くほど、かえって舞台上の相反する
色彩、光と影のコントラストの絵画的表現が見事である。

その情景の非現実感、異空間性は「逢う魔が刻」と表現するに相応しい。
本作の本質と醍醐味は、その異界、魔界である羅生門の闇の中で
「醜=美」「善=悪」一瞬の交錯が次の瞬間反転し、その存在自体が
入れ替わってしまう、というバロック的、幻想恐怖小説の楽しみ
ではないか、と思う。
当初は善悪に頭を悩ませ、羅生門の情景と老婆の醜悪さに怯えを見せていた
下人が、一転牙を向き、先ほどまで自分が蔑んでいた盗人へ豹変する。
この時点で下人の心理に読者が共感するのは難しく、だからこそ、
本作の真意について色々議論が別れるのだろうが、本作の主題は
人間の善悪談義ではなく、文字通り羅刹を生む門、羅生門を
くぐることで(だから原典の「羅城門」ではなく「羅生門」)、下人が
人から魔へ、怪物へと化す怪奇譚なのだと思う。
自分は本作のこの構造に気づいた時、のっぺらぼうに驚かされた
老商人が顔をつるりと撫でて自身のっぺらぼうと化す「異説・のっぺらぼう」
(たしか誰ぞ落語家の持ちネタだったと思う)ラブクラフト「壁の中の鼠」
を連想した。そう、この作品のオチは、さっきまで化け物に出会った、
と驚愕していた普通の主人公自身が、気づけば怪物に変わっており、
なおかつそのことに自分自身で何の疑念も驚きもない、という
本当にゾッとする話なのだ。
この視点の反転と飛躍は読者にとって非常に不親切、かつオチとして
理解を得るには困難なシロモノ。文章よりも映画や舞台演劇など
視覚主体で表現されるべき反則技であり、小説と言う媒体ではなかなか
共感を得にくいだろう。
それを美麗な小説というスタイルを崩さず、あえてやってのけた
芥川の野心と本作の意義は非凡だと思うが、現状の芥川論を見ていると、
やはり多くの読者には理解されなかった、と感じる。
小説という枠組みに対する挑戦とさえ言える快挙だが、その後が
続かなかった事や、芥川にしては妙に表現がもってまわっている事を
考えると、やはり荷が重かったのは事実だろう。

作品世界の視点は当初は作者、次に怯える立場であった下人、そして
下人が老婆の着衣を剥ぎ取る時点では、完全に老婆、あるいは作者の
第三者視点に移行している。
この不自然と言っていい視点の変遷は、ラストで既に人の心が無く、
変質してしまった下人の心理に、もはや「人」である読者は共感できないからだ。

【悪い点】
・作中の「視点」が一定せず落ち着かない。上述のように意図的に
価値観の反転を描こうとしていたならば視点が変わっていくのは
むしろ自然だが、その表現がたどたどしい。
「さっき作者は」や「Sentimentalisme」には違和感バリバリ。
・読者にどうとでもとれるように書いてあるため(既に述べたとおり、
本作の「大仕掛け」は登場人物の心理を言語化する小説という媒体とは
相性が悪く、理解されない可能性が高い)、現状通り色々と物議を
醸している。悪いのは作品その物ではなく、本作に思想性を求めた結果
横行する「エゴイズム」解説、だと思う。

