[小説]ハサミ男


はさみおとこ / Scissors Man
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文学総合点=平均点x評価数86位4,556作品中総合点27 / 偏差値75.01
文学平均点133位266作品中平均点1.35=良い/20評価
1999年文学総合点5位118作品中
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作品紹介(あらすじ)

ハサミ男=美少女連続殺人鬼。死体の首には鋭く光るハサミが一丁!

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作!
著者:殊能将之
出版社:講談社
日本 開始日:1999/08/05(木)
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最終変更日:2013/07/06 / 最終変更者:ウクレレ / その他更新者: 雪霞 / あっちゃん / 提案者:もろっち (更新履歴)
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2018/07/08 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:594(70%) 普通:100(12%) 悪い:157(18%)] / プロバイダ: 31789 ホスト:31776 ブラウザ: 5507
【良い点】
・驚かす部分があることは確か。読み返すと細部をボカした叙述をやっている
【悪い点】
・連続殺人鬼の独白が中心なので生理的にまずキツかった。意図してるのが気持ち悪いオタクデブ
なある種すぐに思い浮かべる犯人像だから気持ち悪いだけで目新しさもなく。やたら理屈並べた
語り口や医師との会話とかも読んでいて痛い
・実はそれは目くらましで犯人の外見だけは驚きだけど(でも清潔感あるイケメンでしたなら受けてなさそう。倒錯が肝)、それや謂わば受け優先でやはり不自然な部分は残った上に内面、行動そのままで次のターゲットを物色している中で終わるという何とも言えない後味に(実は殺人鬼話でもないとかではなく)
・ミステリーな部分の模倣犯人事件がハサミ男に比べれば掘り下げもなくとって付けた感じ
【総合評価】
物語として気持ち悪さが拭えない、叙述の上手さはともかく分かった時の不自然さや受け狙いを感じた所があった(この手の嫌われやすい部分)、そこに気づけば自動的解決程度のミステリー(印象にも残らない別件)、この辺で評判と違って自分としては好ましくない部分をネチネチと突かれたような作品。とりあえず好評だからと聞いて読んで序盤から「これはキツいな」という人には全部読んでも大して変わらないだろうから我慢しなくて良いとだけは言っておきたい。評価は「悪い」

2018/07/06 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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【良い点】
騙された瞬間のファンタジー感がすごい
異世界にぽーんと放り込まれた感じ
読み返すとこれでもかっていうぐらいに布石が敷いてあって笑っちゃう

【悪い点】
結末がやや弱いかな

【総合評価】
なんていうかサイケデリックな感じがユニークで面白いと思う
[共感]
2018/07/06 >サイケデリックな感じ。銅管。大ネタ(トリック)は割と早くバレルんですが、不思議にその後も読ませます。 by ジョニーナンマイダー

2016/09/23 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:70(86%) 普通:11(14%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 291 ホスト:57 ブラウザ: 5173
面白かった。叙述トリックにもまんまと騙された。
でも「良い」どまりなのは、事件の真相や結末にはあまり面白味を感じなかったからかなあ。

なんというか、事件よりもむしろ「事件を追っていくハサミ男」が面白かったんですね。
テレビ番組での加害者像を巡る議論への、ハサミ男の諧謔に満ちたコメント。
人格異常者の癖してフツーに働きながら事件を捜査する姿。
終盤に明かされるその容姿(個人的に好み)。
「医師」なんかも、正体はバレバレでしたがハサミ男といいコンビでしたし。

逆にそういう点で、最初から真相が見抜けてかつハサミ男のキャラクターを好きになれない人にはきつい作品かもしれません。
この作品を面白いと思えるかどうかは、そこにかかってるんじゃないでしょうか。

2014/03/18 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
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※ネタバレに近い評価になってしまったかも。ご注意ください

犯人でもあり探偵でもあるハサミ男と警察視点の2方向から事件を追うことに深い意味がありました
"わたし"の使い方が巧みでそのトリックを最大限に有効利用しているのが"わたし"が直接登場しない刑事視点なのが巧妙です

小説の中では謎ですらないことを読者にとっては謎として誘導していていて、そのトリックには見事に騙され素直に感心しました。
こういう細かな文体で伏線を張った大掛かりな叙述トリック大好きです。

