[小説]思い出トランプ


おもいでとらんぷ / Omoide Trump
  • 道徳心&モラル
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文学総合点=平均点x評価数533位4,624作品中総合点7 / 偏差値54.12
1980年文学総合点7位32作品中
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著者:向田邦子
発行:新潮社
日本 開始日:1980/01
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最終変更日:2010/01/08 / 最終変更者:管理人さん / 提案者:エスパー (更新履歴)
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2012/01/07 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3689(33%) 普通:3928(35%) 悪い:3564(32%)] / プロバイダ: 23892 ホスト:23949 ブラウザ: 5379
ずっと昔にコメントしたのを忘れていたが・・・・・・・・

・「かわうそ」

この厚子という女、何気に悪妻でしたね。(苦笑)自分の娘とクラス会
どっちが大切なんだよと言うか。娘を見殺しにして嘘までついていたけど、
宅次も結局最後は・・・・・・・・しょっぱなからして鬱展開の話かよと言うか。

・「マンハッタン」

自分が通っていた店の工事等の切なさが伝わりましたね。最後しつこくノックしてきた
のは親父と思われる老人だったけど、亡母の言葉を思い出した当たり、あの後
入れてあげたのでしょうかね。どんなにろくでなしでも、親であることには
変わりないですからね。

・「男眉」

作者の東京大空襲の経験の反映も見られたのが特徴的でしたね。夫は
やや無神経だったと言うか。

・「酸っぱい家族」

仕事では、新卒就職こそ不本意ながらも、その後大きな会社に再就職する等
比較的順調だった父親でしたが、家では妻や娘に押されがちで、父親としての
威厳は無かったですね。それ故に飼い猫が殺した鸚鵡の世話まで押し付けられていたけど、
近所に親身に相談を引き受けてくれる良い人はいなかったのですかね。
倅も空気読めない所があったというか、冗談言ってる場合じゃなかったから。(苦笑)

・「耳」

耳が不自由だった真二郎の渾名だけど、笑えないから。母ちゃんが兄貴に
怒りをぶつけた気持ちも分かるよ。真二郎その人は、エリートコースとは
無縁だったようだけど、まあ地道に自給自足の生活が出来ていたのだから
良かったと言った所?

何だかんだ言いながら読んでみて、他の話も、一筋縄では行かない
人間関係など考えさせられたものはありましたが、前述の「かわうそ」等
やや不快な話が見られたのも残念な所でしたね。今年の正月にも某ドラマが
放送されましたが、今後も向田作品はどのような展開がなされるか・・・・・・
まあ評価は「普通」です。

2010/07/18 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:431(69%) 普通:102(16%) 悪い:91(15%)] / プロバイダ: 4802 ホスト:5003 ブラウザ: 7350
13編からなる短編集。

【良いと思った話】
「だらだら坂」トミ子の無骨な人柄の描写を楽しむ作品かと思いきや、最後で考えさせられました。
女性が綺麗になって交際相手の男性がそれを悲しむ…たいへん斬新な展開ではないでしょうか。
「はめ殺し窓」世の無常や、逃れられない血筋の哀しさがテーマなのにどこか温かみがあります。
「大根の月」他人には何でもないのに自分には怖くて仕方ない物、誰にでもありますよね。
ここでの主人公の恐怖の理由は、忘れたい自分の過去でした。
庶民的な話が多い本作の中でも最も共感できた作品。
「花の名前」嘗て自分より下だった相手だからと言って、
いつまでも同じと思っていると痛い目にあう、と気づかせてハッとさせてくれます。

【悪いと思った話】
「かわうそ」表現が抽象的すぎて話の流れを掴み難い。
「りんごの皮」前半と後半の話が全く噛み合っておらず、一貫性がありません。

【総合評価】
平均するとこのぐらい。親しみ易い文体、短くテンポのいい構成が魅力。
些細なことを喜んだり、いたく気にしたりしてしまう人間という生き物の複雑さと愛おしさを感じました。

2010/01/08 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:52(58%) 普通:21(23%) 悪い:17(19%)] / プロバイダ: 9764 ホスト:9942 ブラウザ: 10871
昼間の月が切れた大根のようという表現が、今でも忘れられない。
この文章を読んだとき、何故か一瞬頭の中が真っ白になりました。
あまりに素朴な表現で、拍子抜けしたのかもしれません。
なるほど、確かにそう見えないこともない。
昼の月を何度も見てきたはずなのに、いままでそんなこと考えたこともなかった。
なんだかすべて持ってかれた気分になりました。
難しい文章ではなく、かけ離れた世界観でもなく、
日常の何気ない会話や生活のなかにある人間のゾッとするところ
失笑してしまうところをうまく描かれた作品だと思います。

2005/04/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:157(95%) 普通:9(5%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 3463 ホスト:3553 ブラウザ: 3874
文章が大変読みやすい。自分が向田さんの作品を読み始めたきっかけもこれです。
個人的に気に入っている作品としては「かわうそ」・「大根の月」・「男眉」「ダウト」など。
特に「かわうそ」は日常の中の無邪気な人間が隠し持つ残忍さを描き出した一品です。
あと特筆すべき点は、その作品内の文章における当意即妙とでもいうか、その作品の空気にあった比喩・言い回し。
「男眉」:麻は、お地蔵様を好きになれなかった。あの人にいい顔はどこか胡散臭い。「そうかそうか。可哀そうに」と言いながら、口先だけで少したつとケロリと忘れて居眠りしているような気がする。

「父の詫び状」とあわせて読んだせいか、作品内に作者の人生経験・思い出等が色濃く反映していることがよくわかります。

2005/04/20 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:258(71%) 普通:71(19%) 悪い:36(10%)] / プロバイダ: 41228 ホスト:41219 ブラウザ: 5717
直木賞受賞作「花の名前」「犬小屋」「かわうそ」などを含む短編集。まあ、若い人は読む機会がないっちゃないのが気の毒かな。世界にはまだまだ優れた作家は山ほどいるというのに。「かわうそ」は脳卒中で倒れ右半身に軽い障害が残る夫とその妻の話。文庫本で10数ページしかない。その中に日常の機微と怖さを見事に凝縮している。地味だが忘れ得ぬ作品となっている。

向田邦子は優れた脚本家だったと思う。また、家族というものに焦点を当てた作家でもあったと思う。

小説は一言で言えば端麗。文章が吟味されていてとても読みやすい。だが読んでいてとても深く時に怖く感じられる。時代がかった話が多いが、まあ現代にも通用する普遍的なテーマを描いていたとは思う。

2005/04/20 普通の立場コメント [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3689(33%) 普通:3928(35%) 悪い:3564(32%)] / プロバイダ: 34273 ホスト:34262 ブラウザ: 5234
向田邦子は以前確か「知ってるつもり?」か「驚き桃の木20世紀」かなんかに取り上げれられてたのを
見た事があります。個人的にあまり好きな作家ではないですが、彼女の作品は「眠る杯」と
「霊長類ヒト科動物」が家にあります。この「思い出トランプ」を含んで読んだ事はないですが・・・・・・
読んで評価したいとは全く思わないので、コメントのみで。

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2014/10/14 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 34156 ホスト:34037 ブラウザ: 1975(携帯) [編集・削除/これだけ表示]
感じた事考えさせられた/道徳心&モラル 
ストーリー良い(+1 pnt)
キャラ・設定良い(+1 pnt)

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