【総合評価】
「良い」。よく言われる「この作品はエゴイズム〜」て評価は、そもそも
エゴイズムってなんじゃい、て疑念と、ワケのわからんカタカナ語で考察
その物を封印しようとする胡散臭さが一杯。昔からその手の評論には
虫唾が走るが、「ではこの小説は何だ」と問われて即答できる人は
少ないのではないか。この難解さの理由は、やはり上述の通り下人が
突然に変心し(しかも、この時点で彼の内面描写は皆無。視点は
既に下人に無い)、ラスト前に舞台から唐突に退場してしまう事が大きい。
だが、既に述べたとおり本作のキモは人間心理が善悪の狭間で迷い、
追い詰められた挙句に活路を見出す、生命の飛躍(エランヴィタール)
する事ではない。勿論、こう解釈することも充分可能だし、エゴイズム論を
信奉している考察者の大部分は、本当はこうした事が言いたいのだと思う。
詳しくは世の芥川論か北村薫の「六の宮の姫君」、wikiでも読んでもらえば
判るが、芥川は本作を物した近辺で結婚について親族に押し切られて
鬱屈としていたり、「愉快な小説が書きたかった」などと言っていたらしい。
その事実から老婆のエゴに圧倒されていた下人が、開き直って生に目覚める、
的な展開、生命力の発露、エランヴィタール的な考察をする読者も多いと思う。
だが、そうであれば舞台も人物も負と闇を志向する羅城門を題材に取るのは
疑問だし、ラスト間際に全く下人の心理について立ち入らない事、オチに至っても
「行方は誰も知らない」のは不自然だ。この「窮鼠猫を噛む的、エランヴィタール
考察」は本作の文章、展開と相性が良くない。
自分としては、エゴイズム羅生門考察は未熟だが、エランヴィタール
羅生門考察も充分に疑念が残る、とバッサリ切る。
先程まで人であった存在が「魔がさす」事によって瞬時に心理的異形の者へと
化してしまう恐怖譚なのだと思う。
だからラストにおいて下人の内面心理は描写されないし、老婆が
白髪を振り乱して覗き込む先(下人の心)には漆黒の闇しか無い。
自分はここ最近初めてラストがたびたび改筆されている、という事を
知ったが(すいませんね。純文は本当に考察すると疲れるので)、
当初の「京都の町へ強盗を働きに」では視点が再び下人あるいは
作者に戻ってしまい、その往来が煩雑かつ恐怖譚として締りが悪い。
また、作品の主題がエランヴィタール、生命賛歌的なニュアンスに
傾いてしまう。だからこそ、芥川は最終的に「誰も知らない」とせざるを
得なかったのだろう。

個人的に芥川の一番の魅力は、装飾過剰とさえ言える珠玉の言葉で
「死せる古典」を飾り立て、悪趣味一歩手前のバロック芸術作品へと
変貌せしめる(誤解を恐れず過激に言えば)「死体再生者」の本質にあると
思う。この趣向には白骨にまで枯れた古典の数々が最適だったろうし、
そうした技巧が本質の彼には、題材とすべき古典が必須であり、
思想性が希薄な故に完全オリジナルな作品は生まれなかったのではないか、
と色々妄想するところだ。
芥川に当時の純文学と同質の思想性を探るような考察は違和感が多い
のではないだろうか。単純に楽しめばいいのだ。奇譚として。
そういう意味では、技巧とどんでん返しの大仕掛けの塊である本作は
「愉快な小説」と言い切って良いだろう。読者を手玉に取る作者としては
痛快至極と言えよう。

※とまで言い切っておいていささか蛇足な補足
その1
こう考えると、芥川の不幸は、当時文壇や周囲から期待されていた、
新生日本思想の旗手としての作家性と、一番の持ち味、才能が合致して
いなかった事ではないか、と個人的には妄想する。ここを笑い飛ばせ
良い意味で無神経に作品を書く逞しさがあれば、芥川は自ら命を絶つ事も
無かっただろう。だが、芥川がとにかく他者からの感想や批判に
敏感で神経質だったのは有名で、それが大きなストレスだったと思われる。
当時の文壇が期待した「思想性」と芥川の真の才能バロック=醜悪美的創作は
水と油だったのではないか。日本人には受け入れ難かった方向性だと思うが、
芥川がその才能を発展させていけば、日本異端文学の巨星になったのでは
ないか。かえって現代人にこそ訴求力があり、楽しめるのが芥川の作品だと思う。
さらに蛇足だが、近代文学の思想性において巨人たる漱石の作品の主題にも
私は非常に違和感を抱いており、現在の、当時の純文学=近代自我の萌芽と
確立、と定義付ける風潮にも反感を覚える。これもいつか自分なりに
決着をつける必要がある。