物語のラストでハサミ男が介入するスキもなく事件が流れるように解決したことは少し弱かったですが
ハサミ男の存在を示唆する締めくくりの文体にはゾクッとした

2013/12/19 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2159(58%) 普通:744(20%) 悪い:833(22%)] / プロバイダ: 16515 ホスト:16546 ブラウザ: 5386
猟奇殺人鬼・ハサミ男にまつわる事件の捜査を描いた作品。
話運びは見事、文章力も高いので、読む事そのものの苦痛はほとんどない。
この小説を読んだ後にライトノベルを読んだらちょっと落差を感じたくらい、やはり文章力は高い。たまに物凄〜く鼻につく文章はあるものの、「まあ小説家にはよくある事だ、多めに見てやろう」とスルーをしたうえで読み進められるものです。

一応、本作のウリは「伏線」や「どんでん返し」らしいのですが、これ、俺は全く気付きませんでした。
何を気付かなかったって、作者に悪意があった事なんですよね。どんでん返されるべき真相みたいなのを、当然のように受け入れて読み進めちゃったんです。だから、そもそも、「あれは伏線だったのか!」的喜びを味わう事とか、「どんでん返されてる」事とか、そういうのに気付かないまま、何の山も感じる事なく読み終えてしまうんです。
読者が騙される前提で進めるべき「伏線モノ」「どんでん返しモノ」の中で、そもそも真相を気付いたまま進めるほどつまらないものはない。
考察サイトとかを後で見て、「あれは伏線だったの?(普通に事実を見せているだけに見えてた)」とか、「え?これって騙してたの?」とか、そういう事を、読んだ後に気付いちゃったんですよ。
最初から最後まで一貫して作者の悪意そのものに気付かなかったのに真相には気付いてしまう…ので、そもそもがただのミステリーとして読んでしまう人が結構たくさんいたんじゃないでしょうか。だから、この評判とか、「騙し騙され」の要素を聞いて読んだ人は、この内容に肩透かしを食らうかもしれません。
作者自身も「半分は真相に気付く」と言ってましたけど、やっぱりそうなっちゃうんですよね…。
当時どうだかはわかりませんが、さほど斬新だとは思いませんし、一応二重になっているらしい騙しにどちらも気づいてしまうので、大きな驚きが降りかかる事はありません。

個人的に思うんですけど、たぶん「ハサミ男の●●についての伏線は全員気付く」人自体は結構多いでしょう。ヒントどころか、答えみたいなのがはっきり出てますよね。
「ああ、ハサミ男って呼ばれてるけどこういう事なのね」と、最初の伏線の段階ですぐに納得して読んじゃって、そこから徹頭徹尾ただの鼻につく文章のミステリーとして終えてしまった同志も結構いると思うんですよ。

で、今作は伏線とかどんでん返しに気付いてしまうと、後はもう悪いものしか入ってこないんですよね。だから、とにかく複数の視点から描かれ、丁度良いタイミングで次の人物に移ってしまう…という、わかりやすい構成が続きを読む意欲を掻き立てるものの、肝心の解決シーンの後はそういうものもないから読みづらく、後日談にしてはダラダラとしています。
真犯人の正体は大したことが無いし、そこからの展開は大きな意外性もない。真犯人の正体に関しての意外性は全く無く、むしろ、読者の大半が気付いてしまえるような「騙し」を作品の肝にしてしまった事で、実際の評価とは正反対な肩透かしを食らう人間が多いかと。
作者自身の知識がそのまま世界の常識であるという小説家特有の横暴さや、君塚良一的なネット倫理の偏見、明らかにストーリー上で無意味にしか思えないアニメーションに対する幼稚な突っ込み(これが他の作家だと長ったらしい書評になったり)みたいなのが目立つのもあるし、医者の「引用癖」なるものもかなりストレスを募らせる原因になっており、僅かに出てくるのみですが悪印象を残します。

