[小説]坂の上の雲: 2009/01/01 ザビー


さかのうえのくも / The cloud above the hill
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2009/01/01 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:46(68%) 普通:5(7%) 悪い:17(25%)] / プロバイダ: 26198 ホスト:26193 ブラウザ: 3646
この作品の主人公に秋山兄弟と正岡子規を選んだのは、この人物たちがこの時代の精神を表す人物だったからだと作者は言います。
つまり作者は明治時代の明るさ、人々の前に希望があったことをこの三人を通して書きたかったらしいです。
そして日露戦争を境に変わっていっていく日本と日本人、国防という目的で始まったこの日露戦争の勝利によってもたらされたものが後の日本にどんな影響を与えたかを書きたかったのではないでしょうか。

また途中から主役が忘れられていると思いましたが、司馬氏自身もこのとことはよく分かっていたようです。
しかし日露戦争という戦争を書く上でどうしても話がそれざるをえなかったと語っています。まあ話が横道にそれていくのは司馬作品によくあることだし、その余談に興味深いエピソードが書かれていたりしますので文句は言いません。

ロシア側からも視点を当てている点はさすがだと言えます。作者の視野の広さと知識の豊富さにも驚かされます、だからこそ話がそれてしまうのかもしれませんがね。
当時の列強同士のパワーバランスや世界情勢にまで目を向けています。

前半は特に面白い作品だとは思えませんでしたが、中盤頃から面白くなってきてどんどん先が気になり一気に読んでしまいました。
長いので読み応え充分です、オススメです。



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