その2
自分が純文学に対する批評を行う場合、抵抗を感じるのは、特に
「自分が同時代に生きていない」という事がある。日本の純文学の
流れは、文学その物と言うより日本における哲学、思想の変遷と
濃密にリンクしているからだ。
明治〜大正〜昭和という時代変遷の中で、思想の急変が自発と言うより
西洋価値観の乱暴な移殖という形で成された。こうした背景で書かれた
日本の純文学系の作品は、西洋における純文学よりも遥かに思想性が濃い
(ここは異論ありそうだけど、サルトルやボーヴォワールなんかは別にしてね)。
それを後世の自分が批評するに当たっては、当然だが当時の作者読者
との共時性が無いために理解共感できない部分、暗黙知が機能しない
点があり、作品が当時持ちえた衝撃や共感が損なわれているのではないか、
という疑念が拭えない(芥川に関しては既述通り、私はそういう純文学的考察
は間違い、とすら思うが、そうした視点の論者に異を唱えるには、
それなりに理論武装しないとみっともないので、何か語ろうと思うに、
最低限必要、と下調べなどすると、やはり結構しんどいのだった)。
構造主義的に考えれば、考察者がその束縛から自由になることは不可能だと
理解しているので、自分自身が時代性や社会に強制された価値観から自由で
ないことは充分自覚しつつも、馬に会って発狂しない為(ニーチェは元々
ギリシャ古典の研究者であり、作品と観客の共時性が無く当時の感動を
再現できない事を現代人の堕落、という風に捉えていた)、「作者の死」
を見つめ、単に自分が感じた事を追求するというのが一番素直な批評だろう。
自分は基本的にこの立場を取っているが、作品を読んで感じる違和感や
作者の真意、という部分に興味を持てば、やはり作者と作品背景をある程度
調べる必要がある。この部分すら普段は自分のスタンスからは異端なので
あまりやりたくない。あまりに見事な批評に遭遇した時、人は往々にして
思考停止してその作者の批評を丸写しで自分の考えと摩り替えてしまう。
それを狡い、安易、と批判する事は簡単だが、自分自身もそうした影響から
自由で居るのは困難だと思っているから。だから、充分多数の人が歴史をかけて
考察してきた純文学と相対するとき、自分は本当に自由に考察しているのか、
作品と批評に対する咀嚼が充分に出来ているか、という姿勢が問われる。
それなりに一端の批評を書こうとするなら、相応の覚悟が必要、と自分には
かなりの重圧をかけるようにしている。
だが、漱石について新聞などで取り上げられることが多く、たまたま読んだ
新聞記事に成る程、と思わせる過去譚があり、自分なりの作品考察に色々納得、
という経験が何度かある。やはりそうした重圧に立ち向かってこそ自分の考察が
深まるのだな、と思わせられる(単なる自己満足だけどね。作品の解釈や表現が
腑に落ちず、モヤモヤするのをすっきりしたいだけ)。
芥川についても北村薫の解説にあらためて反発を覚えたので、自分にとっての
芥川、をきちんと定義しなおそう、と決意して色々迷いながらも固めた次第だが、
今回の考察において、だいたい自分の感じた事はまとめられたと思う。

さて、次の強敵は漱石かな。言いたいことはまとまっているが、やはり簡単に
相撲が取れる相手ではないので、小休止してからだな。

2012/02/05 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2202(58%) 普通:766(20%) 悪い:853(22%)] / プロバイダ: 20089 ホスト:20180 ブラウザ: 7541
【良い点】
・平安時代という、資料と想像でしか描けないような情景をリアルに描いている。

【悪い点】
・つまらない。名作として知れ渡っているからと言って読んでみると、落胆する。
・下人の行動が唐突。まったく共感できない。
・不気味な老婆が、弱弱しい普通の老婆で、何のオチもなかったこともマイナスポイント。