良かったと言えるのは、サイコパス的なキャラクターたちでしょうか。
ハサミ男も樽宮由紀子も、テンプレートなサイコキャラで、大きな味付けはないのですが、それでもその人物を「主人公」「被害者」の立場に持ってくる事は全く異例だったと思います。
サイコパス的キャラクターは、通常は「犯人」ですし、「主人公」である場合も「探偵だと思っていた主人公が実は犯人」のように少しテイストを変えてくると思うんですよね。
完全に他者への共感ができない主人公の作品といえば、乙一の「GOTH」とかを彷彿とさせますが、まさにそんな感じで面白い設定だったと思います。
「被害者」という立場でも、滅多にないですよね。その行動が活かされる事なく人生の幕を下ろす「死体役」ですから、そもそもキャラクター設定なんて深く掘り下げなくてもいい存在なんです。下手をすれば、「不倫していた」「評判が悪かった」とか、明らかに動機がいくらでもありそうな悪いヤツで充分。
それを、調査を進めるにつれ他者への共感ができない人物だったと明かされていく不気味な存在として描いていたのはやはり見事だったと思います。

…とはいえ、やっぱり大半の人が真相に気付いてしまうのではないかというのが個人的な感想。
伏線というよりか、殆ど答えになってしまっている部分があるので、騙しを受ける人間が少数で、楽しめる人間が限られる作品に思えます。
評価は「悪い」。

2011/11/13 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:18(72%) 普通:7(28%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 21766 ホスト:21541 ブラウザ: 9949
殺人犯『ハサミ男』と、それを追う警察の様子が描かれたミステリー。これは本当にアタリでした。まさに上質のエンターテインメント!

ハサミ男と医師の会話が面白かったですね〜。中でも、「何故人は人を殺した動機を知りたがるのか?」などは、興味深いテーマでした。それだけでも見応えがありましたが…真相が分かったところで脱帽。「そっか、そういう事だったんだ…」って、思わず呆然としちゃいました。ええ、見事に騙されましたとも(苦笑)!

登場人物のセンスある会話も楽しめて、さらにオチにも気持ち良くやられて…。色々堪能出来ました。

2009/02/03 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:25(53%) 普通:18(38%) 悪い:4(9%)] / プロバイダ: 36101 ホスト:36109 ブラウザ: 6392
第13回メフィスト賞受賞作品(確信はありません)。

本物のシリアルキラー「ハサミ男」が自らの犯罪を模倣した偽者を追いつつ、また警察も「ハサミ男」の正体を探ってゆく。
まず、主人公が「殺人鬼」というのが異質ですね(最近はそうでもないか)。
「ハサミ男」の危険な狂気がひしひしと伝わってきます。
やっぱり、異常な人間を主人公に据える場合は、その異常性について内面まで描ききることが大切だと思います。
最後の展開にも息詰まるものがありました。

叙述の巧みさ故、最後まで一気に読みきれました。

ミステリファンはトリックの良し悪しで作品の評価をし勝ちですが、私は「不純」なファンなんで大して気になりませんでした。
「トリック」を売りにして空振るよりましでしょう。
作品の価値ってのはトリックのみってわけじゃないし(新本格派に怒られそうだ)。
大切なのは、面白いかどうか、ただそれだけでしょう。

面白かったです。はい。

すごいなーこの作者、と思っていたんですが、その後の「美濃牛」「黒い仏」あたりは・・・きっとああいう作品の方が作者の好みなんでしょうね。
あれはあれで楽しめますし。お気に入りの作家さんです。

2007/09/15 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:53(76%) 普通:17(24%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 2688 ホスト:2560 ブラウザ: 5540
「やられた…」。真相が明らかになって真っ先にこう思った。いや、むしろ実際声に出していたかも知れない(苦笑)。
それでページを遡ってみると…確かに「そう」だとは一言も書かれてないんだよな〜。何とまぁ、自然な描写だこと。
知的でニヒリストな医師のキャラも僕の好み。彼がハサミ男に言い放つ台詞が、ブラックジョークが効いてて最高だった。
ぐいぐいと物語に引き込んで、最後には見事などんでん返しでしっかりとオトす。極めて良質なエンターテイメントミステリだ。