【総合評価】

今見て面白い作品だとは思わなかった。
国語の先生に解説されて何が言いたいのかはわかったが、それも強引なこじつけのような気がする。

[推薦数:2] 2011/11/29 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:10(83%) 普通:2(17%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 39069 ホスト:39322 ブラウザ: 9466
芥川の作品では一番読みやすいです。人間の弱さもそうだけど、下人が老婆から着物をはぎとってにげる幕切れはいろいろな想像ができてよかったと思います。それにしても死人の毛を抜いてかつらを作ろうとする老婆の行動は生生しすぎます。平安時代の情景が浮かんできますね。
[共感]
2011/11/29 確かに生々しいですね。それだけに当時(平安時代)の貧困さや厳しい環境が理解できるような気がします(苦笑) by KAMIKAZE

2011/10/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 21846 ホスト:21831 ブラウザ: 1957(携帯)
今はおそらく、ワンピースのとあるキャラの必殺技がきっかけで、名前を知った人も多いだろうから、苦手意思などを持たず読んでほしい。この小説が読者に与える衝撃と苦悩はかなり濃密だから。

[推薦数:3] 2011/10/01 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:7031(87%) 普通:601(7%) 悪い:440(5%)] / プロバイダ: 36387 ホスト:36140 ブラウザ: 2413(携帯)
人間にとって正義とは何ぞや?そして悪とは何ぞや?この作品には下人の心の中でそういう正義と悪の戦いが行われていたのだと思います。
時は平安時代、疫病が流行りそれによる死者が多発している暗い時代に職を失い食うものに困り、さてどうするべきかと途方に暮れていた下人ですが死体の山積みになった場所で良心やバチあたりなことを恐れずにただ生きるために、死体の髪の毛を抜いていく老婆に出会いそこで生きるためには悪事をやらなければ行けないという一大決心をして老婆から着物をはぎ取って逃げていって終わります。 感じたのはなんとも人間とはみにくい生きものだということ、老婆もそうなんですが下人も自分中心の考えに変わってしまっています。分かりやすく例えると最近のアメリカでいえばLAギャングによってロサンゼルスの治安が悪いのはこの地域が貧困の状態にあり、生きる為には悪事をやらなければいけないというまさに老婆や下人同様の自分中心の考えの人がおるからではないでしょうか。
ようするに人間は生きる為には悪にもなれてしまう生きものということ。
ただ自分中心という点では同じく芥川龍之介の代表作である蜘蛛の糸のカンダタに似ています。カンダタは結局、地獄に落ちてしまう結末ですがこの作品は下人が老婆から着物をはぎ取って逃げていったところで終わっています。もし仮に続きがあったとしたらそれからしばらくして下人が亡くなり、再び老婆がいた死体の山積みになっている場所に死体として捨てられそこで老婆と対面し、老婆に髪の毛を抜かれてカツラの材料にされちゃうんだろうなと個人的に想像してしまいます。
この中途半端に終わらせるあたりは読者に色んな考え方をさせてやろうとする芥川龍之介の意図が感じられます。
評価は最高とします。

2011/09/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 13618 ホスト:13725 ブラウザ: 11752
[良い点】
・人間が生きる為の手段の描写が生々しくリアルである点。しかも子人がそう言う選択はしないと前置きがある為クライマックスでそれが強調 される点。
・羅生門と老婆の不気味さ及び醜悪さの描写、また老婆が死骸は生前どういう人達だったかを説明している点。又それにより老婆の性格が強調 され主人公の決断にも関係してくる点。
・羅生門を守ると言う子人の責任感。

【悪い点】

・勇気の意味が2つあり本来悪い事である事を勇気という言葉で正当化している点。勇気という言葉には2つ意味が存在する事が描かれている点 は良い点に含まれるのですが。この指摘にははっとする物がある。

【総合評価】
羅生門の設定なんてよく考えたなと言う事や
感動すると言う訳ではないんですが強い信念と極限からの移り変わり、切羽詰まった人間の本性をかなりの意外性と共に描き切っている、それは誰々よりはましだと言う老婆の考えから触発されいつの間にか主人公の考えも引きあいによりそれと同じように半分正当化される。全肯定は出来かねるので「とても良い」にしておきたいと思います。