2007/04/09 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:119(78%) 普通:19(12%) 悪い:15(10%)] / プロバイダ: 11207 ホスト:11323 ブラウザ: 5234
ここの評価を見て知った口だが、自分の好みと合った小説で面白かった。
真相を知らされる後半まで集中して読みました。
ちょっとずるいなと思わせる箇所もありましたが、心地よく騙されました。
これだけの厚い小説なのに飽きずに読め、作者のデビュー作とは思えないほど
確立された文章の誘導力。
そして登場人物達の淡々した行動や言動。
面白く読ませていただきました。

ハサミ男が途中で殺人について自分の考えを素直に吐いた文章がありましたが、
そのかけ離れた主人公、ハサミ男の感性に何ともいえない現実味を感じました。
こんな日常的な所にハサミ男は存在するのかもしれないですね。
また、最終話から二話目の磯部刑事がやってきた部分のハサミ男側の心情は
印象強く残りました。
磯部刑事の暖かい人間性があっけなく否定されたあの表現ら。
ハサミ男の異常性をさらりと裏付けるものです。
それに連動するかのように「名前は?」と聞くハサミ男はやはり連続殺人犯そのものというしかない。

この作品を読んで、作者の他の作品も読んでみたいですね。

2007/03/16 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:64(61%) 普通:19(18%) 悪い:22(21%)] / プロバイダ: 10598 ホスト:10741 ブラウザ: 3875
前から凄く気になっていた作品なので、読んでみました。

ストーリーやオチなんかは凄く良いと思います。
ああ、と驚きましたし、妙な設定?も楽しめました。

でも何より良かったのは、キャラクターですね。
ハサミ男と医師の掛け合いなんかは凄く好きです。

時間をあけて読んだ性か、
少し内容が分かりにくく感じました。特に後半から。
でも最後の最後、私の中では良い後味が残りました。

面白かったです!

[推薦数:1] 2007/02/15 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:255(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 32756 ホスト:32731 ブラウザ: 2771(携帯)
実に巧みですね〜。もう、すっかり騙されてしまいましたよ(笑)。殊能先生、お見事です!
読んだ後に読み直すと伏線は大胆に張られているんですよね。でもそれを伏線と思わせない描写に素直に感心しました。
シリアル・キラーということで、人間の深層心理に関しても触れられているのですが、そちらの方も興味深く読めました。
ミステリとしても実に完成度が高く、また登場人物の面白い価値観に刺激も受けました。一気読みさせる力を持った傑作です。

2006/05/20 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:160(56%) 普通:36(13%) 悪い:88(31%)] / プロバイダ: 37856 ホスト:37921 ブラウザ: 7321
メフィスト賞作品っつーとキワモノが多い感じがするけど、コイツはちゃんと正統派のミステリやってる。
それにキャラが立っていてイイ。ハサミ男と医師はもちろんだけど、刑事の会話なんかも妙にリアルだし。
医師の正体は最初から作者も隠す気がなかったんだろーね。ま、この小説の面白さの本質はそこじゃないけど。
・・・しっかし「ハサミ男」ってタイトルがまたイイねェ〜。随分上手いこと付けるモンだ(笑)。

2006/04/01 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:792(58%) 普通:431(31%) 悪い:147(11%)] / プロバイダ: 18384 ホスト:18446 ブラウザ: 6287
〔ネタバレあり〕
>エリス博士さん、有難うございます。
刑事との会話ですが、つまり男性的な言葉を使う事に対して
相手がハサミ男に何か発言するのではないかというわけです(これも差別発言 ? )。
細かくてすみません。それを言い出したらキリがないのですが……。
私は他の人と感覚が違うのか、叙述のトリックなしで普通に刑事がハサミ男のところへ行っても
この文章力なら十分楽しめたと感じたのです。
刑事にも存在感があると思います。彼らを主役にした物語も読みたいですね。
あと1、2人目の殺人の話、続編も欲しいなあ。
樽宮由紀子は、何か「ツイン・ピークス」のローラ・パーマーを思い出します(チト違うか)。

すいません、またまた訂正です。刑事との会話ではなく、雑誌記者や被害者の弟との会話でした。
それから、ハサミ男と医師の存在感も大きいので、やはりこの物語だけの登場人物にしておくのは勿体無いとも思いました。

2006/04/01 良いと思うコメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:79(62%) 普通:8(6%) 悪い:40(31%)] / プロバイダ: 32482 ホスト:32376 ブラウザ: 5234
注意!!モロネタバレ!!