2011/01/27 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:243(70%) 普通:53(15%) 悪い:51(15%)] / プロバイダ: 27921 ホスト:28065 ブラウザ: 10067
確かに人間のリアルな表現をしようとしているけど、自分が主人公のような立場でしたらこんなことはしないと思う。自分以外にもこう思っている人もいるでしょう。しかしこの主人公ほど自分は追い込まれたことはないから正直なんとも言えない。人間の弱さを書いた作品でした。

2010/10/03 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:545(77%) 普通:26(4%) 悪い:139(20%)] / プロバイダ: 20315 ホスト:20349 ブラウザ: 11274
芥川先生の代表作。人間の陰の部分や本当の悪、正義を考えさせう作品です。また情景や主人公の心情が良くわかりかなり面白かったです。

2010/07/12 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴 / プロバイダ: 18633 ホスト:18423 ブラウザ: 2619
作者の考えが文章の中から伝わってきた、また考えさせられた作品
作品の伝わり方は人それぞれですが
僕自身は
・悪と正義は紙一重なこと
・悪にも種類があること
の二つのことが伝わってきました

読んでいて、よく考えさせられる作品だったからこそ
百年近くも読まれ続けるじゃないかな〜と思います
「とても良い」で

2010/04/10 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:33(65%) 普通:9(18%) 悪い:9(18%)] / プロバイダ: 9348 ホスト:9349 ブラウザ: 9034
芥川らしい非常に哲学的で考えさせられる小説です。

蟋蟀を使って時間の経過を表現しているのもいいです。

私はこの作品はよく言われるようにエゴイズムの悪さを書いた作品とは思いません。
下人の行動はあくまで生きるためです。それが悪いと芥川は思ったのでしょうか。
これは人間の行動の一貫性のなさを描いたものなのではないかと思います。
人間の精神の弱さを書いた作品ではないかと。
最後の一文を変えた事により下人の行動が定まっていない事が明白になっています。

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「どこがいいの?と聞かれたら答えられないが、なぜか魅力を感じた作品。非常にレビューしにくいが、おもしろ...」 by 最後


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2009/08/05 [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示] by (表示スキップ) プロバイダ: 12329 ホスト:12431 ブラウザ: 7023
老婆を殺す前にある、
にきびから手を離すところは、
いままでの良心のある自分(あるいは幼い自分)から
新たなる自分への変化を表しているのではないでしょうか

2017/04/27 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 8122 ホスト:8076 ブラウザ: 7476 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事怖い/びっくり/考えさせられた/勉強になった 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定良い(+1 pnt)

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1. 恋は雨上がりのように 感想#08 by エスパー
... に関して店長さんが助け船になってくれたのもほっこり。 うんうん、勉強を教えてやれるのも正真正銘の友達やってくれてて嬉しいわけですよ…。 「下人のとった行動にどう思ったか?」なんて問題って今はあるもんなんだな。 …ノリノリに感想書けるようになれた今、そういうのに取り組みたいなあと後悔しております、ええ。 正直羅生門なんて授業 ...
記事日時:2018/03/07 [表示省略記事有(読む)]
2. カメラ知識 by paito0926
... もんなー、その代わりに各人の成長を描けていてよかった 2期たのしみだぁと思うが、売上的に響かないから虚しいんだよなぁ ・まぁだだよー前半のみ 大人数のまぁだだよ会の生き生きとしたフィルムに感嘆 いいなー、黒澤のカラーって評判悪いらしいけど、当人の意欲も話のばらつきも何ら変わって無いじゃん?他に見たのは羅生門、乱と影武者 ...
記事日時:2014/09/30
3. んじゃまあ、前言ったとおり by mosukuwa
... で短くお手軽、このサイトに評価欄のある作品とかを見つけた限りで紹介していきます。 とりあえず、「羅生門」とか「走れメロス」とかは教科書で読んでくださいな。 多分、スマホの青空文庫で10ページ以内に終わる作品だけです(しかも後ろの2ページくらいは書誌情報)。 更に大部分が台詞な作品とか、簡単な作品とかを取り上げています。 ちょっとずつ紹介 ...
記事日時:2014/07/23
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