> 夙夜健さん

突然のレス失礼します。エリスというモンです。
私もこの作品が好きなので、少し気になった部分を意見してみたいと思います。(あくまで個人的な見解で批判じゃないです。失礼がありましたらレスしてくださいませ。)

>太っている人を差別するわけではないが、ハサミ男を「美しい」というのは例え刑事の主観にせよ強引かと思う。

この部分はファンの間でもよくネタになっているようですが、ハサミ男が実際に「太っている」わけではないと思います。
本編を注意深く読むと分かりますが、「太っている」といっているのはあくまで「ハサミ男」の「自己イメージ」です。実際は第三者が見れば、「少しふっくら」程度だという記述だったと思います。(なぜ自己イメージが「太っている」なのかは、女性の感覚を理解しようと思えば難しいことではないと思います。女性はしょっちゅう「痩せたい」「私、太ってる」と言うのが慣わしですから(笑)。当然他人から見てふっくらでも、自分では「デブ」になるわけです。)
私は読み終わって、ハサミ男はデブのブスじゃなく、「ふっくら美人」だと思いましたし、ファンの方々も大体そう考えてるらしいです。(ファンの中には「ハサミ男萌え」なるものすら居るとか・・・・)

ちなみに、料理の記述が多いのも伏線です。(女性の食べ物に対する執着心から来るということらしい。)べつに、女性は料理をすべき、という男性原理からくる話ではないですが。

>ハサミ男が記者などと会話するのにも実際ならあのようにスムーズな会話になるだろうか

すいません。ここはどの部分でしょうか? 探してみたんですが、よく分かりませんでした。もしよろしければ教えてください。

>ハサミ男が女子高生を殺した動機も不明で(ただのキ○ガイか)、それで自殺癖もあるというのは少し支離滅裂では

これはもう、その通り、というほかないですね(笑)。私もハサミ男は「謎」キャラでしたから。
もともとサイコですから理由を求めるのも意味を感じない部分もありますが。
作者のインタビューを読むとハサミ男は「昔の自分に似た少女」を殺してるようです。つまり、彼女にとっては「殺人」イコール「自殺」ということだそうです。まあ、ここは読者が小説を読むだけでは分からないですよね。

ちなみに、作者にとってこの作品は「火星人が書いたミステリー」だそうで・・・。
そんな、人を小ばかにした発言を聞くとまともに考えるのがイヤになってしまいます(笑)。

ついでに言うと、叙述トリックと本筋の事件はあんまり関係はないので、その点は夙夜健さんの言われるように、今作の最大の弱点だと思います。

2006/03/29 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:792(58%) 普通:431(31%) 悪い:147(11%)] / プロバイダ: 18384 ホスト:18446 ブラウザ: 6287
〔3月31日再読後の感想 : 若干ネタバレあり ? 〕
ハサミ男に関する記述に無理がある。
太っている人を差別するわけではないが、ハサミ男を「美しい」というのは例え刑事の主観にせよ強引かと思う。
トリックのためにそういう記述にしたと感じてしまう。
ハサミ男が記者などと会話するのにも実際ならあのようにスムーズな会話になるだろうか。
人物はよく書けていると思ったので、無理に叙述のトリックを使う必然性は感じなかった
(前半の方とラスト付近ではかなり文体が異なるようにも感じたので)。
ハサミ男が女子高生を殺した動機も不明で(ただのキ○ガイか)、それで自殺癖もあるというのは少し支離滅裂では。
ハサミ男が死体の発見者という偶然というか被害者が被害者たる所以というかそのあたりには目を瞑るとしても、何かすっきりしなかった。
しかし、刑事の描写などに現実味があり、そのあたりに妙味を感じて悪い印象はなかったので
「良い」にします。

この物語で一番印象に残った人物は被害者の樽宮由紀子で、彼女が一体どういう人間だったのか、ハサミ男ではないが気になる。
別の物語で書いてくれないかな……。
個人的には「美濃牛」の方が好みです。

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記事日時:2006/03/26

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